撮影用のカメラはワテック社製の白黒CCTV WAT-100Nを使用しています。このカメラは監視用カメラをベースに高感度CCDを採用し天体用の低照度被写体でも撮影を可能にしています。近赤外領域にも感度を有しており、そのため首都圏などの環境の悪い空でもある程度のコントラストを得ることが出来ます。
カメラからはBNCコネクタを通してアナログNTSCビデオ信号が出力され、DVコンバータに入力し、IEEE1394のデジタル信号 (解像度:720*480、1画素情報量:8ビット、フレームレート:1/30s)に変換しPCのポートに入力します。
PCはEPSON Endeavor Pro4000(E6700+2GB+XP Home Edition)でビデオ信号のキャプチャリング及び処理はsonotaCoさんが開発されたソフト・UFOCaptureシリーズを使用しています。ビデオ信号はフレーム毎にリアルタイムで分析され、抽出された差分信号が閾値を越えたときにトリガーがかかりメモリーに記憶された前後時間を含めた画像データがエンコーディング(ここでは無圧縮AVI)しビデオクリップとして、ハードディスクに記録されます。例えば流星が視野を横切ると流星が流れているシーンとその指定時間前後を含むビデオクリップファイルが生成されます。(ホームページの静止画はこの動画データから切り出しています)
UFOCaptureにはシンチレーションマスク機能が搭載されています。恒星の大気によるまたたきは流星の検知に対してはノイズ成分となります。そこで、画像で周囲より明るい領域を時間軸を積算、抽出し動体検知処理より除外する処理をリアルタイムで行うことができます。これにより流星の検知能力が飛躍的に向上されました。CPUの能力は比較的高性能が要求されます。
記録されたビデオクリップの分析にはsonotaCoさんが開発されたソフトUFOAnalyzerを使用しています。背景に撮影された恒星の位置を恒星カタログSKY2000 Star Catalogのデータをマッチングさせ、レンズの収差補正等の処理を行い流星経路の位置情報を算出し出力されます。クリップの時間軸の分析により角速度データも算出されます。さらに算出されたデータより群の帰属まで推定することが出来ます。
撮影用カメラ、レンズはF0.8f12mmのCSマウントのものを使用。BNCコネクターよりRCAに変換しNTSCで出力されます。

ビデオ信号をA/D変換ADVC-55使用

PC背面、PCI3段で1394インターフェースボードに入力。

稼働中のデスクトップ、Core2上で3つのUFOCatureが並列に稼働している。モニタ表示はシンチレーションマスクにより恒星像が強調されています。CPU使用率は50〜55%にも達します。
観測エリア、北側よりW,Z,S
