逆L型アンテナ
 
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構 造 逆L型アンテナは接地型 λ/4垂直アンテナのある高さから上のエレメントを折り曲げて水平に張った物と考えられる。 
見方を変えると、T型アンテナの水平エレメントの片側を省略した形とも考えられる。 
つまり逆L・アンテナはトップ・容量装荷の短縮アンテナの変形とも考えられる。 
  
逆L型アンテナとT型アンテナの違いは水平エレメントから電波が輻射されるかそうでないかに在る。 
逆L型アンテナでは水平エレメントから水平偏波の電波が輻射され、T型アンテナではそれは打ち消されて輻射されない。 
 
水平面指向性と 
  
L型カウンタ・ポイズ
逆L型アンテナとT型アンテナの水平面指向性が少し異なる事に注目すべきだ。 
  
つまり、T型アンテナでは水平面指向性は真円(無指向性)であるのに対して、逆L型アンテナでは水平エレメントの方向とは逆の方向に電波が強くなる。 
この特性を積極的に使えば、特定の目的方向に強い電波を輻射出来る。 
  
全く同じというか逆というか、垂直アンテナのカウンタ・ポイズでそれを逆T型に張れば水平面指向性は真円であるが、カウンタ・ポイズの片側を省略してL型に張ればカウンタ・ポイズの方向に電波が強くなる。 
  
スローピング・ダイポール 逆L型アンテナでその水平エレメントとは反対の方向にL型カウンタ・ポイズを張ると水平面指向性は相乗効果で特定方向に更に強い電波が輻射される? 
このアンテナはZ型アンテナとでも言うのか、逆L型/L型アンテナとでも言うのか? 
この場合、逆L型/L型アンテナの両端を引き伸ばして行くとスローピング・ダイポールに成る。 
 
水平エレメントの勾配 
 
逆L型アンテナの場合、エレメントを支える支柱として本来は最低二本必要だが、折り曲げた部分の水平性にこだわらなければわざわざ支柱を建てなくともその辺に在る木立等で代用したり、極端な場合には逆V型アンテナの様に水平エレメントの先端を地面のアンカーに向けて張る事が出来る可能性が有る。 
  
Aki special と呼ばれたアンテナが有るがこれは、水平エレメントの先端が下がった逆L型アンテナの構造をしていて、パイプと竿によって構成された当時としては斬新な垂直エレメント(多少傾いているが)と傾斜した水平(傾斜)エレメントになっている。 
  
逆L型アンテナの水平エレメントを傾けた場合にアンテナの特性はどの様になるのか。 
結論から言うと、輻射抵抗が変化してそれに伴なって輻射効率と利得が変化する。 
水平エレメントの先端を水平より高くすると輻射抵抗が増し輻射効率が改善され利得が上昇する。 
逆に水平エレメントの先端を水平より低くすると輻射抵抗が低下して輻射効率が悪化し利得が下がる。 
詳しくは 逆L型アンテナ研究 
 
まとめ コロンブスの卵的かも知れないが、逆L型アンテナは、トップ容量装荷、リニアロード、スローピング・ダイポール、などの色々な示唆を含んでいる。 
 
 
(C) 2004年6月21日  JH1GVY