釣竿 “スットン” 対策
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“スットン” とは
振出竿を垂直にして使っていると風で揺られたり、温度が上がる等で
緩んで上から落下してくる事が有る。 “スットン”とはこの事だ。
(冷えると強く締まって仕舞えなくなる。)
スットンは竿を単独で使っている時には “叉か!” という程度で、
やり直せば大体は問題が無いが、場合によっては危険な事も有る。
振出竿をジュラルミン・ポール等の先に取り付けて使っている場合には
“叉か!” では済まない。 その場合には全てを降ろして竿を伸ばし直
さなければいけなく、時間的にも労力的にも大きなロスだし、この場合の
スットンは危険を感じる。
特別なスットン対策を取らない場合には、滑り止め付きの軍手をはめて
雑巾を絞る要領で回転させながらつなぎ目をかんごうさせる。
スットン対策(ナイロン・リベット法)
スットン対策でJH1GVYが実施しているのは、竿の各段に直径4mmの
穴を一箇所明けて、竿を伸ばし切った状態でその穴に4mmのナイロン
リベットを打つ事だ。 竿を仕舞う時にはナイロンリベットを抜く。
ナイロンリベットは着脱が可能でなるべく短い(5mm程度)の物が良い。
何しろ竿の肉厚は1mm前後しかないので短い物でなくてはいけない。
穴を明ける場所は竿を伸ばし切った状態で、内側(上側)のパイプの下端
の直ぐ(2mm)下の外側(下側)のパイプだけに明ける。
串刺しで内側と外側を同時にナイロンリベットで貫通させる必要は無く、
内側(上側)のパイプがナイロンリベットに当って、下がって来ない様に当っ
ているだけで良い。
竿に穴を明けると強度を低下させるのでリスクだが、竿をジュラルミン・
ポール等の先に取り付けて使っている場合にはそうも言っていられない。
背に腹は代えられないので、あえてこのスットン対策を行なっている。
穴は丁寧にドリルで明け、そこから竿が割れない様に気を付ける。
具体的な穴明け作業
内側(上側)のパイプは外側(下側)のパイプに隠れている訳だから穴を明
ける位置が判り難い。
一度、竿を十分に伸ばし切って、その繋ぎ目に印を付ける。
次に竿をばらして付けた印を目当てに上下のパイプを横に並べて、ナイロン
リベットの半径分を見込んで穴を明ける。
パイプが温まっている時(夏)と冷えている時(冬)でかんごうが変わり、冬
は力一杯伸ばしても夏の時よりも内側のパイプが数ミリ下がった所になる
ので、夏の真盛りの時に穴を明ける場合には数ミリ下に明けないと冬にな
ってナイロンリベットが打てなくなる。
使う時には、穴から内側のパイプが見えなくなるまで伸ばした所でナイロン
リベットを打つ。
スットン対策(ゴム・バンド法)
2005年からのスットン対策のやり方として、タイア・チューブを切り裂いた、
幅1cm、長さ30cm程度のゴム・バンドを竿の継ぎ目のすぐ上に1または
2回巻いて結び、滑り止めにするやり方です。

結ぶと言っても一ひねりして両端を引っ張ればゴム自身の力で結び目が締
まるので簡単で、また解く時には片側を引けばパラリと解ける。
必要に応じて、ケーブルやワイアを共締めする。
共締めの時のゴムバンド

ナイロンリベットよりも簡単で、テープの場合に比べてゴミが出ないことがゴム・
バンドによる方法の特徴です。 2005年8月23日
二段毎に固定化
一段の長さが1mと少しの竿を使うことが多いが、それを一段毎にスットン対策
していると手間暇がかかるし、立ち上げの時などにその部分にワイアが引っ掛
かるとか、滑り止めとして完全でない場合も有って、処理段数が少ない方が良い。
二段毎に固定化してしまえば車にも何とか載る長さに納まるし上記の問題点も解
決する。 固定化の一例としては下の写真にある様につなぎ目に糸を巻いてボンド
等で固めてしまう。 穴を明けてビスで止める方法も考えられるが強度低下が心配
される。

【ご参考】
JA1*** OM さんの対策(ヨージョーテープ法)
『釣り竿の滑り止めに、継ぎ目のすぐ上に”ヨージョーテープ”を少し貼って
おけば滑り落ちる事もなく、テープを剥がせば元通りとなり快適です。』
との事でした。
ペディション等、数日間に渡る場合(ホースバンド法)
ネジで締め上げていく、市販されているホースバンド(金具)を使用する。
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