TOPCON CLUB(トプコンクラブ)〜その他の愛機

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トプコンに関わるその他のカメラ

ニュー国華 トーコー10.5cm f6.3
New Kokka Toko 10.5cm f6.3
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 これは1933年にファーストカメラで有名な皆川商会より発売された6.5cmX9cmの大名刺判カメラである。レンズには東京光学の初のカメラ用レンズである、トーコー・アナスチグマットが装着されている。このレンズは3枚玉で、より高級な仕様として4枚玉テッサータイプのステート10.5cm f4.5の付けられたものもあった。ちなみに東京光学が設立されたのは1932年である。
 シャッターは服部時計店(精工舎)の最初のレンズシャッターであるマグナが使用されている。T・B・1/25〜1/100の計5速である。
 それにしても驚くべきことに、このカメラは未だにレンズがクリアなばかりか、シャッターもしっかり作動し、さらには蛇腹に光線もれが認められないのである。ロールフィルムホルダーさえ手に入れば、しっかり使用に耐えるのである。
 大東亜戦争を感じさせるネーミングが、今となってはかえって不思議な印象を醸し出す材料になっているかのようだ。

エディクサ・レフレックス
イスコ・イスカラー 50mm f2.8
Edixa Reflex
Isco Gottingen Iscolor50mm f2.8

エディクサ・マット・レフレックス・モデルB
カール・ツァイス・イエナ
テッサー50mm f2.8

Edixa-Mat Reflex Mod.B
Carl Zeiss Jena Tesser 50mm f2.8

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 トプコンRのデザイン上の範となった、西ドイツのヴィルジン社の一眼レフ。右側の“マット”シリーズは61年のデビューだが、左側のエディクサ・レフレックスは55年に発売されている。ファインダーは交換式で、とてもコンパクトにまとまるウェストレベルファインダーと交換することができる。
 全体としてなかなか美しいデザインであるが、作りは東ドイツものに比べてかえって安っぽくなっている。やはり西側では、利益追求のためのコストダウンは必須条件だったのかもしれない。初期の“フレックス”ではシャッターを切った後はブラックアウトしてしまうが、“マット”ではクイックリターンに改善されている。さらに、ファインダー内で巻上げ確認できるような配慮も見られるようになった。しかしながら、相変わらずニ軸回転式シャッターであることに何ら変化はない。

レクタフレックス アンジェニュー50mm f2.9
RECTAFLEX ANGENIEUX 50mm f2.9 Type Z2
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 こちらはトプコンREスーパーのデザインに少なからず影響を与えたと思われるイタリア製一眼レフ。48年に世界初のペンタプリズム式一眼レフであるコンタックスDが世に出るが、ほとんど時を同じくしてデビューした最初期のものになる。ご覧のようにペンタプリズムカバーやミラーボックス回りのデザインで試行錯誤したようで、まだ当時はペンタプリズムの三角突起が違和感のある時代だっただけに、ここを平面的に処理している。トプコンREスーパーはべセラー社の要請でアメリカ人のデザイナーに委ねられたが、ほぼ間違いなくレクタフレックスのデザインの影響を強く受けているだろう。

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ゼンザ・ブロニカS2 ゼンザノン100mm f2.8
ZENZA BRONICA S2 ZENZANON 100mm f2.8 Made by Tokyo Opt Co.

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 1965年デビューの独創的なメカニズムを持つ中判カメラ。降下式クイックリターンミラーを採用したフォーカルプレーンシャッター式一眼レフで、ファインダーやフィルムマガジンの交換が可能であった。
 標準レンズはニッコールP 75mm f2.8であるが、ここでは後の東京光学製ゼンザノン100mm f2.8を付けている。ゼンザノン75mmも東京光学製で、他にもノリタやツァイス・イエナ製のものもある。

 ヘリコイドリングは取り外しできて、長い玉やレンズシャッター付きのレンズはこれを外す。標準で付いているものには50mm・75mm・135mm・200mmの距離目盛りが印刷された帯が巻かれている。しかし、これは正直言ってちょっと煩雑で見づらい。薄いアルミの帯にプリントされたものなので、交換は容易らしく、後のものには75mm専用の距離目盛りのものも見られる。
 アクセサリーはとても充実している上、本体も120フィルムと220フィルムの切り替えがレバー一つでできたり、遮光板がシャッターロックとフィルムバックの取り外しボタンを兼ねていたりと、本当にアイデアに満ちた、触っていて楽しいカメラである。

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小航空写真機100式18糎型
Katsura Seisakusho Aero Camera type 100
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 1943年に作られた、帝国陸軍航空隊のエアロカメラ。カメラ本体は桂製作所で作られたもので、この会社は戦後三菱重工に統合されて、三菱桂製作所として京都でエンジン関係の製造を続けたという。戦時中はこうしたカメラも作っていたのであるが、その作りは当然「洗練」とは程遠いゴツいものである。
 このカメラのレンズは東京光学製のシムラー18cm f4.5が収められているが、エアロカメラだけに間違いなく歪みのないシャープなレンズなのだろう。取り付けはバヨネット式で、鏡胴(と言うかカバー)の向かって左側のレバーを下に下げるとロックが解除されてレンズを取り外すことができる。絞りはf4/6.3/9のみ目盛りが刻まれているが、最小は多分f16程であると思われる。
 シャッターはフォーカルプレーン式で、とても大きい布幕が張られている。スピードは三段で、後ろから見て右下のダイアルで200/300/400に合わせるようになっているが、これが単純に1/200秒〜1/400秒とは思えない。スリットは初めから一定の間隔で開いており、巻き上げからシャッターを切るまではレンズの裏側にある遮光板が閉じて光線の進入を防いでいる。巻き上げはセルフコッキングで、1操作で巻上げとシャッターチャージが同時に行なわれるのは秀逸である。シャッターボタンにあたるものは正面の左上のレバーで、グリップを握ると自然に指がかかる位置にある。
 それにしても大きいカメラである。スプールの大きさが腰を抜かすほどであるが、一体こんなに幅広のロールフィルムは現在手に入るのだろうか?

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