ORUの飛行機撮影の話
第三部 Last Update 03/04/07
■ TEXT &
PHOTO by ORU (橋本 徹) ■
飛行機撮影の話 第三部 です。 このコーナーでは、カメラと写真の話をメインに進めていきます。 とはいうものの、極めて個人的な価値観、
|
1. F100 及び AF-S 500mm 実践編 -初陣- ▲ 2002/4/24 up やっと、F100とAF 500mmを使うことができました。 ソロの救難デモ、UH-60Jのデモフライトは、何の問題もなく、イメージ通りにきちんとフォーカスし、おそらく、きちんと撮れているでしょう。 EOS-3の時は、まったく気にせず、AFエリア自動選択でフォーカス出来たので、同じつもりで撮影に望んだのですが、やはり、一世代AF性能が違うようです。(つまり5点AFでは不足ということ?) また、AF/M
のシームレスな切り替えも、期待はずれでした。 ピントをロストした時、無限遠側でなく、至近距離側で停止するアルゴリズムが、非常に使いにくいです。 ピント制限の範囲が広すぎです。 |
|
引き続き、下総、静浜と航空祭に行き、F100&AF-S
500mmを試用して来ました。 1. 編隊飛行撮影時、中央AFエリアに被写体が無い時、ピントをロストする。 2. 一度、中央AFエリアで被写体を捉えても、AFエリアから外れた瞬間に、ピントをロストしてしまう。 3.
ピントをロストした時、ピントが最短焦点距離に移動して、停止する。 4. AF動作を開始すると、ピントリングが短焦点距離方向(左回り)に回り、最短焦点距離で止る。 1. 編隊飛行撮影時、中央AFエリアに被写体が無い時、ピントをロストする。 編隊飛行のように、中央のAFエリアに、被写体が来ない可能性の高いシーンに対応するために、F100では5点AFエリアを持っていて、複数のAFフレームを使用して、ピント合わせを行う、ダイナミックAFモードで撮影しています。 しかし、この機能が上手く動作していないようです。 ダイナミックAFモードの正常な動作を、検証する手段がはっきりしないので、動作が正常かどうか判断できません。 フライトディスプレイ撮影時に、そんな余裕は無いと思います。 2. 一度、中央AFエリアで被写体を捉えても、AFエリアから外れた瞬間にピントをロストしてしまう。 近づきつつある、速度の速い航空機を、中央AFエリアで捉え続けるのは難しい。 近づいて来てからカメラを構えたのでは、間に合わないことも多く、動態予測フォーカスを働かせるために、早めに構えて、AFフレームに捉えることを心掛けているのが、裏目に出てしまったようです。 対策としては、AFフレームから被写体を外さないようにする (腕力を鍛える?)が一番ですが、外れた時、一時的にAFをストップさせるのが、効果的でした。 3.
ピントをロストした時、ピントが最短焦点距離に移動して停止する。 前回の熊谷での撮影現場では、「使えねーなー、これ!」と思って、どう使うかばかり考えていました。 最初の撮影となった、単機の救難ヘリコプターのデモフライトは、きちんとAFが働いて撮影できたと思われます。 4. AF動作を開始すると、ピントリングが短焦点距離方向(左回り)に回り、最短焦点距離で止る。 かなり深刻な問題です。 この点だけで、NikonのAFは使い物にならないと、判断してしまうに十分です。 前回の熊谷での撮影現場では、「なんだ!これ?ぜんぜん使い物にならないジャン」と思って、AFモードのまま、マニュアルフォーカスで、どうカバーするか、ばかり考えていました。 しかし、今回、色々と考えて、どうしても納得できないのです。 この、一方向にしかピントリングが回らない、AFアルゴリズムは絶対に納得がいきません。 色々なAFモードや、カスタムセッティングも一応ためしてみました。 この結論に達する頃には、熊谷、下総、静浜の午前中を消費してしまいました。 おそらく、ほとんどが全滅でしょう。 このアルゴリズムが、正常なものとはとても思えず、結局、この個体になんらかの異常があるのではないかと、考えるに至りました。 最初から、この状態だったのか? 熊谷の最初の撮影、救難ヘリの時は気になりませんでしたし、それ以前に、ほんのちょっとだけ使用した「ズーラシア」でも、大丈夫だっだように思います。 |
|
幸いにも、AFカメラは、私にF4S,ME-YAがF100と、F801Sを持っています。 結果としては、ME-YAのF100と、私のF100では、明らかに動作が違うのです。 ME-YAのF100やF4Sでは、AFの動作が開始されると、ピントリングは、その場から最短焦点距離まで移動するのは同じなのですが、そこまで移動してピントが合わない場合は、もう一度無限遠方向にもどって行きます。 さらに不具合を発見しました。 問題のF100は、レンズを駆動する時に、スー と滑らかに動かず、「クッツ、クックク」と、所々で引っかかり、動作そのものも、非常に遅いのです。 いろいろやってみたけど、カメラそのものの不具合ではないか、との結論に達しました。 なんか やっと すっきりしました。 悲しくて、頭にくるけど…。 |
4. 再現性!??? ▲ 2002/6/25 up しかし、さらに追い討ちをかけるように、問題が持ち上がってきたのです。 不具合の症状から、内部の電気的な問題か、接点の接触不良、センサーの汚れ等による誤作動、などが考えられます。 家でじっくりと、いじって見ると、この症状が、出たり出なかったりしています。 しばらくすると、又同じように不具合が再現します。 不具合を確認した段階で、サービスセンターに持ち込むつもりでいましたが、心配なのが、不具合の再現性です。 だって壊れてないんだもん。 仮に、そのままオーバーホール等の整備をしても、直る保証はどこにもありません。 |
|
比較実験をしていた所、カタログには載っていないスペックを、発見しました。 F100は、標準で単三電池4本で、動作します。 MB-15マルチバッテリーパックを取り付けると、単三乾電池6本使用して、連続撮影スピードが約5コマ/秒と、ほんのチョット向上するのですが、AFによるレンズ駆動速度も、速くなるようです。(これはかなり嬉しい!) きちんと計測したわけでは在りませんが、体感で1.5倍ぐらい、速くなっているように感じます。 |
6. F100 及び AF-S 500mm 実践編 -でもその前に- ▲ 2002/8/31 up サービスセンター さて、新宿のNikonのサービスセンターに持ち込んだところ、心配していた通り、不具合は再現されませんでした。 信頼性? 再現しない不具合、サービスセンターでも問題なしとされているので、オーバーホールしても、直る可能性は低いと思います。大事な撮影時に、不具合に見舞われる可能性にあるこの個体を、このまま使い続ける気は非常に不安です。 金額次第ですが、一応、「問題のない」とNikonのサービスセンターで、お墨付きをもらったこの個体を下取りにだして、同じ、F100を購入しようかと考えています。この個体を下取りに出して、中古を新しく買っても、差額は2万もかからない気がします。それを確認してから、改めて、オーバーホールに出すかどうか、決めてもよさそうです。 下取り、中古購入 同じ新宿にある、マップカメラに持ち込みました。とりあえず見積もりです。 さて、どーしましょう? 予算の関係で、中古を買うことにしました。 次はいよいよRIATでの本番、やっと本当の意味での実践編です。 |
7. フォトEXPO(其の一) ▲ 2003/3/19 up (4/5 改定) ずいぶんと放置してありましたが、改めて再開したいと思います。 先日、有明ビックサイトにおいてフォトEXPO2003というカメラ展示会がありまして、行ってきました。 まずは入場すると、いきなりNikonです。向かいはオリンパス。Nikonでは一番いい所に、新製品COOLPIX
2100、いじってきました。かなりいいです。前作、COOLPIX
885を持ってますけど、欠点をきちんと潰しています。単3電池2本で使えるのが気に入りました。正確には単三型リチウム電池か単三型ニッケルマンガン電池、単三型ニッケル電池ということですが、1.5Vなんで緊急時には普通の電池でいけるはずです。 Canonは会場で展示物としては一番、混んでいました。EOS-10Dのところ、デモ機はかなりありましたが、すごい混雑。あきらめました。 KODAKのブースにはFマウントでNikonのレンズが使えるDCS
Pro 14n がありました。13.7メガピクセル 35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載して、RAWとJPEG同時記録が出来るという、スペック的には魅力的なデジカメです。ベースはNikon
F80。しかーし、手にしてみるとまったく別物、はっきりいって持ちにくい。外装はマグネシウム合金製の新設計KODAKオリジナルボディ。電源は小さな専用バッテリー。価格的には70万ぐらいだそうで、フルサイズセンサーは魅力ですが、カメラとしての魅力を感じません。 FUJIFILMはFinePix S2 Proが見たくて行って来ました。すでに販売されている製品ですが、店頭ではがっちり鎖で繋がれてて、さわるとブザーがすぐに鳴ってしまい、じっくり見ることが出来ないのです。しかしこの日の稼動機は一台だけ、気になる所CCDのクリーニングについて聞くと、マニュアルに載ってます。今日の個体では出来ません。と嫌な顔されました。電源関係の話やコンパクトフラッシュの話など聞きたいことはあったのですが、対応悪りーぞ、FUJI! |
8. フォトEXPO(其の二) ▲ 2003/3/21 up SIGMAのブースでは300-800mm F5.6
というレンズと 120-300mm F2.8
というレンズに気を惹かれ、手に取ってみました。300-800oズーム、すごい物が製品化されているもんです。超音波モーター搭載で動きもきびきびとしていてなかなか。でも5.8sオーバーはちょっと重すぎ、むしろサンニッパでズームという120-300o、こちらも超音波モーター搭載で2.6s。なかなか良いレンズだと思いました。
|
||||||||||||||||||||||||
9. F100 及び AF-S 500mm 実践結果 ▲ 2003/4/7 up RIAT 及び
ファーンボロでの実戦結果はAFで撮影できると認識するのに十分な結果でした。 問題となっていた動作も、この個体になってから発生していません。 これぞ、求めていた撮影エンベロープの拡大です。 その後、やはり天候に恵まれず、厳しい条件で臨んだ、新田原でも十分使い物になりました。 逆に、好天に恵まれた入間の航空祭では、芯のある非常にシャープな写真を撮る事が出来ました。 しかし、時代はすでにデジカメに移って、銀塩が生き残る道を探っている時代背景にあって、今更オートフォーカスが使えるのか?などと考えているとは、ちょっと時代遅れな気もしてきます。 |
ACM in Web This PAGE OPEN 2002/4/24