世界は面白いぞ!! トヨタカップ

 いやー、世界のサッカーは面白い!!あらためて、そんな感じを持たされました。ヨーロッパを勝ち抜いたマンチャスター・ユナイテッド、南米を勝ち抜いたパルメイラスどっちもすごいよ。

 トヨタカップの予選に当たるヨーロッパ・チャンピオンズカップ、リベタドーレスカップは、毎年今頃始まり、5月頃にそれぞれの優勝が決まる。その後、オフシーズンとなり、選手の移籍などが行われる。そのため、優勝時のメンバーがトヨタカップに来るかどうかは分からないし、優勝時の強さがそのまま持続されるかどうかも分からない。マンチェスター・ユナイテッドも守護神であったシュマイケルという世界屈指のキーパーが移籍していたり、オランダ代表DFのシュタムを獲得したりしている。パルメイラスも今年の1月まで、日本のJリーグの横浜フリューゲルスに在籍したブラジル代表サンパイオを加えている。また、両チームとも最近は調子を落としての来日だった。

 調子を落としていると聞いていたのに、すごいよ。前半はマンチャスター・Uは、押さえ気味でどちらかというと、守りに徹していた。パルメイラスの方が早く流れをつかんだ。コロンビア代表のアスプリージャの速さでチャンスをつかんだ。そんな流れの中、マンチャスター・Uは、一度のチャンスをものにした。左サイドのギグスが左サイドを速さで突破する。ブラジル代表DFのジュニオールバイアノを一瞬で置き去りにしたしまった。ギグスのセンタリングをキーパーがかぶってしまい、パンチングできない。キーパーの頭を越えたセンタリングをゴール右からマンチェスター・Uのキャプテンのキーンが冷静にインサイドで合わせて決める。静かで、速い。そんなゴールだった。それまで攻めていたパルメイラスは一瞬の隙をつかれた。ゴールキーバーがセンタリングをかぶったことが最大のミスだが、ギグスの速く、絶妙な高さへのセンタリング、こちらをほめるべきだろう。また、冷静に決めたキーンもすごい。さわればゴールできるという場面でも、ゴールを決めるということは難しい。冷静に簡単に決めてしまった。

 その後のパルメイラスの攻めも、マンチェスター・Uのキーパー、ボスニッチのファインセーブやDFシルベストルのクリアなどで防いだ。後半はボクシングで言うノーガードでの攻め合いとなった。前半に比べ、後半はかなり面白かった。マンチャスター・UのレギュラーFWのヨークは速く、強くすばらしかった。もっと長い時間みたかった。

 この試合のMVPはゴールをアシストしたギグスになったが、私がMVPを決めるならゴールキーパーのボスニッチにする。それほど、この試合のボスニッチはすごかった。3点くらいはこのキーパーが止めただろう。キーパーが好セーブをしたマンチェスター・Uとミスを犯したパルメイラス、そこが勝負にでてしまったのではないかと思う。両チームの力は、五分五分だった。どっちも勝てるチャンスはあった。得点を決めたチームが勝った、それだけだと思う。すっごく面白い試合だった。

 これでトヨタカップはヨーロッパの5連勝、通算成績も10勝10敗となった。ヨーロッパ勢の優勢はこれからも変わらないと思う。ヨーロッパのクラブチームはお金もあり、ヨーロッパ、南米、アフリカ、アジアのスター選手を集め、レベルの高い試合をしている。ヨーロッパのクラブチームは、いわば世界選抜なのだ。南米のチームは南米出身の選手だけで構成されている。だからといって、力はぜんぜん劣っているわけではないし、さらに若い力を育てることにもなっている。だが、これからも、ヨーロッパ優勢はしばらく続くだろう。

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