アジアカップ・サウジアラビアに完勝!

 中田が参加しない今回のアジアカップ、調子がいまいちでも、いるのといないのとでは大きく違う。だって、中田はエースだから。誰がそこを埋めるのかと考えると、やっぱり今は中村でしょう。シドニーオリンピックで活躍した若手に、ベテランがからんで、どうでるか。この大会で、2002年のオーダーが見えてくるのは、間違いない。

 アジアカップの初戦がサウジアラビアと言うことで、かなり接戦になるかなっと予想していた。先発のメンバーを見ると、攻めには元気なシドニーオリンピック世代、守りに安定感のベテランという感じだ。

 フラット3はやはり、怖い。攻めの守りをしなければいけないからだ。それだけに、取られ方が悪いと、一発の縦パスで得点を取られてしまう。前半15分くらいまでは、サウジの裏をつく攻撃が見られ、ひやひやした。それだけに、簡単にフォワードに出すくさびのボールだが、慎重にキープしないといけない。チーム全体が前がかりになる時だけに致命的だ。

 この試合の勝因は、相手のペースになりかけた前半25分頃をしのぎ、逆に相手のお株を奪うカウンターで先取点を取ったことだ。相手も日本だけに、守備からカウンターという意識がかなり強かったが、逆にカウンターを自分たちが受けるとは思っていなかったのだろう。相手のFKから速攻。柳沢に入ったボールをコントロールミスし、流れが止まるように見えたが、すぐに森島がフォローし、左へ流す。パスを受けた中村が、ねらいさだめて、センタリング。森島がキーパーを引きつけて、落ち着いて左サイドの柳沢に落とす。もう柳沢の前には、ゴールしかなかった。きれいな、見事な速攻だった。日本は、アジアでは相手に守備を固められることが多い。そこを切り崩していかなくてはいけないのだが、この試合のように逆にカウンターで、流れの中で点が取れると楽だ。

 この試合のキーパーは、川口だったが、どうも川口が好きになれない。やっぱりグランパスを応援しているとかそんなこと関係無しに、好きになれない。守備範囲が広いのが持ち味だと解説者が言っていたが、出過ぎだと思う。キーパーはやはり、慎重な方がいい。熱血漢は、キーパーが似合わない。それと、久しぶりに試合にでるからか、ディフェンスとの連携がいまいちだ。オウンゴールもするし、もったいない。

 予想外にいいのが、名波だ。2点目は、名波がゴール前でボールを泥臭く奪って、華麗にスルーパスを出してのゴールだった。守備も、攻めもがんばっていた。何をするのかという役割がはっきり伝わってこないポジションだったが、いいところで、ボールに絡んでいた。後、服部がいい。相手の右サイドを完全に押さえ込んでいた。一対一の時に、安心して見ていられる。抜かれず、時間をかけて、押さえ込んでいく。うまいと言いたくなる守備だ。

 森島は、トップ下に入っていたが、中田が行うゲームメーカーとは違う、森島だけにできるトップ下だ。かならず、ボールが2トップにはいると、そこに絡んでいく。また、中盤から一気にトップの位置に入ってくスピードがいい。あれをされては、ディフェンスは誰にマークにつけばいいか分からなくなる。後半、西沢のワントップに小野、中村のダブル司令塔で、トライアングルを作ったが、なんとなく、イマイチに感じた。やはり、西沢は、森島と組んでこそ生きる気がする。小野と中村下についたのでは、西沢をフォローする選手がいなくなってしまう。小野、中村とも一度キープして、スローダウンしてしまう時がある。この二人が司令塔をするときには、フォワードは2人いた方がいい気がする。

 初戦を、サウジ戦を勝てたのは、大きい。サウジが改造中のチームらしいが、日本の良いところがよく出た試合だった。若手とベテランの融合もされていていい。目立たないが、稲本、明神が守備でがんばっている。この二人が日本を支えている気がする。決定力不足もでなかったし、1次リーグは、この調子で一気に駆け抜けて欲しい。

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