| ザ・デオキシィ | 第194巻 |
(発行 新食生活研究所 鰍bB 石井 滋)
2012.5/15(火)版 5/28 まで掲載
21世紀の調理理論デオキシ(酸化還元調理法)によるノウハウ、ツールで
『快眠、快食、快便』と『楽しい団欒』を手に入れる
| 快眠 とは 朝気持ち良く目覚める 快食 とは 食後、次の食事までが楽しい 快便 とは 1日1回気持ち良く出て、水に浮き、臭くない |
ザ・デオキシィは携帯電話でもインターネットモードで『デオキシィ』で検索するか、
次のURLを入力すれば見られます。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/cbcorpo/SK6.htm
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〔〔〔 注意事項 〕〕〕
ザ・デオキシィの料理情報の個人使用は無料です。
営業に使用する場合は必ず当社までお知らせください。特許情報も多く含まれます。
個人営業は報告をもらう限り無料です。
●新欠乏(?)のお知らせ その2
デオキシ・オイルを使った大根オロシでエンザイムを補給
というのが前回のお知らせでした。
ポリリン酸が食品全部に使われるようになったことの大きなマイナスが『自然のエンザイム喪失』という大変重要な問題だと分かりました。だからこのニュースは
*ザ・デオキシィ第193巻のトップに載せ、
*メールでも10数人の方々にお知らせし、また
*でおきし亭に来られた方数人には直接試食もして頂いてお勧め
ということをしました。
何が問題かというと消化、免疫、新陳代謝、そして神経伝達機能に支障をきたす可能性が高い、というものなのです。
地球上の生命体は体内でも消化酵素と代謝酵素を作っていますが、同時に外部から『食べ物』として『エンザイム(酵素・善玉菌)』を摂取して生命を維持する、という形が基本なのです。
そしてこれが他の栄養素と違うのは『加熱していない、自然のまま』でなければ破壊されてしまうデリケートな栄養だという点なのです。
でおきし亭に来られ、大根オロシを食べた方の中で『動作緩慢』という症状の方がいました。
[エンザイム補給で驚く効果!!!]
一般的には『動作緩慢』はパーキンソン病の症状の1つで、神経伝達物質欠乏(ドーパミンなど)によると言われます。しかしどの現代病でも同様ですが、その原因は不明で根治が困難な病気です。
実はその方には以前『デオキシ・オイル摂取で効果があるかも?』と勧め、実行していましたが、はかばかしい結果は得られてなかったのです。
そんなところにエンザイムお勧めしたのです。つまり・・・・
*今の病気は『自然のエンザイム不足の可能性がある』
*もしそうなら『デオキシ・オイルの大根オロシがとても美味しいはず』
といって勧めたところ、その場で食べてみた大根オロシの美味しさにその方はビックリし、即日からスタートしたのです。
[10日で動作緩慢がかなり解消]
その結果なんと『かなりの改善が見られた』とのことでした。
病院に行っても『動作がとてもキビキビしてきた』と驚かれた、と言いますから、客観的にもハッキリしているようです。
但し始めてから数日後『メンゲン反応』が出て、食欲がなく、頭痛がひどかったりしたそうですが、その間も大根オロシだけは美味しく食べられたとのことでした。
そして幸いなことに悪い状態は数日で終わり、その後はハッキリと症状回復へとなっていったそうです。
『エンザイムは神経伝達にかなり重要』という内容を聞いてもなかなかピンとは来にくいことですが、その効果をまざまざと見ると、『こんなにも効果があるのか!!』と驚くしかありません。
そしてこの『効果の速さ』こそ欠乏症であることの良い証拠ともいえます。
『無い』から問題が発生し、『有る』から問題が解消する、という当然のことなのです。
[私の個人的感想]
実は私自身、ここ数カ月『ちょっとふらつく』という状況がありました。
例えば夜起きて暗い中をトイレに行く為に立ち上がる、と言ったときに『ふらつき』を感じる様になっていたのです。
また梯子に昇ったりすると、落ちそうで怖い感じ、ズボンを履くのに片足立ちをするとよろめきやすい、といったことも感じていました。
しかし『デオキシ・オイルで大根オロシ』を始めて数日すると、これらの症状がどんどん軽くなっていく感じがあり、10日ほどで解消したのです。
これで確認出来たことは
*自然のエンザイムは身体のバランスを維持する情報を的確に伝達する助けをしている
ということです。
この場合は主に耳の中の三半規管からの情報を的確に伝えている、ということでしょう。
そのエンザイムが欠乏していたことで『ふらついてしまう』という症状が発生してたのです。
そしてエンザイムが充分となったので『バランス機能が回復した』と解釈出来るのです。
またこのふらふらするという状態は『ちょっと酔っぱらった状態』と大変似ているのです。つまりアルコールで神経がマヒしているのとエンザイム不足は『運動機能に関しては非常に近い状態、ということでしょう。
『ふらつく』ことなどは自覚しやすいものですが、消化、免疫、新陳代謝などの不良は自覚しにくいことです。それらはつい『歳のせいだろう』と受け止めやすいのです。
しかしデオキシ・オイルとエンザイムを積極的に摂取してみれば、『諦めていた機能低下』のかなりの部分は『実は歳のせいではなく欠乏症だった』という結果となることが考えられます。
事実私自身がそういう体験をしたのです。
そしてこの機能回復に掛かる費用は、それを解決出来ることに比べたらタダのようなものなのです。
[エンザイムと健康] (復習)
人間も体内で消化酵素と代謝酵素を作っています。それだけでは足りず外部から『食べ物』として摂取するのが本来の生命体の基本形です。
つまり摂取しなくなると『酵素不足』で消化、免疫、新陳代謝、そして神経伝達機能に支障をきたすのです。
今サプリメントの形でいろいろなエンザイムが売られていますが、それらはいろいろな食品を発酵させて作っているようです。それが全く役に立たないとは言いませんが、人間が管理する発酵食品は二流のものしかないという現実があります。
大自然の自然の営みを人間はまだ作り出すことが出来ないのです。
自然のエンザイムを摂取しようと思うなら『自然』に頼るのが最も現実的で、しかも理に適った手段だと考えます。
その手段の一つが『デオキシ・オイルの大根オロシ』なのです。そしてもう一つが今回すらスタートする『ぬか漬け』です。
[今回の新メニュー]
エンザイム特集
前回『エンザイムを日常もっと取る必要があり、それは美味しい』。
例えば『大根オロシをデオキシ・オイルを加えながら作ると、とても良い。
という提案をしました。
今回はその『延長版』です。
★バナナが美味しい (バナナを食べていない方へ)
レベル 3 デオキシ・オイル
[バナナは比較的自然のままだった]
バナナは輸入されるフルーツの中で唯一『温度管理して追熟させる』というフルーツです。
パインアップルなどもかなり青い状態で輸入して追熟させますが、それは低温のままで特に温度を上げたりはしません。
つまりかなり活発な熟成をさせる数少ないフルーツの1つがバナナということです。
このことから次の2つの点がバナナが他のフルーツに比べて違うと考えられます。
1)保存剤、防カビ剤などはほとんど使われない ⇒ 熟成のじゃまになる
2)活発な熟成をするのはエンザイム、善玉菌たっぷりの証拠
つまり
*どこでも売っている食品の中では大根とバナナがエンザイム摂取には有効で、
*特にバナナはそのまま食べられるから一番簡単に摂取できる。
*しかしバナナのみでは不充分。
という結論となります。
[食べ方は・・・・・]
*切って皿に乗せ、デオキシ・オイルをかける。
カレースプーンなどを使って輪切りすると、『中央が凹んだカット』となります。その中央にデオキシ・オイルを垂らせば、周囲にこぼれることがありません。
*これに更にココアパウダー、プレーンヨーグルト、蜂蜜なども加える。
『リッチなスイーツ』のような一品になりますが、材料は総て『良い食事』です。
*皮をむき、デオキシ・オイルをかけながら食べる。
シンプル・イズ・ベストという感じの食べ方です。
[ただフルーツのエンザイムの重要性は低い]
残念ながらフルーツが持つエンザイムの価値は野菜類に比べると重要度が低いようです。
だからフルーツだけで『エンザイム不足解決』とはいきません。
私は毎日バナナにデオキシ・オイルをかけて食べていましたが、『神経伝達不良』は防げませんでした。しかし大根オロシでは見事に解決してきているようです。
フルーツの重要度が低いのは『その部分の目的の違い』と思われます。
つまり果実というものは『次世代となる種を動物に食べてもらうことで広く蒔く』という目的の部分だからです。その機能は
1.動物にとって魅力的な味があること。(甘い)
2.大事な種を動物の腸内で消化されないように守り、糞の中に混じって無事な種が排出される。
というものです。
例えば柿の種などを見てもその種は透明で分厚い多糖類に守られ、簡単には消化出来ない構造となっています。
だから下痢しやすい方は柿を食べる時に、この『種の周り』を食べないように注意する必要があります。
[野菜のエンザイムがより重要]
フルーツに比べて大根オロシによるエンザイムの補給はかなりの効果があります。
大根の本体(白い部分)は大地からの栄養、水分を取り込み、そしてそこに栄養を蓄える、という大事な働きをしています。この部分の表面や内部に存在するエンザイムはその働きを助けるものなのです。
また葉の部分は太陽の光という強烈なエネルギーと二酸化炭素を利用して炭水化物という栄養を作り出す(光合成)という植物で最も大事な働きをしています。この時に同時に酸素も作られ、その結果他の生命体が誕生したのです。
ここに存在するエンザイムは当然そうした過酷な環境で本体を守るという大事な役割のはずです。
つまり『根』や『葉』に存在するエンザイムは『生命活動を支えるもの』なのです。言わば『生命力の一部』といっても良いでしょう。そしてそのエンザイムを近年の人間社会では『とてもおろそか』にし続けてきた、ということなのです。
食品衛生では『野菜は合成洗剤で充分に洗え』などの指導があったりします。これは『菌を殺す』という点では有効ですが、しかしその菌とは善玉菌のことも、そしてエンザイムのことも含むのです。
こうしたことは『科学が生命を理解していない』という為に『害』を含むものを総て排除する、ということになってしまっているのです。そしてこの『価値観』こそエンザイムを全滅させるポリリン酸の使用を許してしまった、ということでしょう。
★一種の浅漬け『白菜シラス』
レベル 3 醤油改 デオキシ・オイル
(デオキシィ2007 390ページ、ザ・デオキシィ第180巻参照)
野菜というとポリリン酸の影響が心配されますが、ラッキーなことに大根と同様にほとんど影響がありません。
丸のままの白菜を買い、良く水洗いして使うと良いエンザイムが摂れるようですからとても価値があります。
また『白菜』と言えば冬が旬と言うイメージが強いでしょうが、現代では春白菜、夏白菜も多くで回るようになり、年中手に入るようになっています。もちろん一番美味しいのは冬の白菜であることに変わりはありませんが、数多い野菜の中で生食出来て、しかもポリリン酸の害が少ない野菜という点で大根に次ぐのが白菜なのです。
| 〔作り方〕 ・白菜を好みの幅にスライスし、軽く塩とデオキシ・オイルを振る。 (すぐに食べるなら繊維を短く切る(5〜10ミリ)、じっくりと浅漬け風に漬け込むなら繊維をなるべく長めに切ること。) ・シラスに醤油改、デオキシ・オイル、パプリカをからめ、白菜と和え、密閉して冷蔵庫で1時間程度馴染ませる。 |
[詳細は180巻参照のこと]
[漬け汁が美味しい]
塩分を濃くしすぎないように作ると、出てきた『漬け汁』が大変美味しいのです。
『素晴らしく美味しい野菜ジュース』と言えば良いでしょう。
だからこれを狙って作るのもありなのです
[保存のために]
冷蔵庫から何度も取り出して、少しずつ取り出して食べる、という形になります。
その際にどうしても空気中の雑菌が混ざりますが、その影響を無くすためには『取り出すたびにデオキシ・オイルを数滴振っておく』ようにしましょう。
善玉菌を元気にするデオキシ・オイルは良い発酵を促すだけでなく、腐敗も止めるのです。
★ノンオイル(?)和風サラダ
レベル3 デオキシ・オイル
これも少ないながらもエンザイムをより有効に摂取できる手段の1つです。
| [作り方] ・キャベツ、きゅうり、人参、タマネギなどのどれかをよ〜く流水で洗う。(ポリリン酸を洗い流す) ・次にそれを食べやすい形に切る。(種類によって切り方は違う) ・切って直ぐにデオキシ・オイルを軽く絡める。 ・ラップして冷蔵庫で冷やす。 |
『な〜んだ。これじゃあサラダじゃないじゃないか?』
と思う方がほとんどでしょう。『常識』から見れば、確かにそうです。
しかし以下の『野菜の基本』を読んでもらえれば、『和風サラダ』という意味が良く理解出来るでしょう。
とにかくまず簡単な説明をすると・・・・
普通のサラダに比べれば油脂の量は30分の1以下ですが、これで食べにくさが消え、野菜本来の味わいを感じ易くなるのです。
食べ方はオカズと一緒に食べるのが良いのですが、塩分が少ない時は醤油や塩などを足して頂くだけです。
この和風サラダに違和感は全く感じないでしょう。何故なら油脂の量が本当に少なく、しかし美味しさはいつも以上だからです。
しかもデオキシ・オイルを振った野菜は1日後でもシャキシャキ感が持続しますし、また栄養破壊も非常に少ないので美味しさも充分です。つまり一度作って何度も食べられ、いろいろなオカズに良く合う、というのが特徴なのです。
[野菜の基本・・・サラダ用の野菜にもアクはある]
味として『アク』を感じなくても、食べ物の総てに『アク』となる要素があります。
A.ほとんどアクを感じない野菜は・・・・人間の消化力がそのアクを消化しているから。
B.アクを感じて美味しくない野菜は・・・・・人間がほとんど消化出来ないタイプのアクがあるから。
という違いあり、Bの食品のうち、加熱でアクが消えるものを『加熱調理で美味しい食材』としているのです。
更に加熱では消えないアクの食品は『アクを抜いて食べる食品』と分類しています。
サラダなど生食で食べる野菜はAに分類されるもので、生で食べやいのですが、それが本当に美味しく感じるにはやはりアクをちゃんと処理出来た場合なのです。
[サラダという料理は生野菜のアクを油脂で軽減している]
サラダという料理とはアクを感じにくくし、それで生野菜をより美味しく食べられるという料理なのです。
油脂と酸味と塩分がサラダドレッシングのベースですが、主役は油脂なのです。これが野菜のアクが酸化することを防ぎ、同時に人間にアクを感じさせにくくしているということです。
『ノンオイルドレッシング』がいまだに流行っていますが、あれは油脂を使わない為に薄味ではアクに負けてしまいます。だからそうならないように多めの砂糖と調味料でカバーしているのです。
『油脂がないから健康に良い』と勘違いしている方が大変多いのですが、野菜の正しい食べ方ではない為に、むしろ消化不良の素となっているでしょう。また同時に『多量の野菜』を食べることは難しいのはサラダの基本からはずれている為なのです。
さて、サラダは油脂との正しい組み合わせの結果、山のような量の野菜サラダを美味しく食べられます。
しかし和食のレシピーにそんな料理がないのは『昔の日本には油脂という食品がほとんど無かった』為なのです。
その代わりに『白菜などの浅漬け』、『ぬか漬け』などの発酵野菜があります。これらの発酵野菜は食べる量は少ないのですが、しかし『発酵』によって善玉菌も増加し、良いエンザイムもリッチになっているのです。
[デオキシ・オイルはごく少量でアクを美味しくする]
例えばナスはクロロゲン酸というアクとなる成分を持つため、生で食べるといくら噛んでも美味しくなりません。
これは『人間はクロロゲン酸というアクの素をあまり消化出来ない』為です。
しかしナスにデオキシ・オイルをたっぷり振りかけて食べると、アクの感じがかなり薄くなり、食べられるようになります。これはデオキシ・オイルが人間の唾液を応援しているからなのです。
ナスよりアクの素が少ない野菜ならデオキシ・オイルはほんの少量で野菜の味わいはもっと豊かになります。
これがデオキシ・オイルで(普通のサラダの30分の1)で生野菜がとても美味しい、というサラダになるのです。
[だから和風サラダ]
ご飯にも、普通のオカズにもよく合うのが和風サラダなのです。
大根オロシ+デオキシ・オイルが前回お勧めした『大根オロシ』ですが、実はデオキシ・オイルの大根オロシとは和風サラダの一種ともいえるのです。
『活き活きしたエンザイム』を充分に摂るなら断然大根オロシがお勧めです。しかし野菜サラダというものも食卓にはあると『安心』という点で価値があるのです。
★普通のぬか漬けをレベルアップ
レベル3〜4 デオキシ・オイル、DeCO
ぬか漬けは『エンザイム摂取』には大変有効です。
生野菜を発酵で美味しく、そして消化もしやすく、更に栄養の内容も濃くなる、
おまけに『ヌカも一緒に食べる』なら『白米食でも玄米食の栄養』となるのです。
しかし今、何からかの形でぬか漬けを作っている方、今のままでは『良いぬか漬けとはなっていない』という可能性があります。例えば・・・・・
*作る容器を合成洗剤で洗っている。⇒ 悪玉菌優勢となる
*買ってきた野菜を充分には洗っていない。⇒ ポリリン酸が糠床に入っていく。
*洗濯洗剤に合成洗剤を使っている ⇒ それで洗った自然繊維に合成界面活性剤が付き、ワタボコリとなり、糠床に入り、悪玉菌を優勢にしてしまう。
などの問題があります。
これら3点を根本から改善することはすぐには難しいでしょう。しかしこれらが『糠床を臭くし、発酵を悪くし、漬け物の味が良くならない』という原因なのです。
これを簡単に解決する手段があります。それは・・・・・
1日一回はデオキシ・オイルを数滴垂らしてかき混ぜる、
というものです。これだけで確実に発酵状態が改善され、質(エンザイム)を高め、味わいを良くし、手間がかからなくなるのです。
ぬか漬けとは『自然の善玉菌(主に野菜の)による発酵』であり、この発酵を応援するのは
*周囲の自然な良い空気(良いエンザイムと良い通風)
*漬け込まれる野菜の良いエンザイム
*毎日丁寧に面倒見る人の善玉菌
の3つが重要なものなのです。
反対にぬか漬けを腐らせるのは
×周囲の不自然な悪い空気(化学物質、悪玉菌、よどむ空気)
×漬け込まれる野菜に含まれる添加物
×味付けのために添加される物質が不自然(昆布なども決して良いとは言えない)
などです。
『悪い空気』とは例えば、合成洗剤で洗濯している家庭なら、界面活性剤が付着したワタボコリが糠床に入り込み、それが悪玉菌を元気にし、良い発酵の邪魔をします。つまりワタボコリを含む悪い空気が障害となるのです。
だから都会はもちろん、空気がきれいな田舎でも、新建材で作られた密閉度が高い住宅では、自然な糠床は維持しにくいのです。科学によってもたらされた物質のほとんどは『不自然』という環境を作るからです。
[還元力が自然を取り戻し、より良いぬか漬けが出来る]
そんな状況を180度変えられるのが『デオキシの還元力』なのです。
デオキシのツールを使えば、既に使っている『糠床』の実力を大幅にレベルアップ出来るのです。
@デオキシ・オイルでレベルアップ
*糠床の手入れに、手に塗ってから糠床をかえすと、全体にデオキシ・オイルが行き渡り、善玉菌が一層元気になる。
*新しく野菜を加える時、塩揉みする時に一緒にデオキシ・オイルも塗る。
すると発酵もより良くなり、更に細胞膜が元気なので脱水はわずかで止まり、古漬けにはなりにくい、という改善が出来ます。
ADeCOでレベルアップ
*新しい糠を追加する時、DeCOで軽く煎って入れる。
単に煎るより、糠の栄養が活き活きし、還元力も出るために発酵の状態が良くなる。デオキシ・オイルを使わなくてもかなり発酵を改善できる。
*鷹の爪や昆布をDeCOで軽く炒めてから糠床に加える。
それぞれの素材の『美味しくする力』が一層豊かになり、ぬか漬けの味わいがより一層深くなる。
これらをどれかでも実行すれば『目を見張る違い』となってきます。
昔からの形の糠床、簡単ぬか漬けセットで作った糠床、いろいろな糠床をやっている方、是非『レベルアップ』を検討してみませんか?
●予告『スーパーぬか漬け』
デオキシ・オイルやDeCOを活用することでぬか漬けという調理法がとても簡単に、そして高いレベルで楽しめることが分かりました。
現在『スーパーぬか漬け情報』の準備中で、いろいろ試し、新しいノウハウを蓄積しているところなのです。
既にでおきし亭でもメニューとして出し始めているところですが、
ぬか漬けのキュウリ、大根、ナスに鰹の削り節を加え、これをご飯と一緒に食べると、
『日本人で良かった〜〜!!』
という味わいとなるのです。
何と市販の普通の削り節なのに、漬け物と一緒になると何と『本物の鰹節の香りと味』に変身するのです。
ご飯一杯を漬け物だけで食べても充分に満足できるのです。
さてこのスーパーぬか漬けの長所は
1.発酵状態がとても良いので、従来よりずっと簡単な世話で済む。
2.食べるタイミングを過ぎてしまっても、野菜が痩せずに美味しいので、食べる側のタイミングで楽しめる。
3.なにより従来よりずっと美味しいものが出来る。
4.野菜の自然なエンザイムをたっぷり摂取できる。
5.『糠味噌臭さ』がない。
というものです。
臭いが無いので、ヌカが付いたまま食べるのにも無理がありません。そうなれば『玄米食』をやっているのと同じ栄養を吸収出来ることになります。
こうした『違い』は
@デオキシ・オイルの還元力が発酵状態を大変良くし、悪玉菌がほとんど働かない。
A加える食材(唐辛子、昆布、ゴマ、ピーナッツその他)をDeCOで還元して加えることで、それらの力がずっと強くなり、糠床の力を高める。
ということから発揮されます。
使うデオキシのツールはデオキシ・オイルだけでもかなり良くでき、それにDeCOも加われば完璧です。
そして何故こんな漬け物が出来るかといえば
『善玉菌を応援し、悪玉菌を抑制する』というデオキシ・オイルの基本の力
が従来のぬか漬けの問題点を解決してくれるからです。
[江戸時代に生まれたぬか漬け]
ぬか漬けは『白米文化』が始まった江戸時代に誕生したものです。
何故ならそれ以前の玄米食文化では『ヌカ』という廃物が存在しなかったからです。
白米文化が進むと大量のヌカが発生しますが、それは直ぐに傷んで食べられないものとなります。
とはいえヌカだけを食べるというのはとても難しく、結果として食材とはなりません。
しかし『無駄を嫌い、物を大切にするエコロジーな江戸文化』はそんなヌカを『ぬか漬け』という形で活用することを発見した、というわけです。
もともと玄米には豊富な栄養があり、その源となるヌカを捨てずに活かす、という点が最も重要だったと考えられます。
今では『ヌカは洗い落として漬け物だけを食べる』という形が普通ですが、当時はむしろ『ヌカごと美味しく食べる』という形も多かったのではないかと推測します。
当時は塩も貴重品ですから、これを洗い流すというのは考えられないのです。
またぬか漬けは『あまり噛まない白米』を食べる時のオカズとしてはとても優れています。何故なら生野菜よりずっと消化がよくて美味しく、ご飯と一緒に食べるなら、一層ご飯をよく噛み、そしてその方が美味しく食べられるのです。
そんな『構造的な利点』がありましたから、大流行して後世に伝って行ったのは当然でした。
江戸時代の途中から白米文化となって『脚気』が大変多くなりました。しかしそれを追ってぬか漬けが登場したことで脚気の発症もかなり減少したのではないかと想像しています。
[20世紀後半にぬか漬けが消えて行ったわけ]
そんな『白米が美味しいぬか漬け』は高度経済成長の波の中でどんどん消滅していきました。
その原因は『洋風化』と『加工食品』にあります。
白いご飯と味噌汁とぬか漬けなら、ぬか漬けの味わいはとてもありがたく、また美味しいものでした。
しかし『洋風化メニュー』は異文化を日本人の味覚に合わせるために『砂糖と化学調味料』が多用されたのです。
そしてその『不自然な味付け』はぬか漬けの自然そのものの味わいを吹き消すのです。
だから一緒に食べると『ぬか漬けの味』はほとんど味わえません。
食事前の空腹の時、ぬか漬けのキュウリだけを食べるととても美味しいのに、夕食時にいろいろな料理と一緒に食べるぬか漬けは『味気ない』となってしまいます。
私自身幼い頃、祖母が丁寧に作ってくれたキュウリのぬか漬けが大好きでした。しかしいつのまにか美味しく感じなくなったため、山のように化学調味料を振りかけ、ジャリジャリと食べた記憶があります。しかしそれもいつのまにか止めてしまいました。
そんな『食べる環境の変化』以外に作る環境も悪化したのです。
1.ぬか漬けは『床下』が置き場でしたが、どんどんマンション住まいが増えることで『床下』がなくなった。
2.糠床には『通風』が必要だが、新建材の住居は密閉性が高いので、通風は得られにくい。
3.洗濯機と合成洗濯洗剤の普及は糠床を腐りやすくしてしまった。
4.21世紀には野菜総てをポリリン酸水で洗って出荷する為に、野菜の表面には発酵を抑制するポリリン酸が残留し、糠床の発酵の邪魔をする。
こんな風にさまざまなレベルで『ぬか漬けが活きる場所』が無くなって行ったのです。
[21世紀にぬか漬けがとても重要なわけ]
現代はポリリン酸の普及により『エンザイム欠乏』となっています。
いくら生野菜を食べても20世紀のようなエンザイムは期待出来ないのです。
発酵食品にも、生魚にもそれは期待出来ません。
だからこそ『わずかに残っているエンザイム』を大事にし、培養して食べるのが1つの方法です。
そしてその答えが『ぬか漬け』なのです。これがぬか漬けがとても重要、という第一の理由なのです。
<美味しく食べてこそ吸収出来る>
正しい食べ物を,正しく食べるなら『美味しい』のです。
この原則から見ても『ぬか漬けとご飯がとても美味しい』という状態はとても理想的な状態、と理解すべきです。
またスーパーぬか漬けではキャベツたっぷりをぬか漬けにして、それを『ザウワークラウト』としてソーセージなどと食べる、といった食べ方にする、というものもあります。
更に漬け物を『手作り野菜ジュース』の材料に加え、それを非加熱で『冷製野菜スープ』として食べるという方向などを考えています。
ジュースよりも食べるのは面倒ですが、その分唾液とも充分に混ざり、より良い消化が期待出来るのです。
そのスープの旨味成分は主に『ぬか漬け野菜』、そしてそのスープから摂れる豊富なエンザイムもぬか漬けの野菜から、ということになります。
こうした方向を実現できる形にしていくべく、今準備中なのです。
もし『直ぐにでもやりたい』という方は電話の上、でおきし亭においでください。
<新しいメニュー登場?>
江戸時代に『ぬか漬け』というオカズが登場した理由はこれまで述べました。その背景にはいろいろな『必然性』があったので、それは大変価値の高い『食文化』となりました。
ザ・デオキシィがこれから提案する『冷製野菜スープ』がどれほどの価値となるかは分かりませんが、少なくともそれが『新しい時代の必然性』を大変多く満たす、という点では可能性は高いと考えます。
●シラスを無駄なく使う
デオキシィではシラスをいろいろに活用します。例えば前回の『蕎麦ツユ』でもダシの材料の1つとして重要です。
またDeCO醤油や醤油改があるなら、豆腐+シラスにこれらの調味料を使うと大変美味しい一品となります。
また『水菜シラス』(ザ・デオキシィ第143巻参照)は大変簡単に出来る、そして意外な美味しさに驚くメニューです。
ほとんどのダシ材料の価値が落ちている現在、デオキシ・オイルその他で簡単に美味しくできる使い勝手の良い材料がシラスなのです。
そんな便利な食材ですが、シラスにはポリリン酸が使用されていますから、リン過剰です。だから醤油改やDeCO醤油でリン過剰を修正する必要があります。
そうすれば昔の美味しさを取り戻せるのです。
だからデオキシ・オイルの大根オロシにシラス、そして醤油改かDeCO醤油で味付けするとビックリの美味しさとなります。これだけでご飯のオカズにも充分な栄養バランスともなるのです。
一方ポリリン酸のせいで昔よりシラスは傷みにくくなっているのですが、それでも空気に触れる面積が多いシラスですから少しは手当てする方が良い状態を保てます。
その目的に大変都合がよいのがデオキシ・オイルです。
買ってきた『シラス』にすぐに軽くデオキシ・オイルを振りかけましょう。100mlボトルで5〜6振りして、フォークで全体を軽く混ぜるだけで充分です。
そうすればずっと長く良い状態を維持出来るのです。
■エンザイム その2
[デオキシ・オイルに次ぐ欠乏栄養]
デオキシ・オイルだけでかなり広範囲の健康効果が得られます。しかしそれが当たり前になってくると
残る不健康が気になってくるのです。
つまり当然ですが、デオキシ・オイルが万能ではない、ということです。
しかしあまりに広範囲の効き目なのでつい『万能か?』と期待してしまいますが、やはりそうではありません。
このことにずっと以前から気になり『他の何が必要なのか?』がこの3年ほどテーマとなっていました。
今回それが『自然のエンザイムなんだ』とやっと気付くことが出来た、というわけなのです。
そしてそれは『大自然の活き活きしたエンザイム』のはずで、それに少しでも近いもの・・・・と探して
大根オロシ、ぬか漬けにたどり着いたのです。
オロシという小さな大自然、ポリバケツに入った小さな大自然、からその恵みを頂くのです。
しかしそれを活かすのにもデオキシ・オイルが必須だった、というのは何かの因縁でしょう。
[エンザイムの欠乏を信じるか?]
私が突然言い出したのが『エンザイムの欠乏』です。
しかし『信じて欲しい』とは言いません。『信じて行動する』というのは大きな間違いだからです。
まして現代は情報化社会というくらいに情報にあふれています。
その中には『Aはいけない。絶対にBすべき』といった情報があるかと思えば、その正反対の情報もあるでしょう。
そんないろいろな情報から『信じたいものを選ぶ』などというのは大変おろかなことなのです。
やはり自分の責任で正しいものを選ぶという基本姿勢でなければ自分や家族の健康は守れない、ということです。
そしてこのザ・デオキシィではその判断が出来る方法やツールを少しは供給しているのです。
エンザイムの欠乏を個人で確認するのは難しくはありません。デオキシ・オイルの大根オロシを作って食べるのです。そして・・・・
*何でも一層美味しく感じる。
*しばらく食べ続けると『身体が軽くなる』などスッキリとした感じがしてくる。
など体験したら『やはりエンザイムは欠乏していたんだ』と理解すれば良いのです。
さてポリリン酸を溶かした水で食品を洗うと、野菜も、魚も、肉もかなり長い間『腐らず、鮮度抜群に見え続ける』ということは分かっていました。
腐らない一方で『あるはずの香りも、味もない』ということから『栄養素が変化している(?)』と理解していました。
しかし今回『食品が持っているはずの自然のエンザイム(酵素)』に注目してみたところ、
*酵素とは有機質(栄養素)を一定の方向に変化させる。
*善玉菌から作られる酵素は ⇒ 自然分解、発酵、
*悪玉菌 〃 ⇒ 腐敗
*ポリリン酸はそうした細菌類、酵素などの働きを大きく抑制する。(善玉・悪玉の区別無し)
*その為に食品の細菌数は低く抑えられ、変化もほとんどしない。
*その食品を食べても有効なエンザイムを吸収出来ない。
ということがはっきり見えてきたのです。
20世紀では農薬、化学肥料、計画農法などにより農地からは自然がどんどん遠ざかり、それによってもエンザイムは減少してきたのです。それが21世紀には全食品の洗浄にポリリン酸が使用されるようになり、ついにエンザイムは消滅した、ということなのです。
とにかくこのことは『現実』なのです。だからそれを信じるというより『その存在を確認する』ということが正しい行動です。まず『ポリリン酸の存在』は簡単に確認できるものですから、まずそれをしてみませんか?
[ポリリン酸を理解しましょう]
ポリリン酸という添加物の存在についてもまだ受け止めていない方が大変多いと考えています。
しかし以下の『食品の異常状態』がポリリン酸の存在を示しているのです。
| 自然なら | ポリリン酸があるから | |
| ほうれん草の鮮度が落ちてくると | 全体が萎びていく | 葉の先から黒く縮んでくる |
| ハーフカットの白菜なら | 外側が縮み、変形する | 時間による変形は一切ない |
| 洗いショウガは | おろして食べると身体を温める効果がある | 辛さがあるだけで、体が温まることは無い。(ショウガの栄養が死んでいる証拠) |
| サンマの陳列は氷水の中 | 直ぐに水が淀み、魚も腐るし、臭う | 水はキレイなまま、魚の鮮度落ちも全くなく、臭みも全くない |
| 薄切り肉のパックなら | 直ぐに脱水が始まり、色も暗く変化する。 | 色も変わらず、脱水もしない |
などなど、様々な不思議な現象が見られるのです。
中でも一番明確なのは『魚が腐らず、臭わないこと』でしょう。
釣ってきたばかりの魚でも手でいじれば『臭いが手に染み込む』ということになります。どんなに鮮度管理をしてもこれは決して変わりません。
だからサンマでも買ってきて、
*手で触って臭い移りを確認する。(臭いが全くないなら『不自然の証明』となる)
*2〜3日置いて変化を見る。(普通なら目が白くなり、全体の臭いがきつくなるが・・・)
ということでポリリン酸の存在を改めて確認出来るでしょう。
[環境からエンザイムを消滅させてきた化学物質]
20世紀以降、発展した科学によって大量に作り出され、使われ、分解せずに長期的に自然破壊を続けてきた・・・というのが化学物質です。その毒性は地球環境全体に大きな悪影響を与えてきました。そうした『悪玉物質』の代表的な4つを紹介しましょう。
| 化学物質 | 毒性(主に人体への影響) | 今後の使用は? |
| コールタール (道路の原料) |
重篤な眼の損傷 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ 遺伝性疾患のおそれの疑 い 発がんのおそれ 神経系の障 害 呼吸器への刺激のおそれ 長期又は反復ばく露による呼吸器系の障害のおそれ 水生生物に有害 |
△なるべく 止めるべ きだが、 代わる材 料がない ? |
| 合成界面活 性剤 (合成洗剤) |
・高い毒性 合成界面活性剤はたんぱく質を壊します。 合成界面活性剤の人体に対する影響として挙げられるのが、 アトピー・手荒れ・湿疹・かぶれです。 また、体内に吸収されると、合成界面活性剤は肝臓でも分解することができず 肝臓の細胞を破壊するために引き起こされる肝臓障害、発ガン補助、血液成分の減少 等の症状を引き起こすと言われています。 ・高い浸透性 人間の皮膚は皮脂膜で有害な物質から守られるようになっているのですが、 合成界面活性剤は、皮脂膜、角質層、バリヤゾーンを破って体内に進入してきます。 血液中にしみ込んだ物質は、体中に広がっていきます。 ・高い残留性 合成界面活性剤は残留性が非常に高く、通常のすすぎだけでは、服や食器についた 合成界面活性剤は除去する事ができないのです。 洗濯物からは汗や空気中の水分で再び溶け皮膚から体内に吸収されます。 また、食器に残ったものは食物を通じて口から体内に吸収されます。 |
×大半の 界面活性 剤は一刻 も早く排除 すべき |
| 農薬、化学肥料全般 | 危険といわれる農薬はもちろん、更に安全といわれる農薬も『効果がある』ならそれはエンザイムにも被害が及ぶことを避けられない。 本来なら良いエンザイムに満ちた環境となるべき場所に大量に使用されることで、大自然のバランスを壊すことが問題。 |
△なるべ く減らす 努力が必 要 |
| 遺伝子組み替え作物 | 自然には存在しなかったDNAを持つ花粉を世界にまき散らす。その不自然なDNAは不自然なエンザイムも作り出し、大自然を破壊する可能性がある。 | ×なるべ く早く減ら す努力が 必要 |
この中で一番の『悪玉』は合成洗剤だと考えています。
それは生活の場でも、様々な工場などの生産の場でも使用されている化学物質です。
そして多くの人にとって『便利だから離せない』というのが合成洗剤なのです。
そしてそれを使っているほとんどの方は『大分前から使っているが、あまり危険を感じない』という間違った判断をしているのが合成洗剤なのです。
■合成洗剤という化学物質
[1]その歴史
大自然の生命の素という『エンザイム』を滅ぼしてきた主な物質は『合成洗剤』であると考えています。
その理由は『世界中で最も多量に使用されている化学物質である』ことです。
合成洗剤は現代の生活に密着していて、一見簡単にキレイになったように見えるので多くの消費者が支持しています。
そんな合成洗剤は実は多くの種類があり、以下のように目まぐるしく変化してきたのです。
| ■ 合成洗剤の誕生と発展 1928年、ドイツでアルキル硫酸エステル塩(AS)が開発されました。(天然の動植物油脂が原料) 洗浄力があって洗剤としての性能が良かったので、アメリカでは1932年に家庭用合成洗剤「ドレフト」として発売されました。これが、世界最初の家庭用合成洗剤です。 1933年、ドイツで、アルキルスルホン酸塩(SAS)とアルキルベンゼンスルホン酸塩(ABS)が開発されました。これらは、石炭や石油から作られ、実用的な合成洗剤の第1号となりました。 1943年、アメリカでは多数のメーカーがABS洗剤を作り始め、そして石油化学の発展に伴い、洗剤と言えばABSを指すほどまでに急速に普及しました。 アメリカでは、1953年に合成洗剤の生産量が石けんの生産量を上回りました。 日本では、1933年にドイツから技術を輸入して、ASの製造が始まりました。家庭用合成洗剤としては、1937年(昭和12年)に発売された「モノゲン」が第一号です。 ABS洗剤は、1951年(昭和26年)にはじめて発売され、1959年(昭和34年)頃からは、ABSが日本の合成洗剤の中心となりました。1950年代半ば以後、電気洗濯機の普及に伴い、合成洗剤が主力となったのです。1963年(昭和38年)には、合成洗剤の生産量が石けんの生産量を上回りました。(アメリカから10年遅れて) ■ 合成洗剤のソフト化 しかし大量に使用されるようになったABS(ハード型)は、極めて分解しにくい物質でした。 その為に1953年頃から、アメリカやイギリスで、下水処理が困難になるという問題が起こり始めました。日本でも1961年(昭和36年)ごろから河川の発泡が見られるようになり、大きな社会問題となりました。 その結果生分解が困難ではない界面活性剤を用いた洗剤への転換(ソフト化)が進められました。 アメリカでは、1965年に洗剤のソフト化率が95%に達しました。日本でも、1971年(昭和46年)に洗剤のソフト化率が97%に達しました。現在、日本ではABSは使用されていません。 ソフト型洗剤の成分として用いられた界面活性剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)が主でしたが、他にアルキル硫酸エステル塩(AS)、アルファオレフィンスルホン酸塩(AOS)、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩(AES)などがあります。 ■ 無リン化 ハード型からソフト型への転換が一段落した頃、新たな環境問題として、河川、湖沼や海の富栄養化と合成洗剤とのかかわりが注目されるようになりました。洗濯用合成洗剤の助剤としてトリポリリン酸塩が使用されていたことから、合成洗剤が富栄養化の原因の一つとして問題視されるようになりました。 湖沼の富栄養化問題は、1965年ごろから北ヨーロッパ、アメリカ、カナダで起こりました。日本では、1969年(昭和64年)に琵琶湖で初めての淡水赤潮が起こり、1972年(昭和47年)には瀬戸内海で赤潮の大発生があり、大きな社会問題となりました。1980年(昭和55年)に琵琶湖富栄養化防止条例が、1982年(昭和57年)に霞ヶ浦富栄養化防止条例が施行され、有リン洗剤の販売・使用が禁止されました。洗剤メーカーは無リン洗剤の開発に取り組み、1973年(昭和48年)には第一号の無リン洗剤が発売されましたが、コストや使い勝手の面から普及しませんでした。1980年(昭和55年)に、リン酸塩の替わりにゼオライトを配合した無リン洗剤が発売され、これは消費者に受け入れられて普及し、現在日本では、家庭用洗剤はほぼ100%無リン化されました。 ■ 洗剤のコンパクト化と最近の傾向 コンパクト化洗剤は、オイルショック後に一度はすたれてしまいましたが、1987年(昭和62年)に新しいコンパクト洗剤が発売されました。今度は、持ち運びが楽で置き場所を取らないことが人気を呼び、ヒット商品となりました。その後、柔軟仕上げ剤や台所用洗剤もコンパクト化されました。今日では、洗剤の生産量の伸びは、ほぼ飽和状態になっています。浴用では、それまで固形石けんが根強く支持されていましたが、ボディシャンプーが普及しはじめ、1990年代以後、浴用石鹸の生産量は減少傾向をたどっています。 (石鹸百科より) |
以上の内容を整理すると・・・・
| 普及したリン洗剤 | 無リン洗剤 | |||||
| 合成界面活 性剤の種類 |
ABSなど(ハード型) | LASなど(ソフト型) | LASなど(ソフト型) | |||
| 洗浄力補 助剤 |
重合リン(トリポリリン酸)? | 重合リン(トリポリリン酸) | ゼオライト、酵素類 など |
|||
| アメリカ | 日本 | アメリカ | 日本 | 日本 | ||
| 発売〜普及 | 1943〜1953 | 1951〜1959 | 1953〜1965 | 1961〜1971 | 1980〜1982 | |
| 問題発生 | 1953年 下水 処理困難 |
1961年 下水 処理困難 |
1965年 河川、 湖の汚染 |
1969年 琵琶湖 、瀬戸内海に赤潮 |
??? | |
| 消滅 | 1965年 | 1971年 | ?? | 1982年使用禁止 | 健在 | |
| 問題の理由 | ハード型の界面活性剤は自然分解 をなかなかしない為 |
分解はされるが大量のリンが溶け出し、 『富栄養化』することが赤潮その他の問 題が発生する |
??? | |||
| 使用開始から 問題発生まで |
発売から10年で問題が表面化し たが、始めから多くの人が使えば 問題発生には数年しかかからない。 |
これも発売から10年前後。 | 発売から現在まで 30年以上経過して いるが、そろそろ 問題発生の懸念 がある。 |
|||
つまり『大量に使われ始めると問題が発生するので、禁止し改良版が出る』
ということを2回くりかえし、今に至っています。
無リン洗剤にはまだ『ケチ』は付いてはいませんが、単に時間の問題でしょう。
むしろ『既に発生しているが、今回は目に見えにくい問題で、誰もそれを問題とはしていない』というのが実情だろうと考えます。
ポリリン酸で洗われた食品も2004年には日本中に普及して既に8年が経過しています。しかしそれをいまだにほとんどの人が問題としてはいないことと同じなのです。
[2]安全性
合成界面活性剤は危険、というのは『科学には副作用がつきもの』だからです。
そして洗剤の種類が変化しても、どの種類でも『汚れを簡単に落とす』という目的で合成界面活性剤と補助剤が使われます。
これらの化学物質が問題なのです。
もし界面活性剤を着色出来るのなら(例えば青色に)、白い陶器の皿を洗ってみればすぐに分かるでしょう。
何故ならいくらすすいでも、青い色が落ちない・・・・という状態となるのです。
そんな課題についてある高校で化学の授業でこの残留の実験をやった、というものを見つけました。
| 大阪府立泉南高等学校 3年次の化学II(2単位) (一部割愛) 洗剤に関連して1時限。 洗剤は化学TBの範囲であるが、探求活動として3年の化学IIで行った。 本授業・・・具体的方法 陰イオン系合成界面活性剤の残留をメチレンブルー法で検出する。 生徒が普段使用している合成洗剤を持ってこさせ、実験を行った。 通常の洗浄とゆすぎの後、どの程度合成洗剤が残留しているのかを調べた。 授業の結果 *食器を洗った場合に合成洗剤が多く残留していた。 合成洗剤が口に入る可能性もあり、生徒はかなり気にしていた。「ゆすぎ方を今後ていねいにする」という生徒が多かった。 *歯を磨いた生徒は最も多く合成洗剤が残留していた。ゆすぎが不十分で、歯磨き粉の味が口に残っていた生徒が多かった。 *シャンプーで髪の毛を洗った生徒は、ゆすいだあとでもかなり合成洗剤が残留していた。残留の程度が大きかったので、生徒は脱毛などをかなり気にしていた。 *合成洗剤で手を洗った生徒は合成洗剤がほとんど残留していなかった。手は比較的ゆすぎやすいからではないかと思われる。 |
残念ながら『数値情報』はありませんが、生徒の『感想』の方がずっと良い情報です。
慣れない『数値』よりもずっと『肌で感じる』ことが出来るでしょう。
その一方『ヤフー知恵袋』で以下のような質問と回答を見つけました。
| 質問 つい先日、普通の洗濯洗剤や食器の洗剤等に含まれている成分<合成界面活性剤>が人体に影響があるものだと知りました。 合成界面活性剤と言いましてもすごく種類がある様で、自分なりにインターネットで調べてみました。 今までは気にもしていなかったのですが、もうすぐ赤ちゃんが産まれるので・・・・気になり調べ始めたら、どんどん怖くなってきました。 これからは、合成界面活性剤などが入っていないシャボン玉石鹸などの洗剤を使おうと思っているのですが、サイトを見ていましたら、合成界面活性剤の入っている洗剤で衣類を洗った場合、どんなに何回もすすいでも衣類に合成界面活性剤が残ってしまうと書かれてありました。(そしてそれが皮膚から体内に入り込んでしまうとも書かれてありました。) 1:一度でも合成界面活性剤の入った洗剤で洗濯してしまうと、もうこの成分は取る事が出来ないのでしょうか?今から、添加物の入っていない洗剤で洗っても無駄なのでしょうか。衣類やタオルなどを新しくするしか方法が無いのかな・・・と思っています。 2:あと、食器などにも残留してしまっていると思うのですが、洗濯洗剤と同じく取れないものなのでしょうか。 |
| 回答 界面活性剤の害を心配されているようですが、今現在、洗濯用洗剤・食器用洗剤などに使用されている合成界面活性剤(主にLAS)の毒性は通常の使用で人体に影響することは考えられません。 大まかな毒性レベルとしては食塩と同等です。 また、確かにすすぎ洗いをしても食器・衣類に残留しますが、ごくわずかであり、それら残留したものがすべて体内に入ったとしても心配ありません。 通常、人一人が1日に摂取する量は最大で14、5mgとされています(野菜を洗剤で洗わない人なら7mgほど)。LASの慢性毒性に関する最大無影響量(1日あたりの摂取しても問題ない量)は、体重1キログラム当たり300mgですのから、体重50キロの人ならその2000〜1000分の1以下であり、これを赤ちゃんに当てはめても到底影響は考えられません。 インターネットの情報は十分な知識の無い人が根拠の無い話を、書き込んでいる場合が多く、鵜呑みにするのはお勧めできません。 ただ、肌が非常に敏感な方は界面活性剤によって(合成洗剤だけでなく、石鹸にもいえることですが)肌が荒れることもあるようなので、注意しつつ使用してはどうでしょうか?今現在何も問題がないのなら、心配ないと思います。 |
この回答は『合成洗剤会社関係の方』であろうと考えます。
その理由は『大変知識が深い。実験データにも詳しい。そして界面活性剤の害はない、としている。』
というものです。
これは『薬はすべて副作用があり、継続して使用すべきものではない』という医学的常識と照らし合わせることで理解出来るでしょう。薬も『化学物質』で、合成洗剤もその点で同様です。
石油から作る様々な便利なものが社会にあふれていますが、そのほとんどに少なくとも多少の毒性や害が言われています。
化学的に作る化学物質に関しては『害がない方がおかしい』のです。
但しその害をやたらに誇張して語るのも正しくないのはもちろんです。
だから『砂糖』に関しても、『化学調味料』に関しても是非論があり、メーカーや国が関わる情報では『無害』としており、その一方の反対派は『とても悪いもの』としています。
支持派は必ず『科学的根拠』を持ち出すのですが、上記の『合成洗剤支持』の方の内容もそうです。
例えば厚生労働省が健康に関わる化学物質に関しては『害の有無』についてデータを求めます。
当然メーカーは『無害である』という実験データを提出して使用許可をとるのです。
しかしそうした手順で行われていても、後日『害があった』ということになっているものは大変多いのです。
つまり『安全と認められているから安心』というのは明らかに間違い、と考えるべきです。
自分の生活上の問題を発見したら、その解決法を探り、良い結果が出たならその方向に変更する、というのが正しいのです。
[3]実感できる危険性
*『安全テスト』では安全、という結果が出ている・・・という主張があり、
*また『有害性があり環境を汚染している第1種指定化学物質』に合成界面活性剤が入っている・・・という事実がある。
という2つの反対方向の主張があっても、生活レベルでどうかというのが最も現実的な問題です。
何故なら『被害』があるとすれば生活の場もその可能性の1つなのですから。
そんな意味で例えば合成洗濯洗剤に関して、日常で以下のことに気づきませんか?
1)素手で洗濯物を干すと、手に刺激を感じる。
2)洗濯直後に天日干しをしないと、臭くなる。(悪玉菌大発生の証拠)
3)洗浄と脱水までの洗濯機のドラムの外側には大量のカビが付着する。
4)洗濯物の木綿繊維が剥離して、居間にはワタボコリがいつも降り積もる。
5)このワタボコリのせいでぬか漬けが腐る(?)。
これらについて『心当たり』がある方は少なくないでしょう。
これはほとんど誰でも体感できるのですから、それで『合成洗剤は使わない方が良い』と判断するべきだ、と主張しているのです。
間違いなく『体感出来る』のが上記の項目のうち『1、2、3、4』でしょう。これは
*洗濯機を新しくして、
*洗剤を粉石鹸や重曹に切り換える。
とすればこの4つの項目はほとんどなくなるのが体験出来ます。
私自身その体験をもって『合成洗剤は良くない』と判断しています。
しかしこうした情報はネット上には存在しません。つまり『沢山の情報にあふれるインターネット』に全ての情報があるというわけではないのです。だから『情報を沢山集め、その中からどれかを選ぶ』という方法は正しいとはとても言えないものなのです。『自分でも体験すること』がとても重要なのです。
[4]合成洗剤を止めるのは大変??
合成洗剤などは洗濯、入浴、食器洗い、掃除、歯磨きなど『洗うこと総て』に使われています。
それらをすべて石鹸や重曹に代えるなら、いろいろな知識やだけでなく、覚悟も必要です。
その覚悟とは『合成洗剤の良い所』を諦めるという覚悟なのです。
その理由は止めようとすると例えば次のようなことが起きるからです。
| 1)食器洗いに重曹を使う *使い慣れた『スポンジ』が使えない。 *油汚れはすくに落ちず、ヌルヌルして『落ちていない』という気がする。 *洗う時間が余計にかかる気がする。 2)髪の毛をシャンプーするのに石鹸を使うと *髪がキシキシして指に絡まり、抜けやすい。 だから洗い心地が大変悪い。 3)歯磨きに重曹を使うと *磨いている気がしない。 *練り歯磨きの『スッキリ感』が全くない。 |
これらの『良くない印象』はほとんど慣れないことによる悪印象なのです。
使い慣れたものに対しては『慣れ』があり、その愛着があるまま合成洗剤を止めると、当然『不慣れなもの』に対する違和感を強く感じる、ということです。
例えば髪の毛を石鹸でシャンプーの時と同じように洗うと・・・・
*最初は石鹸があるために大きな違和感は感じない。
*しかし『ゆすいでいって石鹸が無くなる』と途端に髪の毛が指に絡みます。
この為に最後まで無造作に洗おうとすると髪が抜ける、という結果となります。
こんな問題はコツを覚えていけば直ぐに解決する簡単な問題です。
しかし『不慣れな違和感』で一度試しただけで『石鹸で洗うと髪が抜けてしまう』
という結論を出してしまう方が大半でしょう。
ところが『合成界面活性剤』こそ頭皮にある毛根を痛めつけ、若い内はよくても、老化と共に一気に脱毛が進むことになるのは当然の結果と言えます。
『シャンプー前にデオキシ・オイルを10mlボトルで3〜4cc、直接頭皮に塗る』などのことで毛髪の減少はかなり防ぐことが出来ます。しかし本当に防ぎたいのなら石鹸に切り換えるべきなのです。
『豊かな黒髪』を維持するのか、『シャンプー時の気持ち良さ』を採るのか
どちらかを選ぶべきなのです。
[ひょっとすると抜け毛も???]
石油から作られる合成界面活性剤の害に関して以下のような情報があります。(抜け毛予防と薄毛対策の情報サイトより)
| 合成界面活性剤とは、ほとんどのシャンプーに含まれている洗浄成分です。ところが、この合成界面活性剤は石油を原料としているので、頭皮にダメージを与え抜け毛の原因を作ってしまいます。 合成界面活性剤には皮脂汚れを落とす作用があり、また、シャンプー時の泡立ちも良くなるからです。 しかし、石油を原料としたものが頭皮に良いはずはありません。 合成界面活性剤は、髪の毛と頭皮に大きなダメージを与えています。 特に深刻なのが、シャンプーによる皮脂の取り過ぎです。 余分な皮脂汚れは、当然取り除かなくてはなりませんが、適度な皮脂は頭皮を守るバリアーの役目も果たしています。 シャンプーによってその皮脂までも取り除いてしまうと、合成界面活性剤は頭皮の角質に侵入してしまいます。 その結果、頭皮に赤みやニキビなどができてしまい、さらには抜け毛の原因にもなります。 また、頭皮の皮脂を取り除きすぎると、それを補おうとしてさらに余分な皮脂を分泌させます。 その結果、髪痩せや抜け毛・薄毛の原因につながります。 よく、シャンプーをしすぎるとハゲになるとか、かえって抜け毛が増えるとか言われますが、それらの原因を作っているのが合成界面活性剤です。 |
この内容の最後に次のような宣伝があります。
『合成界面活性剤を使用していないシャンプーとして***オレンジシャンプーが抜け毛予防にはおすすめです。』
アメリカの製品で自然なオレンジオイルを主剤としている洗剤が色々とあります。それらは比較的安全と考えても良いでしょう。もしそれらのオレンジオイルが『化学合成物質』ではなく、農作物から抽出されただけのものであれば『食べ物の延長』ですから、大きな危険は考えにくいからです。
さてここの情報で問題なのは『石油を使っているから悪い』と決めつけていることです。
そして最後に『合成界面活性剤を使用していない・・・・』なら良い、と語っているところは論理的矛盾があるのです。
そもそも合成洗剤の歴史を見れば、開発当初は『植物性油脂、動物性油脂』を原料としていたのです。そして効果とコストの点から石油などを原料とするようになったのです。
合成界面活性剤の全ては『科学の力で作る化学物質』ですから、そのどれもに『副作用がある』と考えるべきです。
その意味でも石鹸も科学の力でカセイソーダという化学物質で作ります。だからこれも『合成界面活性剤』とも呼べば呼べるでしょうが、これには少し無理があります。
| 石鹸は油脂にカセイソーダを加えて作りますが、そのカセイソーダとは・・・ 強塩基(アルカリ)として多量に用いられ、工業的に非常に重要な基礎化学品の1つである。毒物及び劇物取締法により原体および5 %を超える製剤が劇物に指定されている。(ウィキペディアより) |
『劇薬で作る』と聞くと石鹸にも怖いイメージを感じると思いますが、少し違います。このカセイソーダを使う方法は近年に生まれ、石鹸はそれよりずっと歴史が古く、紀元前2200年頃と言われます。
| 『洗うこと』には古代から水だけで落ちにくい汚れに対し、粘土や灰汁、植物の油やサポニンなどが利用されていたが、やがて動物の肉を焼く時に滴り落ちた脂肪と薪の灰の混合物に雨が降り、アルカリによる油脂の鹸化が自然発生して石鹸が発見されたと考えられている。 (ウィキペディアより) |
油脂が灰のアルカリで『鹸化』して石鹸が自然に出来た・・・・ということなのです。
しかし自然の灰を使うのでは効率が悪く、カセイソーダならコストが安く、早く出来るのでこちらが主流となった、ということでしょう。それでもかなり古くからカセイソーダが使われているようですから、商品を灰で作っているところなど現代では無いでしょう。
つまり古い製法をあまり大きく変えずに、今の石鹸がある、という点では『合成界面活性剤』とは呼べないでしょう。それでも『石鹸の話』のいろいろなサイトには『灰で作る石鹸』の話は出てきます。
ただ『石鹸』と呼んでいても『合成界面活性剤』も添加しているものもあるようですから、以下の名前が含まれるかどうかチェックしてみるのも良いでしょう。
(有害性があり環境を汚染している第1種指定化学物質を354種に含まれる合成界面活性剤のリスト)
| LAS=直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び塩 AO=N,N-ジメチルラウリルアミン=N-オキシド DAC=ビス水素化牛脂ジメチルアンモニウムクロライド AE=ポリオキシエチレンアルキルエーテル OPE=ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル NPE=ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル |
何やら目がチカチカしてきそうな品名ですが、自分の良く使っている石鹸が気になるなら一度調べてみましょう。
[5]何故換気扇の油汚れは落ちないか?
『合成洗剤は良く落ちるのが特徴』
といいます。掃除に使うのによく使われるマジッ*リンなど、エアコンのフィルター掃除に使うと
@フィルターに洗剤をスプレーして少し待つ。
A温水シャワーなどで流す。
というだけで『少なくとも汚れはしっかり落ちます。
そんな洗浄力があるのに、それで換気扇を掃除しようと思うと大変です。(但し掃除のサイクルが半年以上の場合)
ファンもそうですが、特に金属製のアミとなっているフィルター1つを洗うだけでも、洗剤1本を使い切ってしまいます。そしてそれでも落ちません。
[酸化脂質の汚れは落ちない]
外食などのキッチンでは2週間に1回は徹底的にフィルターを洗う、のです。
その理由は2週間以内なら油脂汚れが酸化する前であり、それなら合成洗剤で簡単に落ちるのです。
しかしそれ以上の時間が経過すると、酸化が進み油脂はどんどん粘性を持ち始めます。
この段階になると合成洗剤は役に立たなくなります。
日が経って酸化が進んだ油脂は『ガム状』になり、界面活性剤は全く機能しなくなるからです。
つまり合成洗剤はまだフレッシュな柔らかな油脂であれば、素早く油脂と素材の間にに入り込み、油脂をはぎ取ってくれる、という仕組みなのです。
しかしその油脂がベトベトし始めたら、界面活性剤はその下に入り込むことは出来ません。
これは『ガムテープの粘着部分を洗い落とせない』ことと全く同じなのです。
つまりガムテープでもセロテープでもその粘着部分は科学的に言えば『酸化脂質』と似た状態の物資なのです。
怪我したときにやる『テーピング』の粘着部分も似たようなものです。皮膚を直接刺激する、というほどではありませんが、『ほんの一時的に肌に貼る』ということに止めないと、やはり良いことはありません。
[落とすなら・・・・]
酸化しきった油脂汚れを落とせるものは、重曹またはオレンジオイル洗剤です。但しオレンジオイル洗剤はその成分をよく見て買わないと『はずれる』こともあり得ます。
重曹はどこで買っても一応問題はありませんが、オレンジ洗剤は別です。
だから取り敢えず、株式会社シービーでも使用しており、信用できる油汚れ落とし洗剤を紹介しておきましょう。
ディゾルビット 375ml 2000円
株式会社ドーイチ http://www.doichi.com/newcontents/dsi.html
この製品は航空会社の航空機の貨物室の洗浄にも採用されたそうですから、一応信頼しても良いと思います。
またここでは洗濯用オレンジ洗剤は扱っていません。
オレンジオイルの洗浄力とは酸化脂質を溶かして落とすもので、これは衣服などの繊維を洗うには向いていないからだと想像しています。
★ご感想、ご意見、ご希望募集中 メール、電話、FAXなどでお知らせ下さい。
メール cbcorpo@cf6.so-net.ne.jp
電話 03−3863−2050 又は 050−5519−1433
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2005.6.12 スタート
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