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アイコン探偵 【Myジャンル】 -HOME- アイコン探偵
読 者 へ の 挑 戦 物
 
たとえばこんなミステリ (青い文字のタイトルをクリックすると作品データへ移動します)
タイトル 著者 備考
1. 占星術殺人事件 島田荘司 親切なヒント、親切なミステリ
2. 失踪する死者 島田荘司 短編集「御手洗潔の挨拶」より
3. 月光ゲーム 有栖川有栖 江神二郎シリーズ第一弾
4. 人形はなぜ殺される 高木彬光 神津シリーズの名作!
5. 八角形の罠 有栖川有栖 短編集「ロシア紅茶の謎」より
6. 呪縛の家 高木彬光 著者が懸賞をかけた自信作
7. エジプト十字架の秘密 エラリー・クイーン 国名シリーズは読者への挑戦物として有名
8. 孤島パズル 有栖川有栖 江神二郎シリーズは本格物
9. 真っ暗な夜明け 氷川透 やや異種ではありますか・・・(^^ゞ
10. 双頭の悪魔 有栖川有栖 三つの挑戦状!
 
■ 本 格 ミ ス テ リ

 「本格ミステリ」というのはたぶん、何らかのトリックを用いて密室やらアリバイやらを作るミステリのことだと思っている。
 ふいに閃くのか、悩みぬいて考え出すのかわからないが、トリックを思い付くミステリ作家は無条件で尊敬してしまう。文章を書くだけでも難しいのに・・・(汗)。しかし、人間が作ったトリックは人間に解けないことはない。どんなに苦心して作り上げたとしても読者があっさり解いてしまう場合もあるだろう。
 ミステリ作家にとって謎解きは主人公の仕事であって、読者に先を越されるわけにはいかない。そうさせないために、文章の巧みでその証拠を最後まで隠し切ろうとする。これはごく自然な流れではあるが、中には主人公が謎解きをする直前に、わざわざ一頁割いてこんなことが書かれているものがある。

 ─これであなた(読者)の得た証拠と探偵の得ている証拠は完全に一致した。まったく対等な立場である。さて、あなたにこの謎が解けるかな?─
 こ・これは、もしや挑戦状!?( ̄ ̄;)!! ミステリ作家の手の平でコロコロと転がされていることも忘れ、ついワクワクと心躍ってしまうのは、わたしだけではないだろう。(*^^*) ポッ

■ フェア と アンフェア

 ミステリを読んでいると”フェア”だとか”アンフェア”だとかいう言葉を見かける。そう、スポーツでもフェアプレーなどと使うあの言葉だ。ズルイ手口、卑怯な手口をアンフェアと言うらしい。
 もともと騙されるためのミステリに、フェアもアンフェアもないもんだとは思うが、とかく本格と呼ばれるミステリではトリックが売り物であるだけに、そのトリックに対する審判(読者)の目は厳しいと思われる。ミステリ作家というのは、まったく同情に値する職業だ。
 日々便利になっていく現代生活で、今後斬新なトリックが生まれる可能性は少ないだろう。だからこそ、トリックを思い付いたミステリ作家は読者に対して、どんどん挑戦状を突き付けてほしいと思う。その結果、ブーイングも起こるかもしれないが(もちろんわたしもブーブー言うと思う^_^;)、だからといって方向転換してほしくない。少なくともわたしは、そんなチャレンジャー精神のあるミステリ作家が好きである。


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