クーラー病

 

 

 


 

E子
「先生、身体だるい、夏バテかしら・・・?」
Docトム
「今年の夏は暑いものねぇ。」
E子
「せっかく明日から会社休みなのに・・・何にもやる気がおきないわ。」
Docトム
「・・・^^;。」
E子
「なんで、夏バテなんて起こるのかしら、ねえ先生?」
Docトム
「う〜〜ん、E子さんの会社はクーラー効いてます?」
E子
「もちろんよ!それにみんな暑がりだし、特に営業から戻ってくるとクーラーを最強にするん
 ですもん。」
Docトム
「そうかぁ、E子さんの仕事は事務ですよね。一日中座りっぱなし?」
E子
「そう、それにクーラーの風がもろに当たる場所だから、腰が冷え切っちゃって・・・。」
Docトム
「なるほどなぁ、それでは身体がだるくなるはずだ・・・。」
E子
「え〜〜っ、そうなんですか?だってその方が暑くないし、身体に良いんじゃないの?」
Docトム
「いえいえ、その逆なんですよ。私たちの身体は暑ければ汗をかいて、寒ければ鳥肌を立てて、
 環境の変化に対応してます。」
E子
「ええ、それは分かるわ。」
Docトム
「それらは生体恒常性機能と言って、自律神経が司っているんです。」
E子
「(何か難しそうな話になりそうだわ・・・)。」
Docトム
「だから自律神経の失調があったり、暑いところと冷房の効いているところを何度も出入りを
 していると、その機能が乱れて身体の不調がでてくるんです。」
E子
「・・・・。」
Docトム
「E子さん、不快指数って聞いたことありますよね?」
E子
「はい。」
Docトム
「温度も湿度も高ければ、不快指数は高くなります。室温が27度位でも、湿度が低ければ
 体感温度は低くなり、あまり不快に感じなくなります。」
E子
「そうですね。」
Docトム
「無理して 温度ばかり下げようとしても、なかなか下がらないし、そうなると風速ばかり
 強くなってしまうのです。それも身体を冷やしすぎてしまうのです。」
E子
「うんうん。」
Docトム
「女性の方はスカートが多いし、ただでさえ冷え症のひとが多いので、E子さんのように室内に
 いる時間が多いほど冷えやすくなってしまいます。」
E子
「そうよね、最悪・・・じゃ、どうすればいいのかしら?」
Docトム
「戸外に出るときは、たとえば日陰でワンクッション置くとか、寝る前にぬるめのお湯に
 ゆったりつかって血行を良くするとか、仕事中は膝掛けを必ず使うとかの自衛が大切です。」
E子
「なるほど、メモメモ・・・・。」
Docトム
「逆に暑いときも冷たい水分ばかり飲むと、まずお腹が冷えるし、水腹で食欲がなくなるし、
 汗で出た塩分のバランスが崩れるし。」
E子
「・・・・・・。」
Docトム
「そのために、いわゆる夏バテになってしまうんです。」
E子
「あ〜ん、じゃ自分がいけないのね・・・。」
Docトム
「責任の半分は、そうですね。」
E子
「がっかり・・・。」
Docトム
「日本の夏は暑くて当たり前。だから西瓜や花火や風鈴が似合うんです。」
E子
「そうよね。浴衣着て、線香花火なんてロマンチックよね。」
Docトム
「昼間も濡れ縁に腰掛けて、団扇使いながら将棋をやるなんてのも、いいじゃないですか。」
E子
「そうね、なんか元気出てきたわ。先生ありがとう。」
Docトム
「はいはい。」
E子
「ところで先生?」
Docトム
「ん?」
E子
「この診療室のクーラーの温度設定、何度になってます?」
Docトム
「ううっ(‥;」

 


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