痛 風

 



Docトム
「次の方、ど〜ぞ。」
T雄
「あっはい、、あっ痛痛痛痛。」
Docトム
「どうなさいました?」
T雄
「あ、大きな声出さないで、、足に響くから・・・」
Docトム
「?」
T雄
「昨日から、急に右足の親指が痛くなって・・・。」
Docトム
「どれどれ。」
T雄
「あっイテー!!イテイテイテテ〜(T-T) 。」
Docトム
「はは〜ん、こりゃ痛風発作だな。」
T雄
「なんすか、その痛風発作っていうのは?」
Docトム
「T雄さんは29歳ですね、身長・体重を教えて下さい。」
T雄
「身長165cm、体重82Kgです。ちょっと太り気味ですかね、へへへ・・・。」
Docトム
「ちょっとじゃなくて、かなりですよ。アルコールは?」
T雄
「多少は。しょうがないですよ、接待・接待の連続なんですから。飲みたくて飲んでいる訳じゃ
 ないんすから・・・。会社のために身を粉にして飲んでいるんです。」
Docトム
「何か、変な理屈だなあ・・・。」
T雄
「はははは、まあいいじゃないすか。」
Docトム
「でも、どうやらそのアルコールが今回の足の痛みの原因ですよ。」
T雄
「そうなんですか?」
Docトム
「はい、とにかく痛みを何とかして下さい。」
 数日後
Docトム
「次の方、どーぞ。」
T雄
「はい、先生こんにちは。」
Docトム
「どうですか?足の痛みは。」
T雄
「もうほとんどありません。助かりました。あのときは、靴を履いているのさえ苦痛でした
 から・・・。」
Docトム
「そうですね、でもこの病気は、喉元過ぎれば何とやらの気持ちでいると何回でも起きます。」
T雄
「えっ、脅かさないで下さいよ〜、先生。」
Docトム
「いえいえ、本当の話です。それでも放っていると、命にも関わりますよ。」
T雄
「げげっ、先生はこの間、痛風って言ってましたけれど痛風ってなんですか?」
Docトム
「はい、痛風と言うのは血液中の尿酸という物質が増えることによって起きるのです。」
T雄
「はあ・・・。」
Docトム
「本来は尿酸はおしっこから出ていってしまうのですが、食べ過ぎ・飲み過ぎで過剰に増えて
 しまうと排泄が間に合わなくなって、血液中に貯まってしまうのです。それが血液中で結晶化
 して足などの関節に炎症を起こすのです。それがこの間の痛風発作なんですよ。」
T雄
「それで、血液検査をしたんですね。それで私の場合はどうでしたか?」
Docトム
「はい、立派な高尿酸血症でした。正常値は男性は3.2〜6.6くらいなんですが、T雄さんの場合
 は8.9でした。」
T雄
「ありゃー、ではどうすればいいのでしょう?」
Docトム
「まずは、薬を定期的に服用して尿酸の排泄を促したり、尿酸の合成を阻害したりします。」
T雄
「なるほど、なら簡単だ。どのくらい飲めばいいのですか?」
Docトム
「一生とは言いませんが・・・数カ月は必要でしょう。それに薬を飲んでいるだけではいけま
 せん。」
T雄
「はっ?」
Docトム
「高尿酸血症は飲み過ぎ・食べ過ぎ・運動不足・肥満・ストレスなどが重なることで起きて
 きますから、1:肥満を解消する。2:アルコールを控える。3:水をじゅうぶん飲む。
 4:軽い運動をする。5:精神的ストレスを発散させる。を守って下さい。」
T雄
「そ〜か〜。しかしかなり難しいなあ・・・」
Docトム
「確かに、難しいかもしれません。ですから、この痛風(高尿酸血症)は生活習慣病と言われ
   ているのです。」
T雄
「あれ、生活習慣病って、高血圧とか糖尿病とかじゃないんですか?」
Docトム
「良くご存じですね。それらと全く同じレベルの病気なんですよ。尿酸が血液中に蓄積すれば、
   腎機能が低下して腎不全を起こしたり、結石の原因になったりします。」
T雄
「あれあれ。」
Docトム
「また、血管そのものの動脈硬化をも促進させ、心臓では狭心症や心筋梗塞を引き起こします
   し、糖尿病を悪化させることもありますよ。」
T雄
「ありゃー、なんか怖いですね。」
Docトム
「そうですよ、ですから薬を定期的にちゃんと飲むことは当然として、日常生活もあまり無茶は
   いけません。」
T雄
「分かりました、頑張ります。」
Docトム
「それから、2-3カ月おきには血液検査をしましょうね。」
T雄
「はい、先生。ありがとうございました。」



詳しく知りたい方は
こちらへ