胃 下 垂

 


 

Docトム
「次の方、どうぞ。」
J子
「はい、こんにちはー」
Docトム
「やぁ、J子さん。今日はどうしましたか?」
J子
「はい、先生これを見てください。」
Docトム
「はいはい。これは会社検診の結果表ですね、どれどれ。」
J子
「・・・・・・・。」
Docトム
「まずは身長、体重ですが・・・体格指数が18ですかぁ。」
J子
「スマートでしょう(^^)。」
Docトム
「でも、ちょっとやせすぎですねぇ。」
J子
「太っているよりはいいでしょ。コレステロールだって正常値だし、去年あった貧血も
 今年はないでしょ、ね先生。」
Docトム
「まぁ、確かにそうですが・・・。好き嫌いなく三度三度食事はとってますか?」
J子
「食べてますよ、ちゃんと。でも・・・。」
Docトム
「でも?」
J子
「あんまり、量は食べられないんです。すぐお腹がいっぱいになっちゃう。それに、赤ちゃん
 みたいにお腹がプクって飛び出ちゃうんです。」
Docトム
「はははは、可愛いじゃないですか、赤ちゃんみたいなんて。」
J子
「からかわないでください、今日も実はそれが気になって来たんです。」
Docトム
「なるほど、、、そうですか。」
J子
「友人に胃下垂じゃないかって言われたんですが・・・。」
Docトム
「そう、確かに胃下垂の可能性がありますねぇ。」
J子
「胃下垂ってどんな病気ですか?治るんですか?」
Docトム
「胃下垂というのは、文字通り胃が垂れてしまうんです。」
J子
「垂れる・・・?」
Docトム
「これだけじゃ、分かり難いですね。実は胃に限らず腸や肝臓、腎臓などの内臓は、筋肉や脂肪
 などで支えられているんです。」
J子
「はぁ・・・。」
Docトム
「でないと、立ったときに内臓が全部スト〜ンとお腹の下方に落ちちゃいますからね。」
J子
「そう言われればそうですね。」
Docトム
「ねっ。ですから支持組織が強くないと、支えきれなくなってお腹に落ち込んじゃうんです。」
J子
「じゃぁ、私の胃袋はそんな状態なんですか?」
Docトム
「ひどい人になると、胃袋のほとんどが骨盤内(左右の腰骨を結んだ線より下) に落ち込んで
 いるのです。」
J子
「え〜〜っ、そんな下に落ちちゃうんですか?!」
Docトム
「そうですよ。バリウムを飲んで胃のレントゲンを撮ればはっきりと診断できるのですけれど、
 J子さんのように、やせ形の女性に多いのは確かです。」
J子
「治るんですか?」
Docトム
「まぁ、あせらないで。胃下垂の人は、食事がいっぺんに食べられなかったり、もたれたり
 し易いですよね。」
J子
「その通りです。」
Docトム
「それに、やせすぎで太ろうと思っても、なかなか太れない・・・。」
J子
「^^;」
Docトム
「胃下垂があるから太れないのか?やせているから胃下垂になったのかは、鶏と卵とどちらが
 先?と同じ理論で、どちらとも言えませんが・・・。」
J子
「・・・。」
Docトム
「でも、この胃下垂はいわゆる、その方の体型のひとつとも言えるのです。」
J子
「体型ですか・・・。」
Docトム
「そう、撫で肩かいかり肩か、ぽっちゃり型かやせ型か、二重瞼か一重瞼か、などと同じ
 なんです。」
J子
「じゃぁ。病気ではないんですか?」
Docトム
「そう、ですから症状がなければ放っておいても構わないんですよ。以前は手術で落ち込んだ
 胃袋を持ち上げるなんてこともしたそうなんですが、現在はしません。」
J子
「そうなんですかぁ・・・。」
Docトム
「もちろん、たくさん食べて胃袋を支える脂肪が付けば問題はないのですが、そもそも
 いっぺんにたくさんたべられませんからね。」
J子
「そうなんですよ。」
Docトム
「でしたら、腹筋を鍛えたらどうでしょう?」
J子
「鍛える〜〜?!」
Docトム
「そんなに難しく考えなくても、寝る前にちょこっと腹筋運動を毎日少しづつやるんです。」
J子
「そんな程度でいいんですか?」
Docトム
「そうです。でも根気よく続けましょうね、でないと意味がありませんから。」
J子
「はい。」
Docトム
「それと症状のある人は、症状にあった薬を処方してもらうことです。」
J子
「自分勝手に薬を買わないということですね。」
Docトム
「その通り!(^^)。胃下垂の症状だと思っていたら、実は潰瘍やガンだったなんて
 言ったら、悲しいですからね。」
J子
「そうですね、よく分かりました。」
Docトム
「はい、では頑張ってくださいね。」
J子
「(でも、治っても太るのはいやだなぁ〜〜)。」
Docトム
「(^^)」


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