寄席part3

 

 

 

<演し物>

田能久
第70回江戸川落語会
火焔太鼓
第73回江戸川落語会
第74回江戸川落語会
 
     
     
     
     

 

 

田能久

主人公は大蛇。
「夏の医者」という噺でも大蛇が重要な役割を演じているが、この噺ではどうどうと主役を張っている。そして相手役は狸。だからといって別に子供相手のおとぎ話ではない。
狸とは、変化(へんげ)を得意とする旅芸人のあだ名の田能久を、うわばみが勝手に「狸」と勘違いしたのである。
とある民話から題材を得ての噺だそうだが、実に気の利いた噺になっている。
その骨格は「饅頭こわい」に似ているが・・・。



第70回江戸川落語会

平成14年7月15日に江戸川区総合文化センターにて恒例の落語会が催されました。
今回は<小三治一門会>で、根多帳は以下の通り・・・。

開口一番   月の家 かがみ  「小ほめ」
落語     柳家 三三    「湯屋番」
落語     柳家 喜多八   「あくび指南」
       ---------仲入り--------
太神楽    柳貴屋 小雪 
落語     柳家 小三治   「かんしゃく」

「湯屋番」は単に想像豊かな若旦那の仕草をおもしろ可笑しく演じるのも一つでしょうが、唄や踊りなどの芸事がしっかりとした噺家さんが演じるととても素晴らしい噺になると言うことを改めて感じさせてくれた、反面教師的な噺家さんでした。これからも頑張って芸を磨いてくださいね。
小三治師匠は、相変わらずマクラ名人ですねぇ・・・。これだけ聴いても金を払う価値ありです。
そして、今回は「かんしゃく」という珍しい噺。明治時代にできた噺だそうですが、CDでは聴いたことありましたが、実際に高座で聴いたのは初めてで堪能しました。

次回の江戸川落語会は「小さんを偲ぶ会」だそうです。楽しみ・・・。




火焔太鼓

ご存じ五代目古今亭 志ん生の十八番である。

ご存じ、出来の悪い道具屋の主人が古汚い太鼓を仕入れてきたが、しっかり者の女将さんに小言を言われてしまう。
ところが、その太鼓を店に出したとたんに通りがかったお屋敷の殿様の目に留まり、首尾良くお買いあげ下さったというメデタイ話。

ミソは、如何にくすぐりをおもしろ可笑しく語るかである。名人志ん生の真骨頂がここにある。
破天荒なくすぐりの嵐に息つく暇もなく、こちらが考える余裕もないままグイグイと話に引きずり込まれてしまうのである。

そうして、典型的なオチで初めて我に返るのであった。




第73回江戸川落語会

平成15年4月18日(金)、例によって江戸川区総合文化センターにて催されました。
演目は以下の通り

開口一番  三遊亭 金兵衛  「牛ほめ」
落語    初音家 左橋   「新作」
落語    古今亭 志ん輔  「小言幸兵衛」
     ーーーー仲入りーーーー
落語    三遊亭 夢之助  「新作」
落語    立川 志の輔   「新作」

詳しい(正確な)ネタ帳が手元に届いていないので、演目に関しては自信はないですが、少なくともいわゆる古典ではありませんでした。

生で聞ける臨場感はいいのですが、やはり(特に志の輔には)古典をみっちり語って欲しかったと思っているのは、私だけではないでしょう。

次回は立川 談志です。さっそくチケットをゲットしました。




第74回江戸川落語会

平成15年7月28日(月)、江戸川総合文化センターにて催されました。
出演者・演目は以下の通りです。

落語   立川 笑志   「新作」
落語   橘家 蔵の助  「新作」
落語   橘家 圓蔵   「寝床」
    ーーーー仲入りーーーー
紙切り  林家 二楽
落語   立川 談志   「不明」

ネタ帳が無いことがこれほど悔しく思ったことはないです。談志師匠の噺の演目をどなたか教えてくださいませんか?珍しい噺のようで、私も初めて聴きました。多少、バレ噺的なんですよね。

圓蔵の噺も、今まではテレビでしか聴かなかった高座を初めてライブで聴き、いかにも落語家らしい毒舌で新しい1面を見ることが出来、最高の一夜でした。

それにしても談志の枕は最高ですな。落語にちょこっと詳しい人が聴けば抱腹絶倒しそうな話の連続でした。帰宅後、改めて談志のCDを聴き直してしまいました。
しかし・・・談志の落語は、初めて落語を体験する人が聞いても面白いのだろうか・・・。
尤も、それも承知の助で演じているような気がします。

次会は三遊亭 圓楽です。