し も や け

 


 

Docトム

「今日は寒いねえ。」

看護婦

「そうですね、この間の雪から急に寒くなりましたね。」

Docトム

「こんな日に、病院に来れる人はむしろ健康で丈夫な人だね。」

看護婦

「ふふふ、そうですね。」

看護婦

「先生、患者さんですよ。」

Docトム

「はいはい。」

F子

「こんにちは。」

Docトム

「はい、きょうはどうしましたか?」

F子

「実は、2-3日前から足の指が痒くて、痛くて・・・。」

Docトム

「どちらの足ですか?」

F子

「両方なんです。右左とも指先が赤く腫れ上がってしまって。」

Docトム

「それはそれは。では、ちょっと診せていただきましょう。」

F子

「はい、よいしょっと・・・。」

Docトム

「靴がきつそうですねえ。」

F子

「そうなんですよ。この間の突然の雪で靴がビチョビチョになってしまって、きつくて(^_^)」

Docトム

「どれどれ、、、あれあれ、これは痛いですねえ。左右とも指が真っ赤に腫れて。。」

F子

「なんでしょうか、これ?水虫ですか?治りますか?このままじゃ、痛くて靴も履けないわ。」

Docトム

「これは、しもやけですよ。」

F子

「えーっ?しもやけ?」

Docトム

「そう、し・も・や・け・です。」

F子

「でも、しもやけって言うのは昔は、、、、子供の時に・・・・。」

Docトム

「そう、よく小さいお子さんが手足の指先に起こしましたよね、昔は。」

F子

「そうですよねぇ。」

Docトム

「確かに今は少なくなってきていますよ。食生活も変わり栄養状態も良くなってきていますし、
 生活環境も昔と比べずいぶん良くなってきていますから。」

F子

「それなのに、なぜなんでしょうか?初めてですよ私。」

Docトム

「しもやけは夏には出来ません、当然ですが。秋から冬にかけての気温4〜5度の時期に、
 一日の温度差が激しくなってくると起きやすくなるんです。」

F子

「でも、今までしもやけなんて起きなかったんですよ、私。」

Docトム

「この間の雪のせいでしょう。実はあの日から、貴女のようにしもやけが出来てしまった方が
 何人かいらっしゃるんですよ。」

F子

「へぇー、そうなんですか・・・。」

Docトム

「はい、朝から降っている雪なら、みなさん長靴などで対処できるんですが、昼過ぎから
 降ってきたんで靴がびちょびちょになって、それに加え長時間駅などで足止めを食ったので、
 足の指がしもやけになってゃうのですね。」

F子

「どうすればいいんですか?」

Docトム

「はい、しもやけの治療の基本は、その場所の血行を回復させることです。」

F子

「はぁ・・・。」

Docトム

「そのためにまずは、室内を保温して皮膚の低温を予防して下さい。外出するときは、
 特に保温に気をつけることです。それと、皮膚をよくマッサージしてあげて下さい。」

F子

「分かりました。」

Docトム

「あと飲み薬などで全身の血行をよくしたり、軟膏を塗って皮膚を保護したりしましょうね。」

F子

「それだけでいいんですか?」

Docトム

「はい。でもしもやけになりやすい人は、やはり春にならないと治り難いようですね(^_^;」

F子

「・・・・・でも先生、なりやすい人っているのですか?」

Docトム

「いますよ。貧血気味で低血圧の人。親がしもやけだった人。年齢的には子供が多いのですが、
 大人の人もいます。成人になると、男より女性に多いようです。」

F子

「へぇー、そうなんですか。」

Docトム

「しもやけの発症には体質や性別などのよう素因が大いに関係しているようです。」

F子

「私の場合は、どうなんでしょうか?」

Docトム

「ん〜ん、何ともいえませんが、今回が初めてだということなので成りやすい体質とはいえない
 のではないかなぁ。」

F子

「そうですよね、よかった・・・。」

Docトム

「でも、今現在しもやけになっているので、充分の注意は必要ですよ。」

F子

「注意ですか・・たとえばどんな?」

Docトム

「そうですね、まず外出の時には必ず手足や耳などしもやけに成りやすい場所を防寒具などで
 守ること。」

F子

「はい。」

Docトム

「それから、たとえば暖かい温水などで手を洗った後に良く拭かないと、逆に手が冷えてしま
 います。だから乾燥したタオルなどで良く拭くこと。靴下なども湿ったらすぐ交換すること
 などですね。」

F子

「はい、分かりました。」

Docトム

「もちろん、先に話したようにマッサージしたり薬を塗ることもですよ。」

F子

「はい。」

Docトム

「でも、春になり暖かくなれば治ってしまいますから、安心して下さい。」

F子

「そうですね。でも春までは長いなぁ・・・」

Docトム

「ははっははは。あっそうそう、春になっても治りが悪いときには必ず診せて下さいね。」

F子

「?」

Docトム

「他の病気が隠されていることもありますからね。」

F子

「あっそうですね。よく分かりました。ありがとうございます。」

Docトム

「はい、お大事に。」


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