蕁 麻 疹

 


 

Docトム
「次の方、お入り下さい。」
J雄
「はい、よろしくお願いします。」
Docトム
「どうぞお座り下さい。今日はどうなさいましたか?」
J雄
「それが、昨日あたりからやけに身体が痒いんです。」
Docトム
「はて、虫さされですか?」
J雄
「いやぁ、そんなんじゃなくて・・・腕とか背中とかお腹とか、足も痒いんです。」
Docトム
「そうですか、ではちょっと拝見しましょう。上半身脱いでみて下さい。」
J雄
「はい・・・これなんですよ。こんな風にぼこぼこっと盛り上がるようになって、気持ち悪い
 やら、痒いやら・・・(T-T)。」
Docトム
「ははぁーん、これでは夕べは寝れなかったんじゃないですか?」
J雄
「仰るとおりです。夜シャワー入ってから余計に痒くなって・・・一晩中掻いてました。」
Docトム
「昨日は何時頃から痒くなってきましたか?」
J雄
「午前中ですね、何となく痒いなぁ・・と思っていたんですけれど。その後盛り上がったように
 なって、どんどん痒くなってきました。」
Docトム
「そうですか、分かりました。とりあえず、注射と飲み薬を出しましょう。」
J雄
「はい、ありがとうございます。いやもう、痒くて痒くてどうなるかと思いましたよ。で、
 その塗り薬はないんですか?」
Docトム
「はい、この病気には塗り薬はあまり効果的ではないのですよ。」
J雄
「そうなんですか・・・で、この痒いのは何ですか?」
Docトム
「蕁麻疹(じんましん)です。」
J雄
「えっ、蕁麻疹ですか・・・でも大したもの食べていませんよ。」
Docトム
「はい、蕁麻疹の中には、食べ物で起きるタイプとそうでないタイプとがあります。」
J雄
「はぁ、そうなんですか・・・。私はまた蕁麻疹は全部食べ物で起きるのかと思ってました。」
Docトム
「(^_^)。一般的にそうですよね。青身の魚とか、貝とか、・・・・。でも、そうじゃない
 蕁麻疹も有名ではないけれど結構多いんですよ。」
J雄
「やっぱり、アレルギーなんですか?」
Docトム
「そうなんですが・・・では、ちょっと蕁麻疹についてお話ししましょう。」
J雄
「はい、お願いします。」
Docトム
「蕁麻疹は、先ほどJ雄さんがおっしゃったように、アレルギーで起きるのですが、その
 アレルギー反応を起こす原因物質(アレルゲン)がなかなか分からなかったのです。」
J雄
「はぁ・・・。」
Docトム
「それが最近になって、それが分かってきました。」
J雄
「ほほぉ・・・。」
Docトム
「一つは、食事や薬のように体外からの侵入物に対する反応でIgEという抗体が原因です。
 二つ目は自分の体の中の成分に対する反応で、日光に当たり皮膚内に出来るアレルゲンと
 反応する日光じんましんや、自分の汗によって反応するコリン性じんましんで、これらを
 自己アレルギーと言います。」
J雄
「はぁ、なんか難しいですね。」
Docトム
「ははは、そうですね。でも後一つです、頑張って聞いて下さい。三つ目は自分の体の肥満細胞
 と呼ばれる細胞を直接攻撃してしまう自己抗体が原因の場合です。これはIgE、IgG、IgMが
 関係しています。」
J雄
「なんか、よく分からないですね・・・(^_^;」
Docトム
「そうですね、、話している本人もごちゃごちゃしてきました。要するにいろんな原因で
 じんましんが起きると言うことですね。」
J雄
「なるほど・・・。」
Docトム
「そして、その原因によって長くても1ヶ月以内に治ってしまうタイプと慢性になってしまう
 タイプとがあります。」
J雄
「ありゃー・・・、で私のはどっちなんですか?」
Docトム
「それが・・・なかなかはっきりしないのですよ。食事などが原因の場合はほとんど急性で
 治ってしまうのですが・・・。」
J雄
「(^_^;」
Docトム
「次に治療ですが、まずはアレルギーを抑え込むことが大切です。」
J雄
「はい、そうですね。(早くしてくれぇ〜、痒いよ〜)」
Docトム
「しかし今話したように、皮膚に症状が出るのですが、元は内臓というかアレルギー反応の
 病気ですので飲み薬や注射でそれを抑えるのです。では、その注射をしましょう。」
J雄
「(助かった・・・)なるほど、それで初めに塗り薬を出さないとおっしゃったのですね。」
Docトム
「そうなんです。それと痒いときには、辛い食べ物や香辛料の効いた食べ物を取りすぎたり、
 お風呂などに入って体の血行が良くなると痒みがましますので注意して下さいね。」
J雄
「はい、分かりました。」
Docトム
「それから飲み薬ですが、これはひとによって眠気が強く出たり、口の中が非常に乾燥したり
 します。」
J雄
「はぁ。では風薬とおんなじですね。」
Docトム
「あぁ、そうですね。ですから、車の運転などには十分注意して下さいね。」
J雄
「分かりました。」
Docトム
「では、薬は3日分出しますので、2〜3日したら又診せて下さい。」
J雄
「はい、どうもありがとうございます。」
Docトム
「では、お大事に。」



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