トップページへ
 > MYSELF  > HOSPITAL DIARY PART2
[ HOSPITAL DIARY - 入院日記 ] PART2 WEEK1 : 2000.09.14 - 2000.09.20
■PART1 1999.11.26 - 2000.01.17 | INTRODUCTION | WEEK 1 2 3 4 5 6 7
■PART2 2000.09.14 - 2000.10.04 | INTRODUCTION | WEEK 1 2 3
2000.09.14 (Thu)  爆笑問題・田中(ワタシと同学年)が睾丸肥大で今日から入院。この年になると色々あるねぇ…。
 入院初日。
 9:30頃病院到着。前回と同じように入院手続きを行い、病室に向かう。
 今度の病棟は渡り廊下を何度も渡った先で、RPGのマップ並み…とまでは行かないが、 少なくとも『エイリアン・シンドローム』並みの複雑さ。
 今日退院する人と交代で入院になるため、まだベッドが空かずに午前中は待合室で過ごす。
 午後からベッドに移動し、簡単な説明と尿検査。ベッドが窓側なのは嬉しい。
 友人に頂いたシーサーぬいぐるみと、ピンポイントで超気に入りのビーニー"HOPE"を飾る。

 病院そのものの勝手は分かっているので問題ないが、先生が来てくれず、 今後の予定がハッキリしないのはちょっと不安。

 前回はTVを入れなかったが、今度はオリンピックもあるのでTVを導入。
 前日まで忙しかったため、サッカー日本 X 南アフリカを見ながら寝てしまう。ゴールで起きる。 

2000.09.15 (Fri)  シドニー五輪開会式は面白いけど長すぎ。マントよりも、ちゃんと手を振れ日本選手。
 朝、先生が来られたので今後の予定を確認。
 前回の入院で精密検査は済んでいるので、今回は大きな検査は無いとの事。

 午後、パソコンを出したところで運悪く担当の看護婦さん(いつもマスクしてるので顔が分からない) が登場。「パソコンも携帯電話の様に電磁波が出ているので、使わないで下さい」と言われてしまう。

この病院は処方箋発行や次回予約のため、診察室にはパソコン完備。なのに何でダメなの?
…などと文句言おうかと思ったら、後で「仕事に必要な最小限なら可」という事で許可が出る。
 タグ直接編集型のHTMLエディタなら、まず文句言われる事は無いだろう。

 検査のため、今日の午後から24時間、尿を専用容器に貯めるよう指示。

2000.09.16 (Sat)  オリンピック競技本格開始。中継を観てると『健康っていいなぁ』としみじみ思う。
 朝イチで採血。
 検査の都合上、採血終了まで起きあがれなかったので背中が痛くなる。
 採血自体はもう慣れたが、今日は久々に痛く感じた。いつもの腕だけでなく、初めて足の付け根 から動脈血を採取される。テープを剥がすのが痛そう。結局あれこれ切りながら剥がしていく。

 看護婦さんから、手術準備の説明。
 浴衣などの前あき寝間着、腹帯、T字帯(フンドシ)などを用意するよう連絡があり、売店で揃える。
 緊迫感が一気に増大。

 日曜夜まで何もないので、午後から日曜夜まで外出。
 アパートに寄り、コレをアップしてから実家に向かう。もう、これで最後かもしれないし(笑)
 友人から「今日はアイリッシュパブで飲み会だけど、入院なので誘わなかった」というメールが 来ており、行きてー!一杯だけ乱入しようかな…と、かなり迷ったが(←バカ)、さすがにやめておくコトにした。

2000.09.17 (Sun)  病院に着いたらサッカー日本 2-1 スロバキアが既に終了。
 大雨が降ったり止んだりの不安定な天気。
 午前中に実家を出て、散髪。アパートに寄ってから病院に向かう。  腕にビニールの名前タグを付けたままの外出は、なんか脱走者みたいでちょっと恥ずかしい。

 ワタシの知ってる入院経験者の多くが、退院後に食が細くなったり酒が飲めなくなったりしているので、 念のため(?)吉祥寺でクリームソースのパスタを食べておく。

2000.09.18 (Mon) ワイドショーはおかみの不倫と引退力士の復縁ばかり。いいかげん優勝力士に悪いぞ!
 午前中の手術準備で、腹〜膝上まで剃毛。
 カミソリを使い慣れていないので、電気カミソリのキワ剃り部を使用。
 担当の看護婦さんをと先輩に全身チェックされる。もう恥ずかしいとか言ってられない。

 体内の不要なモノを極力排除するため、食事は昼食で終了。(水は24:00まで)
 下剤(濃すぎのポカリスエット風。250ml)を2回飲む。

 昼前にCTスキャンと循環器系内診。
 大きな円盤状のCT装置は、スタートレック系の未来っぽさがいい。

 午後に麻酔課の先生と、手術室の看護婦さん(かなり賀来千賀子似)からの簡単な手術説明。
 担当医ではないので、一般的な説明しか無いが、誰かと話していると多少気持ちも落ち着いてくる。

 夕方に教授回診。すごく簡単で、ほとんど見回り。
 その後、担当の先生から詳しい手術説明。
 この説明の後、手術同意書輸血に関する同意書に署名しないと、手術が受けられない。  ここでは失敗する“可能性”として、かなり最悪なケースまで説明されるので不安増大。

 特に輸血の説明がかなり強烈。
 先生 :「輸血ではHIV感染や、他人の白血球が自分に攻撃を加える“移植片対宿主病”にかかる可能性があります」
 ワタシ:「移植片対宿主病にかかった場合はどういう処置が行われるのでしょうか?」
 先生 :「これにかかったら、もう助からないんです
 …。

 今回の手術では、輸血の可能性はほんの数%、この段階でかなり最悪であり、こんな超最悪な事態になる可能性は コンコルドの事故並みの確率ではあるのだが…。

2000.09.19 (Tue) 爆笑問題・田中も今日手術だった模様。
 朝イチでいきなり、看護婦さんに浣腸される。
 もう恥ずかしいとか、どうでも良くなってきた。

 手術着(ビニールのガウンみたいなモノ。マジックテープで前後に分かれる)に着替えて、点滴開始。
 ストレッチャー(移動用ベッド)に乗り、肩に筋肉注射(痛い)を受けて手術室に移動開始。
 ちょっとサンダーバード2号(の乗り込み)とか、ミニ四駆みたいでちょっと楽しい…かも。手術前でなければ…。

 9:00に手術室入り口に到着。ストレッチャーが3台も並ぶ渋滞状態。宅配荷物のような気分。
 5分ほどで手術チームに引き渡される。
 「おはようございます。昨日お伺いした賀来(仮名。昨日来て頂いた看護婦さん)です」
 少しでも知っている人がいると安心する。そのための説明だったのかもしれない。

 手術室で自動血圧計(自動的に膨らんだりしぼんだりする。けっこう原始的)をセットし、 脊髄付近に局所麻酔用の管を入れる。脊髄に直接触ると痺れるような痛みがあるので、避けながら。

 その後全身麻酔用のマスクが口に。
 「少しボーっとしてきましたか?」
 「あ、そうですね…」

………………

 「無事終わりましたよ〜!
 …気が付くと病室のベッド。16:00近い。
 何があったのか全く覚えていないし、まだ意識も朦朧としているが、とりあえず終わったらしい。
 移動用ベッドから自分のベッドに、「よいしょ!」っと移されたのは何となく覚えている。

 ボーっとしたまま、寝ているのか起きているのか分からない状態で寝てしまう。

 後で聞いた話では、手術は無事に終わり、問題の輸血も無かったとの事。
 ただ、患部が予想よりも大きいために予定よりも手間取り、麻酔が覚めるのも遅かった ために時間がかかったとの事。

2000.09.20 (Wed) 日本 0-1 ブラジルは問題なく観戦。
 手術後は全身フル装備で絶対安静。母が看病で来てくれる。
  • 酸素マスク
  • 鼻から胃までのチューブ
  • 左腕に点滴
  • 腹の手術跡に腹帯
  • 尿チューブ
  • 背中に局所麻酔のチューブ
  • 両足に包帯(足は関係ない筈だが、体温維持用?)

 鼻のチューブのせいで喉が痛く、水が飲めないのは辛い。
 看護婦さんが湿ったガーゼを口にあててくれるが、乾くのを防ぐのがやっと。
 足の包帯も痒いし、熱も高い。

 午後に酸素マスクを外し、鼻チューブを抜き、手術着から浴衣に着替えさせてもらう。まだ動くと苦しい。
 これで水が飲めるようになるが、寝たままストローで吸う上、飲むと胃に響くので少しずつ。

 会社の後輩(育児休業中)がお見舞いに来てくれる。
 他人の子供が可愛いと思った。珍しく(笑)

 夕食から食事再開。食べ物がお腹に響いて痛いので、薄いおかゆを一口たべるのがやっと。
 おかずは全く食べられない。お見舞いで頂いたゼリーをなんとか半分食べる。

DOCTOR IWASA'S WORLD TOWER トップページへ