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[ 博物館を覗いてみる ] - 戦争博物館編
 ロンドンの博物館といえば、大英博物館があまりにも有名ですが、コレ以外にも 本当に沢山の博物館や美術館があり、どこに行こうか迷ってしまいます。
 ここでは、その中から戦争関係の博物館を2つ紹介します。詳しい行き方や入場料などは 各種ガイドブックに載ってますので、そちらをご覧下さい。
[ 帝国戦争博物館 ] Imperial War Museum
帝国戦争博物館外観
ミリタリーマニアに限らず行く価値あり!
 元々病院だったという建物を改装して作られた施設は立派。さすがは戦勝国イギリスです。
 ロンドンの繁華街からやや外れた所にある帝国戦争博物館では、二度の 世界大戦を中心に、冷戦や国際紛争などを含む近・現代の戦争の歴史を見ることが出来ます。

 イギリスの博物館はどこも見せ方が上手かったのですが、ココは特に展示センスが良く、 大きな戦車から細かい展示まで、見ていてとても楽しいものでした。

 スパイや暗号の歴史を解説する展示(入り口に007などのオモチャが沢山展示してあるのもカッコイイ)や、塹壕を再現した1/1ジオラマなどはオススメです。
 混雑も少な目なので、ゆっくり見られます。もし旅行などでロンドンのフリータイムがあったら、 是非行ってみて下さい。ミリタリー好き以外の方にもオススメです。

エントランスから天井を見上げる
 吹き抜けを上手く利用した、立体的な展示構成が壮観。 吹き抜け
 中は大きな吹き抜けになっており、天井には戦闘機が、地上には戦車などがズラっと並べられた ディスプレイが壮観です。
 写っていないのですが、ジェットエンジンを背中に背負ったドイツ戦闘機 『ハインケル・ヤクトイェーガー』(サラマンダー?)などの珍しいモノもありました。 「コレに撃墜されたら浮かばれないなぁ」っていう可愛い形です(笑)。

 
見下ろすとこんな感じ
 フロアの戦車などが良く見えます。
吹き抜けを上から
 3Fから吹き抜けを見下ろしています。下の方に、ランカスター爆撃機の機首だけが切り取られて 展示されているのが見えます。ゼロ戦も、コクピット部分だけを輪切り状にしたものが展示されていました。
 
ヤクトパンサー側面装甲
 分厚い装甲でも、砲撃を受ければ大きな穴が。
 反対側はカットモデルになっていて、内部が見られます。 ヤクトパンサー側面装甲
 戦車は、Mk.3(WW1)、マチルダ、シャーマン、T34/85、ヤクトパンサーなどがありました。
 冷戦時の東ヨーロッパの映像で良く見たせいか、T34には悪役然とした迫力を感じました。 街にいきなり、あんなのが乗り込んできたら怖いですよ、やっぱ。

 これらの展示品は、宙吊りの飛行機やガラスケース内の小物を除き、すべて 自由に触っていいモノになってます。
 ワタシも嬉しくて、手で戦車なんかを叩きまくってしまいました(笑)。叩くと一目瞭然ですね。
 例えば、工具箱などの非装甲部は「ガンガン」というブリキっぽい音がするんですが、 ハッチなどは「ゴンゴン」と重い音に、側面装甲では「ゴツゴツ」 (少し振動するのが指先から伝わる程度)、前面装甲や鋳造砲塔は「…」(厚すぎて音がしない。でも手は痛い!)。
 プラモデルの資料などで「装甲厚XXmm」とか読んでもイマイチ実感は沸きませんが、コレはまさに百聞は一見にしかず。 貴重な体験でした。
 同じように飛行機を叩いてみると、爆撃機なんかでも「あー、こりゃ撃たれたら一発だな…」と思うような 薄さだったのも驚きでしたね。
 

[ 王立空軍博物館 ] Royyal Air Force Museum
RAFミュージアム外観
蛇の目ファンの聖地
 広大な敷地に格納庫っぽい建物。
 元々は軍事施設だったんじゃないでしょうか。
 ロンドン中心地から地下鉄で北へ約30分、地下鉄も地上に上がり、すっかり片田舎な雰囲気の街にある王立空軍博物館(RAFミュージアム)は、Royal Air Force(RAF)の博物館です。
 チケットは半年有効ですが、観光客には関係ないですね(笑)。

 Royyal Air Force Museum
 Grahame Park Way, Hendon, NW9
 地下鉄Colindale駅より徒歩15分。駅前には模型屋もありました。

爆撃機展示フロア
 画像のガンマ値を無理矢理上げたら、何か秘密基地の隠し撮りみたいになっちゃいました… RAFミュージアム内部
 中は完全に格納庫。一次大戦から現代まで、RAFに配備された戦闘機、攻撃機、爆撃機が ずらっと並べられています。(一部、敵機や友軍機もありました)
 デジカメで撮るには暗すぎでアレなんですが、巨大なB-17と、奥のさらに巨大なバルカン爆撃機で、 博物館のバカでかさが分かってもらえるでしょうか?

 展示機数は帝国戦争博物館をはるかに上回り、おそらくRAFのメジャーどころはほとんど全部押さえてあるんじゃないでしょうか。
 レトロ・フューチャーな美しさに溢れるミーティア、半端な無骨さが魅力のボーファイター、燃料タンクが翼の上に付いたライトニングなど、イギリス機のちょっとズレた独特の機能美を堪能出来ます。
 スヌーピーの乗機、ソッピース・キャメルなんかもありました。

ミーティア
グロスター・ミーティア
 イギリス初のジェット戦闘機。牽引車もカワイイ。
 施設のバカでかさに反比例して、場内はガッラガラ。客は10人位でした。
 ロープなども無く、通路部分が色分けしてあるだけの仕切りなので、イギリスの軍用機を穴の空くほど眺めたい人には最高の博物館でしょう。
 ただ、一部の機体は動体保存をしているようなので、戦争博物館のように勝手に触るのはマズいようです。

 ワタシは前日食べた牡蠣に当たったせいで、お腹がかなりヤバい状態だったのですが、このガラガラさに救われました。

体感シミュレータ
 一応目玉みたいですが、遊園地の乗り物レベルでした。 シミュレータ
 唯一混んでいたのは、このフライトシミュレータ。
 空軍だから凄いのがあるのでは?と思ったのですが、10人くらいでまとめて乗る、スターツアーズみたいなモノでした。



ランカスター爆撃機 整備中
 周りが暗いので、マネキンも結構本物っぽい。 ジオラマ?
  さすがに飛行機だけでは殺風景すぎると思ったのか(?)、所々にマネキンのパイロットや整備兵が 置かれており、ちょっといいアクセントになってます。
 この他にもう一棟、『バトル・オブ・ブリテン』館があり、スツーカなどの敵機も展示されています。

串刺しハリケーン
 屋外にはこんな展示も。ちょっとかわいそう…。 串刺しハリケーン
 ちょっと遠い上にマニアックな場所なので、誰でもオススメって訳にはいかないですかね。
 新婚旅行とかで行ったりするのはキツいでしょう。

 が、これだけの航空機、特にイギリス機がみられる場所はそうは無いと思います。
 飛行機ファンならココを見ないでどうするの?と言いたくなる凄い博物館なので、是非足を運んでみてください。


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