LONDON CALLING #7
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田舎へ行こう

Last Updated: 1999.12.15

 都会を離れ、のんびりした世界に浸るのもイギリス旅行の楽しみだと思います。
 ワタシの大好きな映画『ウェールズの山』の世界を求めて、ウェールズの田舎に行ってみました。

意外に近い隣国・ウェールズ

 『ウェールズの山』の舞台はウェールス北部・スノードニア近辺とのコトなのですが、 ロケ地を探して訪れる程の時間も根性も無かったので、比較的行きやすい山岳地帯である ブレコン・ビーコン国立公園を目指してみました。

 ウェールズ方面には、ロンドンのパディントン駅から列車で行くことが出来ます。
 ロンドンの鉄道駅は、どこも歴史を感じさせる大きな建物で、「さぁ、これから旅立つぞ」 という雰囲気に満ち満ちているのがウレシイですね。
 首都・カーディフ行きが1時間に1本程度出ているので、これに乗ってまずニューポート に向かい、マンチェスター方面に電車を乗り継ぎ、アバガヴェニー(Abergaveny) という町で下車しました。約3時間の道のりです。


同じ景色の違う国

ウェールズの山  ウェールズに入ると、駅名標識や行き先掲示板、構内アナウンスなどが、英語とウェールズ語 のバイリンガルになります。文字関係は必ず併記されているので問題ないのですが、アナウンス は最初何が何だか全然分からずビビりました。直後に英語が流れてきたので安心しましたが…。
 ウェールズ語がどの程度使われているのかは分かりませんが、こうやって公式に 使い続けるのは、ウェールズの意地みたいなモノなんですかね。

 こぢんまりとしたアバガヴェニーのはずれにある広い牧場からは、イギリス映画で観た、 丸く低い山の牧歌的な風景が広がります。
 前日のロンドンでは、雨の上に8月とは思えない寒さに震えていたので、とりあえず暖かく 晴れてるだけでも十分幸せでした。あぁ、平和でいいなぁ…。

アバガヴェニー  低い建物が田舎っぽさを感じさせる町並みですが、必要な店などはほとんど揃っていました。
 ロンドンでは見かけなかった模型店までありましたし、こんな田舎町にまでインド、 中華、イタリアの3大料理店が全部揃っていたのはサスガです。

B&Bに泊まる

ゲストハウス外観  宿の予約もせずにいきなり行ったので、i(観光案内所)で宿泊先を探します。 (iのマークも、ウェールズではドラゴンの上に描かれていました)
 現地で宿をとるのは初めてだったのですが、若い案内員さん(エドワード・ファーロングを 上品にしたような感じの好青年。まだ20歳位?)がとても親切に予約を取ってくれました。
 iで予約すると1ポンドの手数料+宿泊料の10%(これは前渡し分。宿では残り90%を払います) がかかるのですが、1ポンドなら安い手間賃ですね。

ゲストハウス内部  紹介してもらったのは、iからすぐのB&B、Bellchamp's Guesthouse
 建物も部屋もカワイイし中もキレイで、特にバス・トイレが共同ながらすごくキチンとしていたのが 感激でした。(泊まってたロンドンのホテル、ホントに水回りが悪かったので…)
 ホスト夫婦(50歳位?)も親切で、気兼ねなく泊まれる、田舎に来る喜びに溢れた宿でした。

イングリッシュ・ブレックファースト

 このB&Bで、ようやくイングリッシュ・ブレックファーストに出会えました。
 朝からいきなり、コレだけ出てきます。
  • シリアル(3種類。お好みで取る)
  • トースト(8枚切り位の薄い食パン2枚。三角に切ってある)
  • 目玉焼き(確か1個)
  • ベーコン(やや厚切りの大きなモノ1枚。赤身が多く塩気の強い、乾し肉に近いカンジ)
  • ソーセージ(大きなモノ1本)
  • ブラックプディング(黒いソーセージのようなもの。直径5cm位の輪切り1枚を焼いてある)
  • 焼いたトマト(1/2個)とマッシュルーム(2個)
  • ベークドビーンズ(スプーン大さじ2〜3杯分位)
  • ジュース、ミルク(お好みで取る)
  • コーヒー
 やはりイギリスにいるうちに1回は食べておきたかったので、この過剰なボリュームは大満足。 ロンドンでは冷たい朝食ばかりだったので、ちゃんと暖かいモノが出るのも嬉しくて、 全部平らげてしまいました。
 おばさんが「全部食べたのね!」と喜んでいたので、こっちのヒトにもボリューム過多 なのかもしれませんね。
 保存食系で塩気がやや強いし、毎日同じコレが出てきたら間違いなく飽きそうなので、 一回食べれば十分満足かな、という気もします。

ブレコン・ビーコン国立公園

公園内部  アバガヴェニーからマイクロバスに乗って山道を登り、ブレコン・ビーコン国立公園の中心地、 ブレコンに向かいました。
 ブレコンの町はかなり観光地化されていましたが(ウェールズ最大の国立公園に隣接してるんだから当然ですが)、 町の中心にケルト風の石十字架があるなど、適度に異国っぽさがあるのは嬉しかったですね。
 国立公園はあまりにも広く、日帰りでちょっと散策する程度では持て余してしまうかも知れません。
 ワタシもブレコン周辺を散策する程度になってしまいましたが、ようやく顔の黒い羊が間近に見られたので 良しとします(笑)。
 ロンドンからちょっと離れるだけで、全くの別世界が拡がるのがいいですね。
 都会に飽きたら、ウェールズまで行かなくても十分ですので、ぜひ地方の雰囲気を 味わってみて下さい。

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