これはもはや教育ではない!権力を使った強制そのものだ!

「国歌斉唱の伴奏は、教員によるピアノ伴奏で行うようつとめること。」
「起立しない教職員には、再度起立を指示。」「それでも起立しない教職員は、その人数と氏名を把握。」

  大阪府枚方市教育委員会から校長会への7点指示に対して抗議の声をあげてください

               抗議先
◆枚方市教育委員会
   〒573-8666 大阪府枚方市大垣内町2丁目1番20号
      電話 072-841-1221(代表)

◆枚方市教育委員会ホームページには信じられないことに「意見・要望」のメール送信リンクが見あたりません。
 抗議先は枚方市ホームページ(トップページ)内の「市政に対するご提案・ご要望はこちらへ」を利用して「枚方市教育委員会」宛でお願いいたします。


 枚方市教育委員会は、2002年11月の第7回定例校長会で、「指示伝達事項」を配布しました。そこでは、卒業式で「日の丸・君が代」を徹底するために7点に及ぶ指示が行われました。例年この時期、同様の指示が教育委員会から校長会に降ろされていますが、今回の指示は、教員のピアノ伴奏で「君が代」を「行うよう努めること」を、初めて明言したものです。これは、明らかに教職員に対してピアノ演奏を強制するように指示したもので、大阪府下でも例がありません。
 枚方市教委は、「指示伝達事項」の中で、昨年の7点指示の実施状況を書き上げ、1校たりとも例外を許さない締め付けを行おうとしています。しかも不起立の教職員に対しては、「起立しない場合は、再度起立を指示。それでも起立しない教職員は、その人数と氏名を把握。入学式において起立をしなかった教職員・・・事前に直接指導を。指導については、現認者をおき、記録を残しておくよう。」と処分をちらつかせた恫喝まで行っています。

 自分の思想・信条に反して「君が代」ピアノ演奏を強制されている音楽教員は、「私が「君が代」を弾かされることは、私が殺されるような気がしている」「心を込めて歌うように指導することは、本当に屈辱以外の何ものでもありません」と「君が代」をピアノで伴奏することの辛さを話されました。野田正彰さんの調査では、「君が代」を弾こうとすると、指が震え、胸がつまり、冷や汗が出てくる教員がいることも報告されています。(「させられる教育」岩波書店)「君が代」ピアノ伴奏は、まさに教員個人の自分の生き方や人格、思想・良心に直接かかわる問題です。強制することは絶対に許されません。
 教育委員会が教員によるピアノ伴奏にこだわるのは、子どもたちに「心を込めて」歌わせたいからに他なりません。教員への強制と締め付けを通して、子どもたちへの「君が代」斉唱を徹底させようとしているのです。

 枚方市教委は、昨年までの7点指導で、子どもたちを中心にしたフロアー形式での卒業式をやめさ、「日の丸」のある壇上形式を徹底させました。子どもたちが司会をすることも許しませんでした。さらに「日の丸」の式場内外での掲揚位置、「国歌斉唱」を式次第に入れ、しおり・プログラムにも入れること、「君が代」斉唱時に教職員への起立、斉唱の強制、教職員が「起立しない場合、再度起立の指示」をすることまで、事細かに指示を出しました。指示を出したあと、12月、2月、3月、と3回に渡り指示がどこまで実施されているか調査を各学校に入れました。「指示内容」以外の形は一切許さない締め付けが行われました。そして今年度は、さらに踏み込んで教職員への「ピアノ」演奏の強制です。教育委員会が権力を振りかざし、命令によって教職員を従わせ、子どもたちの人権と民主主義を奪い、学校の窒息状態を作り出そうとしています。全国から、枚方市教委へ抗議の声を届けてください。
                                                    事務局:伊賀


           平成14年度第7回定例校長会指示伝達事項 〈メモ〉  平成14年11月7日
                                                         指導課
                   .平成14年度卒業式について
                 平成14年度卒業式についての指示内容


1点目 卒業証書授与、校長式辞、教育委員会告辞、来賓祝辞は体育館舞台上で行うこと

2点目 国旗については、式場内と式場外に掲揚すること。
    式場内での掲揚は体育館舞台に掲揚すること。
    式場外での掲揚は、校門・玄関・ポールのいずれかに掲揚すること。

3点目 教職員が国歌斉唱時に起立し、斉唱すること。また、教職員に児童・生徒が起立することの意味や斉唱    の指導を行うことを明確に指示すること。
    式当日、児童・生徒の国歌斉唱が適切に行われるように指導すること。
    なお、教職員の起立については、起立しない場合、再度起立の指示をすること。

4点目 国歌斉唱を式次第の中に入れ、式場及びしおり、プログラム等に明記するとともに、しおり、プログラム等    には、国歌の歌詞をプリントすること。
5点目 国歌斉唱の伴奏は、教員によるピアノ伴奏で行うよう努めること。

6点目 卒業式における司会進行は教員が行うこと。

7点目 来賓・保護者に対して協力を依頼すること。

  なお、卒業式は校長が卒業証書を授与する場であることを踏まえ、儀式としてふさわしい、厳粛な雰囲気の  中で実施すること。
   
・1点目:H13全校実施。舞台上実施にふさわしい式場配置を
・2点目:H13全校実施。内、舞台正面壁面に掲揚・・・小学校4校、中学校で1校
・3点目:H13 
小学校・・・卒業式当日までに5・6年生の音楽科及び社会科の授業の中で指導。(全校)
中学校・・・3年生社会科で国旗の指導(全校)
練習時又は予行時に斉唱練習(全小・中学校)
児童生徒・教職員ともに起立が多数・・・小学校43校、中学校15校
児童・教職員ともに起立半数・・・小学校1校、児童の起立半数・・・小学校1校、生徒の起立少数・・・中学校4校
児童・生徒の起立の状況には、学級による偏りの見られた学校もあり。
斉唱の状況・・・児童の歌声が十分に聞こえた学校:小学校の約3分の1程度、中学校の約4分の1程度、これらは教科、特別活動等の時間における指導の不十分さを示す。・・・さらに改善を
・4点目:H13全校実施
・5点目:H13小学校10校、中学校4校で教諭等によるピアノ伴奏実施・・・教員によるピアノ伴奏により一層の努力を
・6点目:H13小学校・・・教務主任が全て進行2校、教諭が全て進行13校、中学校・・・教務主任が全て進行5校全ての進行を教諭(特に教務主任)により行うよう
・7点目:H13全校実施
・市長、市議会からのメッセージ代読は、必ず行う。本人出席の場合は、読んでいただく。
・国歌斉唱時の虚飾員の起立について、起立しない場合は、再度起立を指示。それでも起立しない教職員は、その人数と氏名を把握。入学式において起立をしなかった教職員・・・事前に直接指導を。指導については、現認者をおき、記録を残しておくよう。


 
《 参考 》
「7点の指示」について、昨年度との相違点は5点目のみです。また、1点ずつ昨年度の実施状況を書いていますが、これも初めてのことです。昨年度、11月の校長会で7点の指示を出して以降、12月、2月、3月と3度にわたる指示の実施に向けた詳細な調査を行っています。
 
昨年度の5点目
・5点目、演奏方法については、ピアノ伴奏も含め、適切な演奏方法をとること。

                           「平和都市ひらかたを考える市民の会」から資料は転載
                 

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