広島県教委が「君が代」の歌声の大きさまで調査!



 広島県教育委員会は、昨年度から卒業式、入学式での「君が代」斉唱時に起立しない教職員らへの「対応策」を克明に指示するマニュアルを、県内の全公立学校長に配布しています。そこでは、校長に「国歌斉唱時には、起立してください。その際、斉唱してください。」と職務命令の「手順」を定め、教職員に起立・斉唱の強制を権力的に押し進めるものでした。それに基づき2002年3月には、「君が代」斉唱時に着席した28名の教職員を処分しています。
 さらに、広島県教委は、2003年2月6日に、各市町村教育委員会に対して「国旗掲揚及び国歌斉唱の実施の見通し」について通知を出し、各市町村教委に中間報告を出させ(提出期限は2月13日)、不十分なところには追加報告を要求しています。その中間報告は、「児童生徒の国歌斉唱の見通し」として「式場内に歌声が響き渡る」かどうか、事細かに調査するものです。県教委による調査とは、各市町村教委、各学校に結果を要求する強制そのものです。子どもたちの「歌わない自由」「起立しない自由」を奪うだけでなく、「歌わせる」強制です。
 広島では、世羅高校校長の自殺以降、「日の丸・君が代」のすさまじい強制が続いています。卒・入学式での100%実施だけでは、止まっていません。今年度からは、「君が代」のピアノ演奏も急速に強まっています。「日の丸」の常時掲揚も始まっています。まず、昨年度から県立高校への強制が強まり、今年度は多くの小中学校で強制されています。わざわざ、掲揚台を新設した学校もあったようです。卒業証書でも、西暦表示を求める子どもたちの思いを一切無視をして元号を強制する始末です。  
 私たちは、世羅高校の校長の自殺以来、広島県教委の止まることを知らない「日の丸・君が代」の強制を許すことはできません。子どもたちの人権を一切顧みない強制に、断行抗議します。全国から、抗議を集中してください。

抗議先
       広島県教育委員会 HP
      kyoukouhou@pref.hiroshima.jp


                                               平成15年2月6日
各市町村教育委員会委員長様

 平成14年度卒業式における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施の見通しについて(通知)

 このことについて、貴所管の小・中学校における状況を、別紙2に基づき、別紙1を作成し、平成15年2月13日(木)までに提出してください。
 なお、報告した状況に変化があった場合は、卒業式までその都度報告してください。


別紙2     《とりくみの状況の記載にあたっての留意事項》

1.記載月日を必ず記入すること
2.(1)から(10)の各項目については、次のとおり記入すること。
(1)国旗の掲揚方法の見通しについて、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ア ステージ正面掲揚で実施
   イ その他
   ウ 未決定

(2)国歌斉唱を式次第に位置づける見通しについて、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ア 式次第に位置づける
   イ 式次第に位置づけない
   ウ 未決定

(3)児童生徒の国歌斉唱の見通しについて、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ア 式場内に歌声が響き渡る
   イ 今後指導を重ね、十分な歌声になる
   ウ 歌っているとは言えない歌声であり、課題である。指導する。

(4)式の形態について、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ア ステージ形式
   イ フロア形式
   ウ 未決定

(5)児童生徒の整列については、、次のア〜オの該当の欄に1と記入すること。
   ア 全面ステージ向き
   イ 左右対面
   ウ 前後対面(児童生徒が国旗に背を向けた形
   エ その他
   オ 未決定

(6)国歌斉唱にあたり起立号令する見通しについて、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ァ 起立号令する(開全宣言等ですでに号令している場合を含む)
   イ 起立号令しない
   ウ 未決定

(7)児童生徒の起立の見通しについては、、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ア 全員起立
   イ 一部着席
   ウ 不明

(8)教職員の起立の見通しについては、、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ア 全員起立
   イ 一部着席              ′                
   ウ 不明

(9)卒業証書の年の表示については、次のア〜ウの該当の欄に1と記入すること。
   ア 規則に定められた様式に従って刷り上がっている
   イ 規則に定められた様式に従って刷り上がっていない
   ウ 未決定

(10)卒業証書に関して生起している課題を具体的に記入すること

 

                             もどる