大阪府議会:「日の丸」常時掲揚条例は断念。決議として採択!

                                               2009.12.16

■昨日、大阪府議会において、自民党府議団によって「日の丸」常時掲揚条例が提出されるところでしたが、
民主・公明・共産・社民が一致して反対し、ギリギリのところで上程を断念させました。強制力を持たせる条例という形での最悪の事態だけは防ぐことが出来ました。これもたくさんの方々から条例反対の声が大きかったと思います。
 
■しかし、条例案を提出できなかった自民は、民主・公明と共に法的拘束力のない「決議」の形で再度提案し、結果的には、自民系、公明、民主などの賛成で可決されてしまいました。
 
その内容は以下の通りです。

 
                       国旗掲揚に関する決議
 

現在、世界各国、各都市の官公庁、学校等においては、毎日国旗が掲揚されており、国歌とともに国旗がその国の象徴として大切にされているところである。
 わが国においては、平成11年には、国旗及び国歌に関する法律が制定され、
日章旗をわが国の国旗とすることが規定されたところである。自分たちの国旗を尊重する態度を身につけることは、他国の国旗を尊重する態度の育成に資するとともに、ひいては国際社会における尊敬と信頼を得ることにもつながるものであり、国旗の掲揚はその第一歩となるものである。
 よって、大阪府議会は、国民の国を愛する意識の涵養に資するよう、府の施設を
はじめあらゆる官公庁及び学校において、国旗の掲揚が行われるよう強く求める。

 以上、決議する。

                                             平成21年12月15日

                                                大阪府議会


■この内容は、法的拘束力はありまあせんが、1963年の府議会決議「国旗掲揚に関する決議」と違い、教育現場での掲揚が記入されています。可決に向けての自民党の執念を考えると、今後この決議を使い、教育現場に「日の丸」常時掲揚と卒・入学式での強制を強めてくることは明らかです。
 
国旗国歌法が制定されて10年たち、法的拘束力がないこの法律によって、どれだけ学校現場に「日の丸・君が代」が強制されてきたかを考えるとき、警戒を強めなければなりません。
朝日新聞によれば、中西正人・府教育長は「決議は重く受け止める。教育委員の方たちと議論して対応を決めたい」と話しました。
 
今後、大阪府教委に対して「日の丸」常時掲揚をしないように要求していくことが必要になります。
大阪市教委で常時掲揚の動きがありますので、それとあわせて、常時掲揚の声を強める必要があります。
 
大阪では、これから「日の丸・君が代」強制反対ホットラインの取り組みも開始します。
卒・入学式での動きとともに、正念場を迎える大阪での取り組みを具体化していきたいと思っています。
 

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