アフガニスタンのジョークや小話を紹介するコーナーです。
笑う角には福が来ます。アフガン人のエスプリをどうかお楽しみくださいませ。

出典はこちら


治療法 (2003/2/28)

自白(2) (2003/2/27)

行方不明 (2003/2/25)

ツバメのお肉 (2003/2/24)

カンニング (2003/2/23)

神よ、赦したまえ (2003/2/22)

第一級の演説家 (2003/2/20)

遅くなった理由 (2003/2/19)

交通事故 (2003/2/18)

不細工 (2003/2/17)

たくさんあります (2003/2/16)

結婚の理由 (2003/2/15)


自白(1) (2003/2/14)

けんかのせいで・・・
(2003/2/13)

確かにその通り (2003/2/12)


二人の妻を持った男の話 (2003/2/11)


ジンと妖精 (2003/4/20)

マッサージ (2003/4/19)

伝言 (2003/4/11)

言い訳 (2003/4/10)

アルバイト (2003/4/8)

新婚の頃 (2003/4/6)

一歩先んぜよ (2003/4/4)

欠陥のあるカレンダー (2003/4/2)


戦場の勇気 (2003/3/20)

医療ミス (2003/3/17)

結婚 (2003/3/15)

アフガン気質(2003/3/13)


財産 (2003/3/12)

停電 (2003/3/4)

悪夢 (2003/3/2)










* 二人の妻を持った男の話  *


ある男がモスクの中で、二人の妻を持つことの素晴らしさを自慢していた。それを聞いた単純な夫は、すぐさま二人目の妻を娶ることにした。ある夜、夫は新しい妻の部屋へとよろこび勇んで出かけていった。すると、新しい妻は扉をぴしゃっと閉めてしまった。夫は妻に言った。「おいおい、扉を開けてくれよ!」

新しい妻は言った。「今夜は最初の奥さんのところに行ってちょうだい。」夫は仕方なく古い妻のところに行った。すると、こちらも扉を閉めている。夫は古い妻に声をかけた。「おいおい、扉を開けてくれよ。」すると、妻は冷たく答えた。「せっかく新しい奥さんをもらったんだから、そっちへお行きよ。」

外は寒かった。「仕方がない。モスクに行って、筵の上で眠るとするか・・・。」夫がモスクへ行くと、「誰だ?」という声がした。「何某というもんです。」と夫が答えると、声をかけてきたのは、二人の妻を持つことを自慢していた例の男だった。男は夫に尋ねた。「こんな夜更けに、なんでモスクに来たんだい?」

夫は答えた。「私が行くと妻は二人とも扉を閉めてしまうんですよ。・・・ああ、あなたもモスクで寝てるところを見ると同じことを・・・。・・・それなのに二人の妻を持つことは素晴らしいなんて、何で自慢したんですか?」

最初の男は答えた。「・・・モスクで一人で寝てるとなぁ、連れがほしくなるんだよ。」
 
 (Golzaar)


*      *      *


* 確かにその通り *


息子が父親に、今日学校で習った「狼と子羊のお話」を読んで聞かせた。

父親は息子に言った。

「息子よ、ほらごらん。いたずらさえしなかったら、子羊さんは狼に食べられずにすんだのに。・・・なあ、そうだろう?」

息子は答えた。

「だからどうだっていうの?もし、狼に食べられなかったとしても、どうせ僕たちがその羊さんを食べちゃうんでしょう?」


 (Golzaar)



*      *      *


* けんかのせいで・・・ *


兄と弟が同じ娘を好きになり、二人とも彼女を妻にしようと心に決めてしまった。そこで二人は娘を父親に紹介した。その娘が息子たちのけんかの原因だと知った父親は、こう言って提案した。

「おまえたち二人に10万トマンずつあげよう。おまえたちはそれを持って、別の町で商売をしておいで。一年経って帰ってきたとき、儲けが多かった方が、この娘さんと結婚することにしよう。」


一年後、兄と弟は意気揚揚と戻ってきた。そして・・・その娘が「パパの奥さん」になっているのを知ったのだった。



 (Golzaar)

                家族そろって趣味が同じだったのね・・・。



*      *      *


* 自白(1) *


ある泥棒が、窃盗の疑いで裁判にかけられた。
裁判長は被告人にたずねた。

「嘘をついたらどうなるか、わかっているかね?」

「はい。地獄に行くことになります。」

「それでは、本当のことを言ったらどうなるか、わかっているかね?」

「・・・ブタ箱に行くことになりますなぁ。」


(Golzaar)


 コーラン9-120[119]に「常にまことを語る人々と行いをともにせよ」とあり、ハディースでも嘘は厳しく禁じられます。「正直は敬虔さへ導き、敬虔さは天国へ導く。人は真正直といわれるほど正直であるべきである。嘘は悪へ導き、悪は地獄の業火へ導く。嘘をつく者は、アッラーのもとで大嘘つきとして記録される。」(ブハーリー「正しい身の処し方69」)
 嘘に対するムスリムの罪悪感というのはどの程度なのでしょうか。日本人も小さいころに「えん魔さまに舌をひっこぬかれるぞ」とさんざん脅されたりしますよね。



*      *      *


* 結婚の理由 *


妻: あんた、あたしとは金のために結婚したって、そこら中で言いふらしてるらしい
    けどさあ、あたし、お金なんてもってないよ。

夫: じゃあ、他にどんな理由だって言えばいいんだよ。


(Golzaar)


*      *      *

* たくさんあります *


ある船がインド洋を航海しているとき、途中で船舶に亀裂が入り、浸水し始めてしまった。船長は乗客に、「船を軽くするために船荷を捨てるように」と命じた。

この船にはアフガン人とロシア人と日本人の貿易商が乗っており、それぞれがたくさんの商品を海に捨てることになった。ロシア人の商人はコンテナいっぱいのウォッカを海に投げ入れ、こう言った。「こんなものは国に帰ればたくさんあるからいいんですよ。」また、日本人の貿易商は家電製品を投げながら、こう言った。「こんなものは国に帰れば余ってますからいいんですよ。」

アフガン人の商人はといえば・・・ロシア人を海に投げ込んで、こう言った。「こんなものは国に帰れば、まだまだたくさんいるからいいんですよ。」


(Golzaar)


 このジョークを在英アフガン人から聞いた!という証言をKM氏からいただきました。そのときには「フランス人はワインを捨て、アメリカ人は〜を捨て・・・」などもっといろいろな国名が挙げられていたそうです。応用のきく歴史的ブラックジョークとしてメモメモ。



*      *      *
* 不細工 *


妻が夫に言った。

「あたし、不細工な人を見ると、ついつい笑っちゃうのよね。」

夫は答えた。

「なるほど!鏡を見るたびにおまえが笑ってたのは、そのせいだったのか!」



(Golzaar)


*      *      *
* 交通事故 *


ある男が交通事故に遭い、意識不明の重態となった。彼はすぐさま病院に運び込まれ、入院することとなった。やがて、意識が戻ると男はこう言った。

「なんだか、天国にいるみたいだなぁ!」


すると、ベッドの脇に腰掛けていた男の妻は苦々しげに言った。

「ちょっとあんた!あたしがここにいるのが見えないの!」



(Golzaar)

 目が覚めたとき、美人な看護婦さんにでも囲まれてたのでしょうか・・・?



*      *      *
* 遅くなった理由 *


ある女性が妊娠した。出産が近づいたとき、産婦人科医は言った。

「これこれの日の三時に生まれますよ。」

しかし、言われた日の三時には生まれず、四時になって双子が生まれた。二人が大きくなったある日、母親は双子に訊ねた。「産婦人科のお医者さんは診察のときに、あなたたちが三時に生まれるって言ったのよ。遅くなった理由はなあに?」

子どもたちは答えた。

「お医者さんの診察は正しかったよ。ぼくたちが遅くなった理由はね・・・
ぼくたちね、お互いに『お先にどうぞ』って譲り合ってたんだよ。」


(Golzaar)

 "avval shomaa befarmaaiid!"

イランもアフガンもタアッロフ(社交辞令、たてまえ)が重要です。イランでのことですが、「何か勧められたら必ず三回断ってからもらえ」と言われたことがあります。




*      *      *

* 第一級の演説家 *


一人目の男―
俺の家内は第一級の演説家だぜ。なんてったってな、一つのことを四時間へいちゃらで話し続けるんだからな。


二人目の男―
そんなこと、なんでもないさ。俺のワイフなんて、五時間まるまるしゃべりまくるぜ。それもまったく、完全に意味のわかんないことをな。


(Golzaar)



*      *      *

* 神よ、赦したまえ *


ある女の先生が、学年の終わりになって生徒たちに言った。

「これからみんなで一緒に写真を撮りますから、思い出として大切に持っておいて下さい。二十年後や三十年後になって、それを見て、いろいろ思い出せるでしょう。そうして、たとえば『この女の子はいま何人の子どもがいるんだって』とか、『この男の子は校長先生なったんだって』とかってお話できるでしょう。」

そのとき、一人の生徒が言った。

「たとえば『この女の先生はもう死んじゃったけど、神よ、先生を赦したまえ』とか?」


(Golzaar)

 ここで出てくる「赦したまえ」とは、亡くなった人に言及するときに添える言葉のようです。ニュアンスがわかりにくいのですが、イスラムの考え方で死は、悔悛や善行をすることのできる生の終わる瞬間なので、「女の先生」はあとは神のお裁きを待つだけ、ということになるのでしょうか。



*      *      *

* カンニング *

あるクラスに勉強のできる生徒と怠慢な生徒がいた。学年末試験が始まる前の日に、怠慢な生徒が勉強のできる生徒にこう言った。「ねぇねぇ、明日、カンニングさせてよ。」勉強のできる生徒は答えた。「いいよ。じゃあ、僕が言ったことをそのまま、君も言うんだよ。」

試験の日になった。まず、先生は勉強のできる方の生徒に質問した。

『どん底』は誰の作品だね?
 ―マキシム・ゴーリキーです。

アマーヌッラー・ハーンは何年に王位に就いたかね?
 ―1297年です。

世界最古の国家がどこか明らかになっているかね?
 ―いいえ、それについては現在調査が行われています。


怠慢な生徒の番となり、先生は質問をはじめた。

君の名前はなんだね?
 ―マキシム・ゴーリキーです。

君は何年に生まれたんだね?
 ―1297年です。

いったい、君は気でも違ったのかね?
 ―いいえ、それについては現在調査が行われています。


(Golzaar)



*      *      *

* ツバメのお肉 *


夫 : ああ、私のやさしい妻、こころの希望よ!見てごらん、ツバメだ。
    春の吉報を運んでくれるあの美しい鳥・・・きみはツバメが好きかい?


妻 : わっかんないわ。ツバメのお肉ってまだ食べたことないのよね。



(Golzaar)



*      *      *

* 行方不明 *


ある男が友人に言った。
「うちのヤツが家を出たっきり、まだ帰って来ないんだよ。」

友人は答えた。
「交通事故かもしれないし、道に迷ったのかも知れないな。それとも、買い物に夢中になってるのか・・・。」

男は言った。
「おいおい、買い物に夢中ってのだけはごめんだぜ。」


(Golzaar)



*      *      *

* 自白(2) *



囚人の一部を恩赦することになった。そのため、検察官がすべての刑務所をまわって、誰を放免するかを調べていた。ある刑務所では、囚人が一列に並んで待っていた。検察官は最初の囚人から順に尋ねていった。

「きみは何をやったんだ?」

「わしは何もやっとりません。わしは無実ですだ。」

「きみは何をやったんだ?」

「検察官閣下、神にかけて、私は無罪です!」

「きみは?」

「ぼくも無実ですよ。信じてください。母の命にかけて、本当ですとも。」


こうして、検察官がひとりひとり順番に「きみは何をやったんだ?」と聞いていったところ、皆が皆、「自分は無罪だ」と答えた。しかし、最後の一人だけがこうに答えた。

「検察官閣下、私は罪を犯し、刑務所に入りました。もう一度、自分の罪についてお話してもよろしいでしょうか・・・。」


「おい、看守くん、この男だけを放免しなさい。彼がここにいると、他の「無罪」の者たちに悪い影響を与えかねないからな。」


(Golzaar)



*      *      *

* 治療法 *


ある女性が診察のとき、医師に訴えた。

「先生、夫ったら毎晩、朝までずっと寝言を言ってるんですよ。そのせいで、わたしもよく眠れませんの。」

医師は答えた。

「奥さん、昼間、ご主人に話をさせてあげなさい。それが唯一の治療法ですよ。」


(Golzaar)



*      *      *

* 悪夢 *


ある夫婦が一緒に眠っていたところ、突然、妻が寝言を言いながら、宙を蹴りはじめた。目を覚ました夫は、妻を起こし、いったいどうしたのかと訊ねた。妻は答えた。

「夢の中であんたがあたしを埋めようとしたんだよ。」


夫は自分の額をぴしゃりと叩いてこう言った。

「俺って馬鹿だな。何でお前を起こしちまったんだろう。」


(Golzaar)



*      *      *

* 停電 *


ある日、アメリカ人の男がアフガン人の男に言った。

「僕たちの国ではエジソンがとても尊敬されているんだ。彼の功績を偲ぶために、毎年、二秒間だけ国中の電気を消すんだよ。君の国ではそういうのってあるかい?」

アフガン人は答えた。

「俺の国では、電力会社の連中があんまりにもエジソンを尊敬してるせいで、年中停電してるよ。」



(Golzaar)



*      *      *

* 財産 *


ハミードがマフムードに言った。

「お前が好きだって言ってた女の子とは結婚できたのかい?」

マフムード「いや、俺じゃだめだってさ。」

ハミード  「何でだよ。お前の親父の財産のことを話さなかったのかよ。」

マフムード「話して聞かせたよ。それであの娘、親父と結婚したのさ。」


(Golzaar)


 親父に取られたシリーズ2。お父さんたち、いつまでも若々しいですね・・・。



*      *      *

* アフガン気質 *


チンギス・ハーンにまつわる、次のような話が伝えられている。チンギス・ハーンが各地を征服したとき、各征服地の捕虜たちをべつべつに投獄し、それぞれの牢獄に一人ずつ、見張りをつけておいたという。

しばらくして、見回りにやってきたチンギス・ハーンは、ある牢獄に見張りがいないことに気がついた。そこでハーンは家臣に「ここの牢獄の見張りはどこだ?」と訊ねた。

家臣たちは答えた。

「はっ。ここはアフガン人たちの牢獄でございます。アフガン人というのは内輪割れが甚だしいため、一人が脱獄しようとすると、牢獄内の他の者たちが彼を引っぱって、外に出られないようにするのです。ですから、見張りなど必要ありません。」


(Golzaar)



*      *      *

* 結婚 *


ある日、小さな娘が口答えするのを見て、母親は驚き、怒ってこう言った。

「大きくなってもそんなこと言ってると、誰もお嫁さんにもらってくれないわよ。」

「なんで?お母さん?」

「あたりまえじゃないの。口答えばかりする、頑固で気性の荒い娘と結婚しようなんていう男の人がいるわけないでしょ。」


小さな娘は答えた。

「でも、あたし、そういう女の人と結婚した男の人を一人知ってるわ。」

母親はすぐに尋ねた。

「その男の人って一体誰のこと?」

娘は答えた。


「お父さんよ!」



(Golzaar)



*      *      *

* 医療ミス *


二人の医者が話をしていた。そのうち一方がこう訊ねた。

「君、今までどんなミスをしたことがある?」

もう一人の医師は答えた。

「僕は一度しかミスしたことはないぜ。そのミスっていうのは、金持ちの患者をたった一回の診察で治しちゃったことさ。」



(Golzaar)



*      *      *

* 戦場の勇気 *


ある兵士が戦争から帰還した。

人々は彼に訊ねた。


「戦場では何をやったんだね?」

兵士は答えた。

「敵の一人の足をもぎとってやったぜ。」


人々はさらに訊ねた。

「どうして、頭をもぎとってやんなかったんだい?」

兵士は答えた。


「それがなぁ、頭は誰かに持っていかれた後だったんだよ。」



(Golzaar)



*      *      *

* 欠陥のあるカレンダー *


夫: このカレンダーはすごく見やすくていいんだが、一つだけ欠点がある。わしらの結婚記念日が書いていないんだ。

妻: (喜んで)まあ、あなたったら。私たちの結婚記念日がなんでカレンダーに載るっていうの?

夫: 載っていてもおかしくないじゃないか。どの日にも、歴史上の災難やおそろしい事件のことが書いあるっていうのに、こんな大きな災難が書いてないなんて、おまえはおかしいと思わないか?


(Golzaar)



*      *      *

* 一歩先んぜよ *


軍曹が立ち上がって言った。

「おまえたち、分かっているか!我が国は、今、外国人に侵略され、やつらの支配下にある!我々は今こそ武装し、これに対抗しなければならない!おまえたち一人一人が祖国のための重要な任務を担っている!自分のやるべきことを誰よりも早く、そして力を尽くして遂行せよ!何よりもまず、前線に赴き、兵列より一歩先んじるのだ!」

このとき、兵隊の中の一人が列よりも一歩前に出た。軍曹は喜んで言った。

「よろしい!熱き殉教の徒よ!おまえはさっそく出発しようというのだな。」


その兵士は答えた。

「軍曹、自分が前に出たのではありません。皆が一歩下がったのです!」


(Golzaar)



*      *      *

* 新婚の頃 *


夫: きみは僕が役所に行った後、何をしているんだい?

妻: 本を読むわ。それから、ラジオを聞いたり、占いをしたり、テレビを観たり
   するの。

夫: もしも他にやることがなくなって、つまらなくて仕方なくなったら、
   僕のズボンにアイロンをかけておいてくれる?


(Golzaar)



*      *      *

* アルバイト *


ある学生が休暇中にアルバイトを探していた。いろいろなところに問い合わせてみたが、結局、動物園での仕事しか見つけることができなかった。動物園の人は学生に向かってこう言った。

「最近、うちにいた猿が死んじゃってね、きみには猿の毛皮を着て観客の前に出てほしいんだよ。いやね、窓ガラスの内側で、おどけていてもらえればいいんだ。」

その学生は仕方なくこの仕事を引き受け、猿の毛皮を着込んで、飛んだり跳ねたりしていた。すると突然、足元のガラスが割れ、階下にいた獰猛なライオンの上に落ちてしまった。

あまりの恐ろしさに隅に隠れようとする学生のもとに、ライオンはゆっくりとやってきて、匂いを嗅ぎはじめた。学生はこの世の終わりを感じた。


しかし、ライオンはゆっくりと彼の耳に口を近づけてこう囁いた。

「俺もバイトだよ。」


(Golzaar)



*      *      *

* 言い訳 *


教師: おい、きみは書き方が苦手だから、二十回ずつ書いてきなさいと
     先生は言っただろう。なんで四回ずつしか書いてこなかったんだ?

生徒: …先生、ぼく、算数も苦手なんです。


(Golzaar)



*      *      *

* 伝言 *


ある事務所に若くて美人な社長秘書がいた。彼女は社長に言った。

「社長、奥様がお電話で、社長に接吻をお送りしたいということです。」


社長は秘書に言った。

「今、すごく忙しいんだ。妻の接吻はとりあえず君が受けておいてくれ。あとで暇になったら君からもらうから。」


(Golzaar)

 ペルシア語圏では、親しい人への手紙の最後に「遠くからあなたにキスをします」などと書くことがありますが、こんなふうに電話でも言うのでしょうか…?



*      *      *

* マッサージ *


病人が医者のところにやってきた。医者は次のように処方した。

「毎日、マッサージ師の40歳の女性を一人、あなたのところに行かせます。2,3日もすれば良くなりますよ。」

病人は言った。


「40歳の女性を一人じゃなくて、20歳の女の子二人にマッサージしてもらうってわけにはいきませんかね。」


(Golzaar)



*      *      *

* ジンと妖精 *


あるとき、不細工な妻を持つ男にこう尋ねたんだ。

「おまえ、ジンと妖精を見たことあるか?」

するとそいつは言った。

「それがな、ちょっと前に初めて見たんだよ。あれは俺の女房と隣のきれいな女房が一緒にいるときだったな。まさにジンと妖精って感じだったぜ。」


(Golzaar)

ジンは聖霊や魔人などと訳されます。アラジンで有名になったジニーもジン族のひとり。






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*** 出典一覧 ***


Golzaar-e Lataayef(笑話の花園)
Muhammad Hosein Miir-Qaasemii

Peshawar: 2000

Labkhand(微笑)
Paa'iiz Haniifii
Kabul / Peshawar: 2000

 「ゲルザール」と読むと『笑話の泥沼』となるのですが、ここは美しく「ゴルザール(花園)」と読んでおくべきでしょうか。祖国アフガニスタンが略奪を受け、避難の憂き目に遭いながらも、同郷の皆が「笑い」を忘れないように、という願いを込めて編集したそうです。
 二行程度の短いものから、一ページくらいの長めのものまで、数多く収録。中には笑えないブラックなものも・・・。お楽しみに。
 副題は「風刺、策略、批評に関する驚いた話、おかしな話」。こちらも、アフガン人作家によるもので、31年以上も版を重ねてきたベストセラー?のようです。ただし、2〜3ページの長いものばかりなので、こちらは心に余裕のあるときに訳しますので、どうかお楽しみに。





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