アラビアンナイト適性診断

のコーナー

おまちかね

これはほんの一部で、他にも面白い話はたくさん入ってます。
ともあれ、少しでも『アラビアン・ナイト』に興味わきました?
百聞は一読にしかずです。さあ、今夜からあなたもシャハリヤール王
になってはいかが。

3〜5巻の
あなた
根気強くて歴史小説好きのあなた、ぜひとも『アラビアン・ナイト』の中で最長編の「オマル・ブヌ・ヌウマーン王とその王子たちの話」に挑戦してほしい。これはウマイヤ朝期のイスラム教徒とキリスト教徒との衝突を軸に、勇士や美女、善人や悪人のさまざまな人間模様を描いたいわば「アラビアン・大河」である。訳者の前嶋氏はこの物語を、中国の三国志演義や水滸伝、あるいは日本の八犬伝に比しているほど。歴史浪漫好きには受けることまちがいなし。
6巻の
あなた
根気にも想像力にも自信がなく、しかもカタブツなあなたにお勧めなのが6巻の前半にある「動物小話」の一群。やはり平凡社東洋文庫から訳の出ている『カリーラとディムナ』と合わせて読めば、クリーンな小ネタが増えるかも。
6〜7巻の
あなた
歴史よりもファンタジーが好きなあなたには中編の「カマル・ウッ・ザマーンの物語」がお勧め。ペルシアに近い島国の王子カマル・ウッ・ザマーンとシナの内海の王女ブドゥール姫は、偶然にも瓜二つの超美男美女で、しかも二人とも「結婚するくらいなら死んだほうがまし」と言って父王を困らせている。ある日妖魔たちの間でこの二人のどちらがより美しいか賭けをしよう、という話が持ち上がり、彼らは眠っているブドゥール姫を王子のベッドに運び込んだ。目を覚ました王子は隣に美女が眠っているのを見て・・・。この二人の波乱に飛んだ恋の行方と、その後の人生、息子たちの冒険まで、読み出したら止まらない。
9巻

あなた
まず、美女好きのあなたにお勧めなのが、「六人の女奴隷の物語」。この六人の女奴隷たちは皆個性派の美女たち。一人は色白、二人目は褐色、三番目はぽっちゃりさん、四番目はスレンダー、五番目はアジア系、六番目は黒人だった。ある日のこと、主人は彼女たちに「コーランや歴史、古詩などを引用して、自分の長所を褒め、自分とは対照的な相手の短所をおもいっきりけなしてみよ」と命ずる。女たちの争いは泥沼化。女の闘いの醜さと機転、かなり受けます。
果敢にも「俺は/私はスケベだ」と宣言してしまうあなたにも9巻はお勧め。王女はなぜ猿と・・・、女奴隷たちはハールーン・アル・ラシードの何の所有権をめぐって争ったのか・・・知りたくない?ちなみに、1巻の荷担ぎやの話、13巻頭も要チェック。あまりのストレートさに唖然。。
10巻

あなた
美女よりも美少年が好きというあなたにお勧めなのが「美男と美女との優劣について」。酒に男色に明け暮れた詩人アブー・ヌワース(邦訳に『アラブ飲酒詩選』)の言として次のような詩が引用される。「男のよさを 最小に 値切って見ても 二つある 月の障りの ないことと 子を孕まない 安心と。」さあ、たっぷりと美男の良さを聞いたあなたもカミング・アウト!・・・それはさておき、第十巻は個人的にとても好きな巻なのだ。ここには小話に加え、いくつか有名な話も入っている。「バグダードの妖怪屋敷」は父親の遺産を食いつぶしたドラ息子アリーが、バグダードで「泊まった者は必ず死ぬ」と噂される妖怪屋敷に泊まり、なんと、巨額の財産を手に入れ・・・というホラー・サスペンス・ファンタジー(?)である。10巻末に収められている、才色兼備の「女奴隷タワッドゥド」と学者たちの問答も有名な話。コーランから占星術、なぞなぞまで、あらゆる「アラブの知」が詰まっている。
12巻 あまりにも有名な「シンドバードの七つの航海の話」。その独創性はアラビア語説話文学中の最高傑作の一つとされている。海好きでなくとも楽しめること請け合い。ところで、12巻の終わりから「女たちのずるさとたくらみ」(七人の大臣の物語)が始まる。これは、男たちが「女たちはこんなにずるいんです」という小話をしたら、女が「男だってこんなにずるいじゃないの」とこれまた小話で対抗するという面白い物語。これも読んでもらいたし。
18巻 結末を知るまでは、いてもたってもいられない!というあなた、とりあえず18巻の427ページからざっと読んでしまおう。気持ちが落ち着いたら、1ページ目に戻り、18巻に目を通すといい。この巻はかなりおもしろい!「染物屋のアブー・キールと床屋のアブー・シール」は怠け者の染物屋と、働き者の床屋が新天地を目指して海を渡り、それぞれの得意職業を生かして富と王の寵愛を得ようとするが、やがて血みどろの争いとなり・・・というお話。「陸のアブド・アッラーフと海のアブド・アッラーフ」はアラブ版浦島太郎。海中の描写が興味深い。そして、アラビアン・ナイトの最後を飾るのは、悪妻のもとを逃れて新しい人生を歩もうとする「靴直しのマアルーフ」の話。しかし、女の執念は怖い。ある夜、幸せに眠るマアルーフの枕もとに一筋の影が・・・。

詳しい診断表は
下にあります。

12巻
6〜7巻
3〜5巻
6巻
18巻
9巻
10巻
自分は気が
短いと思う

海に浪漫
を感じる

歴史小説が
  大好き

俺は/私は
スケベだ

              

結末がどうも
気になる

美女よりも
美少年が好き

想像力なら
任せてくれ

「そうはいっても長すぎるわ。」「おもしろい話だけを読みたいんだけどなぁ。」というあなた、さあ、この診断テストであなたにぴったりの一冊を見つけましょう。(巻数は前嶋・池田訳のものです)

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