第1課 とにかく読んでみよう(6)
الإسكندرية
ك  كـكـك
ا لقاهرة
ه  هـهـه
ة سـة

k

カ、キ、ク
 尾字  中字  頭字       独立形

h

ハ、ヒ、フ
 尾字  中字  頭字     独立形
 さあ、文字はあと三つを残すだけとなりました。ここはひとつ、ささっと覚えてしまいましょう。
カーフ kaf」です。(     は「qaf」でしたね。)頭字・中字と、独立形・尾字でやや形が違います。独立形・尾字はラーム      にごちゃっとついた感じに見えますね。発音は単純で、英語のkと同じです。
頭字の場合
中字の場合
次は「ハーha」です。これは      よりも単純で、英語のhの音と同じです。ただ、頭字・中字・尾字でずいぶん形が違ってきますね。ちょっとわかりにくいので書き順を書いてみましょう。
ق
ل
ح
書けるようになったら、ハマダのこと惚れ直しちゃうかも!
では、さっそく次のアラビア語を読んでみましょう。

                         *                    *                       *                    *                      

 ア・ル・カー・ヒ・ル・・・あれれ?最後の丸に点が二つ付いた文字、こんなのやったっけ?ひげがついてないから、qaf じゃないし・・・。そうなんです。この    、実は今覚えた「ハー」   の変形なんです。
ة
ه
 尾字         独立形
 名詞や形容詞の語尾にハーがついて、その単語を女性形などに変えることがあります。そういうときはハーの変わりに点々付きの   を書きます。これは「ター・マルブータ」というかわいい愛称でよばれ、普通、「ah」「a」などと発音されます。
 つまり、上のアラビア語の場合、alqaahir にahがつくので、「アルカーヒ
」という発音になります。
 ちなみに、この言葉の意味は分かりますか?最初の二文字 al は定冠詞で、英語でいうとtheに相当します。the qaahira。そう、エジプトの首都「カイロ」のことです。アラビア語では定冠詞をつけて、「アル・カーヒラ」と呼びます。
「ター・マルブータ」はよく出てくるので、ちょっと練習しておきましょう。
ة
حديقة الحيوان
これもエジプトの町の名前です。もし、最後のター・マルブータが
なかったら「アル・イスカンダリーal-iskandarii」ですよね。
そこに ah の音がつくと、子音の y が現われて
アル・イスカンダリーヤal-iskandariyyaとなります。
そう、「アレクサンドリア」のことです。
次はちょっと難しいですね。しばし悩んでみてください。・・・(しばし)・・・別々に読むとHadiiqaと
al-Hayawaanですね。al はやっぱり定冠詞です。
 Hadiiqaは「公園」、Hayawaanは「動物」という意味です。だから、動物の公園、「動物園」です。・・・の××というようにター・マルブータのつく語の後ろに言葉が続く場合、ター・マルブータは t と発音されることがあります。(実は「ター・マルブータ」とは「ブタの鼻に似た文字」ではなく、「結合される「ター」」という意味だったのです。)さらにこの場合、次の定冠詞 al とくっつくため、ハディーカトゥル・ハヤワーン Hadiiqat-ul-Hayawaanと読まれます。ちょっとこみいってきましたねぇ。大学でアラビア語の授業を受け持たない限り、「そういうこともあるのか、にんにん」と覚えておけば十分です。(ふいめいもあやしいので、このへんで・・・)

                         *                    *                       *                    *                      

 さあ、これで29文字終了!と胸をなでおろしたあなた、今の「ター・マルブータ」は ha の変形だって言ったでしょ。だからこれがはじめにの最初に書いた(+1文字)なのです。そう、もう一文字残っています。これも説明し始めるときりがない文字なのですが、ここはひとつ、さらっとやってしまいましょう。(詳しく知りたい方は文法書などをチェックしてください)
الأهرام
صحراء
最後は「ハムザ」と呼ばれる文字です。これは、@語尾についたり、A語頭のアリフについたり、B語中や語尾のアリフ   ワーウ    ヤー    につきます。発音としては、アイン     のようにのどを強く閉め、一瞬音を止める感じに聞こえます。
بأ
بئ
بؤ
ع
و
ى
ا
@語尾に単独でつく場合です。この語を読んでみましょう。
أسوان
A語頭のアリフにつくと短母音が a のときは 'a、
i のときは 'i 、u のときは 'u となります。じゃあ、左の語は読めますね。
アスワーン 'aswaan。アスワン・ハイ・ダムのある南エジプトの都市の名前です。実は、さっき出てきたイスキンディリーヤの「イ」にもハムザがついていました。ちょっと見てみましょう。(ここをクリック
B語中のアリフにつく場合はとくに注意です。ハムザがつくと、長母音ではなく、少し途切れる感じになります。
سأل
سال
サーラ saala (普通の長母音)
サ ァラ sa'ala (ハムザ)
こんな感じでハムザはついて、
 ' (+短母音)となります。
ふいめいったら、
今回は説明が
多すぎるよう。
じゃあ、ちょっとだけ読む練習をしましょう。もう文字はなんでも読めますよ。
مكة
前にも出てきましたが、子音が二つ続くときには
そのうちの一つだけしか書かれないので注意。

ラームとアリフがくっつくと、こんなXみたいな形になります。でも、ハムザのついているアリフは「アー」とのばさないのでしたよね。
だから、l と a の間に ' が入り、切って読みます。
では、最後に数字を覚えに行きましょう。
مكّة
*二つ重なる文字の上に w の記号(シャッダ)
  が書かれる場合もあります。
موكوجي