ふいめいのにっき  記念日には「うどん」を 


2004年3月14日

すべては一本の電話から始まった。

日本からエジプトに戻り、時差ぼけも強引に治し、誘われていた結婚式も無事クリアし、ほっとしていたところ、「寝込みを襲われる」とはこのような状況かもしれない。

電話はカイロの心友、a friend in Cairo さんからだった。


「ねぇ、明後日、私のお誕生日なんだけど、お祝いにうどんを一緒に踏んでくれない?」


その言葉が、ふいめいの中の、忘れていた何かに火をつけた。




うどんふみの前になごむ三人
(左から) ふいめい、 a friend in Cairoさん、 わたしさん



準備の便宜上、我家が会場となったこともあり、当日は大忙しだった。まず、午前中にa friend in Cairo さんと一緒にアルファスーパーや八百屋、バッカールをハシゴしつつ買出しをした。午後、a friend in Cairo さんが語学学校に行っている隙に、ケーキと風船を買いに行った。


その後、一人、ビールを飲みながら下ごしらえにとりかかった。今夜のメニューは肉じゃがと鮭うどんである。うどんのスープはもちろん、赤味噌がベース、こてこての名古屋味になる予定である。


さらに、皆を待ちながら、一人、ビールを飲みながら風船をふくらました。HAPPY BIRTHDAYと書こうかと思ったが、あまりに長いので、HAPPY 30で済ますことにした(ごめん)。そう、a friend in Cairo さんは今日でめでたく30歳になるのだ。



なんとも特別な日である。そのため、今回、FAUCHONやマリオットホテルで丸いケーキが見つからなくて挫けそうになったときも、ローソクが30本見つからなくて挫けそうになったときも、「だって、30歳の誕生日なんだよ。特別なんだよ。」と自分を励ました。すべて完璧にお祝いしたい。その一心が通じたのか、ケーキの代わりに丸いバスブーサ(エジプト菓子)を使うという代案がひらめき、また、10年くらい客が来てないのではと思われるおもちゃ屋で無事、ローソクを手に入れることができた。






うどん踏みの材料・用具一式


18:00を回った頃、我家にこの記念日を祝うことができる幸運な人々が集まった。


とりあえず、かけつけの一杯を楽しんだのも束の間、あまりの空腹に、さっそくうどんを踏むことになった。


必要なものは左の通りである。材料は小麦粉と塩、そして水だけである。道具はボールと麺棒、まな板、包丁。うどんを踏む際にたねを入れるビニール袋数枚、それをさらに包むハンカチ、そしてまっさらな靴下である。



では、ふいめい流うどんを踏む手順をご説明しよう。

まず、ボールに小麦粉を入れ、それに塩少々を加える。その後、水を加えながら、しっとりするまでこねる(分量はどれも「適当」)。

体よくまとまった「たね」をビニールに入れ、ハンカチで包んだあと、ひたすら踏むのである(時間は「適当」)。






協力: たぬきさん、 a friend in Cairo さん


「こし」が出てきたと思ったら、踏みは終了。小麦粉を敷いた台の上に「たね」を据え、麺棒で延ばす。それを包丁で好みの幅に切っていくのである。これだけで、うどんは完成である。


あとはできるだけ早くゆでて、好きな味付けで食べればいい。







カイロでの記念すべき第一回目のうどん踏みは、たぬきさんの生まれながらの才能と、a friend in Cairo さんのねばり強い踏みっぷりのおかげで、大成功に終わった。


すっかり、お腹をすかせた一同は、赤味噌がたっぷり染み込んだ、鮭味噌煮込みうどんをたらふく食べたのであった。






出来た鮭うどんの中身はこんな感じ。おいしそう〜。






今日から a friend in Cairoさんは a 30 in Cairo さんに改名するそうである。

"a friend" ではなくなってしまったが、末永く仲良くしてもらいたいと願うふいめいであった。。




(2004/3/17記)




PS. 今後カイロでお誕生日をお祝いする皆さんへ(特に20歳以上の方)。

カイロで売っているローソクの多くはすごい勢いでロウをぼたぼたと垂らしながら燃えるため、下のケーキが台無しになってしまいます。高級ケーキなど使わないことをお勧めします。ではでは、楽しいパーティを。




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