ふいめいのにっき  日本海のリトル・トルコ探険記


木馬研究会の依頼で、日本最大級の「トロイの木馬」を調査するため、新潟県柏崎市にあるトルコ文化村に行く機会を得た。


柏崎まで東京から新幹線と特急を乗り継いで二時間かかる。JR柏崎駅から車で15分ほどの海辺に柏崎トルコ文化村はある。
自然豊かな空間に、突然、高くそびえる茶色い城壁が見えてくる。美しいアラビア文字の下の、重々しい木の扉をくぐると、まるでどこでもドアをくぐったかのように、イスタンブールの「グランド・バザール」が目前に現れる。


布や衣服、アクセサリー、絵葉書、陶器から、お菓子や食材に至るまで、ここにはトルコの物産が一通りそろっている。右の写真を見てもわかるように、品数はかなり豊富で、しかも値段も良心的。実際、安いくらいである。







木馬の前でやる気まんまんのふいめい
バザールを抜け、アイス屋さんの「のびるアイス」の誘惑に打ち勝ったわれわれは、いちもくさんに「トロイの木馬」に向かった。


木馬はトルコ村の一番奥、入り口からトレッキングのような道を歩いて10分程度のところにある。木馬のうしろには日本海が迫ってきており、これがまた、どことなく地中海と重なって趣がある(気がした)。

われわれはさっそく木馬内に潜入し、100円の入場料を払ってその最上部までのぼることにした(←調査ってそれだけかい)。
木馬の中は展望台になっており、トルコ村が一望できる。


眼前にはギリシアの遺跡風の円柱が並ぶ街道があり、その向こうには鉛筆形ミナレットと白いドームから成る「モスク風」建造物があった。

他にも「アレクサンドロス大王の棺」、円形劇場など遺跡も随所にある。ベリーダンスや民族舞踊ショーなどイベントもいろいろと行なわれていた。






このトルコ村という場所はなんとなく、トルコをレゴ・ブロックのようにバラバラにして、組み立て直したような印象である。不調和の中の調和、というか調和の中の不調和が異空間度をさらに高めていて、ますます楽しい。


一時は運営会社の破綻によって閉鎖に追い込まれたこの村を、柏崎市が地元活性化と市民の憩いの場にしようと買取り、リニューアル・オープンしたという。今では入場料は無料、いつでも自由に出入りすることができる公園のような場所となっている。


海水浴場も近いということなので、「トルコに行く」というルージュの伝言を残して、この夏休みにぶらっと出かけてみてはいかがだろうか。熱い夏になることは、このふいめいがドドンと請け合おう。





お帰り前にはレストランで本場のシシカバブを。


(2003/8/1記)
この日記はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません(ただし、柏崎トルコ文化村は実在します)。




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