We Love ジュッラーバ
「なんでみんなフードをかぶってるの?」(市川市19歳女性からの質問)

 7世紀にアラブ軍が入ったとき、マグレブに住む先住のベルベルの一部はフード付の衣服を着ていたという。帽子やターバンなどを頭に巻く習慣のなかったマグレブの人々は、もっぱらこのフードで頭を覆っていた。フードは、まごうかたない「伝統」なのである。(あまり答えになってない・・・)

やせ気味のモロコ人がねずみ色のジュラバを着た日には、まがいもない「ねずみ男」の出現に「ゲゲゲの鬼太郎文化圏」以外の人もびっくり。しかし、ジュラバのすごさはそれだけではない。ジュラバを着た後ろ姿は「癒し」の効果があると、最近世界中の心理学者の大きな注目を集めているのだ。

マラケシュの郊外で。
少し肩を落とした感じが
ますます哀愁を誘う

ピンクジュラバを着た男性。
彼は自分で選んだのだろうか。

「ぐりとぐら」

タルーダントというモロッコ
西部の町で、バス会社の
親切なおじさんの車に
乗せてもらっていたとき、となりに
いたJJが突然叫んだ。
「車の中でもフードが立ってる!」
確かに、前の座席に座っていた黒いジュラバを着た強面の男性のフードは天空を刺すかのようにそびえ立っていた(実際は車の屋根にあたって少し折れていたが)。その日以後、注意して見ていると、歩いている人も座っている人も皆フードが立っているではないか。そもそもジュラバの生地はウールや麻など、それほどかっちりしたものではない。糊づけでもしてあるのだろうか。朝、西洋の妻たちがネクタイを直してあげるように、モロコ妻たちも「あなた、フードが折れてるわ。」と立ててあげているのだろうか。私たち二人はこの謎を解明すべく、ジュラバ男性に近づこうと試みたのだが、何しろ彼らは「シャイ」である。残念なことに一週間の滞在でこの理由と立て方は解明できなかった。
  (いつか再モロコしたときに続編を書きます)

おまけ