徒然日記

           書評短歌コーナー


「漱石さま」

白百合の首だけそっとおいてみるブリスの揺らめき青い水と


谷崎『痴人の愛』

媚びを増す棘にはじけるしゃぼん玉湯船にひろがる薔薇の紅色

ねずみ講TOPへ戻る
徒然なるまま詠んだ短歌の投稿はこちらまで
熱砂の国への出立を願いつつ ふいめい嬢に献ず

孤座聖者廟(孤坐、聖者廟)
黒紗秘熱涙
(黒紗は秘する、熱き涙)
願滅狂恋拷
(願わくば滅したまえ、狂恋の拷)
時余薄暮到(時余、薄暮の到る)



モロッコのジュラバを想ふ
1.水玉編

故都車馬喧(故都、車馬の喧)
迷路幾重廻
(迷路、幾重にも廻る)
颯爽一陣風
(颯爽、一陣の風)
歩水玉鼠男
(歩く水玉、鼠男)

2.合羽編

乾地恩恵雨(乾いた地に恵みの雨)
走自転車男
(走る自転車の男)
刺黒天黒衣
(黒い天を刺す黒い衣)
不負雨水滴
(雨の水滴に負けることなく)

漢詩・感詩・閑詩
沙羅の樹の洞(うろ)より聞こゆ怪しき音、覗いてみれば熊蜂の宿
円覚寺奥より聞こゆ怪しき音、覗いてみれば蜜食う和尚
つれづれ短歌日記