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ギター購入アドバイス

さぁ、あなたもギターを買いに行こう!


LEGEND Stratcaster LeftHand  
(2008年3月9日 谷口楽器にて購入 )

 いわゆるコピーモデル。それも市場最安値左用エレキギター。消費税5%込みで14700円。

 実は私が弾くギターではない。身内がエレキギターを始めたいというので、初心者モデルをいくつか吟味し最終的にコレに決めたのだった。なんと彼女も生まれついての左利き!少しでもレフティ・ギタリストの人口を増やしたい私にとって、格好の餌食となったのは言うまでもなかろう。将来的に継続してギターを弾くことになるか分からない初心者の場合、あまり高価なものはできるだけ避けねばなるまい。しかし、あまり品質(音質)的に粗悪なものでスタートしてしまうと、ギターの素晴らしさをまったく理解できぬまま挫折・なんてことになりかねない。そこで初心者モデルの中でも、ちゃんと音が出る(笑)もの、チューニーングがあまり狂わないものを選ばねばならないのだ。

 2008年の3月9日は、そんな事を考えながら初心者用のエレキを探しにお茶ノ水の楽器街へと車を走らせた、気持ちよく晴れた日曜日であった。自分用のギター見物も兼ねて、5〜6軒ほど楽器屋さんを見て回ったものの、やはり左用ギターとなると最後に行き着くのは我々レフティギタリストの聖地サンクチュアリ「谷口楽器」である。初心者向けの左用エレキギターがあるわあるわ。

 「LEGEND」というあまり聞いたことのないメーカーのストラトキャスタータイプのギターがまずは目に飛び込んできた。それも最近人気があるYUIとかいうアーティストが使っているような赤のストラトだ!他にも初心者用エレキとしては有名なフォトジェニックもあったが、まずはこのギターをと思い、「みせて貰おうかレジェンドの伝説とやらを!」※1、とシャア・アズナブルのようなセリフを心の中で呟きながら、弾けない彼女に代わって私自身が試奏させてもらうことに。

 (向こうは知らないだろうけどこっちはよく知っている顔の)店員さんにギターをチューニングしてもらい、アンプに繋いでもらった。緊張する瞬間だ。なにしろちょっと弾いただけで、ギターってのは上手い下手が素人目にも分かるからね。いや楽器なんて全部そうか。そして問題なのが私はあまりギターが上手くないということだ。試奏の時にスモークオンザウォーターのリフのようなあまりにも有名なフレーズを弾いたり、イングヴェイばりの速弾きやスイーピッキングを弾いて自己陶酔するような愚行はせず、もくもくとマイナーペンタトニックスケールで勝負。うーん弾きやすい。コレが1万4千円のギター!?チューニングもそんなに狂わないし、ちょっとかなり(↑語尾を上げて発音)いいんじゃないの〜?Eのコードでギター本体の鳴りも確認し、5分後には合格点を付けていた。7分後にはレジに向かい、8分40秒後に小遣いであっさり購入。帰宅後に家のアンプで色々と試したけど、本当いいね。

 初めてエレキギターを手にした嬉しそうな彼女の笑顔が印象的だったよ。彼女には、逆にスモークオンザウォーターのリフを最初の課題として与えて、毎日楽しそうに弾いているよ。たまに手が痛いって言ってるけど、「5分でもいいから毎日弾け!」という約束を律儀に守ってるから、3ヵ月後には相当上手くなってるはずだよ。



※1…原文はもちろん「みせて貰おうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」
     30才〜40才の人はかなりの確立でその世代という認識で間違いない。いや問題ない。

(2008.4.14)


GIBSON Custom Shop 1960 Les Paul Special TV Yellow Lefthand  
(2005年12月31日 谷口楽器にて購入 )

 ギブソン・カスタムショップ製の1960レスポールスペシャル左用。

 カスタムショップ製とは、機械的に大量生産される通常のレギュラーモデルとは異なり、厳選された最高の木材を用い、メーカーの中でもトップクラスのギター職人によって製作のほとんどの工程を手作業で実施される少数生産品のことを指す。このレスポールスペシャルは1960年当時の復刻版であり、ヒストリックコレクションに分類される。

 同じギブソンでもレギュラーモデルとカスタムショップ製(あるいはヒストリックコレクション)は、特にコレクターやマニアの間では大きく区別(信奉)されており、その音も歴然とした違いがある。らしい。私はコレクターでもマニアでもないので本質的な違いは実感できるレベルではないが、昔ながらの生産方法で所謂古き良き時代のギターを再現させるという手法は喜ばしいことだと思う。アナログな楽器であるギターは弾きこまれるほどに音も成長していくのだ。

 ギブソンの代表モデルであるレスポールやSGといったギターの多くにはハンバッカーというタイプのピックアップ(弦の振動を拾うマイクみたいなもの)が搭載されており、それがギブソンギターの厚みのあるまろやかな甘い音色を特徴付けている。しかしこのレスポールスペシャルに搭載されているのはハンバッカーではなくシングルコイルのピックアップ。
 もともとギターのピックアップとしてはシングルコイルの方が先に開発され、よりパワーのあるものとしてハンバッカーコイルが開発されたのだ。音の性格を簡単かつ乱暴に解説すると、シングルコイル=シャキーンとした歯切れのある鋭い音、ハンバッカーコイル=よりパワフルかつサスティーンの効いた粘りのある甘い音、と言えるだろう。言い換えればシングルコイル=キレ、ハンバッカー=コク。

 このレスポールスペシャルにはシングルコイルであるP-90が2発搭載されており、シャキーン(´・ω・`)とした歯切れのある音が特徴。しかし、フェンダーのストラトキャスターのような典型的なシングルコイルの音ではなくどこか甘いギブソンらしい泥臭さも併せ持つという不思議なモデルである。先ほどの言い換えを当てはめると「キレがあるのにコクもある」。どこぞのビールのようなギター。奥田民生氏が言っていたが、「ギリギリ、フェンダーよりのギブソン」という表現が一番しっくりくるのかもしれない。コードを鳴らした時に各弦の音の分離バランスがよく、ボーカリストがバッキングでコードをかき鳴らしながら歌うケースが多いのもうなずける。日本では奥田民生氏やサンボマスターの山口氏、バンプオブチキンの藤原基央氏、海外ではボブ・マーリー氏などが愛用者として知られている。

 ネックがかなり太くて今まで握ったエレキのネックの中でも最も太い部類に入るであろう。最初はちょっと弾きにくいかな?とも思ったがすぐに慣れた。ネックが太いからかネックを含めたボディ全体で弦の振動を体感できる。アンプを通さなくてもかなり生鳴りが体感できるのだ。「ネックは断然細い方が弾きやすいに決まっている」という認識があったが、大きな誤解であった。ネックは細すぎてもダメ、太すぎてもダメなのだ。
 ボディはかなり軽く4`を切るくらいであろうか。メインで使用しているレスポールカスタムが5`近くあり、ステージでは長時間立って使えないほどの重さであるのに対し、相当に軽い。

 日本で最近なぜか流行りだしているギターで、廉価版のJrスペシャルも含めると相当な品薄状態らしい。その中でもコレは左用なのでタマ数が非常に少ない希少モデルと言っていいだろう。ギブソン輸入総代理店である山野楽器や日本で唯一のレフティ専門店である谷口楽器で確認しても左用のレスポールスペシャルは珍しいらしく、谷口楽器の店員さんによるとこの10年間で3本程度しか入荷していないのだそうだ。

 左利きのギタリストにとって左用のギターを探す苦労は相当なものだが、それだけに自分が気に入っているギターと出会えた時の感動は計り知れないほど大きい。私は根っからのメタラーなのでメインギターの座は黒のカスタムだが、ちょっと軽めのロックや自らコードをかき鳴らしながらボーカルをとる時にはこの黄色のスペシャルが活躍するであろう。なにせ軽いので、部屋ではまずこのスペシャルを手にとってつま弾いてしまうかもしれない。スペシャルもカスタムもアーム奏法が出来ないので、そういう場合は白いKillerギターの出番と、使い分けが必要になってきた。黒→黄→白だ!

 色々と書いたが、一番気に入っているのはそのルックス!特にTVイエローとネーミングされたそのカラーリングはいかにもステージ栄えしそうな色である。とにかく黄色なので目立つ目立つ!変に紫や赤なんかよりも黄色って目立つのだ。山や海で遭難した際に一番目立つのが「黄色」なのは定説だが、それをロックの世界にも応用してしまおうということか。

(2006.1.12.)


GIBSON LesPaul custom  (2005年7月 大阪府泉佐野市島村楽器りんくう店にて購入 )

 ついにゲットしたギブソン、レスポールカスタム。本物のサウンドを提供してくれる。

 ギター小僧ならいつかはフェンダー(USA)やギブソンのギターを所有したいという夢がある事に異論はないだろう。一流ミュージシャンはみんなフェンダーかギブソンなのだ。でも価格的にも相当高い。高校生でギブソンギターなんて持っていようもんなら、そいつはかなりの確立でボンボンである。間違いない。もちろんフェンダーやギブソン以外にも老舗で素晴らしいギターメーカーもあるのだが、やはりギター小僧にとっては、偉大な2大ブランドである。なんといっても今のエレキギターの形や構造はこの2つの偉大なメーカーがオリジナルだと言っても過言ではないのだ。フェンダーならストラトキャスター、そしてギブソンならこのレスポール。

 高校生の時にリッチーブラックモアというフェンダーのストラトキャスターを操る偉大なギタリストを知り、またツェッペリンの音楽には生理的嫌悪感を抱いていた私は、いつかお金がたまったらフェンダーのストラトキャスターを買いたいと思うようになっていった。だが!人生どう転ぶか分からないものだ。ギブソンのアコギを以前に入手していた私はすっかりギブソン派になっていった。それほど素晴らしいギターだったのだ。以来、楽器屋さんでも自然とギブソンを意識するようになる。

 で、出会ってしまったのがこのギター。ギブソンのレスポールカスタム黒2000年製。島村楽器りんくう店に三年以上前からずっと同じ位置に飾られていた。左用のギターなんて普通の楽器屋さんにはまずないから、目立つこと目立つこと。しかも白と黒の二つの左用レスポールカスタムが対になって綺麗に並んでいたのだ。誰か買うかな…?と思いつつ買う気にはならなかったが、年を取るにつれツェッペリンへの嫌悪感もなくなったため、レスポールを引き倒してみたいという衝動を押さえ切れなくなっていたのだ。最近影響を受けた奥田民生氏がレスポール愛用者だというのもある。フェンダーと対極のあのユル〜イ音。

 とにかく3年間もこうして飾られているギターじゃない!「こいつは俺が弾いてやらねば!」と購入を決意したわけである。レスポールにはスタンダード、カスタム、スタジオ、ジュニア等々色々と種類がある。これはその中でも最上位機種のカスタム。勿論カスタムショップ製のものがコレクターの間では価値が高いし値段的にも張るのだが、新品の既存のギターとしては最高の素材と作りを誇るギブソンである。スタンダードは木の木目が美しいサンバースト色が人気だが、カスタムと言えばやはり黒か白。有名な所では白カスタムはランディ・ローズ、黒カスタムはジョン・サイクスがいる。カスタムではないが他にもジミー・ペイジ、ザック・ワイルド、TAK MATSUMOTO(B'z)など、レスポール愛用者を挙げればキリがないのだ。

 カスタムを新品で買おうと思ったら相場価格は40万円くらいか。これは島村楽器りんくう店がアウトレットモール内にあり、なんとそこではギターもアウトレット価格だから、3割引以上の26万円で購入できたのも大きい。店員さんがピカピカに磨いてくれた。新品だけど3年間も店舗内でいい保存状態で飾られていたので、実にいい音を出す。先日無事にライブデビューを果たすことになった名器、いやこれからは私の兵器・スペシャルウエポンとして活躍することであろう。

(2005.8.14.)


KILLER FASCIST  (1993年9月 御茶ノ水、ESPショップで購入)

 知る人ぞ知るキラーギター。「Killer」のロゴがとてもメタルっぽくてナイス!

 高校1年生の冬に初めて買ったエレキギターはフェルナンデスのストラトキャスタータイプのエレキだった。(下記参照)それを大学卒業間近になるまで、浪人時代も含めると8年間も使い続けたことになる。一本のみを黙々と使い続けて、エレキギターの基礎的なテクニックを独学で身に付けたわけだ。本当を言うと、高校生の時はお金がないし、浪人時代も勉強しなきゃいけないし、大学時代なんてギター買う金あったらその分夏休みに新島あたりに行ってアバンチュールを楽しんでいたからなのだが。
 なんにせよ、浪人時代もバンドやってたくらいだから、ギターは一生引き続ける事になるだろうと感じてはいた。就職活動も終わった大学4年時の9月頃に突然、良いギターが欲しくなったのである。バイトとバンド活動ばかりの大学時代だったが、長くなるのでここではその話は控えることにしよう。
 もちろんフェンダーやギブソンが最高峰なのは当時から言うまでもないが、良いギターを買うとなると予算は20万くらいか、などとあまり深くも考えずお茶の水の楽器街をふらつく事になったのである。で、ふらっと立ち寄ったESP(ギターのメーカー)のショップで店員さんに左利き用ギターの相談をしたところ勧められたのがこのKILLERギターだった。本当に悩んだ。リッチーブラックモアを師匠と仰ぐ私にとって、「次はやっぱりフェンダーUSAの白でしかもデカヘッドだろ」という定番があったからだ。しかも白のフェンダーUSAの左用ストラトは違う店に在庫があったのだ。下倉楽器だったかな。前回は高校1年生で15歳だった自分だが、今回は2本目でしかも23歳。購入活動もある程度余裕だ。
 
 ESPショップの店員さんは他にも自社ブランドのESPやその弟ブランドであるエドワーズを薦めもしたが、私はすっかりこのKILLERのファシストというギターの音とルックスに購買意欲をそそられていた。大きい買い物をする時は、その場からいったん離れて頭を冷やすのが私のクセであるので、後日また来店することにした。
 フェンダーUSAも勿論、試奏してはみたが、KILLERの方が自分好みの音だったというのもある。そりゃそうだ、ピックアップがハンバッカーだもの。色々考えた挙句、@フェンダーよりオールマイティに使えそう。Aやぱりヘヴィメタルはハンバッカーでしょ。B聖飢魔UのルークがKILLERの同じモデルを使っている。などの理由でこのギターに決定したのであった。そう言えば、最初にフェルナンデスを買った時も聖飢魔Uの影響があったなぁ。ありゃアリアか。
 価格は24万円。左用は30%アップ…。30万円の支払いを頭金なし男の60回ローンで購入決定!在庫がないということで、3ヶ月近くの納期を経て1993年12月に無事手元に。ネックはバーズアイメイプルでとても綺麗な虎目が入っている。12月という事で冬休みを挟んで、大学で所属していたバンドサークルの引退ラストライブ(府中かどっかのライブハウスだった)で1回だけしかライブで使われなかったのが残念だ。会社勤めをして5年間くらいは毎月6千円づつくらい支払っていた自分がマヌケな感じだが、本当にKILLERはバランスの取れた良いギターだ。弦高もギリギリまで低くしてありとても弾きやすい。というか今までよくあんなに高い弦高で弾いていたな…。1997年にバンド活動を再開するまで、4年間もひっそり趣味的に弾かれる事になるとわ。

2005.7.18.記


MARTIN LXM  (2004年12月 御茶ノ水、谷口楽器で購入)

 アコースティックギター最高峰のマーチンギター。

 最高峰マーチンとは言うものの、ぶっちゃけ廉価版のミニギターである。ちょっとした旅行や宴会用に左用のミニギターを探していたのだが、なかなか見つからず結局、年末年始に東京に帰省した際に谷口楽器で5万円で購入。通常、普通のサイズよりもひと回り以上小さいミニギターは、音量も小さくチューニングの精度も甘いのだが、これはさすがマーチンである。音はまぁともかくとして、鬼のようなチューニングの精度を持っているギターだ!木ではなく、合成樹脂(?)で作られたギターだからこそのこのお値段なわけだが、作りが異様に丁寧です!ネックとボディのジョイント部やフレットの打ち込み方など、非常に精巧に作られているのが一目で見て取れる。「次にこのモデルで左用はいつ入荷するか分からんですね〜」という店員さんの甘い常套句にも惑わされ、なかば衝動買い。(笑)

 現在のギターの原型を作った会社がマーチンという会社なのはご存知ですか?さすが本家、こんな廉価版でも手を抜かない!というクラフツマンシップ(職人魂)を感じるギターである。今まで、おもちゃ程度のミニギターは2本所有していたのだが、どれもチューニングが甘くて甘くて、ちょっと弾いたらすぐに音程が狂ってくるので閉口していたのだ。これは明らかに違うホンモノ。弾いても弾いても音程そのまま!(笑)
 ミニギターというジャンルがあるくらいだから、各ギターメーカーが力を入れだした分野ではあるけれども、コレは本当にオススメですね。マーチンのミニギターと言えば、細長い琵琶のような形をした「バックパッカー」というミニギターが世界的に有名だが、あれは座ってはとても弾けないほどバランスが悪いらしい。そういえばフェルナンデスのエレキ版ミニギターであるZO-3も、ボディが小さくて軽い割りにはネックが重くてバランスの悪いギターだった。
 もちろん良い点ばかりじゃない。小さすぎて音量も小さいのが難点といえば難点か。またショートスケール採用の為、慣れないと指板がとても狭く感じる。弦のテンションもちょっとキツめかな。お世辞にも弾きやすいギターとは言えない。弾き易さを最重視する私としては、じゃじゃ馬的な存在のギターである。でもあくまでもミニギターと割り切って使えば色々と使い道はありそうだ。ちょっと公園にでも歌いにいくかな〜んて時や、宴会でギター漫談なんかやるにゃ最適ですな!

 死ぬ前にマーチンのD-45だけは弾いてみたい!と思わせる購入体験記でした。

2005.7.18.記


FERNANDES Stratcaster FST-65  (1985年12月 御茶ノ水、下倉楽器で購入)

 1985年当時、高校1年生だった私が購入した初めてのエレキギターである。

 幼少時ピアノを習っていた私は、キーボード奏者として高校1年生の時に自発的にバンドを組むことになった。なぜか私が中心的存在であり、バンド名も「THE REFUGEE ○○バンド」という陳腐な名前であった。ちなみに○○の部分は私の苗字がそのまま入る。
 高校時代のアイデンティティの確立の為の手段がバンドだったという見方もできるわけだが、ここではその話は控えることにしよう。この初めて組んだバンドで、私の立場は徐々にキーボードではなく専任ボーカル兼サイドギタリストになっていったのである。最初は友人に借りたエレキギターの弦を逆に張り替えてギターを弾いていたのだが、どうしてもアーミングができないハイポジションが弾けないなどの弊害が生まれてくる。そこで左利き用のギターを買うことを決意した。
 地元の津田沼(千葉県船橋市)にも楽器屋はあったのだが、当時から楽器を買うなら御茶ノ水の楽器街でという神話があったので、高校1年生の私は御茶ノ水にある駿台予備校の通学がてら楽器街にもよく立ち寄ったものだ。左用のギターは選択肢がほとんどないという事実に困惑しながらも、購入を決めたのが左の写真のモデル。フェルナンデスのストラトキャスター、FST-65。大量にある右用のギターの中で御茶ノ水においても僅かにしかない左用の在庫には気に入ったものがなく、カタログを見て左用のあるものを注文したのである。
 当時リッチーブラックモアに衝撃を受けていた私としては、やはり白のストラトタイプがよかったのだ。あとは好きだった聖飢魔Uのエース清水氏も白のストラト(アリア)だったので色はコレ以外あり得なかった。定価は6万5千円なのだが、カタログには左用は30%アップとある。8万5千円!高校生しかも1年生の私には大金である。どこにそんな金があるというのか!?
 とりあえず金はないが、ローン契約を結び購入。高校生ながらボーナス一括払いができるというので、半年後に8万5千円を納めればよいという契約にした。しかも半年待たなくてもお金が出来た時点で全額お店にお金を払えばそれで支払いが終了するという内容。高校が冬休みに入った私は日通の引越しのバイトをバンド仲間の友人W君と必死にこなした。引越しのバイトは体力的にかなりハードで、お金を稼ぐことの大変さを子供ながらに実感したものだ。引越しのバイトは当時から高給で高校生でも日給8000円!これに荷主様のご祝儀が加わり、多いときで2千円〜5千円プラスされていた。お金のない高校生男子が短期間に稼ぐバイトとしてお勧めしたい。女子高生はいわずもがなである。
 ギターの納期は3ヵ月後の春休みだったので、3月にギターを受け取る時に支払いも全額終了。だがその間、バイトと恋愛に精を出しすぎた私はバンド活動がおろそかになり、3月にはバンドは自然消滅していた。(笑)
 というのは冗談で、バンドのメンバーは全員同じクラスだったので新2年生になるためにクラス替えでバラバラになってしまったのである。高校2年生で新クラスになった私は本格的にこのギターで新バンドを結成することになる。勿論ギタリストとしてである。以後大学4年生の終わりになるまでの約8年間をこのギター1本のみで過ごした。テクニック的に磨かれた最初の一本であり、思春期の思い出の詰まった一本である。社会人となり横浜から大阪に転勤する時に、引越し業者に封印され、2005年1月に10年振りに外の空気を浴びることになる。もう弾くことはないだろうが、初めて買ったギターは捨てられませんねぇ。

2005.1.8.記


GIBSON  Southern Jumbo  (2004年10月 大阪難波、三木楽器にて購入)

 私は悪夢にうなされていた…。

 路上ライブの経験を重ねつつあった私は、Kヤイリのコードストロークの音に限界を感じていた。ギターは決して高くはない買い物だけに、慎重に検討したつもりだったのだが、読みが甘かったのだろう。KヤイリのWY1はエレアコであり、生音至上主義のギターではなかったのである。音量もソコソコ大きいのだが、路上ライブのお供としては役不足な感は否めない。

 というわけで候補に挙がったのがギブソンのサザンジャンボ。8月に谷口楽器で試奏したところ、実にいい!まさにコードをジャカジャカかき鳴らすタイプのギターである。音量、低音の迫力等どれをとっても満足のいくギターであった。さすがに多くのプロミュージシャンが愛用するだけのことはある。
 24万円と高い買い物なので、関西に戻り冷静に頭を冷やして考えてみることにした。しばらくはKヤイリで路上ライブを続けようを決めたのも束の間、たまたま10月に遊びにいった大阪の難波の楽器屋さんにあったのが、このサザンジャンボの左利き用モデルである。大阪で左用のギターを、しかも欲しいモデルを発見するとは!まさに驚愕であった。数回の三木楽器訪問を経て、ついにボーナス一括払いで購入を決意。(笑)

 で、購入したのが左のギブソン・サザンジャンボ左用モデル。2003年製の新品。「アコースティックギターは新品は鳴らない」という話を良く耳にするが、私にはビンテージ(1960年〜70年のものが高く取引される)の「枯れた木の音の良さ」が分かるほどアコースティックギターには精通していないし、やはり新品の方が愛着が沸くというものだ。試奏では充分にストロークできなかったが、家で思いっきり長渕風にジャカジャカ弾いてみた。素晴らしい!音がでかい!迫力が違う。

 ギブソンのアコースティックギターで有名なのはJ-45というモデルなのだが、このサザンジャンボはその兄貴分的なモデルで指板の装飾や使用している木材が少し違うだけで、形状はまったく一緒。最近では山崎まさよし氏や矢井田瞳女史が使っている。J-45の左用もあったのだが、J-45はちょっと見た目が地味で…。いや、それは冗談だがこの指板のギブソンらしさにやられたというのが一番大きい。

 ギターを始めて20年、初のギブソンギターである。後日、世界エイズデーイベント出演のためにピックアップ(三木楽器オリジナルのOVAL)を取り付けた。路上ライブでの大きな戦力となるであろう。

 こうして私は悪夢から開放された…。

2005.1.4.記


K.Yairi WY1-LH  (2004年5月 御茶ノ水、谷口楽器にて購入)

 2004年5月にニューギター購入。k.yairi というメーカーのエレアコ・ギターである。今回は最初からギターを買おう!と思って御茶ノ水を訪問。左利き用ギターは谷口楽器しかないという思い込みもあり、他店見学はそこそこにして谷口楽器へ到着。まずはエレアコでレフトハンドモデルの在庫を店員に聞いてみた。ウェブ上である程度の在庫を確認した上での来店だったのだが、やはりギターは実際に自分の目で見て、ネックの握り具合や音色を確認しないと、とても購入する気にはなれない。私はどうしてもバンド人生が長いのでエレアコという選択をしてしまう。さて、今回エレアコで在庫があったのは以前購入したYAMAHA APX5-LA とTAKAMINE PT-106LH とPTU-508LH 、OVATION(オベーション)の数種類とそして最終的に購入した左写真のk.yairi 。他にも MORRISやら安そうなエレアコもあったのだが、ルックス等が気に入らず候補外。ルックスは大事だよ〜。実は来店直前までは TAKAMINE にしようと思っていたのだが、ネックが予想以上に太く困惑してしまった。で、YAMAHAは前回の購入モデルと同じなため却下。この YAMAHA APX-5は音も良く弾き易いのだが、いかんせんボディが小ぶり過ぎて生音が出ないのだ。生音も大きいエレアコがどうしても欲しかったのである。

 最初に店に予算を伝えたときに10万くらいと言ってしまったので、この時点で一番高いのが13万の OVATION だったのだが、ここで店員さん、奥から入荷したギターを持ってきた。それがこのK.yairi である。定価19万。んーちょっと高い。横にいる連れの目が険しくなる。試奏させてもらったのだが、すっかりその気になってしまった。ずばり音がイイ〜んです!特に3,4弦あたりの中音域の響きは素晴らしい。やっぱ高いギターは違うのかねなんて思いつつ、購入候補を OVATION とこの k.yairi の2つに絞り店を出て頭を冷やすことに。高い買い物をする時はいったん店を出るなりして頭を冷やしてゆっくり考えることにしているのである。御茶ノ水の明大横のパスタ屋でパスタランチをすすりながら、連れと真剣な相談タイム。ワインやらビール飲みながらの相談だったがね。(笑)

 OVATION も非常に格好良いギターである。トップ(ギターの表側の木)のトラ目の木材もがなんとも美しいし、また音も素晴らしかったのだが、どうしてもバック(ギターの裏側ね)のプラスティック的な素材感が馴染めなかった。あと、サウンドホールが独特で(これがまた綺麗なんだが)小さく作られており、あくまでも OVATION はアンプを通しての使用を前提としたギターであることを思い知らされた。生音が少し(というかだいぶ)小さいのである。てなわけで k.yairi に仮決定という結論になり、ほろ酔い気分でパスタ屋をあとにした。

 谷口楽器に戻り、散々いろんなギターを試奏された後でちょっとメンドクサソウな顔の店員さんを捕まえさっきの k.yairi をもう一度試奏させてもらうことに。うーむやっぱりネックが細くて弾き易い。しかもやっぱり音がイイ。生音もソコソコでかい。今のところ欠点が見つからなかったので、「コレにします〜」と決断をした。ギター本体のみで19万円のところをギターケース、ストラップ、弦などもつけてもらい15万で購入できたのは、連れの関西人としての値引きパワーのお陰であろう。私一人で行ってたならば定価で買っていたかもしれない。(笑)

 この K.yairi (Kヤイリ)というブランドは岐阜県可児市に拠点を持つ純国産主義の少数の精鋭クラフトマンを擁する、伝統ある国産ギターメーカーで世界各国のプロミュージシャンも愛用している。これは購入時には気づかなかったのだが、なんとあの私をロックの世界に引きずり込んだ元レインボーのギタリスト、リッチー・ブラックモア御大がブラックモアズナイトで使用しているエレアコとまったく同じギターでなのである!日本では最近は桑田圭祐氏とか矢井田瞳女史が使っているので有名。世代を超えて愛される為に永久保証制度もユーザーの心を打つものがある。2代目社長の矢入一男氏のカリスマ性も良い。(笑)やっぱカリスマがなくてわ。

2004.8.15.記


Aria Dreadnought  (大阪は泉佐野のアウトレットモール島村楽器にて購入)


なんと、ついに身内のA子氏までギターを購入。これは勢い以外の何者でもなかろう。(笑)幼い頃にピアノのレッスンを受けていたA子氏(作者よりもピアノの腕は少し上手)はギターに関してはまったくの初心者。ギターというものに触れてみたいというA子氏の盛り上がりに押され、初心者用のギターを買いに行く羽目に。

 私もアコースティックギターに関しては知識があまりないので、店員さんに聞いてみることにした。安いだけなら1万円くらいからあるが、あんまり安いギターはヤメた方が無難との事。最低限チューニングがしっかりしているものを勧められたので、このアリアの初心者用フル・アコースティックにしました。値段は2万5千円のものを1万9千円で購入。勿論コレは右利き用です。

 アコギの音色は値段に比例するという。今回、店員さんもそういっていました。2〜3万円程度の入門者用ギターは、それなりの音しか出ないんですと。たしかに音はショボい。ていうか軽い。でも基本中の基本であるCコードやEmなどを一生懸命押さえている間はこれで十分なのではないでしょうか。A子氏はFは勿論Dさえも、まだまともに鳴らせません。。。

 先々週、お茶の水の楽器街を歩き回った後だけに、泉佐野(大阪の南部、関空のそば)の島村楽器の品揃えには少々辟易しました。というか関西には楽器屋がなさ過ぎる!梅田にも少ないし、難波にも大きいのはない。これで良いのでしょうか!?札幌や仙台、名古屋、福岡あたりにはあるんでしょうかね?





YAMAHA APX-5LA Lefty model  (2002年8月 御茶ノ水の谷口楽器で購入)

 勢い余って、ではないけれど新しいギターを購入しました!ヤマハのエレアコ(アコースティックだけど、アンプにもつなげるタイプのギター)です。勿論左利き用のギター。左利き用のギターを探すのに、今回も本当に苦労しました。まずは居住地(関西某県)の楽器屋には当然ない。大阪の楽器屋にもない。お盆に実家に帰省した際、まずは最寄の横浜駅周辺にて探すもない。これは楽器の街として一番有名な御茶ノ水に行くしかないと思いほぼ全部の楽器屋を探し回りました。で見つけたのがコレ。

 その御茶ノ水でも苦労しました。御茶ノ水には非常に沢山の楽器屋があるのですが、最初の5軒くらいを回ったところで、左利き用のエレアコギターがまったく存在しなかったのです!感覚的には5軒に1本、本数的にも5%くらいはあると思っていたので、ショックが大きかった。5軒目の店員に左用なら谷口楽器が在庫多いと聞き、谷口楽器にたどり着いたのが6軒目。あるわあるわ、左利き用ギターの山。大変感動しました!

 御茶ノ水は駿台予備校時代含めて学生時代に通った街なので、谷口楽器の存在は知っていたのですが、私が東京を離れてここ数年間の間にいつの間にか左利きギタリスト御用達のお店になっていたようですな。店員さんに聞くと全国から通販やネット販売で左用の注文がかなりあるとの事。「ネットで探したんでしょ?」との店員さんの問いに、まったくその手段を思いつかなかった自分を赤裸々に告白してしまいました。

 今回気になったのは、楽器屋の店員さんの態度が総じて悪かった事です。(谷口楽器の店員さんは例外で凄く対応が良かった。)特に御茶ノ水。楽器は専門性が高いからか!?買う人は買うし買わない人は買わないからか。そういえばパソコンショップも店員さんの態度悪くないですか?

 次回コラムで左利き用ギターについて書くとしましょう。

 ちなみに谷口楽器さんのURLは ⇒ http://www.taniguchi-gakki.com/

2002.8.29.


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