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おすすめCD(新譜)

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CHINESE DEMOCRACY/ GUNS N' ROSES

久々にキタ!賛否両論のガンズアンドローゼズの14年ぶりの新作。オリジナルメンバーではない、デビュー作に比べるまでもない、中国政府当局から規制をかけられるほど敵視されている等々のマイナスイメージを持ちつつもそれでも買わずにはいられなかった。買う前にタワーレコードで試聴してみたんだけど、1曲目に思いっきりやられたね。
 やっぱりガンズはアクセル・ローズのバンドであったと痛感せざるを得ない。ギターのスラッシュは確かにいないけど、20年前に初めて聴いた時の衝撃が甦ってきたよ。当初はジョー・リン・ターナーとかディオとか様式美系のボーカリストが好きで、アクセル・ローズの妙に甲高い裏声があまり好きじゃなかったんだけどね。歳を取るとアクセル・ローズの強烈な個性こそロックなんだなって。

 確かにグランジ風の曲もあったりして時代に迎合している雰囲気はある。でも20年前とは違うのだからそれも当然だと思うんだよね。このアルバムに否定的な方は良く聴いてみて欲しいのだ!そのメロディラインを。その骨太な音を。1980年代後半に突如として出現した伝説のハードロックバンド、ガンズンローゼズの復活を心の底から祝福したい。構想14年、製作14年、費用14億の超大作ですぜ?

(2008.12.31.)


WIG WAMANIA/ WIG WAM
(KICP-1169)

 大学時代の友人であり、今も親交があるBOXからメールが届いたのはつい先日のことだ。BOXと私は大学時代に同じバンドサークルに所属しており、彼はアメリカンハードロック好きのドラム叩き、私はブリティッシュハードロック好きのギタリストというスタンスだった。大学時代の大半を同じバンドで過ごし、互いに音楽的な技術を切磋琢磨していた経歴がある。音楽のみならず、就職活動や合コンなどの恋愛沙汰においても良くも悪くも影響を及ぼしあった仲間であった。事実、就職活動においては同じようにゲームメーカーを受けまくったし、彼はその後自身の転職で私と同じ医療業界にその身を置くことになっている。
 前置きが長くなったが、彼の勧めるバンドは無条件で聴く事にしているという事が言いたかったのだ。『WIG WAMって知ってる?かなり良いッス』という彼のメールを見るや、すでに私の足はCDショップへと向かっていたのであった。

 BOXのメールにはボンジョヴィとモトリークルーを足して2で割ったような感じとあった。それだけでほぼこのWIG WAMというバンドの全体像をある程度捕捉できていた私ではあったが、聴いてみてビックリ!まさにその通りだったからだ。85年頃の一番勢いのあったボンジョヴィを彷彿させる、キャッチーな日本人の心の琴線に触れるメロディーライン!練られた楽曲群、毒々しいまでのメンバーの衣装と化粧(笑)。ライナーノーツを読むとノルウェーのバンドらしい。しかも国民的人気を誇るハードポップバンドとある。メンバー全員が既にベテランのミュージシャンでこのアルバムが日本ではデビューアルバム。これは確かに日本でウィグアマニアが増えそうな予感!
 (2)ROCK MY RIDE(4)GONNA GET YOU SOMEDAYの誰もが口ずさんでしまうようなサビのメロディラインは秀逸。久々に聞いた捨て曲なしの名盤と言えよう。このバンドが売れなきゃ日本のハードロックシーンはもう終わりだ。


(1)WIG WAMANIA (2)ROCK MY RIDE (3)SLAVE TO YOUR LOVE (4)GONNA GET YOU SOMEDAY (5)BYGONE ZONE (6)DARE DEVIL HEAT (7)KILL MY ROCK'N'ROLL (8)THE RIDDLE (9)AT THE END OF THE DAY (10)A R'N'R GIRL LIKE YOU (11)CAN'T GET HER (OUT OF MY BED) (12)BREAKING ALL THE RULES (13)AFTER THE NINE O'CLOCK NEWS (14)FLYING HIGH (15)IN MY DREAMS (LIVE VERSION)


BABYLON / TEN
(PHCW-1082)

2000年8月発売のTENの問題作。評論家にはパクリだらけと酷評されたが私にはまったく気にならなかった!日本では売れなかったが、欧州では今までのTENの作品で最も売れたというアルバム。実はそれまでのTENのアルバムにはオリジナリティをあんまり感じなくて、それほど好きではなかった。この「BABYLON」も中古屋でナニゲに買ったのだが・・・、通して聴いて感動した!曲によっては例えば(9)THUNDER IN HEAVEN のような確信犯的なパクリ(あきらかにMSG!?)もあるがそれもご愛嬌。特筆すべきは(1)THE STRANGER(8)BLACK HEARTED WOMAN で、この2曲が思いきり私の心の琴線に触れてしまったのだ!特に(8)は哀愁メロディたっぷりで、イントロ部のボーカルとギターの掛け合いが見事としか言いようがない名曲。購入後1ヶ月で100回は聴いて涙したものだ。こういう曲を聴くとやっぱり音楽はテクじゃなく、楽曲とハートだと感じる。そしてなによりゲイリー・ヒューズの歌が凄まじく官能的だ。こんなにセクシーなHR/HM系ボーカルは他にデイビッド・カヴァーデールくらいだろう。ヴィニー・バーンズ奏でるギターの楽曲重視のプレイや、元レインボーの鍵盤奏者ドン・エイリーのかなり目立つ(笑)キーボードプレイもこのアルバムをよりドラマティックなものにしていると言える。なおこのアルバムはコンセプト・アルバムで、そのストーリー性も感情移入できる要素となっており、話自体もなかなかに仕上がっている。アルバムのストーリーを簡単に説明するとこうだ。西暦2999年、世界大戦後の人口激減、すべてが電脳化された近未来で、孤独な男(プログラマー)が恋に落ちる。相手の女(会社上司の秘書)もまんざらではなかったが、その女が上司の息子に殺されてしまう。男は復讐を誓い、殺人プログラムを自ら作成、上司の息子を殺し復讐は成功するが・・・。という内容がいかにも臭くて良い。同じくHR/HMコンセプト・アルバムの最高傑作であるQUEENSRYCHEの「Operation :mindcrime」に匹敵する名作だ!と、あえて主張するのは無理があるか!?




(1)THE STRANGER (2)BARRICADE (3)GIVE IN THIS TIME (4)LOVE BECAME THE LAW (5)THE HEAT (6)SILENT RAIN (7)TIMELESS (8)BLACK HEARTED WOMAN (9)THNDER IN HEAVEN (10)VALENTINE



HOLY MAN / JOE LYNN TURNER
(PCCY-01463)

holymanハードロック界の渡り鳥ボーカリスト、ジョー・リン・ターナーの2000年7月発売のソロアルバムである。サウンドはまんまレインボー(特にギター)なのだが、ジョーの歌の上手さを存分に堪能できる一枚と言えよう。以前はライブでの不安定さが指摘されていたが、やっぱりジョーは歌が上手い!ハードなスピードナンバーからブルース、バラードとなんでもこなす力量とルックスを兼ね備えたカリスマボーカリストと言えよう。恐ろしいほどの自信家でもある。このアルバムでは、何と言っても日本人ギタリスト梶山晃の参加が最も貢献度が高く、曲作りやギタープレイの面でも梶山氏なしには語る事は不可能だろう。そのまんま後期レインボーの(1)NO SALVATIONを聴いた瞬間、無意識にガッツポーズが出るのは間違いない筈だ!また、(3)ANYTHINGは近年類を見ないほどの名バラードで、ジョーの哀愁たっぷりのボーカルもさることながら、梶山氏の泣きのソロギターが見事に炸裂している。その他にもミディアムテンポのヘヴィーなナンバーあり、軽快なブルースロックありと聴き応えばっちりのアルバム。レインボーの新譜だよと言って手渡されても、なんの疑問も湧かないだろう。それにしても、ジョーのソロアルバムは毎回買うのだが、はやくソロ活動から脱却してバンドとして活動して欲しいものである。

(1)NO SALVATION (2)HOLY MAN (3)ANYTHING (4)HONEST CRIME (5)WOLVES AT THE DOOR (6)ANGEL (7)SOMETHING NEW (8)LOVE IS BLIND (9)BREAKING AWAY (10)MIDNIGHT IN TOKYO (11)BABYLON (12)CLOSER (13)TOO BLUE TO SING THE BLUES




ちなみに、ここでの新譜はいわゆる最新のアルバムではありません。作者が最近買った「ここ数ヶ月以内にリリースされた」アルバムを意味します。


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