クリスマスイルミネーション顛末
2004.12.26

120球LED発光式高性能イルミネーション
2004.12.18

株主優待
2004.12.12

電波目覚まし時計
2004.12.5

雑誌掲載オリジナル原稿
2004.11.28

電波腕時計
2004.11.20

アナログレコード処分
2004.11.13

上海
2004.11.11

自分のカバンはどれだ
2004.10.31

特別公開 インテルに学ぶ CPUの科学
2004.10.24

HCR2004
2004.10.17

CEATEC 2004での薄型テレビ
2004.10.8

PCベースデジタルオシロSDS200A
200410.3

5in1テスター、3日・1週間・1ヶ月
2004.9.26

日本雑誌協会の読者データ
2004.9.20

MJ無線と実験10月号に記事掲載「実践ノイズ対策」

2004.9.12

Suica(スイカ)の秘密
2004.9.4

インターネットバンキング
2004.8.29

オーディオとEMC
2004.8.22

ペンティアム4 560
2004.8.14

ヤマダ vs. ヨドバシ
2004.8.7

ノイズキャンセル・ヘッドホン
2004.8.1

台湾にて -- 老板
2004.7.25

韓国にて
2004.7.19

突然掃除魔に変身
2004.7,11

トラ技8月号に記事掲載
http://www.cqpub.co.jp/toragi/
第1章です。
はじめの2ページだけですがPDFファイルで見られます。
2004.7.10

アキュフェーズ E-408、E-530、C-245+P-370試聴記

2004.7.4

LGA775
2004.6.26

戸籍のはなし
2004.6.20

レオとモナのパン屋さん (Update - URL追加)
2004.6.12

またまた失敗
2004.6.5

見ると聞く - PDPの画質
2004.5.29

アサヒカメラ
2004.5.23

タワー型扇風機
2004.515.

BCLラジオ
2004.5.8

暮らしとパソコン
2004.4.24

コンピュータウイルス
2004.4.18

マクロ リングライト
2004.4.10

ある日の草競馬
2004.4.3

できたぞ、写真の合成
2004.3.27

牛 = 豚 < ■■■
2004.3.20

街の文化センター
2004.3.13

効率80%のATX電源
2004.3.6

FPD(薄型)テレビを自作!?
(インテルは2004.10.21にLCOS開発断念を発表)
2004.2.28

お祭りマンボとJOLLY ROGERS
2004.2.21

財布は空っぽ
2004.2.14

ハレルヤコーラス
2004.2.8

ノイズ源をさがせ!
2004.2.1

希望の朝

2004.1.25

マウスいろいろ
2004.1.18

英語講座について
2004.1.11

スーパーオーディオ(SA)CD
2004.1.4

マッサージ三昧
2003.12.28

南北対決、クリスマス・イルミネーション
2003.12.20

記事掲載 (DOS/V magazine)
2003.12.15

St. Mary's Hotel at Pencoed, UK

2003.12.14

ウェールズの古城 Coity Castle
2003.12.13

第4ターミナルは遠かった
2003.12.7

ウサギ おいし かの川(パリにて)
2003.11.29

バルセロナ
2003.11.24





クリスマスイルミネーション顛末
LED120球イルミネーションは写真のように落ち着いた。
まずは門扉外にこれを左手に見ながら門を開けるように飾り付けたのだが今ひとつ散漫な感じがした。
そこで左側門扉が寂しかったのを補うように取り付けた。
これで左右のバランスがとれるかと思いきや、さにあらず、右側のただの点滅する電球に負けるのである。
LEDの方電子回路のおかげで、次第に暗くなったり、明るくなったりする。
このために、ぱっと見た時には電球の方が明るいことがほとんどである。
ただし、600円も高い青色LEDつきを奮発したおかげで、明るく点いたときはなかなかのものである。

北端の家のイルミネーションを帰りがけに眺めてきた。
ベランダのお星様の下ではトナカイだろうが4頭ほどが空に駆け上がるように各頭が順次点灯していく仕掛けになっている。
LEDの点き方を電気仕掛けにしたのは技術系の仕事、対してトナカイを天に舞い上がらせたのは文化系の人であろう。
前者は男性、後者は女性か。
両方が協力し合えば、さぞ目覚ましいものができるであろう。
とりあえずのところは、残念ではあるが、トナカイの方に軍配を上げたい。

このごろ明かりというのは文化の目に見える現れではないかということに気づいた。
ハリーポッターとアズカバンの囚人とDVDを見たときも、そんなことを思った。

日本の明かりといえば、伝統的には、ほの暗いゆらゆら揺らめくローソクとか、行灯とか、提灯である。ところが現代となると、街中で目につくのはギラギラ明るい裸の直管蛍光灯による店舗照明である。
コンビニなどが、その代表なのだが、最近は、家庭でも、店舗でも、間接照明が増えている。
随分と雰囲気は変わるものである。

上海の街で建物全体が一様にライトアップされている高層建築を見かけた。
車窓から一瞬で通り過ぎた風景だったが、どのような仕組みなのか興味がわいた。
あれは、はじめからそのように設計に取りこんでなければ無理ではないかと思われた。

話は変わって、日産キューブという車がある。
このデザインは2等賞なしの1等賞だと思っている。
これには、まさしく日本を感じさせられる。
特にフロントグリルあたりが顕著で、これからは行灯などを連想させられる。
グリルの奥はヘッドライトとフォグランプなのだが、これに加えて揺らめくローソクをイメージした面照明を工夫したら凄いのではないかと思ったりもする。
そうしたら実際に、そんなのが走り始めたといいたいところだが、現実は大違いで、品のないメッキが目立つ顔面のが走り回っている。
それもいいだろう。
でも、ちょっとがっかりではある。

2004.12.26




120球LED発光式高性能イルミネーション
毎週書き続けている、この文章を「週報」という人いる。
そんなつもりはないのだが、確かにそうともいえる。

今年のクリスマスイルミネーションは?と問われて「予算の関係で去年と同じです」と答えた。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Talk/2.htm#5
の話なのだが、これんなことを覚えていてくれたのは驚きだった。

今年の西の横綱はどうかといえば、やはり昨年とほとんど同じだ。
ベランダの、お星様の下に何やら追加されている。
しかし、全体としてはそう代わり映えしない感じである。
当家は、昨年と同じといったものの、左半分の暗くなってしまったので、本当のところは少し寂しくなっている。

だからというわけでもないのだが、秋葉原でイルミネーション専門店の前で足が止まった。
相変わらずバイメタルで点滅する電球が主だが、LEDを使ったものも何種類かあった。
電球式は、単純にブロック単位で点灯するだけなのに対してLEDの方は電気回路のおかげで凝った点き方をする。

財布が暖かい時期でもあり、つい7,600円もする青入り120球LED式を買ってしまった。
青なしは600円安だった。

120個のLEDは15個ずつ8ブロックに分かれている。
赤、緑、黄、青のLEDは個々に星形プラスチックケースに収められ、防水のために樹脂で封止されている。青色LEDだけは高いので各ブロック1個である。
公称消費電力は5Wで、24V 0.2AのACアダプタと専用コントローラが付属している。LED部配線総延長は18m、コントローラからのコード長は6mとなっている。

コントローラによる点灯パターンは7種類プラス、これらを合わせた、計8パターンである。
波のように点灯、明るさが変わる、ブロック移動、点滅の組み合わせである。
LEDの故障はショートとなることが多いので、15個シリーズのうち1〜2個が壊れても、残りがちょっと明るくなる位で、電球式のようにブロック全体が点かなくなることはないはずである。

本当は、考えもしなかったようなイルミネーションが売られているのを期待した。
とりあえずは、そういったものは見あたらなかった。

青(白)色LEDは照明の世界に革命をもたらそうとしている。
現在のところ、携帯電話のバックライト、交通関係信号、駅ホームの信号灯などが、よく目にするところである。その他にも、工業用照明、フラッシュでも使われ始めている。やがては自動車用ヘッドライトや屋内照明もLEDに切り替わっていく。
今のところ、屋内照明の多くは標準的なパッケージ入りLEDを組み合われたものが殆どである。そのために、おくまでも従来の蛍光灯や電球の置き換えにとどまっている。

白色以外のLEDの寿命は50,000時間程度といわれている。点灯し続けて6年程度である。
LEDは他の半導体と異なり、元々次第に暗くなる宿命を負っている。
間欠点灯で、明るさが徐々に落ちるのが気にならないような使い方ならば、まあ、寿命は半永久ともいえる。

これが白色LEDとなると、点灯電圧が3倍、電流が1.5倍とすると計5倍程度の電力を消費する。
従来パッケージに収めれば温度上昇が大きく、寿命は10,000時間程度に縮まる。
輝度を上げて点けっぱなしにすれば1年くらいしか保たないことになる。
LEDチップ自体を温度が上がりにくくするか、放熱をよくするかが長寿命化の鍵である。

小型外形の白色LEDが屋内用に使われれば、今までにない照明が出現する可能性がある。
そして、さらに発展して夜景や屋内照明が一変することに期待したい。


配偶者がベランダをごそごそ動き回っている。まさか!
いや、洗濯物を干しているだけのようだ。

2004.12.18




株主優待
徒然草に、良き友として物くるる友というのがあったような気がする。
それはともかくとして、期限内に使い切れなくなったのでと株主優待乗車券というのをもらった。
小田急電鉄の電車全線で、どこから乗って、どこで降りてもいい乗車券である。
早速使わせてもらって、ありがたいことであった。

さて、株主優待乗車券はどのくらいのお金をかければ貰えるものかを調べてみた。
小田急電鉄では
1,000株以上 3枚
3,000株以上 10枚
5,000株以上 20枚
10,000株以上 40枚
20,000株以上 80枚
30,000株以上 電車全線優待乗車証(定期券式)1枚
電車全線優待乗車証(回数券式)30枚
60,000株以上 電車全線・小田急バス全線共通優待
乗車証(定期券式)1枚
電車全線優待乗車証(回数券式)30枚
ということになっている。
その他にも関連企業、例えば小田急百貨店やOX、ホテルではセンチュリーなどの割引もあるが、そちらは先方が売り上げ増を目指すもので、そうは魅力的とは感じられない。

現在の株価は562円である。1,000株なら562,000円なので、これで3枚なので1枚あたり19万円となる。定期券式が欲しくて30,000株を買うとすれば1,700万円ほどになる。
とてもではないという感じである。
ただし、配当が5円/年らしいので1,000株では5,000円となる。56万円で5,000円というのは銀行に預けておいても、利率は限りなく0に近いので、それよりはましともいれる。

株主優待を思いつくところを拾ってみよう。

伊藤ハム 1,000株(49.9万円) 5,000円相当の特製ハム
フォルクス 1,000株(34.4万円) 500円優待券24枚×2
吉野屋 1株(169,000円) 300円サービス券10枚
スターバックス 1株(26,650円) ドリンク券 2枚

きりがないのだが、このあたりはかわいいところである。
最後に、JRやJALはといえば

JR東日本は1株以上1株につき2割引券が1枚。ただし、株価は56.5万円である。
JALは1,000株で国内線5割引券が2枚。株価は285円である。

何というか、いずれにしても縁のない世界のようだ。
ただし、(よく利用する優待)プラス(配当)なら検討する価値があるかも知れない。

しかし、株が暴落したり、紙くずになったりして、大損をしても当方は一切関知しません。
(ここで書いた株主優待は最低ランクのもの、株価は大体このくらいと見てください)

2004.12.12




電波目覚まし時計
電波時計との出会いは、写真後方 某出版社の記念品だった。
電池を入れれば、何もしないでも正しい日時時間が表示され、1時間に1回時間あわせをするので、いつでも時間はぴったりで、誠に便利なものだった。
ところが何年か使ううちに日付が1日だけずれるようになった。時分秒は正確なので、どうしてそうなるのか解せなかった。
塗装も剥げてきて電池が切れたのを機会に、カシオの電波時計を買った。
カシオの電波時計は受信感度が高く、売り場で何台かカシオが置いてあると、それらは正確、しかし、聞いたことのないメーカー品はバラバラな時間を表示していたりする。
その点では結構なのだが、買ったものは目覚ましとしては使えなかった。突き刺さるような、すさまじいアラーム音で眠りを破られて飛び起きてしまう感じなのである。
カシオには余程寝起きの悪い人たちがそろっているのだろう。
朝はぼんやりと目覚まし音を何度も止めながら、うつらうつらして、もう少し、もう少しと、がんばるのが幸せなのである。その点で前のはよくできていた。

写真手前のが現在の目覚ましである。
「ピピッ、ピピッ、ただいま5時5分です」としゃべるのである。
値段は5,500円くらいした。

実はこれも音量小にしても、まだうるさいので、音の出口にセロテープを貼って調節した。
時間を声で知らせるのは便利で、夜中など手を伸ばしてボタンを押せば「何月何日午前何時何分です」という具合にしゃべってくれる。
この時計は受信中にE、または、Wの表示が出る。EとWは、東、あるいは西のいずれかの標準電波を受けているかを表している。ほとんどがEの福島県おおたかどや山からの40kHzを受信するが、たまに九州はがね山の60kHzのこともある。
セイコーブランドの製品で、ブランクの日はほとんどなく受信できている。

掛け時計が100円ショップで売られていてびっくりしたことがある。
電波掛け時計は安いもので2,000円くらいする。これは聞いたことのないブランドの製品で、日本のメーカー品は倍くらいからである。

腕時計と置き時計は時報を鳴らすことができる。
しかし、掛け時計については意外にも、これができるものは、メロディで知らせるものを含めてほとんど売られていない。6,000円、7,000円といったところである。ここまでくると10,000円はするがカラクリ時計のほうが面白いかも知れない。正時にはメロディに合わせてLEDでピカピカして人形が動いたりする。ただし、多少、ちゃちい気もするので、この点でも満足度の高いものとなると30,000円くらいになってしまう。
以上は、すべて電波時計の話である。
電波時計を使っている人はあまりいないようなので、贈り物などにはいいかも知れない。

電波時計を使ううえでの注意点は電波を受信しやすい向きに置くことである。安定して受信できるか、あるいは、レベルメーターの振れが大きいかで確かめることができる。

2004.12.5




雑誌掲載オリジナル原稿
トランジスタ技術、DOS/V Magazine、無線と実験の3つの月刊誌に書いたものが掲載された。

無線と実験8月号の「実践ノイズ対策」には誤植が多いですねといわれた。
ああ、そうですか、としか答えられない。
実は誌面はざっと見るくらいで、よく読んでいないのである。
従って誤植が、どんなものかを分からないのだが、もしかしてDTP編集ではなく活字を組んで誌面を作っているのかも知れない。

このHPにはすでに1つだけだが原稿を載せている。
加えて、トランジスタ技術2004年8月号「パワー・ダイオードの基本特性と選定」、そして、無線と実験2004年10月号「実践ノイズ対策」のオリジナル原稿を載せることにした。
活字になったものと較べれば、相当違うことがお分かりいただけるはずである。
雑誌に掲載されたのはオリジナル比ページ数にして約半分になっている。
もし、ここのオリジナルに誤りがあれば、責は私にある。

オリジナル原稿のページへ


活字になる前に、編集に誤りがあったとしたら直すことができるのか?
できないというのが実態である。
Tは書店への配本前に、これでいいかと一応送られてくる。
しかし、すでに印刷は終わっており、後の祭りである。次号のお知らせには出るのだろう、
Mは、これもなしである。

3誌で編集、印刷(配本も)の仕組みが優れているのはDOS/V Magazineである。
印刷前に校正をさせて欲しいとあらかじめ申し入れたところ、15日に書店に並ぶのだが、10日の午前10時に修正できた。他誌を考えれば驚異的である。
こんなことをいう人はいないはずなので、編集はさぞ困っただろう。
さすがソフトバンクパブリッシングだけあって、誌面の作り方もデザインが優れているし、中身を変にひねることもない。
PDFファイルをメールで送るだけ誌面ができてしまう。
テキストと画像を送れなどと、やぼなことは言ってこない。

何か編集の悪口を言っているようだが、そんなわけでもない。
MJの原稿は自分で半分にしたのだが、これは大変なことで、他人様の原稿に手を入れざるを得ない編集の人はさぞやきつかろうと実感した。
原稿が集まらなかったり、逆に集まりすぎたりしたら、規定ページ数の誌面を作り上げるのは大変である。仕事としてやるのはいやである。
著者より知っていなければ編集なんてできない。


韓国の会社でのことだが、話を全然聞かないくせに、初歩的なことが分かっていないので呆たことがある。
頭に来たので、後で同行した代理店の人に「日本もそうだが、あれでは、中国に負けてしまう」といったところ、「いや、もう負けています」とあっさり言われてしまった。
振り上げた刀の持っていきどころを失い、次の言葉が出なかった。

ここで見られるようにした自分の原稿には、ほとんど式が出てこない。
これは式を見ただけで、自分には関係ないやと、そっぽを向いてしまう人が多いからである。

興味を持ってくれる人がいたら、そして、さらに自分で前に進んでくれたらと願う次第である。

2004.11.28




電波腕時計
左は今使っている電波腕時計、そして、同じものではないが、右は電波腕時計の中身である。
腕時計の中身はムーブメントと呼んでいたような気がするが、上側の隙間からのぞいているのはアンテナコイルであり、時計つき受信機といった感じである。

電波時計は標準電波を受信して時間合わせをしている。受信には最低でも2分かかる。
何もしなくても年月日時分秒はぴったりである。

日本の標準電波(JJY)は独立行政法人 通信総合研究所(CPL)が福島県おおたかどや山から40kHz、そして、九州のはがね山から60kHzの標準電波を24時間送信している。九州の方は後から加わったもので、電波状態がよければサービス範囲は最大1,000kmに及ぶといわれている。したがって、福島だけでは九州や沖縄はサービス範囲外だったわけだが現在は日本全土がカバーされている。現用の電波腕時計は両波に対応しており、強い方を自動選択する。
この機種はアメリカの標準電波 WWVBも受信できる。これはコロラド州Fort Colinsからの 60kHzであり、多分当地でも正確に時間を刻むはずである。サービスエリアは東海岸をのぞく北米全体となっている。

電波腕時計は2つ目である。
前のは電波が悪い状態が続くと、1週間続けて受信できないこともしばしばだった。
そんな時はボタンを押せば強制受信できるのだが、それでも時間あわせができないことがしばしばだった。
とても電波時計とは言い難い代物だった。

電池が切れそうになったのを機に買い換えたのがカシオ製である。
使い始めてからの6ヶ月間で自動受信できなかった日は2〜3日しかない。
どうして、こんなに差があるのか?
ハードウェアの性能差もさることながら、ソフトウェアがうまくできているのが大きいようだ。
前のは自動受信は1日1回だった。
これに対して、カシオは午前2時、4時、そして、6時の計3回受信する。そして、午前3時に受信成功・失敗情報はクリアされる。
何時に受信終了したかが表示でき、これを見るとウイークデイは4時2分のことが多い。3回目の午前6時ころにはすでに最寄り駅のそばを歩いている最中なので受信できないからである。

腕から外したときは説明書にあるようにバンドは伸ばした状態で、電波を受けやすい方向に置くようにしている。

受信終了時間が4時5分とか7分などということもある。
前のはだめなら、すぐ諦めてしまったが、カシオはしつこくがんばるのである。
なぜこんなことができるかといえば受信時の消費電力を低く抑えられているからだろう。
受信時は時計動作より消費電力が大きいのだ。
受信性能自体が格段に優れていることはないような気がする。

カシオの電波電波腕時計は安いものでは3,000円くらいで売っている。
写真右の電波時計ユニットは、わざわざ買ってきて分解したわけではない。
時間が合わなくなったということで預かってきたものである。
何をやっても受信できないので電池を抜いてリセットしてみたが、それでもだめだった。
ユニットを取り出して、よく見るとアンテナコイルがほつれて飛び出していた。
気になるのでそのあたりをいじっていたら、また受信できるようになった。
修理完了?
ねじ4本だけで裏蓋はぱかっと開けることができる。
中身は簡単に取り出せる。
まさしく電気製品そのものである。

上海にいた8日間で、愛用の電波腕時計は1回だけ自動受信できた。
地図を見れば上海は、はがね山か半径1,000kmの円にかかっているようである。

電波時計もすごいが、もっとすごいのもある。
国産のバカ高いクオーツである。
めったに使うことはないが、何ヶ月ぶりかで出してみると1〜2秒の狂いで動いている。
精度としてはコンマ何ppmである。

時計は正確なのをもって良しと、見場も合わせてせいぜい何千円かで十分と認識している。
電波腕時計の作りは、合理的ではあるが安物そのものである。
安物で満足ではあるが、それとは別の世界もあるようだ。

2004.11.20




アナログレコード処分
何年かぶりにレコードプレヤーのスイッチをいれたところ、パイロットランプはつくがモータは回らなかった。考えた末にレコードはすべて処分することにした。
新たにプレヤーを買うとすると7万円、アキュフェーズのアンプではフォノイコライザーは5万円なので合わせて10万円以上になってしまう。
大分前にアナログレコードの主なものはMDに録音した。
MDへの移し替えだが、やってみると、意外に残したいものは少なく、新たにCDを買えばいいやという気になった。結局、10枚くらいやっとところで止めてしまった。
アナログレコードの再生はほこりや温度に気を遣い、傷つけないように針を降ろすのは面倒である。CDより音が良いという人もいる。確かに大変音の良いレコードもあるにはある。しかし、平均すればCDの方が音は良いし、今さらレコードでもあるまいという気がする。

レコードを買うのは20年前に止めたが、それまでは概ね月に1枚のペースで買っていた。処分しようと数えてみたら221点あった。(組み物は何枚組でも1点とした)60%はクラシック、15%がモダンジャズ、後はJ-popなどである。

さて、どう処分するか?
調べてみると、どうも国内盤クラシックレコードは買い取ってもらえないようである。
http://www.diskunion.co.jp/s_buy/index.html
値がつきそうなものを、持って行ってみるか?
迷っていると、時を同じく、友人も同じことを考え、それに便乗させてもらうことにした。

輸送用段ボール箱が送られてきたので、何も考えず一切合切を詰め込んで送り出した。送料は着払いなので、こちらの金銭的負担はゼロである。

やがて送られてきた査定結果は
221点中の買取対象は63点、買取金額は計12,720円だった。
査定は安いものでは10円が2点、50円が23点、150円が9点で、最も高いものでも600円だった。

500円以上の値がついたものは
森田童子、ロンドン(輸入盤)3点、シャルラン(輸入盤)2点、シュアーのテストレコード、ビルエバンス(ジャズ)といったところである。
オーディオラボなどのモダンジャズにも300円から400円の比較的いい値段がつけられていた。

このうちロンドンの輸入盤は色彩感が豊で濃厚な音がするレコードである。
シェフィールドのダイレクトカットで素晴らしい音がするのが対象にならなかったのは意外な気がする。
高いものであっても、残しておきたいものはなかった。

査定結果はともかく、レコードが処分できたのですっきりした。かかった費用はゼロである。
捨てるに捨てられずにいたが、場所取りを処分できた。

買い取ってもらえない158点は先方での廃棄処分を指定した。然るべく処分をしてくれるはずで、ゴミで出したら、どうなるか知らないが厄介者になるのは間違いない。
時代の流れで、ウン10万円は13,000円になってしまった。
これ以上時間が経てば、多分捨てる以外なくなってしまうだろう。

ちょっと寂しい気はしている。
でも、こんなものだろう。

2004.11.13




上海
上海に8泊してきた。
インターネットにつなごうとしたが、ダウンロードしてあったGric専用ソフトを持っていくのを忘れてしまった。ホテルでは無線LANができるとのことだったが努力のむなしく、これもだめだった。

はじめての中国、それも上海周辺の限られた地域を見る限り、世界中どことも変わらない大都市そのものだった。市街地、高速道路は車、また車に埋め尽くされていた。かなり古いものを含めて、フォルクスワーゲンの数が多く、日本車は1ボックスが主で、まだまだといった感じである。
2輪車と自転車が、どうどうと4輪車と渡り合い、けたたましいクラクションの音と入り交じり、こんなにすごいのは見たことがない。
信号のない広い道路のまん中に取り残され、渡りきろうとする勇気ある人を何人もいた。
救急車の数は少ないそうで、よんでもなかなか来ないそうである。

夜、高速道路から降りた4車線はびっしりテールランプに埋め尽くされていた。日本ならテールランプの帯ができるのだが一面に散らばっているのだ。
みんなが少しでも先に行こうと車線からはみ出しているのだった。

急激に発展を遂げ、地方出身者が多いせいか、タクシーにホテルの名前を言って行けるかといえば多くの場合は無理である。どの方面で、どの通りかなどをくどくど言わないとたどり着かない。
その他にも新参の、特に日本人には難しいところである。

写真はお土産に買ってきた、パンダ絵のマカデミアナッツ、天津甘栗のチョコレート、パンダクッキーである。下側のドライフルーツは別だが、これら3点は日本に帰って成田空港で買ったものである。到着ロビーには、このような土産物を売る店があり、アメリカ、パリ、ロンドン、中国、台湾、シンガポール、フィリピンとか、いかにもそれらしいのが置いてある。特に高いわけではなく、現地で変なものを高く買わされるより、ずっとましである。成田エキスプレスや機内販売、それにパスポートセンターでも売ってはいるが、手にぶら下げて帰れば、それらしい感じがする。いつもどこで買ったか聞かれるのだが、今回はそんなことはなかった。

野田さん、曹さん、Liuさん(字がありません。ごめんなさい)、上海大学の陳先生をはじめ、みなさん、お世話になりまして、ありがとうございました。
また、お会いしましょう。

なお、カバンに追加した目印は大正解であった。
行きも帰りも一発で見つけることができた。

2004.11.11




自分のカバンはどれだ
入国審査を済ませてから預けた荷物を受け取る。
ベルトコンベアに荷物が出てきて、目の前を通り過ぎる。
自分のが見つかり、エィと取り上げられればいいのだが、これがなかなかなのである。
段ボール箱とかは別にして、カバンというのは形も色も似たものが多い。
大きな飛行機であれば、相当な時間に渡り延々と荷物の行列が続く。
周りの人が段々に減ってきて、それでに見つからないと、もし、出てこなかったらどうしようと不安が頭をよぎる。
大体いつもそんなものである。

目につきやすいようにと、シールを貼ったり、ベルトを巻いたりして、みなさん工夫をしている。
似たようなカバンがずらずらなのである。

チェックインカウンタで荷物を預けるときに預かり証を渡される。しかし、これを、荷物を持ち出すときにチェックされたことは一度もない。
間違って他人のカバンを持って行ってしまうことが、ほとんどないのは不思議である。

自分もカバンに目印をつけた。
これには笑い話がある。

まず赤い蛍光テープを表面の一ヶ所に貼った。
これは全く役に立たなかった。
何故かといえば、ベルト上でカバンはひっくり返って出てきたのだった。
さればと、次に出かけたときには裏にも貼っていった。
これなら大丈夫かと思いきや、これも見印にはならなかった。
直立して、他のカバンの間にぴったり挟まって出てきたのだった.
この結果を受けて、その次は更に改良を加え、手提げベルトにも蛍光テープを貼った。

失敗を重ねて、その都度改良を加えたわけではあるが、これで十分かといえばそうでもない。
何かひとつ、物足りないというか、ここまでやっても情報の一部でしかない感じなのだ。

そこで、目につくシールを加えることにした。写真右下に見えるのが、これである。
100円ショップで、適当なものがないかさがした。
白雪姫とか、ハローキティはいやである。
その他に見つけたシールはギフト用Thank You!とFor youだった。
どうぞ持っていってくださいといわんばかり、これもまずい。
やっと見つけたのが、この銀色円形模様つき白とブルーのシートである。

見た目を損なわないよう、切って、貼り付けてはみたものの多少はましかという程度である。
これが果たして功を奏するか?
結果はもうじき分かるのである。

2004.10.30




特別公開 インテルに学ぶ CPUの科学

ジャンプ

2004.10.24



HCR2004
HCRとはHome Care and Rehabilitationの略である。
国際福祉機器展示会に出かけてみて一種のカルチャーショックを受けた。
りんかい線の国際展示場前からビッグサイトに向かう途中で車いすに乗った人を何人か見かけた。さらに会場に足を踏み入れてみると、さらに車いすの人が増えた。
車いすの人たちが、新しい車いすを物色している姿には複雑な気がした。

なかには電動車いすで走り回る人も結構いた。
前後左右移動が自在で、活発に動き回るので、こちらが交通事故に遭いそうな感じだった。
電動車いすは何10万円もするし、高いものでは100万円以上と車並みである。
体の不自由な人たちにも、元気な人や、エリートがいるようである。

もう一つ、この展示会で印象に残ったことがある。
車メーカーなど大メーカのブースはそれなりに立派なのだが、多くのブースは極めて質素だった。
シーテックなど大きな展示会では巨大で派手な飾りのブースが目白押しである。
通信大手ブースで値踏みをしてみると、広さが20コマだと、それだけで1,000万円以上、どでかい立体的な装飾は、やはり1,000万円下るまい、運営には、印刷物などは・・・。どうも、途方もない金をかけているようである。
対して、福祉機器展は、間仕切りだけの机2で小学校の運動会のような装飾といったブースまである。これだと出展料だけで15万円とかかもしれない。

1,000円で買ってきた福祉機器カタログを見ると面白いものも載っている。
声を出して本を読む機械とか、雪道や悪路でも走れる4駆の車いすなどなど。
名前を知っている会社では、さすがに立派な製品を出している。
しかし、殆ど個人企業といったところも多いようである。
見ていくと、いろいろと感じるところはあるが、燃料電池とか、ロボットとか、最新技術を最も必要としているのは福祉機器かも知れないと思った。

どうも落ち着いて見ることはできない展示会であった。
なお
http://www.hcr.or.jp/
に福祉機器情報あり。

2004.10.17




CEATEC 2004での薄型テレビ
是非見たかったのがキヤノン・東芝が共同開発した薄型ディスプレイSEDだった。東芝ブースでの展示ではなく、独立したブースが設けられていた。
デモはすごい人だかりで、人垣のあいまから、かろうじてのぞき見ることができた。
展示されていたのは36インチ試作機で、左右にはぐっと見劣りがするリアプロか何かが置かれ、それらとの比較で引き立たせようとしているようだった。
画質は飛び抜けたものではないが、しっかりしたものと感じられた。
話だけで一向に姿を現さないSEDだったが、ついに一般公開にこぎ着けた。
SEDはFED(フィールドエミッションディスプレイ)の一種である。原理的にはCRTと同じで、違うのは奥行きが10mm程度に薄くできることである。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0409/14/news057.html

各社の薄型ディスプレイ(FPD)を見て回った。
リアプロ、液晶(LCD)、PDPといろいろだが、優劣はつけがたく、画面だけを見て、どれなのかを当てなさいといわれも、まず不可能である。

リアプロは総じて輝度を上げているので見栄えがよかった。
これに対してPDPは、どこも無理をしていない感じで、その意味で安心して見ることができた。

色合いで他を圧倒していたのはソニーLEDバックライト照明を組み込こみ「QUALIA」シリーズ液晶TVだった。他の液晶ディスプレイのバックライトはCCFL(冷陰極管−一種の蛍光灯)なのに対して独立したRGBのLEDが使われ、46V型では約450個のLEDが組み込まれている。もともと大画面液晶テレビは高いので、このようなことができるわけである。(46Vで110万円)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0408/19/news063.html
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200408/08-0819B/

リアプロの画質が最近めざましく良くなっている。
リアプロはパネル相当のスクリーンに投影された画像を見る仕組みになっている。
大画面の割に安いが画質が悪いといわれた。これは小さなCRTを拡大投影するものである。
最近のリアプロはハイビジョン対応の解像度を持ち、それとは一線を画している。
方式には3種類ある。
@ 液晶方式
A DLP方式
B LCOS方式
である。AとBは一種の大規模ICのようなもので、Bは開発を進めている現状では、価格が最も高い。
各方式の違いが分かりやすいのは
http://www.epsondevice.com/htps/
あたりである。

有機ELも携帯電話、PDA、デジカメのディスプレイとして使われ始めた。
有機材料に電圧をかけると発光するエレクトロルミネッセンス現象が利用されている。
PDPとともに画素自体が発光するので、バックライトや光源ランプの類は不要である。
現在のところ小型に限られ、それほど大画面のものは製品化されていない。
http://www.nanoelectronics.jp/kaitai/oel/

CEATEC2004ではFPDが注目を集めていた。
日本はおしなべて高画質指向である。
しかし、画質より、とにかく大きなことが好きな国もある。
このような指向で作られた価格の安い製品を日本に持ってきて、並べて見比べれば、その差は歴然である。日本では、安いからといっても、これでは買う人はあまりいないだろう。

FPDでは各方式が輝度、コントラスト比、応答速度、階調表現を競っている。
展示会ではとかく輝度の高い演出をしがちである。
このような状態では寿命がどのくらなのか気がかりである。
目を引きたい広告パネルにはいいかも知れないが、一般家庭には不向きである。
ギラギラした画面は目が疲れてしまう。

以上はハードの話である。
各社ブースを回ると、きれいだなと、うーん、いまいちと感じさせる2つのグループに分かれるような気がした。
これは、ソフト面での差のような気がした。

FPDは百花繚乱の今日この頃ではあるが、ここ2年くらいで勝敗ははっきりするだろう。

2004.10.8




PCベースデジタルオシロSDS200A
USB接続のデジタルオシロを知ったのは、このあたりだった。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0408/nishikawa.htm
秋月電子通商の通販のページ
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?c=oscillo
を見ると、一応オシロスコープのようなものが1万円以下、本物のデジタルオシロ(DSO)を6万円以下で買える。しかし、買うとすればSDS200A以外の選択肢はなさそうである。

SDS200Aは慣れ親しんだ100万円以上するテクトロニクスのDSOそのものである。
水平軸、垂直軸の自動セット、演算機能などなど。
SDS200Aはオシロスコープのハードウェアだけを手に載っかるケースに収め、演算と表示はPCに委ねている。ノートPCと組み合わせればバッテリ動作のオシロとなる。
波形のコメントを簡単に書き込め、ワンタッチでファイル出力ができるのはPCベースならではである。

このDSOは韓国製である。
http://www.softdsp.com/product/sds200a_01.htm

他社からもPCS-3200という型名で販売されている。

秋月で故障したら修理はどうなるのか聞いたところ初期不良対応のみですとのことだった。SoftDSPのHP、そして、説明書には故障には対応する旨が明記されているのに変である。
秋月は250MHz ×1 ×1/10のプローブ2本つきで87,500円(2008年10月現在は79,500円、2008年12月現在はさらに安くなりは67,800円))で売っている。

2004.10.3




5in1テスター、3日・1週間・1ヶ月
5つの機能をもったテスターである。
@ 電流、電圧、抵抗、キャパシタンス、周波数などが測れるいわゆるテスター
A 温度計
B 湿度計
C 騒音計
D 照度計
が、その5つの機能である。
最も興味があったのは騒音計である。
試しに測ってみたら電車内では80〜85dB、バス内では85〜95dB、自室では30dB台といったところである。正規の騒音計は聴覚補正などといって面倒なことをしているが、多分これはそんなことはしていないはずである。コンデンサマイクとアンプの簡単な仕組みと思われる。
しかし、測定値は常識に合致し、個人用としては十分なものである。
他の機能も立派でありながら、これで5,980円である。

一体どんなところの製品なのかに興味があったのも買ってみた理由である。
香港のMASTECH社
http://www.p-mastech.com/
製である。
設立は1987年、香港と国境を接する中国の町深センにある600平米、従業員600人の工場を持ち、さらに洞口(ドンコウ・Dongkou)に20,000平米の新工場を建設中のようである。
急成長中の会社のようだ。
このテスターのように、何でもかんでも詰め込もうとするのは中国人の得意とするところで、やはり中国かと思った。

香港と中国で、ある人のことを思い出した。
成田エクスプレスで、たまたま乗り合わせたYさんである。
何がきっかけだったか記憶が定かではないが、東京までの1時間ほどしゃべりながら帰ってきた。
お互いに名乗り合ったわけではないが、話の中で、この人はYさんというらしいことが分かった。
見ず知らずの人と、わけもなく会話を交わす性格ではないので、お互いにどこか惹かれるところがあったのかも知れない。

Yさんは日本の大会社に就職したが、摩擦があって外国に飛び出したようだった。
30歳くらいなのだが香港にある同業種で成功を収めているようである。
何千万を現金で決済できる権限を持ち、世界中を飛び回っている。
ラフな格好で出かけるので、伝統的な日本の会社では相手にされないこともあるとのこと。
さすがにジーパン姿にはお目にかかった記憶はないが、日本でも発展中の会社の若い人は似たような格好で仕事をしている。
ネクタイを締め、真夏でも背広を手放さない社会からすると違和感があるが、ラフな格好の方が疲れなくし仕事がよくできるのである。
この人にとって、3日で取引を成立させ、納品までに1週間、製品完成までに1ヶ月が当たり前だそうだ。この状況は、現代の台湾や中国ではこんなものだという自分の認識と一致する。

将来をどのように考えているか?の答えは、自分で中国に会社を興したいとのことだった。
さらに、それに対する障害あるとすれば何か?には、精神および肉体の健康を損なうことだとの答えが返ってきた。

この人の成功を心から祈ると同時に、また、どこかで会ってみたい気がした。
東京駅では7分で新幹線に乗り換え、午後8時から名古屋で取引の打ち合わせがあるとのことで足早に去っていった。

自分はといえば途中でレバニラライスを食べて帰宅したのだった。

2004.9.26




日本雑誌協会の読者データ
無線と実験に記事が載ったと知らせたら、近所の本屋には売っていなかったとの答えが返ってきた。確かに会社最寄り駅そばの中規模書店は置いていない。

読者年齢のグラフを送ってくれた人がいて、出所はここだった。
http://www.j-magazine.or.jp/FIPP/index.html
日本雑誌協会のウェブである。
なかなか面白いデータが載っている。
まず、オーディオが趣味として総体的にどの程度の位置づけなのかを発行部数から見てみたい。

愛犬の友

誠文堂新光社

7.5

アサヒカメラ

朝日新聞社出版本部

10.0

Angling

廣済堂出版

25.0

囲碁

誠文堂新光社

5.5

MJ無線と実験

誠文堂新光社

6.0

園芸ガイド

主婦の友社

10.0

芸術新潮

新潮社

7.0

四季の写真

学習研究社

4.2

週刊ファミ通

エンターブレイン

80.0

趣味の園芸

日本放送出版協会

80.0

青春と読書

集英社

5.0

世界の名酒事典

講談社

8.0

デジタルCAPA

学習研究社

8.1

鉄道ダイヤ情報

交通新聞社

8.0

陶工房

誠文堂新光社

4.0

陶磁郎

双葉社

8.0

DOG FAN

誠文堂新光社

10.0

俳句朝日

朝日新聞社出版本部

3.0

俳句α

毎日新聞社出版局

3.0

やさい畑

家の光協会

11.0


MJの公称発行部数は6万部なので

カメラ、園芸よりは下
陶芸、囲碁と同程度
俳句よりは上

といったところで、かっての栄華を思い起こせば、今や超低空飛行である。

読者年齢、平均年収を拾い出してみると

*MJ
30歳未満は4.1%、40歳台と50歳代で63.4%
年収は1,200万円以上は5%

*囲碁
30歳未満は1.6%、50歳以上は79.1%
年収は1,200万円以上が12.7%

*芸術新潮
30歳未満は16.2%、45歳以上は56.3%
年収は1,200万円以上が12.9%

ついでに毛色の変わったところでは

*週間東洋経済
30歳未満は18%、45歳以上は62%
年収は1,200万円以上が30%

技術系は割りが悪いせいか若い人は寄りつかないようである。

2004.9.20




MJ無線と実験10月号「実践ノイズ対策」
100ページから112ページに「実践ノイズ対策」が掲載された。
元の原稿をページ数にして半分近くに縮めた。
といっても、遊びを削り、図を減らしたので、それほどはストーリーの組み立ては変わっていない。

気づいたところを補足しておきたい。
P.101のマッサージチェアコードの輻射ノイズはマッサージしている状態ではなく、モータが動いていないイドリング状態である。この状態でも数W出力でスイッチング電源が働いていて、このノイズである。コードは標準の平行ACコードである。
P.108の平行線と撚り線の比較は、負荷は同じくマッサージチェアのアイドリング状態であり、2種のコードをシリーズにつないで比較した。

この原稿を書いたきっかけはP.102から103にあるパソコンからのACラインの伝導ノイズが気になったからである。隣室で動くパソコンの影響が気になったのである。自室のパソコンは止められるが、そちらはできない。動いていても音に悪影響はないようである。
某月刊誌にスイッチング電源のせいで10kHzを超えたあたりに大きなピークで伝導ノイズありという記事があった。こちらでも、そんなこともありデータは残っているが再現性はなかった。データを取ったときには出ていたが、以降は全く起きなかった。一体何であったのか謎である。

サンリッツのノイズフィルターは買おうとしたが注文でないと入手できず、結局買わずじまいだった。

P.112の対策図でデジタル系には低周波ノイズフィルタ、アナログ系には交流安定化電源がかっこつきで入っているが、入れるとすればこうだろうであり、入れた方がいいという意味ではない。

最後に筆者の現用装置の写真が出ている。これはオリジナル原稿にはなかった。
どんな装置で聞いている人が書いたのか、どんなレベルでの話なのか、読む人が気になるのではないかと考えた次第である。実は原稿を書いた時点では、こうではなかった。

アキュフェーズC-2000/P-3000が届いたのはちょうど2ヶ月前だった。
以来悪戦苦闘が続き、やっと安心して聞けるようになった。
以前とは違い、悪い音を選り分けて、これを退治しようとしてきた。何点かの新たな発見があった。

わずかな濁りがどうしても気になった。
この濁りが御しがたく、ついにはアンプとCDプレヤーを収めているラックの棚板を御影石に代えたりもした。想定外の効果はあったが、やはり濁りはとれなかった。
あれや、これやで、やっと落ち着いたのは昨夜のことだった。

機会があれば、何をやって、どうなったのかや、どこがポイントか、さらにどんなノウハウがあるかなどをまとめたいと思っている。タイトルは「考えるオーディオ」である。

2004.9.12




Suica(スイカ)の秘密
新宿駅ビルからはるか眼下の人並みに目をやっていた。
時間が余ると、ここでぼんやり外を眺めるのが習慣になっている。

Suica(スイカ)カードが気になった。
JR東日本のICプリペイドカードである。
磁気式のイオカードは使ったことがある。何月何日、どこから、どこまでで、いくらかかり、そして、残高が印刷される。このなかで残高は必須情報である。
この種のカードは残高がいくらあるかのか分からないと入出場時に改札で引っかかってしまう恐れがある。混雑時にこんなことになったらえらいことである。

Suica自体に何らかの残高情報が表示されるのではないのか?
そうでなければ、あんなにみんながピッピイピイとやっているわけがない。
にわかに、そんな気がしてきた。
善は急げである。

カード販売機に1万円札を入れると有無を言わさず8,000円のおつりがでてきて、カードを手にした。
やはりというか、ただのカードであり、一切の表示機能はなかった。

利用者800万人に達するSuicaの正体はFelica(フェリカ)という。
サイバネ規格準拠とはいっているがソニーの独自規格ICカードで、唯一成功を収めつつある電子マネーある。運営母体はEdyとともにソニーの関連会社である。

鉄道用Felicaは8ビットRISCプロセッサ内蔵、メモリ4kバイトうちユーザメモリ2.4kバイト、動作周波数13.56MHz、通信速度212kbps、EEROM寿命書き込み100,000回、または、データ保存7年が主要仕様であり、改札機からの微弱な電磁波で動作する。
使用履歴はチャージ機で印刷可能である。

イオカードのような磁気カードの動作(読み取り、書き込み、印刷)時間は約0.7秒である。改札通り抜けは一瞬立ち止まるような感じになる。それに対してFelicaは0.1秒である。駆け抜けることもできそうな感じである。

FelicaはJR西日本のイコカカードをはじめ、関西私鉄などに採用され、相互利用可能だし、さらに2006年からは関東私鉄のパスネットカードにも採用予定である。

残高表示もないICカードがなぜ標準となれたのか?
どうも表示機能を省いたことに勝因がありそうだ。
鍵は0.1秒という処理速度である。これは同種ICカードの半分である。

Felicaは日本より先に香港で採用され、交通関係だけでなく、公衆電話などですでに電子マネーとして利用されている。発行カード数は1,200万枚に達している。
シンガポールで、観光客がお土産に買っていくと聞いたezlinkもFelicaだった。
他にも中国シンセン、インド、タイ・・・。

残高表示がないなんてとんでもない、と考えるのは日本的発想である。
まず、外国での採用をとりつけた戦略が成功の源である。

人間のやることだから、おかしなこともある、問題があれば大きな声で文句を言って金を取り戻せばいい、残金不足になったら、そのときはそのときだ、日本以外ではそんなものである。
自分を含めて、日本人は特異な存在なのだ。

どこから、どこまではいくらか路線図を見て、券売機で切符を買うのは面倒である。
磁気カードは遅いし、ダサイ。
残金が不足しないように余分に前払いしてでも、ICカードの便利さが勝る。

表示機能を持たせればCPU内蔵のFelicaも他並で成功しなかっただろう。
大体からしてICカードは携帯電話とドッキングするのが自然な流れであり、表示機能など不要である。
ソニーの読みは図星だったようである。

Suicaのデポジット(預かり金)は500円である。
この内容でどうかなと思うが、発行枚数が多いのでペイしているのだろう。

2004.9.4




インターネットバンキング
顧客情報の流出はヤフーBB、最近では、アッカと、一向に収まらない。
このような問題を起こすのは新興企業で、大手銀行や証券会社から情報が漏洩したとは聞かない。
銀行のインターネットバンキングは便利そうだが、もしも暗証番号を第三者が盗み出されたりしたらと考えると不安である。
ATMのように簡単な暗証番号で出金できてしまうだろうか?

そこで仕組みを理解するために、あえて三井住友銀行の口座をインターネットバンキングに切り替えた。ついでなので、通帳なしのウェブ通帳(インターネット上でないと残金の照合もできない)とした。

このOne’s Directと名付けられたインターネットバンキングの仕組みは優れたもので、多分これなら知らないうちに金を引き出されてしまうようなことはないだろう。

http://www.smbc.co.jp/kojin/direct/netdebit.html

仕組みはこうなっている。
残高確認だけなら通常の暗証番号だけでできる。
しかし、出金や設定の変更となると、さらに第2と第3のパスワードが必要なのである。

追加の2つのパスワードは、その都度は変わり、ユーザーは一種の乱数表のようなものを見ないと答えを出せないようになっている。
つまり、かりにパスワードを知り得たとしても、次回は有効ではないわけである。
また、第三者には乱数表がないので入力要求に応じられない。
このように固定したパスワードがあるわけではないので、多分これなら安全といえそうである。

銀行のATMは苦手である。
行列ができていたりしたら、それだけでいやである。
ちょっと迷ったりしていると店員が吹っ飛んでくる。
振り込みとなると、たくさん入力しないといけないので、これは恐怖以外の何者でもない。

インターネットバンキングに年会費を取る銀行もあるが、ウェブ通帳にしてしまえば三井住友は無料である。ただし、通帳自体が存在しないので、それまでの通帳は無効となる。(キャッシュカードは残り有効)
残高、入出金履歴はすべてウェブ上で見れるし、印刷やファイルとしての保存もできる。
銀行まで足を運ばなくていいのは便利だし、むしろ安全なのかも知れない。

そうはいっても、いかんせん残高が寂しいので、大いに活用するというわけにはいかないのが残念である。

2004.8.29




オーディオとEMC
電気信号を伝達するには、原則として2本の線が必要である。
電線に電流が流れると、本来目的とする仕事以外に余計な作用が生じ、結果として隣近所の電子機器に悪影響をおよぼすことがある。
EMCとは、周りに迷惑をかけないよう、また、外乱があっても負けないように、といった内容を表す電気の世界での言い方である。
オートマチック車が暴走したとか、ペースメーカが携帯電話のせいで誤動作したとかを避けるのがEMC対策ということになる。

さて、2つの音を聞いていただきたい。
これは、ACコード近くのAMラジオに入る雑音である。
一つは平行ACケーブル、他方は今では、とんとお目にかからないが撚り線ケーブルである。
聞き較べれば、撚り線ケーブルから輻射されるノイズが小さいこと歴然である。
この線を撚るというのは、古典的なEMC対策である。
発するノイズが小さく、かつ、外部ノイズにも影響されにくい。
電子機器の中をのぞけば、今でも撚ってある線は結構あるものだ。

平行線輻射ノイズ
撚り線輻射ノイズ

このEMCだが、電波を利用する電子機器以外では、機器筐体内部の問題とだと認識していた。
外部といえば、せいぜい輻射ノイズがAMラジオに影響するくらいしか頭になかった。

約1ヶ月前にアンプを買い換えた。
安心して聞けるようになったのは、つい最近である。
大分悩み、試行錯誤の結果、以前とはレベルの違う音になった。
この課程で、いままでは見過ごしてきた発見があった。
その一つがスピーカコードを撚ったら、激変といってもいいくらい音が変わった。

装置は
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Thinking/Audio/Audio.htm
のアンプが代えたのだが、線を捩ったのは低音用ベルデン727である。
ミハエルシューマッハは、どうしたらより速く走れる四六時中考えているそうである。
自分はといえば、考える時間があれば、どうしたら音が良くなるかに思いを巡らしている。

ふと、線を捩ったのはと思いついた。
効果は中高音に現れると予想した。
ところが激変したのは低音だった。同じ曲を同じ大きさでかけたら、押し入れの戸が震えはじめたので、びっくりしてボリュームを下げた。

なぜこんなことになったのか?
150Hz以下なのでインダクタンスではないし、抵抗でもないし・・・。

あらためて市販スピーカケーブルを見渡すと、昔あったスターカッドケーブルは売られていないが、海外メーカが同じようなものを、また、撚り線のものをいくつか出ている。
撚り線に、信号線を追加して、さらにアルミでシールドしたケーブルまである。
これは、どうやって使うのか?何を意図しているのか?
ますます疑問は深まる。

なお、平行と撚り線の輻射ノイズの自分で録音したものだが、NTT東日本のHP
http://www.ntt-east.co.jp/tasc/gijutu/noise/index.html
に、送電線、直流電鉄、蛍光灯、電気こたつのノイズ、そして、整流ノイズなどの雑音サンプルを聞くことができる。
なかなか興味深いものなので是非一度聞いて欲しい。

2004.8.22




ペンティアム4 560
短時間だったがペンティアム4 560を動かす機会があった。
ペンティアム4 560はインテル最速のCPUで、クロック周波数は3.6GHz、価格は7万円以上している。

このCPUを組み込んだPCで、びっくりしたのはヒートシンクだった。図や写真では見ていたが、実物の迫力はたいしたもので、現用2.4GHzに較べると1まわり、いや、2まわり大きい感じだ。
熱設計電力(TDP)が115Wともなれば(2.4GHzでは60W)、こういうことになるのだ。
コアは銅の円柱で、放射状にアルミフィンが取り付けられている。強制風冷ファンの風が効率よく当たって、いかにもよく冷えそうである。

負荷をかけて全入力電力を測ってみたら216Wだった。電源の効率、チップセット、メモリの電力などから見積もってみると、CPUの電力は100Wくらいで動いているようだった。

起動時は、かなりやかましかった。ファン回転数が高いこと、ハードディスクのシーク音が甲高いのもあるが、全体としてにぎやかだった。見ればマザーボード固定ねじがまばらにしか付けられていないうえに、ケースがアルミ製なので、なるほどと納得した。

温度に応じたファン回転数の調整範囲が広くなったので、細かく回転数が変わるのが気になるという話もある。
いずれにしても狭い空間内で100Wもの損失があれば厳しいことになる。
さすがに電力増は限界に近づき、4GHzが125Wに増え、そのあたりで打ち止めになりそうだ。

なぜ、動かす機会があったかといえば8月16日発売のDOS/Vマガジンの記事を書いたからである。LGA775については
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Talk/2.htm#31
に書いたが、取り付けメカニズムに興味があり、貸し出しを申し出たら、記事を書くことになった。
メカニズムは雑誌を立ち読みしてよく分かったし、ピンが折れることがあるようで、そんなことになったらまずいので、電力だけ測って即送り返してしまった。

LGA775について自作関係の雑誌を見ると、どれも機能中心の解説で、これはというのは見あたらなかった。書いた記事は水冷特集だが、しっかり書いたので興味のある方はご覧いただきたい。もっとも原稿を出したあとで出かけてしまい、どんなになったかは出てからのお楽しみである。

間限定特別公開 インテルに学ぶCPUの科学
というのを、このホームページに掲載した。
期間限定特別公開としたのは、デパ地下では「時間限定」とか「当売り場特別」とかいったほうが売れるそうなので、そんなことが頭にあったが特に意味があるわけではない。
その6まで書いてあり、その7「ノイズ・EMI」が最後で、これについての完成は目処が立っていない。その1、2以降を公開するかどうかは未定である。
これを掲載したおかげで、無料の10MBは超過となり、月100円余分に払うことになってしまった。

最近はオーディオが面白くて、PCは疎遠になっている。

図は
IntelR PentiumR 4 Processor on 90 nm Process in the 775-Land LGA Package Thermal and Mechanical Design Guidelines
より。

2004.8.14




ヤマダ vs. ヨドバシ

200X年ヤマダ電機が新宿に出店、ヨドバシカメラと大戦争へ?とある。
そんなことがあるのだろうか?

家電量販店’03年度売り上げランキングは
売上高(百万円) 伸び率(%) 経常利益(百万円)
1 ヤマダ電機 939,137 18.3 30,652
2 エディオン 656,376 0.9 17,413
3 ヨドバシカメラ 545,042 5.6 35,810
4 コジマ 476,156 -5.4 3,141
5 ビックカメラ 441,555 14.2 -
6 ベスト電器 355,204 0.2 3,824
7 ギガスケーズデンキ 343,816 7.1 8,594
8 上新電機 245,310 9.6 2,013
9 ラオックス 155,147 -7.6 273
10 テンコード- 117,037 -4.2 3,202
11 ソフマップ 113,613 -5.9 908
12 ノジマ 98,042 9.1 1,313

となっている。
エディオンは知らなかったが、デオデオ、ミドリ電化、エイデンの持株会社である。
経常利益では、上位3社の数字がとび抜けている。また、伸び率を見れば、行って感じられる店の雰囲気そのものである。
今後、しばらくはヤマダ電機とヨドバシカメラとは、下位の売り上げを削り取り、ますます売り上げを伸ばしていくといわれている。
店員に覇気があり、店に活気があるのは、この2社である。

ヤマダ電機の国内販売シェアは家電15%、パソコンで20%に達している。店舗数は190。
売り上げの伸びが高いのは、新規出店が効いている。

対するヨドバシカメラの店舗数はわずか18。梅田店は1店舗だけで売り上げ1,000億円。
’05.4月には秋葉原への出店が予定されている。

ヤマダ電機はロードサイド、ヨドバシカメラはレールサイドの、それぞれ雄といわれている。郊外型と都市型に対応するが、ヤマダ電機は広島では市街地にも進出して成功を収めている。

ヤマダとヨドバシがもろにぶつかったら?
ヤマダは価格での勝負になるだろう。
よほど風向きが変わるようなことがない限り、勝敗は明らかである。

ヨドバシが台頭したのは学生時代だった。黄色い新聞のような大きさの価格表が印象的だった。
メーカーと小売店とが、がっちりスクラムを組んで守ってきた小売価格体系を粉砕してしまった。
はじめはカメラだったが、以来、時計、電卓、家電からゴルフクラブ、化粧品まで守備範囲を広げてきた。昔の店は、狭いところに商品がごたごたしていて、今でいえば秋月電子のようだった。

ヨドバシカメラのいいところは、価格と店員のサービスである。
価格についてはポイントを別にしても、他店同等ないし、安い。ヤマダなどは客の顔色をうかがいながら、他店情報を知っていれば、それに応じて安くするのとは違う。
店員の対応もよく、何か頼めば駆け足、店内で分からないことは携帯電話で問い合わせ。
ソフマップの店員などは、ろくに教育を受けていないので、個人レベルでの言い訳ばかりに腐心するを見ると気の毒になってしまう。
要はヨドバシの組織がしっかりしているのである。
それにこんなものまであるのかと感心するようなマニアックなものまで品揃えしている。

なぜ、こんなことを書いているのかといえば、関連記事が面白そうなので週間東洋経済を買ってみたのだ。なるほどと、そうだったのかとうなずくのは、秋葉原店の店員は他店で1年以上の研修を済ませた上での配属だそうだ。

ヤマダの利益率は3.3%に対してヨドバシは6.6%、
在庫の年回転は8回転に対して23回転。
ヨドバシカメラは東京ドーム8個分の土地を154億円で取得、首都圏の流通センターを建設。
24時間大量の入出庫可能に。

現在では仕入れ価格は仕入れ数に連動して決まる。
つまり大量に仕入れれば、安く仕入れることができるので、同じ値段で売っても儲かるのである。
当然、街の電気屋さんは高くしか売れない。では、なくなってしまうのかといえば、そうではなく、こまめなサービスができる店は生き残るのである。

苦しいのは中くらいのところである。近くにヤマダ電機が進出したときは、そばにあったノジマの既存店は時を同じくして閉店だった。

ヨドバシの通販
http://www.yodobashi.com/
は、買ったことはないが、製品情報を得るためによく見ている。
品揃えが豊富で、さぞ手のかかっているだろうと感じられる。

ヨドバシカメラの2004年4月現在の社員数は2,780名。
ということは一人あたりの年間売り上げは約2億円!
資本金はたった8,800万円である。

2004.8.7




ノイズキャンセル・ヘッドホン
乗り物は、何にしろ、じっと座っているのは3時間が限度である。
精一杯我慢しても、倍の6時間までだ。
3時間は、新幹線なら東京−大阪、飛行機では成田−台湾・台北といったところ。
6時間ではタイとか、せいぜいシンガポールくらいまでである。

乗り物は、何もしないでじっと座っているのに何故疲れるのか?
移動距離のせいだとも聞く。
本当にそうだろうか?

ヨーロッパやアメリカだと12時間以上かかる。
我慢を重ね、時計を見て、ああ、まだ半分かと分かった時など惨めなものである。
酒を飲んで、寝てしまえばいいという話もある。
さればと、ワインの小瓶を2本飲んだことがある。
しかし、ダメなのである。
食事しているうちは、もうろうとしてパンをフォークで突き刺せして食べたりしたが、終われば途端に目はぱっちり、頭はさえ渡り、余計眠れなくなってしまった。

研究に研究を重ね、航空機における疲れの主たる原因が判明し、かつ対策も確立した。

疲れの主因は逃れることのできない「低周波雑音」である。
旅客機客室内はエンジン音、空調音などゴーとかキーンという騒音に充ち満ちている。
決してレベルは高くはないが、備え付けのヘッドホンで音楽を聞いても、この雑音は常につきまとう。
そこで登場するのがノイズキャンセリング・ヘッドホンである。

BOSEクワイアットコンフォート2
http://www.bose-export.com/headphone/qc2/index.html
は気になってはいたが、4万円もする。
手軽に試せるノイズキャンセリング・ヘッドホンとしてソニーMDR-NC11
http://www.jp.sonystyle.com/Qnavi/Detail/MDR-NC11.html
を見つけた。9,240円とか、そんなものである。
他にも同種の製品はあるが、インナーイヤータイプ(内耳型)ゆえに、これを選んだ。

さて、その効果であるが電源スイッチをオンすると低周波雑音が消え、不思議な静寂が訪れる。
同時に、ふーと体が軽くなるような気がする。
飛行機での疲れの主たる犯人は雑音であったことが体感できる。

外部雑音をマイクで拾い、この逆相を元の信号に加え、ノイズを軽減するこの方法は、すでに車にも取り入れられている。

内耳型のこの製品はキャンセル回路を働かせなくても、耳につけただけでも効果がある。
面白いのは、カットされるのは低周波成分だけで、アナウンスなど人の声はよく聞こえる。
電車でも試してみたが、これにも効果があった。
混雑する電車内にもかかわらず、静寂の中で音楽が聞こえてきたのは異次元体験だった。

ノイズキャンセル回路を働かせると、音は悪くなる。
しかし、それを補って余りある価値が認められる。

都合の悪い話とか、聞きたくない話だけは聞こえてこないようなヘッドホンを見つけたら、そのときは、またお知らせすることとしよう。

2004.8.1




台湾にて -- 老板
台北に4泊、そして、高雄に2泊してきた。
日本より暑かったかといえば、そんなことはなく、むしろ寒かった。
建物と車の中は冷房が効いていて、その効き方が極端なので、よく風邪を引かなかったものである。

高雄は12年に2ヶ月間滞在した。今回は、この時とはずいぶん変わったような気がした。
タクシーはおとなしく、かっての恐怖の運転はなりを潜めたようだった。
町並みが、ちぐはぐで、めちゃくちゃな感じがしたが落ちついて整った感じを受けた。昔の方が、らしくて好きだった。
道路をうめていたバイクの数は数分の1に減り、新しいものが多いようだ。
着ているもの、ヘルメットも、小ぎれいに見えた。
会社のある加工区で働く人は10万人が3万人に減ったそうだ。
製造会社が大陸に出てしまったせいだ。
台北では日本人がたくさんいたが、高雄に足を伸ばす人は減ったそうだ。
高雄は全体に、落ちついたが活気がなくなったように感じられた。

ラオパンという言葉をよく聞いた。
日本語では「大将」とか「親分」といった感じの一般名詞で、そこにも、ここにも、ラオパンだらけのわけである。
老板、または、板の代わりに、門構えに品がという字が当てられる。
老板とは、意味深長な気がした。

板は木から加工される。
木は切り倒されなければ、自然中で、まだまだ長く生き続けることができる。
人間にとって都合がいいように加工されたのが「板」である。
板に加工されれば、人間社会で、ああきれいとか、立派だとかいわれるかもしれない。
しかし、遠からず、汚くなって捨てられたり、あるいは腐ってしまったりするのである。
自然界で息づく木であれば、ずっと生き続けることができるのに。

ラオパンとは、どうもこのような意味合いの「板」をイメージしてしまう。
木というのは、台風で倒れたり、虫に食われて枯れてしまうこともある。

太く短く、あるいは、細く長く、いずれを良しとするか?

ラオパンといわれて喜んでいいのか?
どうも、そうではないような気がする。
考え過ぎかも知れない。

韓国と台湾とに10日間出かける前に体重を量った。
帰ってから較べたら0.6kg増えていた。
帰国日の機内食と、途中で食べたニラレバ炒めライスとを考えると、まあ、増えたのはちょっとである。

また、日本での暑い夏である。

2004.7.25




韓国にて
ホテルの窓には水滴が居座り続けている。窓を開けると窓の下は8車線の幹線道路である。9階のこの部屋にも水しぶきをたてて通りかかる車の音がやかましいほどである。
木曜にソウルについて今日まで3日間、雨続きである。降りがひどいときが何度もあり、停電にならないか、洪水にならないか心配だった。

昨夜は食事をごちそうになっての帰り道は、午後9時過半を回っているにもかかわらず大渋滞だった。ホテルまでの数キロを、細い路地に入り込んで、やっと切り返して近道したにもかかわらず30分もかかってしまった。

韓国で他の国と違うのは走っているのは、ほとんどが韓国製の国産車である。税制上こうなっているのだが、少しではあるが外国車が増えている。2年前来たときには、街を歩いてみても、外車にはほとんど出会わなかった。今回はBMWあたりが結構目についた。1,000万円くらいするセルシオも売れているそうだ。
車で気づいたのは古い車が見あたらなくなったのと、走っている車の色つやがいいことである。韓国の人は車をきれいにするのかと思いきや、乗っている車の窓ガラスはホコリがこびりついたままなので、新しい車が多くて、その塗装技術が進歩したせいだろう。

小降りになってから街に出かけた帰りに乗ったタクシーの走りはすごかった。
6車線いっぱいに大渋滞だった。ほんの数メートルきさみでしか進まなかったのだが、これを抜ける運転は目に見張るものがあった。
右から2車線目にいたのだが、動くたびに左側車線に移り、わずかな間に一番左に到達した。車が少なければ簡単なのだが、何せ車がひしめいている中でである。動き始めるとジワジワといきたい車線に方ににじり寄って、少しだけはみ出すのがこつのようである。
渋滞を抜けてからも、このような走りで、意外に早くホテルに着いた。4車線あれば、すべての車線を渡り歩くのだが、どう走ろうとしているのかがよく分かり、うまくいくと拍手喝采をしたくなった。このように走らせることができる人のことを、当地では運転がうまいというのである。不思議と、危ないとか、怖いとか、感じないものである。
日本人にはとてもまねができない運転である。

日曜は台湾に移動である。
台湾では、10年前以上前のことだが、対向車線へのはみ出し運転にはのけぞった覚えがある。
日本は、まだましなのである。

2004.7.19




突然掃除魔に変身
階段の踊り場でたばこを吸っていたら、階下から掃除機の音が近づいてきた。
甲高い音を響かせていたのはスティッククリーナだった。
掃除機本体に取っ手がついていて、そこからダクトののびた小型クリーナは、階段を一段一段上りながらの掃除には具合が良さそうだ。
掃除機といえば本体に車がついていて、これを引っ張りながら使うものと認識していた。

家の中では裸足で過ごすこの時期には、足の裏にゴミがくっついたりすると気になるものである。
くずかごの上でゴミをはらい落したりはするが、掃除をすることには結びつかなかった。
大がかりな掃除機をわざわざ持ってくるのが億劫である。

近くのダイエーに出かけていくと家電売り場をのぞいている。
他ではあまりお目にかかれない中国製B級家電が売られているのだ。
掃除機売り場では目につくところで国内メーカのサイクロンクリーナが置かれている。
これらは、3万いくらである。その奥に並ぶ顔ぶれは興味深いものである。
一番安いのは2,880円、高いので3,780円まで、4種類のスティッククリーナが売られていた。
国内メーカ品もあることはあるが1万何千円だし、中国製充電式は1万円くらいなので、ちょっと買ってみようという気にはなれない。

安いスティッククリーナをつぶさに観察、操作、検討した結果、一番高い3,780円のを買うことにしてみた。
写真の通り、デザインが良い上に、機構設計よし、工作精度よし、安っぽさもなし。
交換用ホースとブラシの本体への収納もうまくいっている。
これは日本人の感覚で作られたものだ。
袋不要のサイクロン式の上に、フィルターはHEPAである。
540Wと900Wとの切り換えができて吸引力も強力そうだ。

前に同じくダイエーで買ったタワー型扇風機のことを書いた。
その後、小型のものが、もう1台増えた。
扇風機、掃除機以外にも興味を引かれるものがあるのだが、とにかく、安くて面白いものが売られているのが近くのダイエーである。

買ってきた掃除機であるが、自室専用とし、いつでもすぐに使えるよう状態になっている。
ゴミがどれくらいたまったかが外から見えので、こんなにゴミがとれたと喜びながら、ゴミを見つけるとすぐ出動である。
ただし、部屋の隅の方は置き去りで、丸く掃除をするのは、これまで通りである。

本当のことを言えば、ほんの2日前に3,000円ちょっとでスティック式ではない小型クリーナを買ったのだった。安い充電式を買わなかったのは正解だったが、そののうるささには閉口してしまった。
小型の割にはモータが強力なので吸引力強大ではあるが、発熱と騒音がすごいのである。
幸いにして3,780円の方は、がっちり精度よくできているので音は普通レベルである。
超うるさいのを、どう処分するか思案しつつ、せっせと掃除にいそしんでいる。

なお、インターネットでStick Cleanerを検索してみたら、9.99ドルで売られていた。ただし、これがどんなものかは写真をみれば想像がついた。
お金の話であれば、足にゴミがつくのがいやなら、100円のスリッパを買うのが最安の解決法でであるのは疑いない。しかし、スリッパはうっとうしくて嫌いである。

2004.7.11




LGA775
国内でのパソコン本体需要は8カ月連続マイナスの2.3%減と苦戦。また、マザーボード大手各社の出荷数量は次の通りで、対前月比2ヵ月連続10%弱の減少だそうである。
Asustek 約235万枚
Gigabyte 約100万枚
Microstar 約95万枚
Elitegroup 約125万枚
AMDはサーバ用Opteronの成功で一般用CPUは、今ひとつ熱心ではないし、インテルもPrescottコアのペンティアム4は、ぱっとしないのである。

以前に書いたように、
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Talk/2.htm#15
クロックの高い新しいペンティアム4は、その消費電力の大きさが問題である。

インテルは、これまでは動作周波数を高めて処理速度を上げてきた。
しかし、この方向には限界が見えたので、デュアルコア(1チップに2つのCPUを組み込む)とする方向に転換して、このようなCPUは2005年にも登場するといわれている。
これまで発表になったペンティアム4の最高速品は3.4GHzだったので、これで打ち止めかと思いきや、最近3.6GHz版が出てきた。

3.6GHz版のTDP(熱設計電力)は115W、Icc(コア電流)は最大119Aである。
自分が使っている2.4GHzでは57.8Wと49.8Aなので、この2倍以上というのは、とんでもない大きな数字である。
組み込むデスクトップPCは、放熱ために筐体設計の見直しが必要となる。
http://ascii24.com/news/i/keyp/article/2004/06/11/650044-000.html
にあるように、VAIOではPower Mac G5のように、CPU発熱を他の熱源から独立させたうえで排出している。
インテルではATXに代わるBTX規格を制定した。
新しいBTXでも発熱をケースの中でかき回し、有効な排出に結びついているとは思えないので、VAIOやPower Mac G5のように方法を取り入れないと115Wもの処理は苦しいはずである。

そういうわけで、CPUコア(チップ)については、何とも困った代物なのだが、これを収めるLGA775という新しいパッケージは、その周辺技術とともに、素晴らしいもののような気がする。
データシート、熱・メカニカル設計ガイドライン、パッケージ資料は
http://developer.intel.com/design/Pentium4/documentation.htm
で見ることができる。

LGA775パッケージがどのようなもので、また、ソケットへの取り付け方がどうするかは
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0622/tawada23.htm
が参照ください。

LG775パッケージの寸法は3.75cm角で、これをソケットに取り付けて、発生する熱が115Wで、電流としては119Aも流すのである。家庭内では、エアコンが最高で20Aくらい流れるのが最も大きな部類なので、119Aがいかに大きな電流なのかが分かる。

ペンティアム4のこれまでパッケージはμPGA478とよばれ、CPUチップを載せた一種のプリント基板に478本のピンが生えていた。これらのピンがソケットにさし込まれたうえで、バネの力で電気的、熱的な結合されている。
これに対して、LGAのLはランドであり、ソケット側にピンがあるので、CPUとソケットとの関係が入れ替わったことになる。
775のうち、Vcc (電源用電極)とVss (GND電極)は、それぞれ、226と273の計499である。すなわち、全電極のうちの2/3が電源と放熱とに関係する電極ということになる。
119Aの電流を、その倍のランドで流すことになるので、1電極あたりは、とりあえず0.5A程度となっている。ちなみに、μPGA478ではVccピン数は84本で、1ピンあたりの電流は1A程度だったので、μLGA775は最大電流としては150A以上を想定しているはずである。

大電流、ハイパワーをアマチュアにも扱えるような仕組みを製品化するのは、さぞ大変であったろうと想像する。

圧力測定のためにロードセルが出てくるあたりは、CPUは電鉄用などに使われる大電力半導体と何等変わらないものとなった現れである。
熱処理がシビアになったので、ケース温度測定の説明は一段と丁寧になった。

オンダイ サーマルダイオードを使ってのCPU温度測定には補正係数が追加された。より正確な温度をしる必要があるからだ。

CPUソケットメーカとしてFoxconnとTycoの名前が挙がっている。ソケットの最高温度は100℃となっているが4本のバネで押さえて、低温から高温まで所定の圧力を均一にかけるのは難しいことである。材質や工作精度の管理がしっかりしていないと、困ったことになるのは目に見えている。

CPUを加圧固定する補助的な金属カバーのようなものは、大電流化に伴いEMIを抑える働きも兼ねているのではないか。
これは、かねてからの懸案で、やっと取り入れられた感じである。

放熱はヒートシンク側が主ではあるが、マザーボード側への熱伝導も、出来るだけ良くしなければならない。そのためにランド設計例が出てくるが、これが、また驚き桃の木山椒の木である。

119Aあるいはそれ以上の電流を流しての電圧オーバーシュートもしっかり規定されている。シミュレーションの参考例があって、出てくる数字には0.70mΩとか65pH(ピコヘンリー)が見られる。
理論は別にして実数でのpHは、なじみがないものである。

CPUファンの電源コネクタが3ピンから4ピンに変更になった。回転数検出用パルス出力端子が追加になったのだが、こんなところをPWM制御にしても、減らせる電力なんて雀の涙である。

ぱらぱらとインテルの資料をめくってみると、TDPが115WのCPUを使うとすればマザーボードはインテル純正しかないような気がしてきた。
温度変化で生ずるマザーボードのそりは、CPUとソケットとの接触に影響するわけで、マザーボード専業メーカが、そこまで試験できているかと考えると、少し心許ないような気もするからである。

巨費を投じてできあがった90nmプロセスCPUは、とんでもない与太郎である。
しかし、これを何とか全うに働かしてしまおうという、インテルの技術力たるや、すさまじいものである。

必要は発明の母とは、よく言ったものである。

上で取り上げたTDPが115Wの3.4GHzや3.6GHzは、大飯喰らいの割には、大して仕事が速いわけでもない厄介者である。しかし、LGA775パッケージ ペンティアム4では、2.8〜3.2GHzの下位モデルがあり、これらは、まあ、世間並みの仕事ぶりであると言っていいだろう。

3.6GHzは、実際にはまだ出回ってはいないようだし、3.4GHzも5万円くらいと、高い値札がつけられている。
したがって、それでも買う人はといえば、これも、また普通の人ではないので、それほど世間を騒がせるようなことはないだろう。

インテルは、90nmプロセスCPUとして、セレロンDを売り始めた。こちらは、μPGA478パッケージで、最下位2.53GHzは1万円以下で売られている。内容的には1世代前のペンティアム4そのもの、プラス、省電力機能つきである。
せっかくの90nmプロセスではあるが、インテルはこのあたりでお茶を濁しておいて、TDPは大きくはなくても処理能力の高いデュアルコアに軸足を移していくのだろう。

2004.6.26




戸籍のはなし
新規にパスポート発給を請求するときに必要なのは

1. 一般旅券発給申請書 1通
2. 戸籍謄本又は抄本 1通
3. 住民票写し 1通
4. 写真(4.5cm×3.5cm) 1枚
5. 身元確認書類(運転免許証等)
6. 未使用の官製はがき

である。謄本と抄本とは、どう違うのか?住民票とは?
よく分からできたが、ちょっと調べてみたい。

まず、戸籍とは何か?
昭和32年の法律の改正によって、それまでの「家」を単位としていた戸籍を「夫婦とその子供」の単位に改められた。
子供が結婚したときに、新たな夫婦の戸籍ができ、親の戸籍から独立する。
その子供は両親の戸籍に属することになる。
子供が結婚し、夫婦が両方とも死んだ時点で、戸籍は消滅することになる。
旧戸籍法では「家」が単位だったので、何代にも渡って戸籍が継続するのとは、ここが違うところである。

戸籍謄本とは戸籍の全部をコピーしたもの、戸籍抄本は戸籍の一部をコピーしたもので、いずれも本籍地の市区町村でないと発行されない。

本籍地とは戸籍が保管してある市区町村であり、結婚して新たに生じた戸籍なら、届出をした市町村である。
現在の戸籍法では、生まれたところではなく、結婚して生活を始めたところが本籍地となる。

住民票とは、だれがどこにいつから住んでいるかを、住所のおいてある市区町村で証明した書類である。
住民票は、住民基本台帳ネットワークシステムの運用を開始した都道府県の申請窓口で申請するときは原則不要となる。

発行手数料は代表的には次の通りである。
(住民票が200円のところがある)

戸籍謄本・抄本 450円
除籍謄本・抄本 750円
住民票の写し 300円

ここにある除籍謄本とは、戸籍に記載されている者について、新戸籍が編成され、又は他の戸籍に入ることになったときは、その者は必ず従前の戸籍から除籍されます。これが記録されたのは除籍簿で、この全部のコピーが除籍謄本である。除かれた戸籍は、年ごとにわけて除籍簿につづられ、除籍された翌年から80年間保存される。
発行料が高いのは、古い書類を引っ張り出さなければいけないことがあるせいか。
除籍謄本は財産相続などの必要書類である。

戸籍謄本や除籍謄本は本籍地の市区町村でないと発行されないので、住んでいるところからは遠隔の地となることがある。この場合は窓口に足を運ぶのが困難になるので郵送で請求することができる。申請用紙を郵送してもらうか、多くの市町村では、そのホームページからダウンロード出来るようになっている。
手数料は郵便小為替を郵便局で買って申請書と一緒に送るになる。

戸籍と、その関係書類のお勉強は以上である。

戸籍の要となる戸籍謄本の発行には
本人の印鑑(代理人の場合は委任状)
が必要とされ、「運転免許証等により、本人確認をさせていただく場合があります」となっている。
しかし、実際のところ印鑑だけあれば発行してくれる。
ということは、氏名、現住所、生年月日、電話番号を頭に入れ、100円ショップで認め印を買ってきて、年格好がそれらしければ、本人でなくとも手に入れられることになる。

はがきが申請した住所に送られてきて、これを持って行くことがパスポートの発給の条件ではあるが、このチェックポイントも最悪意をもってすれば、すり抜けることもできるはずである。

間違いなく本人確認ができるには、どうしたら良いか?
人の一生ともなれば写真ではだめで、古くは入れ墨、新しいところでは、体にICチップでも埋め込むことか。

記憶を喪失してしまって、知る人がいなければ、本当に名無しの権兵衛になってしまう。
ホームレスなどもまともには生活が成り立たないはずである。

日ごろ気にもかけない戸籍とかではあるが、考え始めるとミステリーとか空想科学小説とかが書けそうである。

2004.6.20




レオとモナのパン屋さん
さて、きょうは首尾良くラムレーズンをゲットできるか?
緊張の一瞬である。
取っ手を引いて店内に足を踏み入れる。
左手の食パンコーナーに目をやると・・・残念、今日は売り切れである。
何時来ても、売り切れだと言ってみたら、その後は、かなりの率で買えていたのに。

オレンジ、ココア、チョコレートなど食パンも売り切れで、おかずパンも残っていない。
Rロイヤルブレッド630円と、メロンパン、豆パンを買うことにした。
Rロイヤルは2斤の値段である。

レオとモナのパン屋さんというのは自宅近くの小さなパン屋である。
最近では評判を聞いて、電車や車で足を運ぶ人もいるそうで、さもありなんと喜んでいる。
レオとモネというのは、この店で飼っている2頭の犬の名前である。
パンが大好きで、喜んで食べるそうだが、チョコレートパンなど甘いのはだめなのだそうだ。
http://www.h4.dion.ne.jp/~leomona/

外国に行って「何が食べたいか?」と訊かれれば、最近はこの「ラムレーズン」なのだ。
ラム酒風味のブドウパンなのだが、何ともいえない甘みがあって、休みの朝など自分で切って食べると、実に幸せな気分になる。
この店の食パンは、みなおいしいのだが、なかでもラムレーズンは格別である。

自分で切ると、やけに厚くなってしまったりする。
食パン一切れのカロリーは、ご飯1杯分と聞いたことがある。
斤というのが何か気になるので調べてみた。

山崎パンのホームページ
http://www.yamazakipan.co.jp/
によれば、そもそもパンの伝来は

1543年。種子島に漂着したポルトガル人によって、鉄砲とともにもたらされました。私たちがふだん何気なく使っている「パン」という言葉は、ポルトガル語のpaoから来ているのです。

 その6年後、フランシスコ・ザビエルらキリスト教宣教師が日本へやってきて布教活動をはじめると、「キリストの肉」とされるパンも、全国へ広まっていきました。なかでも、南蛮貿易で栄えた肥前(長崎県)の平戸や長崎では、パンづくりが盛んに行われるようになりました。南蛮商人たちは発酵パンばかりでなく、航海のための保存食として「ビスコート(=ビスケット)」と呼ばれる固いパンもつくらせていました。

とあり、日本でも450年以上の歴史があるようだ。

斤については

食パンを1斤、2斤と数えるのはなぜ?
"斤"というのは、古代中国の時代から使われている重量の単位です。この単位は、日本でも古くから使われてきましたが、従来、計るものにより基準はまちまちで、パンの場合は1斤=450gでした。これは、アメリカでパンの単位をポンドで表していたのにならい、1斤=1ポンド(453.6g)としたため、と考えられています。今では重量を表す単位ではなく、単に食パンの数量を表す単位として使われていますが、平成12年に制定された「包装食パンの表示に関する公正競争規約」では、パン1斤は340g以上とすることが明示されています。

ということで、要は340g以上あれば1斤といえるようである。

ついでながら、菓子パンについては

食事パンのほとんどが欧米から日本へ伝えられたのに対し、菓子パンには日本で生み出されたものがたくさんあります。たとえば、あんぱんは、明治2年に木村屋創業者の木村安兵衛氏によって、クリームパンは明治の中頃に新宿中村屋創業者の相馬愛蔵氏によって、それぞれ考案されたものです。また、カレーパンは昭和2年に名花堂というパン店が「洋食パン」という名で販売したのがはじまり。ちなみにメロンパンは、そっくりのパンがスペインやメキシコにあるようですが、名前は日本でつけられたものです

さて、かねて気になっていた、食パン1枚が、ご飯1杯相当のカロリーかのについては

4枚切り1枚(90g)234kcal
6枚切り1枚(60g)156kcal
8枚切り1枚(45g)117kcal
10枚切り1枚(35g)91kcal

ご飯 小盛120Kcal
ご飯 普通盛160Kcal
ご飯 大盛200Kcal

ということで、厚めのパン1切れが、普通盛りご飯1杯相当で、誰かが言っていたのは正しかった。
休みには、ご飯1杯分を余分に食べてしまっているようである。

レオとモナのパン屋さんでは、ホームページにあるように地方発送もやっているので、本当においしいかどうか確かめてみたい方はどうぞ。

2004.6.12




またまた失敗
はじめてのところに一人で行くには下調べが欠かせない。
最寄り駅までの経路は、「駅すぱーと」で調べている。
このソフトはJRと私鉄の時刻表のデータをもっているので、最寄り駅への到着時間を入れれば、起点になる駅を何時何分に出ればいいのかがわかる。
これに従えば、何回もの乗り換えがあっても、ほぼぴったりに駅までは着くことができる。
このソフトのおかげで時刻表を何年も前から買っていない。
時刻表データや運賃の更新、そして、新規開業路線が追加される最新版に1年に1回くらいバージョンアップしておけば、安心して出かけることができる。

問題は、駅から目的とする建物まで、首尾良くたどり着けるかである。
ここで役立つのが、地図ソフトである。
このごろでは、先方がインターネットに地図を出していることが多いのだが、これはくせ者である。
これを見て、楽勝、楽勝を出かけると、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがある。
駅から、どちら方向に歩き始めるか、途中で間違いないか、そして、どこで曲がればいいのか、それぞれが確認できる、コンビニ、銀行、学校など目標がはっきり書かれていないと困るのだ。
そんなことには全く頓着していない地図がけっこうあるものだ。
したがって、地図ソフトとよく見比べておく必要がある。

今週は出歩くことが多くて、はじめて行くところが4箇所だった。
そのうち3箇所は、何とか時間通りにたどり着くことができた。
しかし、問題なしと安心していたJR駅起点の残りの1箇所はアウトだった。

事なきを得た3箇所の下車駅はいずれも地下鉄だった。
この地下鉄というは鬼門で、はじめての駅では、地上に出た瞬間に、自分がどこにいるか分からなくなってしまうことがある。
そんなことにならないように、駅に着いたら、地上に出る前に、何番出口から出たらいいのかを案内図で慎重に確かめることにしている。

今回降りたのは、溜池山王、麹町、そして、九段下だった。
このうちで最も苦労したのは、麹町を降りたときだった。
出口はぴたり合っていて、目標の建物までは歩いて1分くらいだった。
にもかかわらず、20分も右往左往してしまった。
先方の案内図には何々ビル何階としか書かれていなかった。
このビルの入り口だが、道を90度折れて、何10mか先にあった。
1階が弁当屋と薬屋だったので、これが目標とするビルと認識するまでに、地図を片手に行ったり来たりしたわけである。
弁当屋と薬屋が1階にあることを書いておいてくれば迷うことはなかった。

地図ソフトはSuper Mappleを主に利用してきた。
他のソフトは都市部では1/5,000、あるいは、もっと細かいところまで分かるのだが、少し外れると途端に1/20,000も見れなくなってしまうものが多い。
その点で、このソフトは、私鉄の小さな駅でも不自由はしなかった。
しかし、何せ2001年度版なので、変化の激しいこのご時世、銀行名、会社名などが現状と合わなくなってしまった。麹町で迷ったのも、このせいもあった。
そろそろ、引退させ、後釜はプロアトラスである。
DVD版はデータ量が多く、これがいけそうである。

山手線某駅そばの目的地には15分遅れで、やっとたどり着いた。
それも、迎えに来てもらってのことだった。
このように、迎えに来てもらったというは2度目である。
前の時は、先方の説明がおかしかったと、こちらにも言い分があるのだが、今回は言い訳できない。

そもそも、乗り慣れない湘南新宿ラインから山手線への乗り換えで、方向を間違ってしまったのがケチのつき始めだった。
間に大崎止まりが挟まったために、3分しかかからないところが、20分近くかかってしまった。このために、駅で30分近く余裕があったところが、10分しかなくなってしまったのだ。
これはいかんと、先方の案内図を頼りに、どんどん歩いて、ここを曲がればいいと書かれた、薬屋と**書店をさがした。しかし、いくら歩いても見つからず、もはやこれまでと先方に電話を入れた。

話を終えて戻る途中で、その薬屋と書店はすぐに見っかった。
通りが1本ずれていたのだった。

案内図をあらために見てみると、確かに、往きに歩いた通りは間違っていたと見て取れる。しかし、土地勘のないものにとっては、駅と通りとの書き方には微妙なところもあるようにも思われた。

昔は多少はなじみのあった駅なので、案内図からして、このような間違いが起きるとは思えなかった。

麹町のビル名はSuper Mapple、プロアトラスともに入っておらず、他の人でも多分似たようなことになったはずである。
しかし、後者については、プロアトラスを見ると、目的とする建物、道筋ともに明々白々であり、こちらを頭に入れておけば失敗はなかった。

こんな風に振り返ってはみるものの、大都会というのは迷子になりやすいところである。
人並みの中で途方に暮れも、尋ねられる相手がいなかったりするものだ。
それにしても、1週間で4箇所というの、ちょっときつかった。
でも、所在なく、うろうろするのは、また楽しいものである。

2005.6.5




見ると聞く - PDPの画質
NHK技研公開で下条信輔氏の「見ると聞くとの統合 精度と信号強度をめぐって」という講演を聞いた。

「パークのラクダ」というのがある。
スリットを移動させて、ラクダの絵を一部だけを順次見せると、人間は頭の中で合成して、全体が見えてしまうという現象である。
実演で、たしかにそうだった。
ただし、コンピュータグラフィックスではうまくいかないそうだ。
これは、空間精度、時間解像度、色階調が、現状では不足しているからと考えられている。

光を1回だけフラッシュさせて、この間に音を2回出すと、光が2回フラッシュしたように見えた。これは「見ると聞くとの融合」の例、つまり、見ることは聞くことに影響されているわけである。

走査線4,000本のスーパーハイビジョンのデモも見てきた。現在のハイビジョンの走査線は1,080本で画素数としては1,080×1,920である。解像度は縦横各4倍で16倍に上がることになる。
9.8m×5.6mのスクリーンで22.2チャンネルとともに5分間デモを見せられたら、度肝を抜かれ、ふらふらになってしまった。
何のために、こういうものをやっているのか疑問だった。

薄型テレビであるPDPの画質はめざましい進歩をとげている。
H社の最新37インチをじっくり見る機会があった。
BSデジタルが特に良いのだが、温泉から湯気が立ち上っているシーンで、まるで眼前の出来事のように見えた。
あまりに意外だったので、目を疑ってしまった。
自宅のブラウン管テレビも画質はいいのだが、こんな風な経験はない。
まさに、空間精度、時間解像度、色階調が高まった製品ゆえなのだろう。

PDPは小さい方は32インチくらいまでは液晶に取って代わられ、大きい方はリアプロに攻められて、そう遠くない将来に行き場がなくなるだろうと考えていた。しかし、温泉の湯気を見てからわからなくなってしまった。現状では多くの液晶テレビは、ぱっと見はいいのだが、白や黒の階調が失われていて画質は×である。
以前は、子供がクレパスで描いた絵のようにひどい色だった。大分良くはなったが、それでも、その気はまだ残っている。
PDPの画質がここまで良くなると、これはこれで、生き残るのかも知れないと認識を新たにした。
解像度4,000本でなくても、すでに家庭では十分な画質である。
ただし、電気店に並べられ、写されているのが地上波放送だとすると、本当の良さは多分わからないはずである。

CDが出たときは、デジタルは音が悪いといわれ、実際にそうだった。しかし、デジタルは精度や分解能を高めることで、アナログに勝るようになったと認識している。
オーディオでの話であるが、画像についても処理能力を高めていくと、同じようなことが言えるはずである。PDPは画素そのものを発光制御させるので、その意味で純粋デジタルに近いといえるのかも知れない。

オーディオでは、特に低い音や高い音、そして、特に大きな音や小さな音に、こだわると格段に難しいことになる。走査線4,000本のスーパーハイビジョンは、このあたりを指向したもののように思われる。
オーディオではマニア御用達のデモソフトというものがある。そんなものばかり聞いていると、全然楽しくないのである。
スーパーハイビジョンのデモで鳴っていた22.2チャンネルサウンドの質は、相当昔のデジタルの音だった。

温泉から湯気が立ち上るシーンの「音」が、どんなものだったか記憶がない。
もう一度見て、いや聞いてみたいものである。
H社のPDPの音はけっして悪くはない。
しかし、もっとよくすれば画ももっとよく見えるかも知れない。

なお、私の家にPDPはありません。念のため。

2004.5.29




アサヒカメラ
アサヒカメラを買ってみた。ニューフェース診断室でニコンD70が取り上げられていたのと、他にも興味がある記事が載っていたからだ。
ニコンD70のテスト結果は露光量、AF性能などカメラ本体、そして、18〜70mmズームレンズともにさすがニコンで申し分ないもののようだ。
ヘェーと思ったのは駆動電流特性というのが出ていて、最大で8Aもの電流が流れていることである。ということは50W以上か。
なんにしてもリチウムイオン電池様々である。携帯電話、ノートパソコン、そして、デジカメみな恩恵を被っている。
D70は予約しないと手に入らないとも聞いた。
クールピック950以来のニコンで魅力あるデジカメのようだ。
興味はあるにはあるものの、私はこんなに大きくカメラは今更欲しくはありません。

アサヒカメラを買ったのはずいぶんと久しぶりである。
中身の構成はといえば、30年前とさして変わっていない。
パラパラとページをめくるとモノクロ写真が相当数ある。巻頭グラビア、月例コンテストなどなどである。コンテスト入賞写真はどんなカメラで撮られたのか見ていくのが楽しみなのだが、モノクロ写真1位はアサヒペンタックスSPである。35年くらい前のカメラである。これが最も古いものだが、モノクロ写真に限らず、他にも結構古いのが多くて、デジカメ全盛の昨今なので、ここは別世界の感がある。
見ていくとデジカメで撮られた写真も入賞しているのだが、ぱっと見、銀塩写真とは違うように感じられる。アナログレコードに対するCD(デジタル)のような感じである。

さて、アンケートでわかったハイアマチュア読者の写真ライフというページがある。内容はデジタルに移行して現状での意識調査なのだが、最後に「デジカメと銀塩カメラの将来」はという問いがある。この答えは87%が共存するとなっている。
これにはいささか首を傾げた。
回答した人たちはそう思っている(思いたい)のだろうが、今時フィルムカメラを買う人がどれだけいるだろうか?
確かにフィルムカメラの写りはデジカメにない良さがあるような気はするが、ある時がくれば潮が引くように身の回りから消え去ってしまうはずである。
5年先?10年先?

フォトエキスポ2004総合カタログというのがある。以前はカメラショーに行けば、ただでもらえたやつで最新版はVOL.120となっている。これには三洋電機、松下電器は載っているが、デジカメ大手のソニーは載っていない。ソニーが仲間に入れてもらおうとしないのか、仲間はずれにされているのかわからない。しかし、これではもはや総合カタログとはいえない。
アサヒカメラのコンテストにはスライド部門というのがある。これはもっぱらフィルムカメラの世界である。
この辺のところは、読者を失いたくないから、そのままにしているのだろう。
付録にはスライドフィルムの良さを強調した写真がいっぱいである。
モノクロ写真もいいのだが、今月号には、モノクロならではという写真はないような気がした。

新聞社系カメラ雑誌にはカメラ毎日があったが、ずいぶん前に廃刊になった。
アサヒカメラもそうならないか?
世の中、変わるに変われないというのも多いようである。

2004.5.23




タワー型扇風機
これが何かおわかりでしょうか?
ハイタワーインテリア扇風機と銘打った扇風機である。
今や安いものでは980円、かなり立派なものでも1,980円で買える時代なのに5,000円も出して衝動買いをしてしまった。

普通の扇風機はプロペラファンなのだが、これはシロッコファンである。
シロッコファンは風圧が高いので涼しいし、遠くまで風が届くので、扇風機に適している。
プロペラファンの扇風機では風量は出せるが、風圧が低いので、うるさいほど回転を上げても、それほど涼しくはならものである。
このような扇風機を今まで見かけなかったのが不思議な気がする。

2種類売られていて、これは安い方で、1,000円高の方は、マイナスイオン発生機能あり、リモコンつきだった。
なぜそちらにしなかったといえば、操作が複雑だからである。
例えば風量を調節するのに、まず、風量のボタンを押してから、+あるいは−のボタンを押さなければならない。
万事この調子なのに対して、買った方は写真でも分かるように操作は単純明快である。

多機能は操作が複雑になりがちである。
このごろは、まず操作が分かりやすいものを買っている。
あれもできます、これもできますとボタンがやたらとたくさんついているものが多い。

洗濯機を見比べたらMがダントツ優れていた。
TとかHとかは、いろいろできそうなのだが、ちょっとごたごたしていた。

リモコンで、同じ大きさのボタンがびっしり並んでいるのは勘弁してもらいたいものである。

2004.5.15




BCLラジオ
実家にICF-810Vというラジオがあった。
実に澄んだいい音がする。
FM放送を聞いているとほれぼれする。(ちょっと大げさ)
ダイヤルをぐるぐる回して同調をとるアナログチューニングなので、古いものかと思いきや、現行商品だった。

これもある、といって出てきたのがICF-5500だった。
やはり良い音なのだが、いかんせんメカ的な不具合があって、せっかく同調させてもずれてしまい、ちょっと使い物にはならなかった。
タイマーがついているが、これがゼンマイ仕掛けなので、動作中にジーと音がするのには感動ものだった。

ICF-5500は1972年7月発売で16,800円。
横型ラジオ主流の時代に発売され、この縦型ラジオは中高生によく売れ、なぜか女子にも人気があった。BCLブーム(海外の短波放送を聞く)の先駆け的ラジオである。
ソニーはスカイセンサー、松下はクーガーで、他の大手もおおいに張り合っていた。

30年以上前に自分が買ったものだそうで、見覚えがあるはずだ。

http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/1130/SONY/5500.html
に修理例などが紹介されている。

ICF-M770Vという一発選局7連ボタンというシンセサイザラジオがニューフェースとして実家に登場したのだが、これら、すべてがソニーブランドである。
前にICF-SW77のこと短波ラジオのことを書いたが、もちろん、これもソニー製である。

VAIOとか、アイボとか、PSXとかに目がいくが、今や年寄りのものとなってしまったラジオで圧倒的に強いのがソニーである。
新設計のものはあまりなさそうだが、ラジオ好きの私としては続けてもらいたいと思っている。

ICF-810Vはばかに音が良いがICF-M770Vは、ちょっと、そうではないようである。

ソニーには音をよくするノウハウがあり、ICF-810Vも典型的な音が良い製品である。
ラジオ以外でもMDプレヤー、CDウォークマン、ソリッドオーディオなど民生用機器で他社との差ははっきりしているので、この手のものはすべてソニー製を使っている。

ちなみにICF-810Vはヨドバシカメラでは税込み6,520円 ポイント13%還元である。
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/productslist/cat_1045_125/moid_542193/st_30/un_10/sr_nm/462.html

2004.5.8




暮らしとパソコン
以前は、止めよう止めようと思いつつ、パソコン関連雑誌を月に何冊も買っていた。
しかし、書いてあることに代わり映えがなくつまらないので、ついに買うのはアサヒパソコンだけになった。
昔に戻ったわけである。

暮らしとパソコンという雑誌は、あるのは知っていたが手に取ってみることはなかった。
http://www.kurapaso.net/
たまたま開いてみたら面白そうなので買ってみた。
何に興味を引かれたかといえば「Webカメラでお手軽・カンタン防犯システムを作ろう」という記事である。常時接続のパソコンにカメラをつないでおく、動体検出して写真を撮る、その写真を所定のメールアドレスに送り出すという内容である。この種の使い方に適したカメラは5,000円くらいで買える。鍵になるAniCamというフリーソフトは付録のCDROMに入っている。
外部サーバーを利用することになり、何か面倒なことはないか、この点だけが気にはなるが、簡単にできそうである。

この雑誌はシルバー世代をターゲットにしている。字は大きく、写真の多くは原寸となっている。
パソコンを暮らしに役立てようがコンセプトになっている。
感心したのは年間カリキュラムが組まれていて、パソコン操作、電子メール、デジカメと写真、ワード、エクセル、ホームページ作成などがその内容である。
難しい書き方はしていないので、これなら実際に役立ちそうだ。
広告をほとんど取っていないのも結構なことで、これなら変なことにならないだろう。

販売のページがあり、特集の一眼レフデジカメ大図鑑で取り上げられた機種などが、そこそこの値段で買えるようになっている。
うまいことを考えたものである。

どこが出しているかと見れば、ソフトバンクである。
なるほどと感心してしまう。

この雑誌は長生きするかも知れない。
他からも似たようなものが出てくるのだろう。

2004.4.24




コンピュータウイルス

会社に行って、まずするのは会社宛メールのうちウイルス関連の削除である。
最盛期は過ぎたとはいえ、それでも1日に20から30は中身は見ないで削除している。
1ヶ月前のひどい時は、朝だけで120消したのを覚えている。
本来の問い合わせなどは2から3位なので、ほとんどを消していたわけだ。
残すのを選んでいたものが、今ではまず全部にマークしてから、残すものを拾い出すようにしている。
ウイルスメールはすべて英語で、かつ、タイトルの付け方の発想が貧弱なのですぐにわかる。

大分前のことだが会社でウイルス騒動があった。
担当に所用があり、ウイルス対策に遅れが出たためだった。
当時は怪しいが、もしかして、仕事関係かもしれないメールは開けていたので、もろに感染してしまった。複数感染してしまったので、しばらくは大量のメールが社内を行き交うことになってしまった。

この時は会社の対策だけでは不安を感じて、わざわざウイルス対策ソフトをインストールした。
しばらく使っていたが定義ファイルの更新が面倒なので、今は止めてしまった。

自宅はマカフィーを使っていた。
ウイルスバスター、インターネットセキュリティ、マカフィーの順で日本では多く使われている。
以前は1つ買えば何台でもインストールできたが、今はどれも1台用とか1ノード用といっていて、そういうことは許してもらえないようである。

マカフィーの使用期限が来て、継続しようか迷った。
継続の勧誘が頻繁で感じが悪かった。
結局「ウイルス対策がしたくてパソコンを買ったのではない」というコピーに惹かれてソースネクストの1,980円にした。
ウイルス対策ソフトの売り場ではソフト会社からの応援社員だろうがが、何とかはサポートが悪いなどとやっていた。自分のところの高い方のなら安心だと勧めていた。
あまりにいい加減なこと言っていて腹が立ったのでガツンとやったら、隣で別のソフトを売っていた女性までびっくりしていた。

ウイルスソフトは、新しいウイルスに対する対策が早くとれるかである。
1,980円と安いからといって定義ファイルの更新にマカフィーと差があるような感じてはしない。

ウイルスを熱心に考え出している人がいるのは困ったものである。

2004.4.18




マクロ リングライト
愛用していたデジカメ、クールピックス950を壊してしまった。
修理に出したが見積もりが22,000円だったので、修理は断念した。
中古価格が16,000円くらいだからだ。

デジカメについては、以前にコニカRevio C2のことを書いた。
実は、このカメラはすぐに手放した。屋内で明暗差が大きい条件では写真にならなかった。
この後釜になったのがミノルタディマージュXtである。
これとクールピックス950とで展示会のブースを撮り較べたことがある。ディマージュが320万画素に対して950は211万画素だが、圧倒的に950の写りがよかった。Xtは画素数が多いがCCDが小さいので1画素あたりの光量が少ないからである。画像のヒストグラムで見ると、元々の情報量が少ないことが分かる。

950は’99の発売。1年おきにモデルチェンジして翌年は990、その次が995である。
現行は4500で400万画素。Xtともろ同じ欠点を持っているようである。
この欠点というのは、あくまで条件の悪い場合の話であって、好天の日中であれば目立たないようにはなっている。
熟慮の結果、修理はしないかわりに995の中古を買うことにした。これなら334万画素なので、950とそうは違わないだろうと考えたからである。
また、バッテリがLiイオンの充電式なので950のように、電池の消耗を気にしないですむ。

歴代の950後継機を調べていたら写真のマクロクールライトSL-1を見つけた。
接写用の照明でレンズに取り付けて使う。ご覧のように8個の白色LEDが組み込まれている。
同種のものにリング状ストロボがあって、こちらは数万円するがSL-1は9,000円くらいで買える。
ストロボは昇圧、調光、同期回路などのために高くなるが、LEDは単純に電池で点けっぱなしいいからである。
面白そうなので一緒に買ってきた。

使ってみるとまことに調子がいい。
さればと、今ひとつうまくいかなかったウエハーを撮ってみることにした。
一部が鏡のような光り物である。
これは難しかった。
周りの照明、撮るためのカメラ、あるいは、自分までが映り込んでしまうからだ。
いろいろ試してみたが結局傾けて、全体にはピントが合わない状態でないと映り混みから逃れられなかった。それに応援がいないととても手に負えなかった。

さらに他のものも撮ろうと試みると、調子がいいと思ったLEDリングライトも、もっと光が拡散するようでないと具合が悪いような気がする。
これがさえあればと思ったが照明は奥が深いようである。

2004.4.10




ある日の草競馬
Playingに移動。

2004.4.3




できたぞ、写真の合成
このグラフィックスは、ワイングラスに、切り抜いた白い花とを重ね、さらに、スポットライト効果加えた合成写真である。

その昔、引き伸ばし機はアサヒダースト、しレンズはフジノン80mm F5.6をつかって、まずはモノクロ写真、次に、カラー写真、最後はリバーサルのチバクロームダイレクトプリンまでやった。
今ではポイントである焼付けはプリンタ、そして、明るさやカラーバランスの調整はパソコンで簡単にできるようになった。
写真の合成は難しく、アマチュアには、まず無理だった。

作例を完成に要した時間は約20分だった。花の形が複雑なために手間のかかる切抜きはこのうちの約7分である。
使ったソフトはマイクロソフトのデジタルイメージプロ9である。

デジタルイメージプロはグラフィクソフトとしては最後発である。そのせいか使い勝手が優れている。なかでも切り抜きのしやすさは出色である。メジャーなグラフィックソフトであるフォトショップやペイントショップでは(デジタルイメージでもできる)、まず対象を大雑把に絞り込んだ上で余分な部分を手作業で消すという方法をとっている。領域の自動選択は、かっこうが複雑だったり、影があったりして、どうしても後で消さなければいけない部分がたくさん残ってしまう。これを消すのは根気のいる大仕事である。残さなければいけない部分まで消してしまったりで途中で投げ出してきた。

元々機械任せで自動選択するのは無理があるので人間に委ねたほうが懸命だとしたのがデジタルイメージプロである。そのかわり選択と修正とがやりやすいように工夫されている。
一種の発想の転換であり、切抜きが苦もなく出来るようになった。

最メジャーなグラフィックソフトであるフォトショップは操作上かなり違和感がある。
しかし、このソフトでさすがと感心するのはフィルタある。スポット照明の効果はこのソフトのフィルタ機能を利用したものである。
グラフィックソフトには大抵フィルタ機能がついているが、内容的にフォトショップが断然優れていて利用価値が高い。
またPDFファイルを読み込めるのもフォトショップのいいところである。

このデジタルイメージプロ、そして、パブリーシャーはマイクロソフトとしては珍しい超マイナーなソフトである。しかし、自分のような一般人にとって、この二つはもっとも優れたソフトである。

2004.3.27




牛 = 豚 < ■■■
並盛320円、大盛420円。
吉野家の「豚丼」である。
「ぶた丼」なのか「とん丼」なのか、気になっていたが、店内メニューを見て、自信を持って「ぶた」丼と注文した。
250円の特別セールが終わっても店は以前の賑わいを取り戻していた。

「豚のバラ肉を使用し、豚丼用に開発した醤油ベースのタレで煮込み、玉ねぎとごぼうのスライスを加えて味を整えた」と吉野家のホームページにある。牛と豚の違いはあるものの、どこが牛丼と違うのか分からないくらい牛丼そのものである。

牛の平均寿命がちょっぴり延びて、おかげで豚にとっては気の毒なことになったようである。

吉野家の牛丼はたまに食べると、とてもおいしい。
他の店の牛丼はといえば、ずっといい肉を使っているにもかかわらず、また食べたいとは思わない。吉野家は牛にしろ、豚にしろ、薄切りバラ肉を使うというのがミソのようである。そのせいで味がよく染み込むのだ。
吉野家の牛(豚)丼がおいしいのは、しゃぶしゃぶをイメージさせる味なのに対して、他はあまり好きでないすき焼き風なのと関係するような気がする。
豚丼並盛は670kcalだそうだ。まあ、標準的なカロリーである。

さて、牛肉が輸入禁止になり、牛丼危うしの騒ぎが始まったころのことである。
出先で、電車に乗り遅れたりして、家に帰り着くのは9時を過ぎてしまいそうだった。
夕食は電車の中ですませることにした。
このごろでは以前は大嫌いだった幕の内駅弁というのが好きになってきた。いろいろなものが入っていて、何を考えてこんな組み合わせにしたのかを考えながら食べるのも楽しいものである。
しかし、この沿線の駅弁がやたら塩辛かったのを思い出した。20分ほどあったので電車に乗る前に街の弁当屋で買っていくことにした。弁当屋は駅を出てすぐだった。

入り口の引き戸に、べたべたと見本写真が貼ってあった。
ほとんど迷わず注文した。
■■■、すなわち、「タコ飯」である。
これはタコの炊き込み御飯に、さらにタコをのせたものである。
うまい!
この時、はたと思い立った。
「牛丼」の後釜は「タコ飯」だ!

普通はゆでダコに醤油をつけて食べているだが、タコというのは、どう料理してもおいしいものである。ただし、タコ飯というのは上手く料理しないと変なニオイがするようだ。
タコのほとんどはアフリカ沖あたり捕まり、すぐ茹でダコにされ冷凍して運ばれてくる。
養殖は、まだ試みの段階のようで、狂タコ病という心配もない。

しかしである、牛を豚に置き換えて、60円値上げする方がよほど賢いというのが結論のようである。
このほうが客層は変わらないし、牛が復活すれば、若干値上げして元に戻せばいいだけの話である。

牛丼であれ、豚丼であれ、ご飯がおいしいのがいい。
高級な店で、ご飯は吉野家の方がよほどおいしいと感じることが多い。
客の回転がいいので、いつも炊きたてだからかもしれない。
いずれにせよ、がんばれタコ飯チェーンにはならなかった豚丼チェーン!

2004.3.20




街の文化センター
記憶では3月10日発売だったような気がした。
会社の帰りに駅の本屋をのぞいてみたが見当たらない。
すぐそばにもう一軒あるので、そちらに行ってみたが、やはりなかった。
記憶違いか?特別に意識したわけではなかったが、でも、間違いなさそうに思えた。
そこで、途中下車して神奈川県では老舗のY堂に寄ってみることにした。
ここは書籍が3フロアの大型店である。1Fで目当ての本をすぐに見つけることができた。

買ったのは季刊Audio Basicなのだが、これは自分の通常行動範囲にある本屋では見かけることがなかった。たまたま、別の駅にあるY堂で見かけて、ああ、まだあったのか、懐かしいなと買ってみた。
次号と買おうとして寄り道をしてやっと買えたわけである。
このY堂が大型チェーン店であるの対して私が立ち寄る書店はすべて中規模店である。

Y堂は一種の街の文化センターである。
ここでは何時売れる分からない大量の本を棚に並べている。商売としては大変効率が悪いわけだが、ここに行けば大抵の本を手に入れることができる。
売り場面積が1/5でも、雑誌、マンが、売れ筋単行本だけを扱えば同じくらいの売上がいくだろうし、実際にそんな書店もある。
何を棚に置くか?売れたら補充するか?
結構大変で、単に商売気だけでは続けられないはずである。
分からないことがあると、こういう本屋に出かけて立ち読みで済ませる人もいるわけで(私ではありません。念のため)一種の文化センター的な意味合いもあるといえる。

これに対して少中規模店の流通の仕組みはこういうことのようである。

問屋(取次ぎ)が実績を踏まえて、売れそう本を適当な部数だけ持ってくる。
本屋がこれを並べて売る。
補充はほとんどしない、売れ残れば返本する。

コンビニなら買い取りなので経営者が季節、天候などなどを考えた上で何をいくつ仕入れるか決めている・
書籍は返本できるので問屋が面倒をみてくれているわけである。
おびただしい新刊や雑誌が出てくるが、扱えるのは限られているから、こうなってしまうのも止むを得ないのかもしれない。

ある店に、ある雑誌が10冊配本されるとする。買う人がいるうちはいいが、例えば3ヶ月売れ残り返本繰り返せば自動的に配本数が減らされる。
10冊が段々減って、5冊になり、3冊、1冊となり、ついには雑誌自体が廃刊に追い込まれるというのが最悪のパターンである。

多分このようなわけでY堂以外では先の本がなかったのだろう。
問屋に、あなたのところでは、これがこのくらい売れるはずですと配本され、それを並べているだけでは、客は徐々に減ってしまうはずである。

大ターミナル駅ビルの書店が最近新装開店した。
垢抜けた感じになり、本がさがしやすくなった。
ここも大規模店だがマンガ本売り場が勢力を増し、その分専門書は減ったようだ。
商売を考えれば、こうなのだろう。

自宅そばのパワーセンターにあった中規模書店は閉店である。
週末にはいつも行っていた。
以前にお煎餅屋がなくなった。
理由はディスカウント店が集まっているここには合わないから追い出されたと聞いた。

書店の後がどうなるのかが気になるところである。

2004.3.13




効率80%のATX電源
話は多少難しくなるが、前回の続きを少々。

デスクトップパソコン用電源であるATX電源の効率は次のように定められている。
(ATX12V Power Supply Design Guide Version1.3 -- April, 2003)

  全負荷時  最低で70%
  代表的負荷時  最低で60%
  軽負荷時  最低で50%

前バージョン1.2とは次のような違いがある。

*全負荷時の最低効率が68%から70%に引き上げられた
*代表的負荷時と軽負荷時が追加された。

負荷を具体的にいえば
重い負荷 3Dグラフィックを多用したゲーム、ビデオ編集
軽負荷 インターネット、ワープロなどほとんど
となる。

 インテルは
全負荷  70%を80%へ
軽(代表)負荷 50%を60%へ
にもっていこうとしている。

効率50%というのは消費電力の半分は無駄な熱になり、本来の仕事には役立っていないことになる。
 例えば、2.4GHz CPUのパソコンが軽負荷(代表的)時 消費電力100Wで動いているとすると50Wが無駄な電力ということになる。
仮に5億台のパソコンが動いているとすれば50(W)×5億で2,500万kWである。
世界最大の原子力発電所である柏崎刈羽原子力発電所の発電量821.2万kWの3台分となる。
効率を10%上げれば3台のうちの1台は動かさなくてもすむ。
こう考えると効率を上げのが、いかに大事かがわかる。

全負荷時、または、軽負荷時の効率を10%上げるのはイコールではないが、電源設計の考え方としては同じような手法を取り入れることになる。
単売されているATX電源で効率は完全に無視されているが、高効率は即、音が静かなことに直結することは知られていない。
例えば先の、パソコン本来の消費電力が50Wとすれば電源の消費電力は
効率50%  (50/0.5)-50=50(W
効率60%  (50/0.6)-50=33(W)
と17Wの差があり、効率が高ければ冷却用ファンの風量を落とせるのである。
ファン騒音は周りが静かなほど耳障りになる。デジタル家電などでも消費電力を抑えることで、筐体が小さくでき、また、音が静かになるので意味がある。

 今後デスクトップパソコンの電源は効率10%アップで動いていくわけだが、すでに効率80%をうたう製品がある。Sea sonic社のSS-AGXシリーズである。
今後この回路、そして、使われている部品が標準となっていくように思われる。

効率を上げるために取り入れられているのは

*出力のハーフブリッジ回路をフォワードコンバータ回路に
*スイッチングトランジスタをバイポーラからMOSFETへ
 (これにともないスイッチング周波数が32kHzから100kHzに)

である。

電源を買って中身をのぞいてみると、この電源は納得のいく設計と、作りこみがされているように感じられる。(写真はSS-350AGX 税別8,480円で購入)
ATX電源は、大量生産の標準品である。もともと価格が安いうえに、さらに何分の1になった。なかにはほとんど「軽負荷」でしか、まともに動かないものもあるようだ。
中をみて、まず目がいくのはインレットフィルタである。TDKの金属ケースに入ったものが以前はSeven TeamやDelta製で使われていた。今ではサーバー用に使われるくらいである。では、どうなったかといえば

*どうせ基板上に似たようなフィルタがあるからとつけない
*インレットにLCを直付けする
*別基板にする

なのだが、別基板にするにしても部品リード線や配線が長いのは原理的にまずい。
その点で、Sea Sonic製はいい線をいっている。

さらに、このSS-AGXシリーズはPFC回路がオプションでないのもいい。
ATX電源の記事で取り上げられた21機種のうちPFC回路つきは11機種だった。
ATX電源のような大電力電源を組み込んむ機器は高調波規制の対象なはずである。
PFC回路のない電源は規制を満足できない。
機器は規制の対象だが、組み込む電源はおかまいなしということなのか。
どうもよく分からないところである。

インテルがATX電源規格を改定し、CFX電源規格を新規に制定した時期と、この電源が出てきた時期はだいたい同じである。

この関係の話はこれで終わりにしたい。

2004.3.6




FPD(薄型)テレビを自作!?

インテルがデスクトップパソコン用の新しいCPUを出した。
名前はペンティアム4で変わらないがプレスコットと呼ばれている。12インチウェハー90nミクロンプロセスという最先端プロセスで作られている。
3.4GHzまで発表されたものの、これは出回ってはいない。
2万円くらいで売られている最下位の2.8GHzがよく売れているようで、4GHzでも動いたという話もある。多分、そんなこともあるだろう。もともと、そのあたりを目指した設計だからだ。しかし、4GHzで動かした時のCPU損失はたぶん150Wくらいのはずで洒落にもならない。
昨年から発売が延びに延びた理由は、0.13μmから90nmプロセスに移行しても期待したほど消費電力が下がらなかったためといわれている。

この新しいCPUをパソコン自作関係雑誌が取り上げている。
内容はベンチマークテストで、こんなに速くなったとか、このマザーボードだったら動くとか、相変わらず代わり映えしない内容である。
これらの記事からは、インテルは巨額の投資をして作ってしまい、安くしておくから欲しい人がいたら買ってくださいという内容のCPUであることが伝わってこない。
お寒い限りだが、そんな中でPCfan 3/1号がしっかりした記事を出している。
3.2GHzプレスコットは従来品と較べ、パソコン全体でアイドル時には51W、負荷時では62Wもの損失増となっている。この60Wという増分は2.4GHz CPU1個分である。
この記事はインテルが半年もプレスコットを何故出せなかったかを如実に物語っている。

エネルギー効率というのは重要である。
自動車を考えてみると1960年代のアメリカ車は全長6m、エンジンは6,000ccでリッター3kmしか走らないのが当たり前だった。しかし、今では目に付くのはカローラクラスである。
いくら燃費が悪くて良いという時代はとうに終わっている。
F1やカートのようなレースでも燃費が悪くては勝てないのである。
パソコンでも(性能)÷(諸費電力)で語られるべきで、100WのCPUなど、とんでもないものである。

インテルのビジネスモデルは最新最高技術のCPUを継続して市場投入して成り立ってきた。CPUの性能は人間の能力に較べれば、まだまだ大差がある。10GHzとかが当面の目標だが、半導体技術そのものは勿論だが、電力損失増も壁になっているのである。

現在のデスクトップパソコンは1995年から始まったATXとよばれる形態が基本である。
インテルは、今年から来年にかけてBTXという形態に移行させはじめようとしている。
ATXはCPU消費電力が10Wとか20W時代のものである。100W時代には熱処理の面で難しさが目立つようになってきた。そこでPCIエクスプレスの導入にあわせて一新しようとするのがBTX規格である。
これにもエネルギー効率が顔を出している。
電源の最低効率は現在70%だが、推奨という形ではあるが、80%という数字がBTX用電源のCFX12Vで規定されている。全世界で動くパソコンが何億台なのを考えれば、これは将来絶大な省エネに結びつく。
PC USERSという雑誌にはBTXの先行きをあいまいな書き方をしていた。これは認識不足で、すでに規定の路線上を動き出しているのである。
この他にもインテルが省エネに目を向け始めている。
現行のATX電源でも軽負荷時効率を上げるように動いている。

さて、インテルは、これまでやってきたような段階的にCPUの性能を上げる路線が踊り場を向かえたことを十分認識いる。近々CPUパッケージを変更、さらに、これまでの32ビットから64ビットに軸足を移そうとしている。
64ビットであれば諸費電力はさらに増えても、少なくとも(性能)÷(諸費電力)の関係は改善されることになる。

CPUビジネスが頭打ちになってきたのでインテルが考えたことは、当面ワイヤレスLANとかアプリケーションに力を入れること、90nmプロセスをSRAMにも振り向けること、そして、デジタル家電 -- テレビへの進出である。プロジェクションテレビ用中核画像素子を組み込んだ試作品がすでに姿を見せている。50インチテレビを2,000ドル以下で実現するのが目標とされている。
家庭内デジタルテレビというのは、キーボードがないだけでパソコンそのものといえる。

インテルが、このように半導体液晶パネルを出すとすれば、これを使って薄型テレビを自作するという展開もあり得る。
前のより、画質がよくなりましたとか、解像度が上がりましたとかインテルがいえば、これを買って入れ替えて楽しむわけである。
CPUビジネスでインテルが、どんなお膳立てをしてパソコンメーカや一部アマチュアを取り込んできたかをみれば、これはあり得ないことではない。
テレビ自作誌というのも出てくるはずだ。
TVXフォームファクターテレビ筐体、TVX電源、拡張規格・・・。

頭をしっかり使える人のやることは止め処がないのである。

2004.2.28




お祭りマンボとJOLLY ROGERS

美空ひばりのヒット曲にお祭りマンボというのがある。
ソーラ、ソラソラ、お祭りだぁー、というやつである。
テンポがよくて、歌が上手くて、そして、歌詞がいい。

おじさんと、おばさんが出てくる。
隣に住んでいるのがおじさんで、そのまた隣がおばさんである。
2人ともお祭りが大好きで、お祭りともなれば朝から晩まで、おじさんは御みこし担いでワッショイ、ワッショイ、そして、おばさんはお神楽見物でピーヒャラ、ピーヒャラである。
おじさんに「近くが火事で半鐘が鳴っている」といっても、おばさんに「空き巣が狙っている」と言っても2人ともお祭りに夢中で耳を貸さない。

お祭りが終わって日が暮れると、おじさんは火事で焼け出され、おばさんはへそくりを盗られてしまう。2人は切なくて、ため息をつくばかりである。

最後の歌詞が振るっていて
「いくら泣いても、後の祭りよー」
なのだ。

考えてみると、ちょっとおかしなことに気づく。
おじさんの家は丸焼けなのに、すぐ隣のおばさんの家は何でもないようなのだ。

おじさんと、おばさんはため息をついているのは何処なのか?
おばさんは自分の家だろうが、おじさんは夜なのに焼け跡でしょんぼりしているのだろうか?
だとすると、2人を見ている「私」はどこから?

もしかすると、おばさんも焼け出されたのではないか?

そもそも、おばさんは、やもめなのだろうか?
やもめでないとすれば、お祭りにあまりにも現を抜かしているので、家族が別のところに隠してしまったのではないのか・・・。

まあ、あまり深く考えないようにしよう。
多分、おばさんの家は延焼を免れたものの火事のドサクサで、へそくりを盗られたのであろう。

いずれにしても、こう鮮やかなオチのついた歌というのも珍しい。


JOLLY ROGERS(ジョリーラジャー)というのはア・カペラ(無伴奏)で歌うアマチュア男性コーラスグループである。

JOLLY ROGERS SINGING IN 2003 AUTUMN CONCERTというCDが手許にある。
JR2003 定価1,500円でJASRACのシールが貼られている。
ジャケットのデザインだが、光るところがあるものの、ちょっと手を入れれば文句ないものになりそうな感じである。

あまり期待しないで、かけてみてびっくりした。
1曲目の椰子の実が聞こえてきた瞬間にすっかり引き込まれた。
めぐろパーシモン 大ホールがいっぱいになるのもうなずける。
18人の中には、なかなかの役者もいるようで舞台運びも楽しそうである。

収録された全20曲の中にも、お祭りマンボがある。
美空ひばりのシャキリした痛快な歌い方は国宝級だが、JOLLY ROGERSのようにきれいなハーモニーで聞かせるのも、またいいものである。

今年の9月23日同じ場所でコンサートがあるようだ。

JOLLY ROGERSの紹介
http://w2.alpha-web.ne.jp/~s-shishi/sub1.htm

2004.2.21




財布は空っぽ
CDプレヤーの表示を消せば音は良くなると書いた。
これとは別に会話の中でも同じようなことを言った。
考えてみると以前使っていたCDプレヤーでは確かにそうだったが、買い換えてからはどうかといえば、ちょっとやってみたがよく分からないのである。そこで再確認してみた。

方法は自室の電気機器をすべてオフにしたうえで、差が出やすい部分の5秒間くらいを繰り返して再生しながらリモコンでディスプレイをオン・オフする。(明るさは3段階に変わるのでオフを含めると計4種)。もちろんディスプレイが点いているかは見ないようにしたブラインドテストである。
2度やって2度ともオフを当てられたので、まあ、結論は同じようだ。

特定のCDの一部分での話なので「ディスプレイを消せば音が良くなることもある」といった方がいいのかも知れない。

その時に使ったCDは
わが人生は愛と喜び/ウィーン・ビ−ダーマイヤー・アンサンブル
DENON COCO-7052
で1990年の録音である。演奏・録音ともに気に入っているCDである。

さて、たまたまレコード屋というかCD屋というか、入ったらこんなに買ってしまった。
1枚1,000円、2枚組は1,500円だった。
右側の2枚はどんなものかわからないが残りは、興味はあったが買わないままで忘れてしまったものである。年代的にはCDプレヤーディスプレイの比較試聴に使ったCDと同じで、録音よし、演奏よしで安心して聞けるものである。

一時期かの有名なチェーン店Bで中古CDをよく買った。おかげで、CDは山積みになり、こんなの、あったっけ?ということがよくあった。
しかし、もう大分行っていないし、今後も多分足を踏み入れることはないだろう。
あれは文化の破壊なのだ。

買ってきたCDは最新録音ではない。
新譜は3,000円とかで売られた。
安い値段ながら復活したわけで、それだけ価値があると考えるべきか。
当時のCDは大多数が忘れ去られてしまったのだから。
COCO-7052もタイトルを変えて、1,000円で再発売されているようである。

いいものが安いのはまことに結構。
予定外の買い物で家に帰り着いたら財布には220円しか残らなかった。
帰りの電車賃を気にしたり、財布の中身と相談したりしながら買い物をしたのは久しぶりだった。

2004.2.14




ハレルヤコーラス

2月7日、昨日綾瀬シティコーラスのコンサートを聞きに行った。
このポスターを作ったのは、何を隠そう、私である。

小曲、モーツァルトのレクイエム、賛助出演による小曲、そして、ヘンデルのメサイアと2時間15分にわたるコンサートだった。

会場に入ったのが開演20分くらい前だった。あまり後ろとか、端はいやだと歩いていったら席は前から数列目につくことになった。
こんなに前なら、むしろ最後部の方が良かったような気もした。

最近はCDをよく聞いている。コーラスをいい音で鳴らすのは難しいものである。
コンサートが始まってからモーツァルトのレクイエムまでは録音の悪いレコードとかCDを聞いているようだった。
再生音でいえば混変調歪が大きいような感じである。

指揮者、演奏者、客席前方と後方、そして、ステージ後方、それぞれの位置での聞こえ方の差を録音したCDがあった。客席にくらべると指揮者、演奏者は極端に響きの薄い、相当に悪い音を聞いているようだ。
このなかでいえば演奏者の位置で聞いているような感じだろうか。

賛助出演のコールシャロンが出てきて、きれいなハーモニーに聞こえてきた時には、ほっとした。
聞いている場所のせいではなかったようだ。

最後のメサイアが始まってはじめて安心できた。
各パートの意味合いのようなものもはっきり分かるような気がした。
土井先生の解説をはさみながら演奏を進めていくのも、なるほどそういうことかと演奏を楽しめた。
お話の中でアーメンコーラスは難曲といわれていたが、確かにそのようである。

コンサートは無料で休憩時間には飲み物をだし、抽選まであった。
打ち上げまで入れれば出演者には相当な負担である。
それでもハレルヤを歌いたい人たちがたくさんいるのだ。

これはうらやましいことである。

2004.2.8




ノイズ源をさがせ!

われわれの周りにある電子機器は盛大にノイズを発生している。パソコン、テレビ、ファンヒータ、エアコン、冷蔵庫・・・。
パチッとかプツッとか、たまに気になることもあるにはある。しかし、普通に生活していて特別に具合が悪いことがあるわけではないのでノイズのことを意識することはまずない。
違法な高出力CB無線が相手となると話は別だが、法規制を守り、適正に設計された電子機器はノイズのせいでおかしくなってしまうようなことはないのである。

現代の電子機器の多くは自分自身でもノイズを出しながら動いている。このような間近なノイズに負けないように、また、周りから押し寄せるいろいろなノイズにも影響されないように作られている。

このへんのところは現代を生きる文明人にも相通ずるところがあるようにも思われる。

さて、このような状況ではあるがノイズの影響を顕著に受けるのがオーディオである。
10万円くらいするCDプレヤーでは表示を消すことができる。これは目には見えないが表示はオンオフを繰り返していて、CDから読み出している信号が小さいことと相まって、音に影響するからである。
どう影響するかといえば、言葉で表現するのは難しいが要は音が悪くなるのである。

表示は消してしまえばいいのだが他にも影響するノイズ源があるのではないかと自室で調べてみた。
使ったのは電池で動くAMラジオである。
530kHzとか同調を外しておいて部屋を歩き回るわけである。
ノイズ源に近づくと、ピー、ガーと音がするのですぐに分かる。
パソコンは別格なので、これははじめから除外した。

結果は予想外のものだった。
インバータ蛍光灯は雑音を出すが、それほど大きくはない。

ノイズ発生No.1はマイナスイオンを発生する空気清浄機である。
上部の高圧放電部からのプツプツ音はラジオを使うまでもなく直接聞こえるのだが強烈な雑音が下部から出ている。これはスタンバイ状態でも止まらない。
正体はちょうどストロボと同じような昇圧回路である。放電電圧として何kVが必要なので、この電圧を作り出しているのである。
電圧が上がりきるまでには時間がかかるのでスタンバイ状態でも動きっぱなしにさせているようだ。

もうひとつ大きな雑音を出しているのはマッサージチェアだった。肘掛の後ろあたりに内蔵された電源のノイズ対策が今一のようである。医療器専門メーカーの製品だからこのあたりは得意でないのかも知れない。

空気清浄機の電源はスイッチつきテーブルタップを追加した。音楽を聞く時はこのスイッチで完全にオフすることにした。
マッサージチェアも使うとき以外は電源スイッチをオフにする。

ファンヒータのデジタル表示もノイズを出している。さらに強運転では燃焼部からも相当なノイズが出ている。

かくして、空気清浄機もファンヒータも換気扇も余分な照明も音楽を聞くときにはすべてオフすることと相成った。

ノイズとの戦いは省エネにもつながるようである。
また、いろいろとやってみるとなかなか興味深いものがある。

2004.2.1




希望の朝

家を出る標準時間は午前5時50分である。
TT、つまり、遠い、年寄りほど会社に来るのが早いそうで、その典型といえる。
8時始まりなので、1時間近く遅くてもいいのだが、電車が空いていて悠々座っていけるので、こんなことになってしまった。
この時間に出て一番つらい時期は年明けからの1ヶ月くらいである。真っ暗だし、寒いこと。
家を出たとたんに向かい風に吹かれるような日は本当に嫌である。

さて、この時期になると日は延び、日の出も徐々に早くなり始めた。
東京の日の出は最も遅くて6時51分である。これが1月24日現在では6時46分と5分早まっている。
日の入りは生活時間中なので大体分かっているが、日の出は今の時期をのぞいては認識がないので調べてみた。

日付

日の出

日の入り

昼の時間

日の出の差

1210

6:39

16:28

9:49

 

1220

6:46

16:31

9:45

+0:07

1230

6:50

16:36

9:46

+0:04

110

6:51

16:46

9:55

+0:01

120

6:49

16:55

10:06

-0:02

130

6:43

17:06

10:23

-0:06

210

6:34

17:17

10:43

-0:09

220

6:23

17:27

11:04

-0:11

310

6:00

17:44

11:44

-0:23

320

5:46

17:52

12:06

-0:14

330

5:32

18:00

12:28

-0:14

410

5:16

18:09

12:53

-0:16

420

5:03

18:18

13:15

-0:13

430

4:51

18:26

13:35

-0:12

510

4:41

18:34

13:53

-0:10

520

4:33

18:42

14:09

-0:08

530

4:28

18:50

14:22

-0:05

610

4:25

18:56

14:31

-0:03

620

4:25

19:00

14:35

0:00

630

4:28

19:01

14:33

+0:03


年によって少しは違いがあるが東京については大体こんなものである。

日の出が早まり始めるのは1月15日くらいで、これ以前の2週間では日の出時刻はほとんど変わらない。一方、この時点で日没はすでに毎日1分以上延びている。

日の出が日に1分早まるのは2週間遅れの2月はじめである。
天気がいい日なら日の出の30分くらい前に明るくなり始めるので、家を出る5時50分に希望の光を背に受けて駅に向かえるのは2月20日過ぎということになる。
3月になれば日に2分も早まるので、もはや生活圏外となる。

本来に人間の活動時間は日の出から日没までである。
文明が夜をなくし、われわれは摂理に反した生活を送っているともいえる。
24時間営業のコンビニの登場でこの傾向は加速され、最近では本屋まで深夜営業である。
日の出とともに仕事につき、日が暮れれば終わり。そして、晴なら働き、雨ならお休みといきたいところである。
4月1日から8月31日にサマータイムを導入して時間を前に1時間ずらせば、少しだけ本来の姿に戻れるのかもしれない。
しかし、活動時間が増えるので省エネには結びつかないような気がする。
朝起きたら照明を点けてエアコンのスイッチを入れたりするからである。

サマータイムを省エネの観点で意味がないという考え方は間違っている。
これは、お金ではなく気分の問題であり、つまり、経済ではなく文化の話なのである。
1年を、春秋、夏、冬の3つに分けて、サマータイムだけではなくウィタータイムというのもある方が自然なのである。

私はサマータイム大賛成人間である。
何かが変わるかもしれないし、また、変わってもらいたいと考えるからである。

2004.1.25




マウスいろいろ

キーボードは980円だがマウスは7,000円もする最も高いものを使っている。

マウスが登場したのは1983年のようだが一般に広まったのはウィンドウズ95以降である。
使い始めて10年にならないが、ずいぶんたくさんのマウスを買ったような気がする。
最初はボールが内部で回転してボタンは2つだった。
ボールの回転を検出するためのローラーにゴミが絡み付くので、しょっちゅう掃除をしていた。
安いマウスは直にスイッチが壊れた。
光学式になってからは掃除から開放されたし、ホイールがつくようになるとインターネットで画面スクロールするのが便利になった。
そのうちにボタンの数が増えて、何だろうと押してみたら、インターネットで前の画面に戻れたり、逆に進めることもできることに気がついた。
かくして、光学式で、ホイールがついていて、ボタンも4つ位ついているのが便利だとの結論に達した。
ここまで買ったマウスは安い方は480円で、高くてもせいぜい1,500円くらいまでだった。
買った当初は調子がいいのだが、しばらくすると何かと調子が悪かったりボタンが壊れたりで長持ちしなかった。
お断りしておきたいのは別にゲームを熱心にやったわけでもないし、扱いが特に乱暴というわけではないはずである。
さらに子供用に買った私としては高価なやつが具合悪いというので自分でも使ってみた。
なるほどマウスを動かす時にボタンを度々間違って押してしまうことがあった。
これは困ったもので、いらいらしてしまい使い物にならない。

一念発起して買ったのが4,000円もするロジクールMX310である。
これはとてもよかった。手とテーブルに吸い付くような感じでスイッチも押しやすかった。
とにかく快調でマウスによってこんなに違いがあるものかと感心した。

過去形で書いたのは、じゃまなコードがなかったらどんなにいいだろう、そして、画面の横スクロールができたらどんなに便利だろうと、最新のマイクロソフトのワイヤレス・インテリマウス・エクスプローラを買うことになった。今大々的宣伝しているやつである。

使ってみてどうかといえば微妙なところである。
いいところはホイールの回し心地が今までになく滑らかなところ、そして、多分、コードがなくなったことである。コードがなくってみると、ないのが当たり前になってしまい、それほどありがたくはないので多分である。
どうかなと思うのはかっこうである。手の大きい人ならきっといいのだろうが自分にはしっくりこないのである。ネズミではなくカメか何かを押さえつけている感じである。
肝心の横スクロールは便利といえば便利、しかし、スムーズさに欠け、ガクガクと大きく移動するのは興ざめである。

ロジクール(ロジテック)とマイクロソフトとはマウスに関して20年来のライバルである。前者は全世界で半分くらいのシェアを持っているマウスの巨人である。
買ったものの比較では、コードがあってもMX310の方が良かったような気がしている。

安いマウスを開けてみると昔懐かしい小数の部品が安そうな基板に載っている。
ワイヤレスマウスとなると、これらはハイテクぎっしりである。
しかしそれ以前に使い心地についても意外とハイテクなのかもしれない。

いずれにいてもマウスについてはあまり安いのは止めておいた方がよさそうである。

2004.1.18




英語講座について
南方のアジアから問い合わせがあった。
すごい英語で書かれていたが、とりあえず英語で回答した。
大チョンボをしてしまい、大慌てで書き直し、連絡をとってやれやれと一息ついたところに電話がかかってきた。英語での回答は現地の人には分かるだろうが、自分はよく分からないので電話をしてきたとのことだった。この日本人が現地人に問い合わせをさせたようだ。
遠い彼の国から電話がかかってきたのに驚き、そして、せっかく英語で回答したのにとおかしくなってしまった。
この答えを書くのに、最近始めた英語講座が早速役立った。2乗と平方根が何といったか不安だったので確かめるのに使ったのだった。
パソコン上で見られるのは都合がいいのである。

なぜ英語講座をはじめたのか?
これを読んでくださっているあなただけに、こっそりお教えしよう。
表向きの発言とは異なるので、他言は無用である。
一言でいえば、どこからでも何時でも見られて便利だからである。

裏話を少々すると、電子辞書IDF4000
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Eng/1.htm#3
は盗まれてしまったために買いなおしたものである。しかし、この後に出たIDF4100か4600は英英辞典も内蔵されていて、そちらにすればよかったと残念である。字が大きくて見やすいのはIDF4000だけだと勘違いしていたが、この文章を書くために念のために調べ直したら4100も4600はより便利になっていて、大きい字の表示と、小さい字でたくさんの情報が見られるように切り換えられることが分かった。

実体験にもとづく部分もあって
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Eng/1.htm#6
にでてくる
Would you call me a taxi?
は最初にアメリカに行ったときには、これがなかなか言えなくて困ったものである。
Do you have wine?
も、へー、そんな言い方をするのかと感心したものだった。

数の表わし方
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Eng/1.htm#8
は、何度となく、もたつくことがあったので、そのうち、そのうちと思いつつ、ずっとほったらかしにしてきたのをまとめたものである。

電話をかける、
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Eng/1.htm#9
受ける、
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Eng/1.htm#10
これはいやだった。
前は外国から電話が、時々かかってきた。時差の関係で大体時間が決まっていたので、そのころに外線がなるとぎくっとしたものだった。
それにも増していやだったのは電話をかけることだった。清水の舞台から飛び降りるどころではなかった。
電話の受け答えは、どんないい方をしたらいいのかは覚えておけば役にたつだろう。

英語でプレゼンテーション
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Eng/1.htm#11
はよくもまあ、こんなものが図々しく書いたものである。
何回かはやってはいるのだが、実は日系企業、または、代理店ばかりで、書いてあるのとは裏腹に大きなことはいえないのである。
英語講座をはじめたのは、元を辿ればこのプレゼンテーションにある。

人前で初めて英語の話をしたのは2年ほど前で、これは日本でのことだった。
相手は香港の代理店の人たちである。
ひどい話なのだが、始まってみると通訳する人に用ができたので英語でやっていてくださいというのである。
大いに困ったが、いいや、やったことがないから、どうなるかやってみるかという気持ちになった。
話し始めると、これが結構いけるもので1時間半くらいしゃべってしまった。
通訳するはずだった人が途中から戻って来たが、気にしないでそのまま続けてしまった。
この時に本当にうれしいことがあった。
この英語の上手な女性がきれいな発音ですねと言ってくれたことである。
なにせ日本の教育では、ずっと発音が悪い、悪いといい続けられてきたのだ。
秋のことだったが、その年いっぱい、この言葉のおかげでとても幸せだった。

英語で話したのは、理科系で限定された話題に限られている。
この手の話題は、英語がよくできる人でもうまく訳せないのである。つまり、分かっていないことを英語にしようとしてもできないのである。
結局、下手であっても自分で説明しないと相手には伝わらないということになる。

さて、2度目は1年前でシンガポールでのことだった。
出てくる相手は4、5人だろうという話だった。
こういった場合は大概2、3人しか出てこないのが普通である。それ位なら、資料をいっしょに見ながら何とかなると楽観していた。
ところがである、いざ部屋に入ってみたら、ずらっと10何人もいたのだ。
これを見た時はイヤーな気がして足が前に進まなくなった。
もうそのまま帰ってしまいたかった。

外見にはどうだったかは分からないが、内心穏やかではなく、とにかく何とか格好だけはつけた。
終わってみると不思議なことに意外にも不評というわけではなかった。

1時間とか1時間半とか、何もよく見ないで話せますねといわれる。
いやー、何かを読んでいたら相手は面白くないでしょうー、それに、決まりきった話ばっかりしていたら進歩がないでしょー、などと答えている。
本当は違うのである。
あらかじめ原稿を書いたりするのは面倒なのである。
一応予習はするにはするが、どこかで、何とかなるだろうという気持ちがあるのだ。
こういった場合には何やかやとあるわけで結局のところぶっつけ本番になってしまうのである。

もちろん一世一代の話をするともなれば、きっちり原稿を書いて、それを口に出して読む練習をしておいた方がいいのは間違いないところである。

このときは、さすがにまずい、少しはまじめにやらねばと帰国してから買ったのが載せてある英語プレゼン用の参考書なのだ。

話は長くなったが、なぜ英語講座をはじめたか?
それは、昨年秋のように何箇所かをハードスケージュールで移動していたら、途中でプレゼンテーション用メモがどこかに紛れ込んでしまい見つからなくなってしまったのだ。
それで困ったというわけでもなかったが、でもやはり見たいと思った。
そんなこんなで、はたと思いついたのだった。
インターネットで見られるようにしておけば、なくなることはない、さがす手間もない、どこででも何時でも見られるではないかと。
われながらグッドアイデアである。

このようにわけで、まずは自分で役立つ内容となっている。

しかし内容はある意味でマニアックともいえる。何だこんなものと感ずる方もいらっしゃるかもしれない。そこで一般的な英会話の参考書を紹介しておきたい。

英会話Make it! 基本表現集
同 場面後略編
山口俊治、T.ミントン著
語学春秋社
各1800円

もうひとつ、私が時々聞いているのはNHK第2放送で日曜11AMから1時間半やっているビジネス英会話である。

今は、連絡はEメールが主である。
英語はおかしくて相手が必要な情報を早く間違いなく伝えるのことが大事である。
英語については相手も同程度、ないし、もっと下手というのも珍しくはないのだ。

どんなに下手でも、発音が悪くても、相手が理解しようとして、かつ、分かるように話してくれれば通じるものである。
でも、そんな状態に安住しすぎるのは、あまりかっこうのいいものではない。

英語講座に

2004.1.11




スーパーオーディオ(SA)CD
CDプレヤーがDENON DCD-S10からマランツSA8400に替わった。
これまでは、DCD-S10 (‘96購入)は単にトランスポートとして利用してMDデッキ ケンウッドDM-9090 (‘98購入)のD/Aコンバータを通してCDを聞いていた。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Thinking/Audio/Audio.htm

DCD-S10の評価は高かったのに、なぜこのようなことになったかといえば2年間の技術の進歩が大きかったためと考えられる。アンプやスピーカは10年前と較べてさして変わってはいないのとは大違いである。
さらに5年経たSA8400の音は期待通りだった。直ぐ分かるのは高音の出方である。今までは聞こえなかった音が聞こえてくる。

SA8400はCDだけでなくSACDも再生できる。普通のCDの再生できる周波数上限が20kHzなのに対してSACDでは100kHzといわれている。SACDとCDのハイブリッド版で聞き比べてみると、SACDの方が音が柔らかいように感じるくらいで、それほど差はないようだ。

ついでながら秋葉原ラジオ会館4Fキムラ無線のショーウィンドをつぶさに観察してACフラグFurutec FI-1M(Cu)を今日買ってきた。これも効果ありだ。前の松下WF5018は何度となくヤスリをかけたのが気になっていたからだ。
そんなこんなで、今現在は過去最高の音がしている。

何でまたオーディオなのかといえばパソコンがつまらなくなってしまったこともあるが、マッサージチェアのせいである。これに座って落ち着いて聞けるようになったからではなく、ヨドバシのポイントである。3万円以上のポイントがついたのが災いしたのだ。

SACDが気になり買いあさる羽目になった。
SACDだが玉石混交というよりは古い録音を焼きなおした石が多いので要注意である。DSD録音というのが本物のSACDで、CDとしても音がいいようだ。

2004.1.4





マッサージ三昧
昨日、今日とマッサージ三昧である。部屋を大々的に片付けたせいか、はたまた、マッサージのし過ぎか疲れていて若干頭もボーッとしている。
楽しみにしていたマッサージチェアが昨日届いたのだ。

先月友人宅で試させてもらったのが運の尽きだった。
友人と同じフジ医療器AS-003を買ってしまったのだ。
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/oid2_630/3835244.html

なぜこれが良かったかといえばオットマン(足載せ)がエアバックで収縮して足をマッサージすること、さらに座面もエアで上がり下がりして、もみ球の動きと相まって、これは効きそうだと感じたわけである。

マッサージチェアを売っているのは大手電機メーカでは松下電工とサンヨー、そして、オムロンは安いところを狙って10万円クラスである。
調べてみると買うなら安いのはだめで、メーカとしては専門のフジ医療器かファミリーがいいというのが大勢の見方のようだ。カタログを見ると、まじめなのがフジ医療器、対して遊び心を取り入れているのがファミリーといった感じである。

自宅で肩・首コースはどんなものかと試みたところ、背中のつぼ、そして、肩こりは目からもくるので、このつぼである後頭部をしっかり捕らたマッサージをする。
その他はよく分からないが多分理にかなったマッサージをしているのだろう。
もみ球の動きが多彩で、よくこんなものを考えたものだと感心してしまう。

マッサージチェアはそんなにいつもマッサージをするわけではないので、単なる椅子として使い始めた。畳の上での生活から、椅子とテーブルの生活に転換中である。
ここでひとつ重大な発見があった。それは自分の姿勢が前屈みなことである。なぜわかったかといえば、この椅子は自ずといい姿勢で座ることになり、その状態では首が落ち着かないのである。これは電車や飛行機の椅子でもいえることなのだが、改めて自分の姿勢が悪いことを認識させられた。
どうも座り方、もしかして、寝方も、肩(首)こりの原因のように思える。

最近は街にクイックマッサージが増えたのでマッサージチェアの売れ行きが悪くなったという話しがある。しかし、下手に人間がマッサージするより、ちゃんとしたマッサージチェアの方が、ずっとましである。
マッサージチェア売り場に行ってみると、買いそうもない人たちが、ずらっと座っていたりする。
この人たちは実に賢いのだ。

2003.12.28



南北対決、クリスマス・イルミネーション

家の前には南北に300mほどの道が通っている。
元々は畑だったようだが、今では両脇に家が立ち並んでいる。
この南端と北端に、それぞれクリスマス・イルミネーションに彩られた家がある。
南端の家は何年も前からクリスマス近くになるとイルミネーションが輝き、道行く人が「ああ、きれいね」などと言っている。

他方、北端の家が参入したのは昨年からである。手前にサンタを置き、点滅するイルミネーションを運動会の万国旗のように奥向きに配したデザインは見事だった。
南端の方は決まった門扉、木などを利用するので毎年そうは代わり映えしないのである。

さて、北の今年はどんなものかと見に行けば、サンタは昨年と同じような場所にあるが、新たな趣向を凝らしていた。2階のベランダに別のサンタとお星さまが輝いている。
今年は奥行きではなく、空間を活かしたわけである。
なるほど。
しかし、昨年、これはすごいと感心したのに較べると、地上とベランダとが遊離していて、少し散漫な感じがする。

近くには街中が競って飾りつけをしているところがある。見物に訪れる人もいるようだ。
自宅の周りではこの2軒と、もう1本隣の道筋にも新規参入した家があった。
今年はまだ飾っていない。あの飾りつけには相当なエネルギーを要するのだ。

夜、家に帰るたびに、今日は門扉、次の日は左の木、そして、その翌日には右の木と、だんだんイルミネーションが増える。一段落すると、今度は明かりの灯った雪だるまが玄関脇に現れたない。

家の中は中で、色が微妙に変化する光ファイバーのツリー、もぞもぞいいながら手を動かすサンタ、裏からの照明で細工が浮き上がる貝の置物、あっちでも、こっちでも点滅するたくさんのランプ・・・。
あらためて見回すとサンタはこんなにいただろうか。これではアクセサリーショップの店内のようである。
毎年、毎年何や、かやと増え続けるようだ。
今年はもみの木が大きくなってしまい、部屋に入らなくなったのは、まことに幸いであった。

南端の、その家は・・・そう、わが家なのだ。
私は何もしていない。13,000円もしたが光ファイバーのツリーを買っただけである。




2003.12.20




記事掲載
 DOS/Vマガジン2004年1月1日・15日合併号の96から99ページにATX電源について書いたものが掲載されました。ご覧ください。

2003.12.15


第4ターミナルは遠かった

重い荷物を両足で挟みこみ、しっかり手を添え、低い椅子に座っていた。右から左に、右後ろへと人が流れていく。ちょっとした広場になっており、少し離れたところには乗り継ぎ案内のディスプレイがおかれている。
しかし、それにしても遅い。同行者が来ないのだ。やはり自分の方が後で、先に行ってしまったのだろうか。時間が経つにつれて次第に、そんな思いが広がっていった。
ロンドン・ヒースロー空港の第一ターミナルでのことである。
パリ行きに乗り継がなければいけないのだ。

成田からパリへは直行便がある。しかし、安くすませるためにブリティッシュエアの乗り継ぎである。
ヒースロー着は14:40。多少早く着いたが機外に出たのは14:45くらい。パリ行きは第四ターミナル16:15発。90分が乗り継ぎ時間なのだ。

機外に出て、2度ほどしばらく足を止めた。そして、目に付きやすいこの椅子に座っている連れを待った。しかし、いつまでも待っているわけにはいかない。時間の限度を70分前に15:05にした。

この第一ターミナルから第四ターミナルへの乗り継ぎは鬼門のようなのだ。成田でのチェックインの時に、これを説明したパンフレットを渡されたくらいである。BAのホームページにもそんなことが書かれていたような気がする。
同行者の後についていけば、いいやとパンフレットは読んでいない。このごろ小さな字は苦手なのだ。

時計を見ると、決めてあった限度を過ぎて15:07になってしまった。機内から出てくる人が途切れて通路が見わたす限り空っぽになってしまった。
もうだめだ。あなた任せ・金魚の糞モードから、全知全能・単独行モードへの切り換えなければいけない。
ロスアンゼルスでの国内線から成田行きへの乗り継ぎでは、一時あきらめて、ここでもう一泊しようかと考えたくらいである。大きな空港での、はじめて乗り継ぎは、とても難しいのだ。

残された時間は1時間5分。乗り継ぎの表示に従い、階段を下りた。そして先に進んだところで立ちすくんだ。50m幅くらいに4重5重にツヅラ折れの人の波である。乗り継ぎなのに再度の手荷物検査があるのだ。どのくらい時間がかかるのだろうか。さっさと来ればよかったと後悔する。
気を取り直して並んで見ると進みは意外に早かった。ゲートが2つなのだ。
検査はアメリカのように厳重なものではなかった。

手荷物検査を終え、案内を見落とさないように、周りに気を配りながら慎重に足を運んだ。
たむろしている人がやけに多いのが気になったが、人の流れは前方左手方向である。
ターミナル3と4方向は長い、長い下りエスカレータである。
ここまで来ると、それまでの喧騒はうそのようで100mもあろうかというエスカレータには前方に2人、後方は家族連れ1組といった状態である。
エスカレータを降りると右手がターミナル3、左手がターミナル4に分かれた。
バス乗り場はちょっとした広さがあるのに誰もいない。
しばし足を止め、本当にここで良いのかを復習する。見落としはなかったし、迷うことともなかった。

後から来たグループについてバスに乗り込んだ。15:20分。1時間を切った。
席はうまり、立っている人もかなりいる。
外国人ばかり。話し声はほとんどせず、ひっそりとしている。
運転席は空っぽ。動き出す気配はなく、時間はどんどん過ぎる。
不安になり、これが本当にターミナル4行きか確かめたくなる。再び、振り返ってみても絶対間違いはないような気がする。でも、雰囲気として、間抜けなことを話しかける勇気はなかった。

バスが走り出したのは15:35。動き出して驚いたのは、建物のないようなだだ広い原っぱのようなところを延々と走るのである。一体何時着くのか見当もつかなかった。
約15分走って、ターミナル4に着いた旨のアナウンスがあり、ここではじめて少し安心した。
残りは30分。まだ気を緩めることはできない。大きなターミナルでは、ここから必死になってゲートにたどり着かなければいけないのだ。

階段をあがると、そこは免税品販売店が並んだこじんまりしたターミナルだった。
搭乗口は直ぐそばで5分ほど到着。
あまりにあっけなかったので、かえって不安になり、乗り継ぎ案内のディスプレイを再びのぞきに行った。
ゲートが通路からあまりに引きがないうえ、出発時間がせまっているのに職員が見当たらないのも不安だった。やっと現れたところで確認に行って、はじめて心の安らぎを取り戻した。
もし、同行者が来なければ、パリのホテルの名前はわかっているので一人ででも行くかと考えているところに、遅れること10分、同行者がひょっこり現れた。
彼もこちらがいないので、きっと焦ったに違いない。
悪いことをしてしまった。

どうしてこんなことになったのを振り返ってみると、400人も乗れる大きな飛行機では、機外に出るのに20分くらいの時間差あるためのような気がする。12時間も乗るので、これも降りるのに手間取る理由だろう。

話しとしては、こうなのだが、乗り遅れた方が面白いのだろう。きっと。

2003.12.7




ウサギ おいし かの川 (パリにて)

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2003.11.29





バルセロナ

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2003.11.24



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