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Analog Science Fiction and Fact, November 2004
Serial
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An Old-Fashioned Martian Girl (Part 4 of 4) / Mary A. Turzillo
カルト教団は、カペラやナノアニーらを監禁して、強引に火星軌道上の移民船の準備を進めていく。しかし、移民船が無事に目的地につくためには、カペラの両親が研究していた研究成果が必要らしい。彼女は研究成果について尋問を受ける。しかし、カペラは研究についてほとんど何も知らなかったし、だいたい両親の研究はまだ未完成だったのだ。カペラとナノアニーはなんとか脱出するのだが……。
〜22000語。少女二人の冒険SFが、ちょっとしゃれてみせたものなのだろう。二人の主人公とどうも波長があわなくて、評価が低くなった。火星の社会の描き方はおもしろい。ひょっとしてシリーズ化されたりするのだろうか。
Novelettes
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The Ghost Within / Rajnar Vajra
近未来、私立探偵の主人公は、どこか妙な二人組の科学者に仕事を依頼される。彼らはある研究機関を管理しているのだが、そこに幽霊をとらえたので買い取らないかという取り引きが持ち込まれたので、その相手の調査をしてほしいとのことだった。人格や記憶を電子的に記憶して永遠の命を持つことができるとする会社の技術者である相手に連絡を取った主人公は、幽霊がいるという電子の世界を疑似体験するのだが、そこにはある秘密が隠されていた。
〜14000語。ハードボイルド・ミステリ風SFで、ヴァーチャル・リアリティ上の幽霊譚かと思わせて、実はエイリアンの地球侵略SFだというのには驚かされた。続編があったらぜひ読みたい。
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Paparazzi of Dreams / Kristine Kathryn Rusch
主人公は有名人の写真ではなく、夢をこっそり盗み撮りするパパラッチ。今回、彼らは警備の目をかいくぐってある俳優の夢を捕らえようとしていた。結局、あまりいい夢を盗み撮りすることはできなかったのだが、夢の内容を見た主人公はその俳優が以前ある殺人事件とかかわっていたことを突き止める。
〜12000語。夢を記憶することができ、娯楽ソフトとして提供されるようになった未来を描く。主人公は新人の夢パパラッチ、でも実は覆面捜査中の刑事なのだが、そうでなくても別によかった気がする。被害にあった俳優は殺人事件の犯人ではなかったが……という展開は、意外に良かった。
Short Stories
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Gun Control / Edward Muller
主人公の外交官は、2つの部族間での争いの調停を命じられる。問題は、死者が出た部族は主人公たちから銃を与えられていたのだが、その銃はAIを内蔵していて、原住民を撃つことができない。一方で、もう一方の部族は、主人公たちと敵対する勢力から武器を受け取っていたらしいのだ。
〜3400語。困惑しながらなんとか問題を収集しようとする主人公と、妙におしゃべりな問題の銃のAIの会話が軽妙でおかしかった。頼りなさそうに見える主人公が意外な方法で問題を解決し、こじんまりとしているけどいい雰囲気の作品だ。
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The Strange Redemption of Sister Mary Ann / Mike Moscoe
主人公はガンに冒されて、信仰に救いを求めるようになった女性。彼女はこのごろ子どもに呼ばれる夢を見る。産むことができなかった自分の子どもたちの夢だ。やがて、現実と夢の境界が曖昧になっていく。
〜4900語。不妊治療をおこなったときに使われることのなかった受精卵がモチーフになっている。病の苦痛と信仰と夢とが混然となっている幻想的な話。
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Extra Innings / Robert Scherrer
幼なじみの親友の二人の少年は、14歳のひと夏、野球ゲームをして楽しんでいた。その後そのゲームを続けることがないまま、彼らは大人になる。やがてアップロードして電子的な存在となり、宇宙を旅して、宇宙が終わろうとする頃になって、再会をした二人は、少年の日々のことを思い出すのだった。
〜3300語。六十年代の少年時代から、宇宙の終わりの遠未来までを壮大に描きつつ、かつノスタルジックな短篇。Strategy League Baseball という野球ゲームについてもう少し知っていれば、もう少しおもしろいのかもしれない。
Probability Zero
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What Engineers Know / Arlan Andrews
超ひも理論で物理のノーベル賞を受賞した博士が、受賞記念のスピーチである軍の技術者との思い出を語る。博士は中近東で従軍経験のあるのだが、砂漠で車両が爆破され、遭難しかけたという。彼らを救い、ノーベル賞受賞のきっかけとなったその技術者の言葉とは……。
〜800語、1ページ強。だじゃれ系ショートショート。オチはそこそこだったけれど、わざわざ従軍の話にする必要があったのかは疑問。
Essays/Articles
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Editorial: Attack of the Giant Oxymorons / Stanley Schmidt
「〈巨大微生物、中央ヨーロッパに侵攻〉だって?それは『矛盾語法』だよ。変えろ」と言われて新米記者は〈巨大矛盾語法、中央ヨーロッパに侵攻〉に記事のタイトルを変えたのでした。[ "Seven Scenes From the Ultimate Monster Movie", by Robert R. Chase, Analog, 1984 より]
車の購入時のrequired optionsなどがいい例だが、他にも不必要に矛盾していることがあるのではないだろうか。学校の自販機でジャンクフードの販売を禁止したり、結婚許可証を得てから結婚をするまでの期間を長くしようとしたり、などという話。
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Science Fact: Fat Mice, Eating Machines, and Biochemical Treaso -- Will We Ever Create a Dial-a-Weight Pill? / Richard A. Lovett, Ph.D.
体重コントロールの話。薬で減量ができるのだろうか。
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The Alternate View: How Much Can One Man Matter? / Jeffery D. Kooistra
一人の人間にどれほどの価値があるだろうか。アインシュタインがいなければ、相対性理論は生まれなかっただろうか。核開発は?
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The Reference Library / Tom Easton
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Upcoming Events / Anthony Lewis
(2005年4月3日)
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