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Analog Science Fiction and Fact, April 2005
Serial
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The Stonehenge Gate (Part 3 of 3) / Jack Williamson
ストーンヘンジ・ゲートの向こうの世界で、古代遺跡を建設した神と同じ額の痣をもつラムは、黒人の反乱分子の象徴に祭りあげられる。ウィルは反乱分子の仲間として街で軟禁され、有力者の父親をもつ歴史学者の女性と知り合う。ウィルに合流したラムは彼女と恋に落ちる。白人たちは黒人反乱分子を攻撃しようとするが、古代遺跡に残されていたらしい白人のみに感染する致死性ウィルスが伝染しはじめる。ラムの恋人の死後、二人は惑星の別のゲートを目指して旅に出る。そして、別れ別れになっていた仲間と再会するが……。
〜23900語。スターゲイトのような設定はまあいい。白人の移住者と黒人の奴隷という構図もまあ我慢する。でも、アクションSFらしいのに、この覇気のない主人公は何? そして、致死性ウィルスとか、古代遺跡とか、異世界での恋人たちとか、独立運動とか、それなりにおもしろくなりそうな部分すべてをぶちきっていくこの展開は何? 特にラストの展開では驚愕しました。
Novelettes
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Company Secrets / Kyle Kirkland
主人公マーブ・ダン株式会社(Merv Dunn, Inc.)は野心あふれる情報ブローカーの一人。彼が今回狙っているのは、3人の分野の違う科学者が合併してつくられた企業合同体で、生化学や社会学を利用した情報システムの構築を行う予定らしい。彼ら3人が異なった業務を行わず、共同で研究を進めている証拠をつかめば、独占禁止法違反を言い立ててお金を手に入れることができる。だが、その彼を何者かが狙っているらしい。また、企業合同体側が彼に自分らのエージェントにならないかと接触してきたのだが……。
〜14900語。近未来、個人が法人格を持つことができ、そういう彼らは会社や国に勤めている人々をヒツジとよんでバカにしている。その設定はおもしろそうなのだが、話がわかりづらかった。そのわかりづらさのために、せっかくのサスペンスがもりあがらないように感じた。ビジネスをやめてヒツジの一人になることを決めた主人公の友人や、主人公が知りあってつきあうことを夢想する女性レポーター、そして主人公の家で秘書代わりをするロボットなど、登場する人物や、ひとつひとつの小道具はそれなりにおもしろい。
Short Stories
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Her World Exploded / David L. Burkhead
裕福な主人公は、静かに休暇を楽しむために、人里離れたところに小惑星を購入した。ところが、初めてそこに向かった時、彼女の目の前で小惑星が爆発してしまう。保険会社が支払いを拒否したので、彼女は原因を追及するべく調査に乗り出した。
〜5700語。科学をネタにしたアナログらしいミステリSFになっているが、なんとなく最初からわかってしまうような爆発の原因であるのが不満かもしれない。複数のペルソナを使い分けて世間に対応している女性主人公の描き方がおもしろく読めた。
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Reinventing Carl Hobbs / James C. Glass
語り手の女優はストーカーからの脅迫状を受け取り、アンドロイドのボディーガードを雇うことになる。ところがそのアンドロイドの行動はあまりにもロボット的なので、彼女はアンドロイドをより人間らしくふるまうよう、いろいろ手助けをすることになる。そんなある日、ストーカーが彼女の部屋に侵入するが……。
〜5100語。ラストで明らかにされる事実には驚かされた。なぜわざわざアンドロイドを雇わなければならないのか、なぜ彼女はあんなに熱心にアンドロイドを人間らしくさせようとしていたのか、このラストで納得がいく。しかし、もうひとつ説得力が足りない感じもした。
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Standard of Success / John G. Hemry
初めての火星有人探査の様子がニュースの記事を並べた形で述べられていく。着陸船はぶじ地表に到達した。乗組員たちは着陸船を操縦することができず、すべて地球からコントロールしている。そして、乗組員たちのどの行動も、すべて地球からの指示で行われるのだ。着陸後、乗組員たちが動き出すまでに2週間、立ち上がるのに1週間……。
評価A-。〜1400語。官僚主義をおちょくった短篇。極端すぎる話ではあるが、この風刺はおかしかった。
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Letters of Transit / Brian Plante
宇宙飛行士が地球に残した恋人に送った手紙の形式を取っている。任務は彼の時間で7年、彼女に取っては15年だ。ワームホールを利用するため、彼は過去の彼女に手紙を送る形になる。地球に帰還して彼女の身に起こった悲劇を知った時、彼が取った行動とは……。
評価A-。〜5300語。宇宙飛行士とその恋人の悲劇を描いたセンチメンタルな作品。ワームホールの利用でパラドクスが起こるかもしれないので、二人のやり取りは検閲されている。だから、彼は彼女に警告することができない。だが、それをなんとかしようとしている彼の姿が泣かせる作品だ。ワームホールを利用した宇宙航行でのタイムマシン的ふるまいは、ロバート・L・フォワードの作品 Timemaster を思い出した。
Essays/Articles
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Editorial: Whence Comes Morality? / Stanley Schmidt
道徳とか倫理観とかはどのようにしてうまれたのか。時代が変わっていったときに、それらも変わっていくのだろうか。
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Science Fact:
Artificial Photosynthesis / Stephen L. Gillet, Ph.D.
太陽光をエネルギーに変える。効率のいい方法はなんだろうか。自然の光合成から半導体工学の応用まで。
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Special Feature:
Analog Computing / Stephen L. Gillet
アスタウンディング誌からアナログまで、タイトルや作家名をデータベースにしてあるそうだ。それを使っていろいろな統計を取ってみた結果をまとめている。
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The Alternate View: Review of _Kicking a Sacred Cow_ / Jeffrey D. Kooistra
James P. HoganのKicking the Sacred Cow: Questioning the Unquestionable and Thinking the Impermissibleを読んだきっかけと、どういう本か。似非科学を扱った科学エッセイ本……というか、科学界からエセ扱いをされていたりする考え方や、本流ではないと思われている解釈にも、真実が含まれているのではというような話のようだ。
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The Reference Library / Tom Easton
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Upcoming Events / Anthony Lewis
(2005年11月13日)
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