更新記録
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更新記録(2003年4月〜2004年3月)
2004年3月15日
アナログ誌の昨年9月号のレビューを加えました。この号から4回連続で、Edward M. LernerのファーストコンタクトSFが連載されています。いろいろ驚かされた作品でした。
2004年3月8日
[お詫びと訂正] SFマガジン 2004年3月号のMagazine Review欄、アナログ誌の昨年7月8月合併号の記述に、大きなミスをしていました。「ハーバード大学教授」'A Professor at Harvard' の作者は「デイヴィッド・ブリン」です。申し訳ありません。
恥ずかいのとショックで、なんだか寝込んでしまいそうな気分です(寝込みそうなのは、たいしたことはない食中毒のせいなんですが)。今後は気をつけますので……。
今回の更新は、遅れていましたアナログ誌の昨年7月8月合併号のレビューです。前述のブリンの作品を含め、ノヴェラ7作、短篇(ショートショートを入れて)8作と、作品数の多い合併号でした。一番のお勧めは、G. David NordleyのThe Fire and the Wind。その他のノヴェラは、シリーズものの新作が多かったようです。
2004年3月2日
SFマガジン 2004年4月号のSFスキャナー欄で、ジョン・バーンズの The Sky So Big and Black (Tor, 2002) のレビューを掲載していただいています。翻訳された『軌道通信』と同じ未来を舞台にしたシリーズの長篇の4作目にあたる作品です。また、発売中の『SFが読みたい!2004年度版』にも、マイベストのアンケートに参加させていただいています。よろしかったらご覧下さい。
キャサリン・アサロの編集したSF・ファンタジー・ロマンスのアンソロジー Irresistible forces に、ロイス・マクマスター・ビジョルドの〈マイルズ・ヴォルコシガン〉シリーズの新作が掲載されています。マイルズの結婚式の前後を描いた Winterfair Gift で、語り手は若いヴォルコシガンの親衛兵士で、ロマンスのヒロインは結婚式のためバラヤーにやってきたデンダリィ隊のタウラです。涙が出そうなくらい感動的で印象的な、ロマンティックな短篇でした。
この Winterfair Gift や昨年のファンタジー Paladin of Soulsについての情報を、 ロイス・マクマスター・ビジョルド/作品紹介 のコーナーに追加しました。
2004年2月2日
二月になってからようやくですが、今年初めての更新です。よろしくお願いします。
訳者の小川隆さんからブルース・スターリングの『塵クジラの海』をいただきました。ありがとうございました。スターリングのデビュー作にあたる本書は、ハヤカワ文庫FTからの刊行で、スターリングなのにFT?と思ったのですが、読んでみて納得です。SFだけれどそのFはファンタジーの略の作品ですね。塵の海でクジラを追う船に乗り込むことになった主人公の冒険と悲恋を描いた作品で、異世界の描写が奇妙に幻想的でした。
SFマガジン 2004年 3月号には、深山めいさん、香月さんにつづいて、Magazine Review欄を担当させていただきました。アナログ誌の昨年7月8月合併号から11月号までの作品からいくつか紹介しています。でも、思ったより作品を紹介できないものですね。紹介できなかった分も含めて最近のアナログ誌のレビューを、そのうち再開しようと思っています。
また、この号にはSFスキャナー特別版で、ヒューゴー賞長篇部門を受賞したロバート・J・ソウヤーの「ホミニッズ」のレビューも掲載していただきました。
今回は、『大いなる復活のとき』が翻訳されているサラ・ゼッテルの初めてのファンタジー長篇を紹介します。
・A Sorcerer's Treason / Sarah Zettel (HarperCollins Voyager, 2002)
Isavalta三部作の一作目となる、厚みのあるファンタジーでした。
2003年12月28日
アンサンブルでは、会誌 Void Which Binds 9 号をつくりました。29日(月)のコミケのV―14b、ブース名は「京大SF研究会」で委託して販売するそうです。どうぞよろしくお願いします。
以前Alien Taste (ROC, 2001)を紹介した Wen Spencer のシリーズ第二作のレビューを掲載します。
・Tainted Trail / Wen Spencer (ROC, 2002)
元・狼少年のキュートな私立探偵、実は……な主人公が、行方不明になった友人を探して、自らの故郷に戻る、という話です.
2003年12月14日
今回の更新は、Anne Bishop のファンタジーの新シリーズの1巻目です。魔女と妖精と人間たちの重厚なドラマが楽しめるファンタジー作品です。
・The Pillars of the World / Anne Bishop (ROC, 2001)
最終の第三巻 The House of Gaian も10月に刊行されています。Bishop は、お勧めの Black Jewels三部作がこの12月にオムニバスとして再刊されています。
2003年12月1日
スタニスワフ・レムを特集したSFマガジン2004年1月号では、いろいろな新連載が始まっています。海外SF関連では、翻訳連載企画の「浅倉久志コレクション」とMagazine Reviewなどの連載が始まりました。Magazine Reviewは、今月は深山めいさんによるアシモフ誌の作品紹介です。
今回の更新は新人作家Kristen Britainの第一長篇となるファンタジー作品です。
・Green Rider / Kristen Britain (DAW, 1998)
8月にシリーズ第2作が出版されています。
2003年11月24日
2004年1月にハーレクインで新しいレーベルLunaとして女性を対象にしたファンタジーのシリーズがスタートしますが、それの先触れになっているアンソロジーがこの10月と11月に出ています。その2冊のレビューが今回の更新分です。
・When Darkness Falls / Susan Krinard, Tanith Lee, Evelyn Vaughn(Silhouette, 2003)
・Charmed Destiny / Mercedes Lackey, Rachel Lee, Catherine Asaro(Silhouette, 2003)
タニス・リー、マーセデス・ラッキー、キャサリン・アサロと、SF・ファンタジーファンにもおなじみの作家が共演しています。パラノーマル/ファンタジー色の濃いロマンスあるいは、ロマンス色の濃いファンタジーとでもいう作品でした。
Lunaのラインナップは、
- 1月 The Fairy Godmother / Mercedes Lackey マーセデス・ラッキー [シンデレラ風ファンタジイ]
- 2月 The Charmed Sphere / Catherine Asaro キャサリン・アサロ [アンソロジーの作品と同じ魔法の世界が舞台]
- 3月 In Camelot's Shadow / Sarah Zettel サラ・ゼッテル [美女と野獣風のアーサー王伝説物語]
となるそうです。
近況報告 (2003年11月24日)
11月8日、9日は、京都SFフェスティバルに参加しました。
アンサンブルでは、会誌 Void Which Binds 8.1号を出してました。これまでの号に掲載されいなかった英米主要SF賞候補作・受賞作の長篇短篇計5篇のレビューのほか、2003年度英米主要SF賞候補作・受賞作リストと英米主要SF雑誌・ウェブ掲載作品リストを掲載しています。
というか、数日前に作るのを思い立って、言い出したので編集をやりますといったせいで、ちょっと大変でした。そんなこんなで、寝不足ぎみでぼーっと歩いていたら、道を間違えて、気がついたら合宿会場のさわやの前でした。悲しかった(しかし、さわやから本会会場の芝蘭会館にたどりつけなかったという、上には上がいるという話を聞きました)。
合宿会場では、まず昼間の企画の御三方によるサイン会がされていました。私の周りでは、「すでに本を持っているんだけれど、また買ってサインしてもらっちゃった〜」という人が続出しているようでした。
その後で、「昔話の部屋」企画にいきました。昔の東北のファン活動のお話でした。昔々、東北地方には、仙台のような大都会は怪獣に襲われるんだということをなかば本気で信じていた人がいたうんぬんというお話が印象的でした。というのは、
(1)アイズランド出身の〈教祖様〉(職場が変わったので、元同僚です!)によると、アイズランドの人は「東京のことを大東京というように(言いません)コオリヤマのことは大コオリヤマと言う」のだとか(もちろん、そんなこといっているのは〈教祖様〉くらいでしょうけどね)、
(2)二十数年ほど前、仙台には〈イカトン〉〈ゼットン〉という生き物が多数棲息していて、今でもその名前を聞くだけで恐怖に身を震わせる人が何人もいるとか、
仙台に来て以来、そういう話をよく聞いていたからです。新幹線が通る前の東北は、謎にみちた世界だったんですね。
それから、「テッド・チャンの部屋」に行って、「英米未訳短篇の部屋」に行きました。テッド・チャンの作品では、私は「あなたの人生の物語」にとても感動しました。マガジンに掲載されたときのイラストがすごく好きだったので、短編集にもあのイラストが載っているといいのにと、それがちょっと残念です。そういうことを考えながら、皆さんが熱く変分原理などについて語っているのを聞いてました。ちなみに私は一応理系の人間です。変分原理ってすごいなあと思います。何となく『ファインマン物理学』を読み直してみたくなります。
「英米未訳短篇の部屋」はことさんが今年の注目短編集のリストを配って下さったので、それらをネタにして話しました。最後のあたりでは「実にくだらない(褒め言葉)」野球SF短篇の話題などで盛り上がりました。
眠くなったので、それでおしまいにして、翌日は皆さんと朝ご飯を食べてから帰りました。今回はあまり時間がなかったので、せっかくの京都なのに、どこにもよらずに帰ることになったのがちょっと残念。
2003年11月5日
久しぶりの更新になってしまいました。
今回の更新は、SFマガジン 2003年 7月号に掲載していただいたレビューです。
・Alien Taste / Wen Spencer (ROC, 2001)
Wen Spencerは今年のジョン・W・キャンベル新人賞を受賞しました。また、この作品で第一長篇を対象としたコンプトン・クルーク賞を受賞しています。狼男ものかと思わせて、実は……(隠すほどのことはないような気もしますが、一応隠しておきます)な、キュートな男の子のが主人公のSFでした。
ちょっと考えるところがあって、アナログ誌のレビューの公開を止めていますが、そのうち再開しますのでよろしくお願いします。アンサンブルのホームページに作品タイトルくらいはのせておくつもりです。
もし、ここをお読みになって下さっている方で、まだ、テッド・チャンの短編集『あなたの人生の物語』をお読みでない方がいらっしゃったら、グレッグ・イーガンの『しあわせの理由』と一緒にぜひぜひおすすめします。
近況報告 (2003年9月28日)
2月以上更新をさぼっていたので、これまでの出来事だけでも。
訳者の山岸真さんからグレッグ・イーガンの短編集『しあわせの理由』をいただきました。この中で一番印象的だったのは、最初の「適切な愛」でした。一冊目の短編集『祈りの海』とあわせてお勧めの作品集です。
7月には第42回SF大会T-con2003に参加しました。「ベムでもわかる星雲賞 海外短篇部門紹介」という企画に出席させていただきました。向井さんを司会に、林哲矢さんと星雲賞の海外短篇部門の参考作品にあげられていた作品や作家の紹介を行いました。これに先立って、アンサンブルの皆さんにいろいろな情報をいただきました。ありがとうございました。
また、アンサンブルの会誌 Void Which Binds がファンジン大賞の翻訳・紹介部門賞を頂きました。Void Which Binds は、T-con2003にあわせて第8号を出しています。特集は、「英米主要SF賞受賞作、候補作レビュー」です。私も何作か紹介させていただきました。
ソニー・マガジンズから『フェアリー・ウォーズ|べレスの書』(ハービー・ブレナン著、種田紫訳)をいただきました。遅くなりましたがお礼申し上げます。「アイルランドから上陸したベストセラー・ファンタジー」だそうです。
2003年7月14日
アンサンブルのホームページができています。一度ぜひご覧になって下さい。
今回の更新は、Analog 誌 2003年6月号 のレビューです。
一番のお勧めは、Ken Whartonによる時間が逆転していく世界の恋人たちを描いた時間SFのAloha。そのほか、Ben Bovaの宇宙飛行士で詐欺師なSamを主人公としたシリーズの短篇、昨年9月に亡くなったLloyd Biggle, Jr. による民主主義を押しつけることを目的とした異星交流局のエージェントたちを描いたシリーズの一作など。
2003年6月5日
SFマガジン7月号のSFスキャナーに新人作家 Wen Spencer の第一長篇 Alien Taste のレビューを掲載していただいています。狼少年として発見された過去を持つ私立探偵が独特の追跡能力を活かして殺人失踪事件の捜査に協力するうちに、おもいもよらない自らの秘密を知って、危険な戦いに巻き込まれていくというものです。よろしかったらご覧下さい。
Analog 誌 2003年5月号 のレビューを加えました。
Rajnar Vajra の連載 Shootout at the Nokai Corral の最終回、John C. Bodin & Ron Collins によるカーレースSFなどが、今月号のおすすめです。そのほか、思っていることと逆の言葉をいう(時もある)応対に困る異星人の接待の話、モノポールやレトロウィルス等の題材が登場しています。
近況報告 (2003年5月15日)
5月3日から4日にはSFセミナーに参加しました。
それにあわせて、アンサンブルでは、会誌 Void Which Binds 第7巻を作りました。未訳長篇のレビューにVernor Vingeによる特異点のエッセイの翻訳が掲載されています。私も参加させていただきました。よろしかったら、お求め下さい。お茶大SF研のコスモスも実はできあがっていたのに、持っていけなかったのでした。楽しみにしていらした方すいません。
セミナーの企画はどれも興味深かったのですが(サインももらえましたし)、たぶん一番書いておかないといけないのは合宿企画の「SF十段」についてでしょう。3分の制限時間内での本の紹介で競い合って、十段を目指すという企画でした。私も参加させていただいて、『〈銀河戦記エヴァージェンス1〉太陽の闘士』、『〈イヴ&ローク1〉この悪夢が消えるまで』、『獣王星』、映画『バイオハザード』の4作の紹介をしました。そして、新十段にしていただきました。皆様のおかげです、ありがとうございました。(本当は人前で話すのが得意でなくて、すごく緊張して、テンション高めでいっていたのです。)
そういえば、日本でも読書用端末を発売する予定だというニュースを聞きましたが、アンサンブルのセミナー参加者は妙にクリエ持ちが多くて、みなさん読書用に使っています。セミナーのときに見せっこしてました。
2003年5月15日
SFマガジン3月号に掲載していただいたレビューを掲載します。
・The Quantum Rose / Catherine Asaro (TOR, 2000)
キャサリン・アサロによる《スコーリア戦史》シリーズは、『飛翔せよ、閃光の虚空へ!』から『目覚めよ、女王戦士の翼!』までの四長篇が翻訳されています。本書はその長篇六作目で、アナログ誌に連載されたものにかなり加筆された作品になっています。
仕事関係のことは、なんとかしばらくの見通しがたってきました。ちょっとよかった。
2003年5月2日
SFマガジン2月号に掲載していただいたレビューを掲載します。
・The Merchants of Souls / John Barnes (TOR, 2001)
『軌道通信』と『大暴風』の二長篇が紹介されているジョン・バーンズのThousand Cultures シリーズの三作目にあたる作品です。シリーズ一作目は以前レビューを書きました。A Million Open Doors (TOR,1992)になります。
最近、仕事のことなどでいろいろ大変なことがあったおかげですっかりグレています。でも、それはここで書くようなことではないような気がするから書きません。そのかわりに、最近の一番どうでもいいようなニュースを一つ。
なんと、二週間ほど前、職場の〈教祖様〉が、ホームページを作りました。内容は掲示板のみ。直後の職場関係のパーティの会場で、「友人」たちに顔写真とURL入りの名刺(前の日に私が作らされました)を配りまくったおかげで、カウンタは着々と増えていっているようです。でも、そのわりには掲示板に書き込んでくれる人が少ないと、〈教祖様〉は憤慨されています。ここにリンク張ることも考えたのですが、かなり恥ずかしいもののような気もするので、やめておきました。
近況報告 (2003年4月1日)
SFマガジン5月号の「『プレイー獲物ー』&ナノテクSF特集」に、ウィル・マッカーシイのサイエンス・ノンフィクション「驚異のナノテク新植物」を訳させていただきました。翻訳が掲載されるのは、初めてです。どきどきしています。
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