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The Laughing Corpse / Laurell K. Hamilton


The Laughing Corpse / Laurell K. Hamilton
1994, ACE.

 〈アニタ・ブレイク〉シリーズの二作目。

 友人のキャサリンの結婚式が近づき、付き添いの一人になるアニタはドレスの衣装合わせをしなければならない。でも、仕事やその他いろいろのおかげで、生傷が絶えないアニタだ。一方で、街のマスター・ヴァンパイアになったジャン・クロードは、アニタに相変わらず興味がある様子。彼を処刑するならともかく、ほかのことでかかわりを持ちたくもないのだが、そう言ってばかりもいられない。

 ある日、警察から連絡があり、超自然現象絡みの悲惨な連続一家惨殺事件の現場に呼び出される。特殊なゾンビの仕業と思われたが、こんなことのできる術者はアニメーターやブードゥーのまじない師のなかでも、そんなにいない。何人かのアニメーターか、あるいは、邪悪で強力なブードゥーのまじない師ドミンガ・サルバドールくらいだろう。アニタはドミンガの元を訪れるが、彼女は自分が犯人ではないと断言する。ドミンガはアニタを自分のもとに引き込もうとするが、断られると、アニタを凶暴なゾンビに襲わせて殺そうとする。そう言えば、先日亡くなったアニメーターは、不思議なブードゥーの魔術品を持っていたらしいが、ドミンガに関係があるのだろうか。

 そんなアニタのもとに、暗黒街のボス、ハロルド・ゲイナーが死者の復活の仕事を依頼してくる。だが、話を聞くと、三百年前近い古さの死者だという。アニタの能力ならゾンビとして復活させることはできるのだが、そのためにはいつもの鳥やヤギではなく、人間を生け贄に捧げないといけない。とんでもないとアニタは依頼を断るが、ゲイナーはなんとしても死者をゾンビとして復活させたいらしい。ドミンガやゲイナーたちに命を狙われ、アニタはこの危機を乗り越えられるのだろうか……。



 この作品では、アニタのアニメーターとしての側面が強調されている。彼女の能力の秘密の一端が明かされている。また、ブードゥー教も重要なポイントになっている。死者の復活にはどうしてもからんでくるブードゥー教だが、アニタがクリスチャンということもあり、他の作品では必ずしも登場しない。それもあってとてもエキゾチックな感じがした。

 友人や味方や敵が入れ替わり立ち替わり登場し、テンポ良く物語が進んでいく。前作と同じように、さまざまな事件が平行して起こっているが、最終的にはひとつにまとまっていった。そこは今回も見事だった。

(2005年1月16日)

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