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Circus of the Damned / Laurell K. Hamilton
Circus of the Damned / Laurell K. Hamilton
1995, Jove.
〈アニタ・ブレイク〉シリーズの三作目。
アニタはヴァンパイアを皆殺しにすべきだと主張する団体ヒューマン・ファーストに、街の主のマスター・ヴァンパイア、ジャン・クロードの情報を教えるようにと脅される。ヴァンパイア・ハンターのエドワードも、アニタから情報を聞きだそうとしている。しかし、いくら怪物とはいえ、ヴァンパイアにも人権が認められている。それに、そんなことをしたら、自分自身の命が危険だ。
街で複数のヴァンパイアに襲われた死体が発見された。ジャン・クロードは街のヴァンパイアを統制して、法から逸脱するようなことはさせないはずだ。今、街にいるマスター・ヴァンパイアは、ジャン・クロードと、彼のもとを訪れているヤスミーンと、ヴァンパイア宗教団体を主催するマルコムだけのはずだが、ジャン・クロードに対抗しようとしているマスター・ヴァンパイアがほかにいるのだろうか。実はいた。ジャン・クロードより年長の(それゆえ力の強い)マスター・ヴァンパイアのアレハンドロや、蛇人間ラミアのメラニーを従えたさらに年長のオリヴァーらだ。
アニタの上司のバートは、アニタがあんまり忙しすぎるので、新人アニメーターのラリーを雇う。ラリーはヴァンパイア・ハンターになりたいらしい。また、アニタはジャン・クロードを訪ねた先で、中学校教師のリチャードと出会う。アニタはリチャードと意気投合して、デートすることになった。しかし、本当はそれどころではない忙しさだった。ヒューマン・ファーストやヴァンパイアたちの戦いに巻き込まれてしまった彼女は、無事に朝を迎えることができるのだろうか。
アニタと微妙な三角関係を築くことになるもう一人の人物、リチャードが登場する。ジャン・クロードのそばで、半分裸でくつろいでいる人が、普通の人であるなんて、当然あり得ない。でも、趣味がアウトドアで、いかにも清廉潔白な好青年のリチャードは、退廃的な暗黒の美を象徴するジャン・クロードとは対照的で、アニタがひかれるのも納得できるように描かれている。
(2005年1月31日)
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