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Bloody Bones / Laurell K. Hamilton
Bloody Bones / Laurell K. Hamilton
1996, Ace.
〈アニタ・ブレイク〉シリーズの五作目。
アニタは人狼のリチャードと街の主であるマスター・ヴァンパイアのジャン・クロードの二人と、同じようにつきあわなくてはならなくなってしまった。いろいろ複雑な思いの毎日だ。そんなとき、アニタは死者復活の仕事の依頼を受けて、別の街へと出張することになる。依頼主はリゾート開発を行っているスターリングで、そのリゾート予定地でみつかった墓地の死者を復活させて、土地の所有者をはっきりさせようと言うことらしい。二百年以上前の墓地とあって、アニタは新米アニメーターのラリーを助手兼見習いとして一緒につれていく。その墓地は古いだけでなく、大勢の人の骨がまじってしまっていて、かなりやっかいであることがわかる。
そんなとき、アニタはその近くの街で、三人の若者が殺された事件にかかわることになる。死体は体の一部が切り取られている。近くでバーを経営する兄妹のマグナスとドリーは、妖精の血を引き、魔力を持っている。彼らは墓地の所有者で、スターリングの開発に反対している。マグナスは警察が殺人事件について尋問しようとしたとき、魔法を使って逃げたため、重罪に問われることになる。彼は殺人犯ではないのだが、何か秘密を隠しているらしい。そして、なぜかスターリングはそのマグナスを殺そうとしていた……。
そんなとき、少女がヴァンパイアに襲われる。地元の警察と一緒に、少女を襲ったヴァンパイアたちを追い詰めたアニタたちは、そこでヴァンパイアではない別の存在を感じるのだった。少女を襲ったヴァンパイアたちは、また少年を誘拐したらしい。アニタはジャン・クロードに来てもらって、街のマスター・ヴァンパイア、セラフィナの居場所を教えてもらう。ジャン・クロードは、セラフィナの配下の一人が連続殺人の犯人ではないかと言う。アニタはセラフィナたちに会いにいくが、セラフィナはアニタを支配しようと彼女の大切な記憶を使って攻撃を仕掛けてきた……。
アニタはジャン・クロード、リチャードとの微妙な三角関係はまっている。しかし、アニタは別の街に行き、そこへジャン・クロードを呼ぶことになるので、今回はリチャードの出番は少ない。アニタとジャン・クロードの関係に焦点が当たっている。
それでも、アニタはあいかわらずストイックな感じだ。でも、前に登場した人狼のジェイソンがジャン・クロードの「ペット」となって、ジャン・クロードの周りで意味深な行動を取っているので、微妙で妖しい雰囲気がただよっている。
ヴァンパイア・ハンター志望の新米アニメーター、ラリーがかなり活躍している。このほか、妖精(の血を引く兄妹)も登場する。
(2005年3月21日)
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