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The Killing Dance / Laurell K. Hamilton
The Killing Dance / Laurell K. Hamilton
Ace, 1997.
〈アニタ・ブレイク〉シリーズの六作目。
街のマスター・ヴァンパイアのジャン=クロードは、ヴァンパイアのセービンと彼に仕えるブードゥーのまじない師をアニタに紹介する。セービンは力の強いヴァンパイアだったが、謎の病で体が腐りはじめ、魔術でようやく生きながらえているのだと言う。アニタは彼を治すことに力を貸してほしいと頼まれるが、なにができるかわからない。
そのころ、街でアニタの知り合いのヴァンパイアが死体で発見される。何かの魔法を使った儀式で殺されたらしい。そのヴァンパイアには人間の妻がいて、なんと妊娠しているらしい。犯人どころか、犯人の目的も謎だ。
そんなとき、ヴァンパイア・ハンター仲間で殺し屋でもあるエドワードが、何者かがアニタの暗殺に大金をかけているらことを知らせてきた。だが、そんな金と動機を持つ相手に心当たりがない。アニタは暗殺者の攻撃をかろうじてかわして、恋人の人狼のリチャードとともにジャン=クロードのサーカスの地下に隠れる。
リチャードは、街の人狼のリーダーのマーカスに命を狙われていた。彼らは人狼のナンバー2のリチャードの力とカリスマを恐れていたのだ。生き延びるためにはリチャードがマーカスと女リーダーのレイナを殺すしかないが、リチャードは人を殺せば自分が本当に怪物になってしまうと悩んでいた。ヴァンパイアと人狼と魔術師で力を共有すればより強い力を生み出せると知って、アニタとリチャードとジャン=クロードの3人は力を合わせるのだが……。
3人組が初めて形成されることになり、3人の関係が転機を迎えている。それにしても、あらあらやっちゃった……と言いたくなるようないささかショッキングな展開だった。
アニタとリチャードが、自分や相手の怪物さに衝撃を受け、それをどう乗り越えていくのか、乗り越えられるのかということに焦点が当たっている。一作目に出てきたモニカやロバートが再登場した。
(2005年4月26日)
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