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ごあいさつ 若柳 雅康
東京の梅雨入りも時間の問題という感じが致しますが、本日はお忙しい中を第17回サロンド雅康にご来場いただきまして誠に有難うございます。今回のサロンは特別バージョンです。会場も赤坂の黛アートサロンから四谷のコア石響に、ゲストもインドから来日中のスラバニ・バナジーさんをお招きしての公演となりました。以前に、パントマイムの清水きよし先生のご紹介で彼女の舞台を拝見したときに、その踊りが余りにも日本舞踊と通じるものが多かったので、是非ご一緒させていただきたいとお願いしましたところ、やっと本日の公演にこぎつけました。
実は、昨年能楽師の長谷川晴彦先生から能と日本舞踊のコラボレーションの企画で「羽衣」をやりたいのですが、如何ですかとのお話があり、その打ち合わせの為、浜松の竹内先生のお稽古場に伺い作曲なさった長唄を聞かせていただきました。その時、この曲でスラバヤさんと「羽衣」が実現出来るのではないかとふと思い、その後長谷川先生の許可も頂き今回の舞台になりました。
しかし、お稽古の時間も余り出来なく、何処まで意志の疎通が図れるか不安も有りましたが、そこは舞台人同士頑張りたいと思いました。その後、打ち合わせ・お稽古を重ねるうちにその不安は消し飛んでしまいました。彼女の踊りの確実さと表現力の豊かさに、自然と私の体も動き出してる感覚でした。そして、長唄で踊る彼女を見ていると、いつか私も彼女の国の音楽で踊ってみたいという思いに駆り立てられる程になりました。
また、もう一曲の常磐津「廓八景」は高校時代に前割れの姿で踊ったのが初めてで、また再び初心に返って・・・と思ってお稽古いたしました。
いつもサロンを支えてくれるあたたかいスタッフとともに今回は、二回の公演を致します。どうぞ私を含めスタッフの意欲を汲んでいただき応援くださいますようお願い申し上げます。
サロンド雅康 公演によせて 竹内 明彦
若柳雅康師に初めてお会いいたしましたのは、今年の2月、掛川市で行われました「日本の音」公演「能と日本舞踊との競演」に参加した時でありました。これは、長らくお付き合いいただいております観世流の能楽師長谷川晴彦師から、能と日本舞踊の競演「羽衣」を企画するにあたって、舞踊の地として長唄を作曲して欲しいとのお話をお引き受けして、実現したことによります。
幸運なことに、若柳師から踊りやすい曲であったとのご感想を頂き、しかも、今回の「神秘のリズムと日本舞踊の融合」にも参加させていただけることとなりました。ご承知のように、長唄は日本舞踊の地としての多くの曲を伝承しておりますが、今回の「羽衣」につきましても、なるべく古典の手法を用いて無理のない作曲にしようと心がけました。「羽衣」の物語にある背景の海、波、舟、風、陽射し、山などいろいろな要素を、古典の手法で盛り込んでいくことで、踊りが本来のホームグラウンドでその芸術性を充分に発揮できるように、またその結果としてお客様も、古典の延長線上で違和感無くご鑑賞いただけるようにとの願いをこめております。今回の北インド古典舞踊の「天女」にも、おおきな期待に胸を膨らませております。この天女は人間に何を残していってくれるのでしょうか?
御挨拶 スラバニ・バナジー(Srabani Banerjee)
日本の伝統有る舞踊との共演をとても楽しみにしていました。インドの古典舞踊・カタックダンスと日本の古典舞踊が出会うことはとても興味深いことです。今回の出会いがお互いの伝統有る文化の相互の理解を深める上でとても貴重な機会であり、私の今後の活動にとても大きな意義を持つことと思います。このような機会を与えて頂いたことに深く感謝しております。
Dhanyabad! 有り難うございました。
清水きよし
日本舞踊とカタックダンスでの遣り取りが妙に面白く感じられました。言葉だと分かり合えないでしょうに身振り手振りだと違和感なく通じ合える物ですね。本番が楽しみです。
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