THE 出産!! 〜Ver.TSUBASA〜


陣痛開始から・・・
2001年7月12日。相変わらずの猛暑だった。
予定日を2日過ぎても、まだ生まれてこない赤ちゃん・・・。
病院へ行った帰りに、陣痛開始。(翼誕生まで参照)
とりあえず、ダンナさんに「陣痛みたい」と連絡し、家で
様子をみることに。
雑誌とかで見たり、病院で聞いた限りでは、陣痛は10分間隔とか
5分間隔とか間をあけてくるものと思っていたけど、ずーーーっと痛い。
病院にも連絡して、家で生まれちゃったら困るので
(そんな心配は無用だったけど)病院へ行くことに。
幸い、歩いて2・3分なので、荷物だけあとで届けてもらうことにして、
一人で歩いて病院まで行った。病院に着いたのがお昼の12時半くらい。
とりあえず、診察室に入って内診。
テレビとかでは陣痛で大げさそうに運ばれていたりするけど、
自分で歩けるじゃん!!と、最初は結構甘く見ていた・・・。

病室
内診の結果、とりあえずはまだ生まれそうもないということで、
病室へ移動。入院の説明を受けて、着替え、ベッドで横になる。
お腹は痛いけど、我慢できないほどではない。
でも、「まだまだこんなもんじゃないよ。」と看護婦さんに脅される。
ダンナさんも病院に到着して、病室で待機。
個室なので、快適なソファーもあって、きれい。しかも、涼しい。
看護婦さんが来て、「赤ちゃんの心音を計る機械をつけるからねー。
仰向けになっててね」と、お腹につけられる。
仰向けはちょっとつらい・・・重いし。
陣痛はだんだんと痛みを増してくる。
病室ではテレビがついているけど、それどころじゃない。
痛みは1〜2分間隔。
「初産婦さんにしては進みが早いわねえ。あ、今痛いでしょ」
と心音だけで痛いときが分かる看護婦さん。さすが。
陣痛は更に痛みを増して、間隔も短くなっている。
でも、看護婦さんが席を外していた時にだんなさん、
「なんかさー、こんなにまったりしてると眠くなるよね」
なるかっちゅーの!!
16時を回った頃に、破水。
プチっと音がしたような気がして、生温かい水がざーーっと出てきた。
その直後、看護婦さん達に連れられて分娩室へ移動、内診。
「まだしばらくかかるわねえ」と言われ、とりあえず病室に戻ることになった。


痛い!!
その病室に戻る道のり(というほどの距離でもない)から
様子が変わってきた。
痛くてもそれまではなんとか歩いたりできたけど、
痛くて歩けず、立ち止まってしまう・・・。
看護婦さんが言うには、破水するまでは赤ちゃんは羊水に包まれて
いるから、風船みたいなもので押し出そうとしているけど、
破水すると石のような赤ちゃんの頭が直接当たるから痛みが変わるのだそう。
なんとか病室に戻ってベッドに横になるけれど、1分おきくらいに
襲ってくる激痛激痛激痛!!
背中をさすってもらっていると少しだけ楽・・・のような気もするけれど、
とにかく痛い!!
思わず看護婦さんに「まだですか〜?」と弱音を吐く。
「そのうちいきみたくなってくるから、それからね。まだまだよ」
そう言われると、いきみたくなっているような気がしてくる。
それまで、私の過去最高に痛かったのは、2年半前ほどにスノーボードで
怪我をした股関節脱臼(全治3ヶ月)だったけど、陣痛はあっさりと
その記録を更新してくれた。
もう限界〜とにかく、今の状況から逃れたい!!と思ったので
「なんか、(気持ちは)いきみたくなってきたみたいです」と言ってしまった。
時刻は17時半頃。とにかく、分娩室へ移動することになった。


長〜い分娩室
分娩室に入ると、看護婦さんが4〜5人入ってきて
がっちりと周りを固められた。
赤ちゃんの心音を聞く機械をつけられ、点滴をされ、
ラジカセからはいきなりヨハン・シュトラウスの曲が
流れはじめた。
そういえば、入院案内に「当院ではご出産時にリラックスして
頂くために、音楽を聴いて頂いております。ご希望の曲がある方はCDまたは
カセットテープをお持ちください」と書いてあった。
でも、音楽なんて聴いていられたのは、最初の10秒くらいだ。
「痛いときにいきむ」と教えてもらい、看護婦さん達の「そーら!」と
いう声に合わせていきむ。
テレビとかで見たように「うーーーん」と声を出したら、
「声出したら力が分散されちゃうから、ダメッ!!」と怒られる。
分娩室に入ってから、なんだか陣痛の間隔が少し長くなったみたいだった。
痛さはきっと同じ位あるんだろうけど、痛い時に思いっきりいきんで
いるので、あまり痛さは感じない。
疲れるけど、病室で耐えているよりは全然楽だ。
陣痛の合間は、睡魔が襲ってくるし、看護婦さん達と話をする余裕もあった。
でも、赤ちゃんはまだ生まれそうもない。
そのうち、先生も入ってきた。
このまま永遠に出てこなそうな気がする・・・と思い始めた頃に、
「頭が見えてきたよーもうすぐ、もうすぐ」と看護婦さん。
励ますために嘘で言ってるんじゃないの?と思わず、疑う。
「外は夕立だよ。雷も鳴ってるし、がんばろう」とわけのわからない
励ましも受ける。雷なんて全然聞こえないし。
「時間かかるねぇ。でも、ベビーちゃんの心音、全然落ちてない。
元気、元気」と、先生。
いきむ合間にいろいろおしゃべりをする。
「私、今日誕生日なんです」「えっ?すごーい!狙ったの?
同じ誕生日じゃん」「いえ、狙ったわけじゃ・・・いたたたた」という感じ。
でもさすがにかなり時間がかかっている。
もういい加減生まれてきて〜と思いながらいきんでいたときに、
「バチンッ」と激痛。切られた!!
陣痛でそれどころじゃないから、切られても痛くない、と本には書いて
あったのに、痛いじゃないか〜。・・・でも、痛いのは一瞬だけだった。
赤ちゃんが大きくてなかなか出てこられないので、吸引することになった。
先生の手元の方は見えないので、何をやっているのかよくわからないけど、
ウイーンと音のするものでいきんでいる時に吸引しているらしい。
吸引し始めて、数回いきんだ後に、「頭出てきたよー、もうちょっと」と。
「はい、もう1回」といきんだら、「はい、いいよ。生まれたよ!18時58分」
ホギャーと泣き始めた赤ちゃんに、先生・看護婦さん、声を揃えて
「大きい!!」
「すごい、がっちりした体つきねー。よくがんばったねー。
帝王切開一歩手前だったよ」と言われる。
ダンナさんも入ってきて、ビデオ撮影。
あれ?こういう時って「お疲れ様、ありがとう」とか言われるんじゃないの??
赤ちゃんは一瞬見せてもらった後、看護婦さんに拭いてもらっている。
私は、処置をされながら赤ちゃんを見ていたけれど、はっと
しぼんだ風船のようになっているお腹に気づいてショック!!
でも、無事生まれてきてくれてよかったー。
3460g、52cm。
身長148cm(ちょっとサバ読み)の私から、よく生まれてきた!
その後、30分程処置を受け、病室に戻りました。


ご対面
病室に戻ってしばらくして、看護婦さんが赤ちゃんを連れてきて、
私の隣に寝かせてくれた。
2時間は動いちゃだめと言われていたので、抱っこはできず。
吸引されたので、頭が異様にとがっている。
これはちゃんと戻るの?とちょっと心配・・・。
小さい手のツメもしっかり伸びていて、連れて来られたときは
泣いていたけど、寝かされたら落ち着いたみたいだ。
おそるおそる手やほっぺを触ってみる。
ついさっきまでお腹の中にいたのかー、と不思議な感じだ。
10分位で赤ちゃんは新生児室に連れていかれてしまった。
とりあえず、早く抱っこしたーい!!と思った。