05/03/30

康楽館

外観

所在
秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字松ノ下2
交通
青森−盛岡 東北道高速バス(あすなろ号)「小坂」下車。バス乗車前に町内の豊口タクシー(0186-29-2525)に、乗車便を知らせて 高速バス停留所まで迎車依頼すると便利。
JR奥羽本線「大館」から徒歩数分の秋北バスターミナル、花輪線「陸中花輪」「十和田南」近くからもバスがあるが、休日の便数は少ない。
沿革
 1910年(明治43年)に、鉱山を経営していた藤田組によって、従業員と家族のための厚生施設として建設された。当時、小坂は鉱山によって急速な経済発展を遂げており、水力発電設備、鉄道、上下水道設備がそろっており、当初から電灯が使用されていた。
 庚楽館の外観は下見張りにペイントのアメリカン風であり、内部の天井は、八角形の枠からチューリップ型の照明が下がる。一方、舞台や客席は和風であり、花道や浄瑠璃床・下座などの歌舞伎上演のための設備を備え、当時の洋風建築の導入過程をうかがわせる。
 1970年に建物の老朽化によって、一般の興行は中止されることとなったが、町の人たちの庚楽館への愛着は強く、修復の声があがり、所有者の同和鉱業は、町への移管を決定した。
 1985年2月に修復工事がはじまり、翌86年6月に竣工。同7月1日より1日3回の常設公演が始められた。
 なお、同町には、鉱山事務所、精錬工場など当時の近代建築が残されており、康楽館周辺の整備の一環として、近くに鉱山事務所が移転し、2002年5月には、康楽館とともに国の重要文化財に指定された。また、向かいにはマリア園という幼稚園が保存されている。
 なお、2005年には、修復時のペイントが当初の色とは違っていたために、元の色への復元が行われた。
建物規模
間口 28.18m、奥行 38.13m (延1,097m2; 収容人員607人)
1階
康楽館1階
2階
康楽館2階
舞台キー舞台
客席キー客席
客回キー客用設備
楽屋キー楽屋

スケール
舞台規模
間口 10.92m、奥行 12.73m (回り舞台径9.73m)
指定
国指定重要文化財
利用状況
 4月〜12月まで、1日3回「伊東元春一座」の常設公演を開催。施設見学ともで一般1,700円(20人以上の団体は1,360円)。
 毎年、7月はじめに康楽館歌舞伎を開催。2001年には11月にも歌舞伎公演を実施。
 2000年、2002年にはゴールデンウィークに文楽公演が開催された。
 施設見学のみは年中無休(年末年始のみ休館)、9時〜17時、一般600円。

内部の様子

庚楽館友の会
入会無料、年会費500円
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