97/11/15

寿座(解体済)

外観

所在
岩手県北上市芳町
概要
 1912年(明治45年)の7月に、東京の歌舞伎俳優の公演により開場。3,750円の株式組合組織による。現在ではその面影はないが、付近ではかつて大規模な馬市が開かれ、県下でも有数の歓楽街であった。
 後に、映画の上演設備を備え、昭和初期には、連鎖劇の上演が大人気を得た。戦後も映画館として使われてきたが、1960年代に入り衰えが見え始め、使用されなくなる。
 建設当時は、正面の外装も和風の芝居小屋であったが、後にモルタル塗りへと相当に改装されている。内部も、2階両脇の桟敷席は塞がれ、1階客席床や花道が撤去され椅子席に、楽屋部分は住宅に改装されている。
 北上市内の「みちのく民俗村」に大正9年に寿座で行われた黒沢尻自警団の結成大会の写真が展示されており、当時の客席の様子がうかがえる。
 1997年10月に解体撤去された。
解体前の内部

内部

[↑このページの冒頭へ戻る][全国芝居小屋一覧へ戻 る]