Kabuki Syndrome Network in Japan Newsletter 歌舞伎ジャーナル  第28号

<<平成16年2月8日>>

 歌舞伎症候群診断と異文化

 歌舞伎症候群を通して欧米人の物の考え方の一端を紹介します。最初に原文を紹介します。 

Hi Toshinobu,

Congratulations! It's nice to have a very official diagnosis, isn't it? No more wondering. Did any other families from Japan send samples to Dr. Milunsky yet?

There are a few families in France who are having difficulty finding a courier that will send their blood samples overnight. What courier did you use?

Thanks for keeping me updated, Toshinobu!

Best wishes to you and your family in this New Year.... Margot

 すでに歌舞伎ジャーナル第26号で紹介しましたようにDNA検査の結果私の家族は"クロ"と判明しました。

 最初にこのメールを見たとき私はびっくりしました。北米の歌舞伎症候群ネットワークの会員は、自虐的趣味(マゾイスト)の集まりかと思いました。

 「おめでとうございます。DNA検査の結果、あなたのお子さんは、紛れもない歌舞伎症候群です。これで、もう病名について悩まなくてもいいですね… 私の家族の写真を添付します。」

 日本人の感覚から、最初は、怒りを覚えました。日本では病名がわかったとき誰も「おめでとうございます」とは言わない。何度か、読み返していくうちに、北米のネットワークの人たちはものの考え方がポジティブだとわかってきました。

 翻って、本邦の人たちの考え方(ステレオタイプではあるが)は、我が家に例をとると、「遺伝子にどうも問題があるとアメリカの先生は診断した。」と伝えたら、最初私の父親,母親は『…』(絶句)多分父親は『そもそも我が家は代々近衛兵を出してきた家系である。ご先祖様に対して…(後は自由に想像してください。)』と言いたそうな顔をしていた。妻の父親,母親は『何それ。そんなことより、早くおしめがとれないと』という具合です。

 ここでは、どちらの考え方がよい,悪いというのではありません。皆さんにもう一度考えていただきたかったのです。

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