Kabuki Syndrome Network in Japan Newsletter
歌舞伎ジャーナル 第44号<<平成17年4月24日>>
学校での個別の評価方法について(提案)
通知表以外で、歌舞伎症候群に限らず、知的障害児の能力をなるべく客観的に現す評価方法はないかと考え、次のようなものを作成し、先日、担任に渡しました。もらった担任もたぶん困っているだろうと思います。まだ、回答はありません。
インターネットのニュースで、「中山文部科学大臣が、ゆとり教育の失敗について、子供たちの前で謝罪」という内容の記事を読みました。大臣は、子供の前で国のとった「ゆとり教育」の制度で、子供たちから学ぶ時間を取り上げてしまい、大変不利な状況を作ってしまったことを謝罪しました。
私事で恐縮ですが、
2-3年前、アメリカの高校生数名を連れて京都の沙羅双樹で有名な妙心寺の宿坊で泊まりました。その折り、高校生から次のような質問を受けました。「日本はどうしてバカを作るのに一生懸命なのか。」この質問の背景として、京都に泊まる前に5日間程度ホームステイを体験し、地元の県立高校へ通学しました。そのホームステイや通学を通して感じたことを元に、「これからは国家の利益を守るために、国家間の競争がますます激しくなることは、明らかである。国家の将来を担う、子供たちの授業時間を国の制度で奪うことはおかしい。アメリカ人は、勉強していないように思われているが、それは誤解である。」ということでした。――――――(以下,担任に渡したシート)―――――――
従来の障害児教育を支えてきた学校教育法75条に規定された障害児学級(法制上は「特殊学級」)が無くなり特別支援教室となるとされている。しかし、これまで積み重ねてこられた、知的障害学級など専門性を持ってきた学級がどうなるのかは明らかにされていない。目的は、平成16年度1年間の記録をデータとして残し、知る必要がある。
様式はすべてこの様式にこだわる必要はなく、項目として、具体的な内容を記載し、
1年後の目標を記載し、16年4月、17年3月の状況を記載する。目標が到達されていなくても全く問題はない。また、決して教師を評価するものではない。T
学校生活@コミュニケーション能力
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
|
教師 |
|||
他の児童と |
A排泄行為
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
|
知らせる |
|||
トイレへ連れて行くと |
B食事
(給食)
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
|
好き嫌い |
|||
食事マナー |
Cあそび
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
|
好きな遊び |
|||
他の児童との遊び |
Dいたずら
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
|
教師へのいたずら |
|||
他の児童への |
E着替え
項目 |
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
Fそうじ
項目 |
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
U 授業
@国語
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
||
読み |
単語数 |
|||
文字 |
||||
数字 |
||||
暗唱 |
||||
書き |
ひらがな |
|||
カタカナ |
||||
数字 |
||||
読解力 |
||||
表現能力 |
A算数
項目 |
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
計算能力 |
|||
式を考える能力 |
B音楽
項目 |
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |
C体育
項目 |
17 年3月の目標 |
16 年4月 |
17 年3月 |