Kabuki Syndrome Network in Japan Newsletter 歌舞伎ジャーナル  第51号

<<平成18年3月3日>>

 脊柱側弯症矯正を目的にコルセツトを作ろうとしたが…ほか

 3月1日(水)装具を作るために愛知県心身障害者コロニー(以下『コロニー』)に行きました。

  今まで、報告してきたのように、また、写真でも紹介している通り、子どもには『脊柱側弯症』がある。この曲がりの角度は約27度である。この曲がりが進行しないように3年程前から『コルセット』を誂えている。『脊柱側弯症』の進行を防ぐ目的で『コルセット』を装具として使うことは、非常に有用なことは、インターネットのサーチエンジンで"脊柱側弯症 コルセット"で検索していただければ、山のように論文が出てきます。

 子どもは、今、小学校3年生で年齢は9歳7ヶ月です。成長期となり、体もずいぶん大きくなり、1年前に誂えたものが体に合わなくなり、先生と相談のうえ、3代目のコルセットを作ることとなりました。

完成予想は写真のとおりですが、3月1日に先生と装具業者の方3名と家族でコルセットの型採りを行おうとしました。その順番は、

@腰〜脇の下までをサランラップ巻き(本当に市販の『サランラップ』を使用しているか分かりません)にする。

Aサランラップ巻きの上に、ギプス用の石膏のついた包帯を巻く(約5分で硬化)。

B硬化後、1箇所、縦に溝を入れ、体から、型を分離させる。

 

 これで型採りは完了し、10日後には、完成予想写真のとおりできるはずだった。しかし、今年は、子どもが暴れまくりました。包帯を巻いている写真を見ていただくと判る通り、硬化が始まっているにもかかわらず、包帯に『シワ』ができ始めました。すなわち、今回の『型採り作戦』は、徒労に終わりました。

その後、先生から、「今までと同じようなコルセットを作ろうとすると、全身麻酔をしなければならない。型採りは10分程度で終了するであろう。また、今までのタイプにこだわらず、メッシュのコルセットであれば、採寸だけで済みます。」と説明がありました。

全身麻酔をすると2泊3日のお泊りが必要になるし、蒸し暑い夏のことを考えると迷わず『メッシュ・タイプ』をお願いしました。その後、装具業者の人が採寸してくれました。採寸作業非常に手際よく、20箇所ぐらいの採寸も意外と早く終了しました。普通の病院だとこういうケースの場合、病院のスタッフの誰かに必ず叱られる。しかし、コロニーでは叱られたことは一度もありません。

 

 次に、専用靴の採寸に取り掛かりました。子どもは、写真の通り、足の指のバランスが非常に悪い。そのせいか、初めて独歩ができたのが4歳6ヶ月のときである。超偏平足のため、今でもまともには歩けない。まして走ることは、知的な面、骨格的な面からもほとんど不可能である。足をよく見ると親指が大きく、長い。その他の指は短く見える。こういう足を『エジプト足』と呼ぶのだそうだ。専用靴は、写真の通り、平面的なものと立面的なものの採寸をして作るようだ。土台になる靴は、アシックスの20.5センチのくつである。かわいい靴である 。

 

3月10日に靴は完成し、コルセットは微調整を行う予定である。

それにつけても、毎回感心するが、先生はじめ、スタッフの方々、出入りの業者さんまでいつも親切です。

 

 

歌舞伎ジャーナル目次へ  / E-mail