Kabuki Syndrome Network Japan Newsletter 歌舞伎ジャーナル  第7号

  「自閉症」の原因の一つが、B型肝炎などのワクチンに殺菌剤として含まれる有機水銀製剤のチメロサールではないかという疑惑が、以前にもまして大きくなってきました。アメリカで、相関関係を明らかにした報告書が改竄されていたことがわかり、損害賠償を求める集団訴訟が提起されました。製薬会社イーライ・リリー社等が被告になっています 。

11月19日の夜、アメリカ上院が「国土安全保障省設置法」を可決しました。アメリカ国民のプライバシーにかかわる電子情報の収集が自由にできるようになるなど極めて問題の多い法案で、共和党内部にさえ反対があるといわれます。その問題はさておくとして、この集団訴訟に影響する修正条項が含まれていたことが浮かび上がってきました。

細菌兵器として天然痘ウイルスがばら撒かれる危険性がささやかれています。状況によって、もしも天然痘ワクチンを強制的に使う必要が出てきた時、それには有機水銀のチメロサールが含まれることになります。責任は国家にあることになるので、製薬会社はチメロサールについて免責され、被害が発生した場合、最高2万5000ドルの国家補償で済ませようという修正条項が同法に含まれていることが分かりました。大統領の署名を経てこの法律が成立すると、たとえチメロサールと「自閉症」の因果関係が認められたとしても、わずかの補償で済まされることになり、原告側は危機感を募らせています。

  この前の選挙で製薬業界は共和党を協力に支援しており、一方、原告団は民主党を支持しているとワシントン・ポストは書いています。背後にロビー活動が存在したことが伺えます。しかしイーライ・リリー社のスポークスマンは、今までこのような修正条項があることを知らなかった、わが社としてはこれを支持する、と述べています。

  水銀が脳細胞にどのような影響を与えるか、まことに明快な映像があります。英語なのが残念ですが、カナダのカルガリー大学で行われた実験の顕微鏡映像で、クイックタイムのソフトをウエブからインストールすれば見ることができます。カタツムリの脳細胞に水銀イオンを注入したときの様子を映した恐るべきビデオをご覧ください。英語が聞き取れなくてもOK。脳細胞が水銀の作用で急速に縮んでいく様子は何度見ても恐ろしい。なお、カタツムリの脳細胞の組成は人間とほぼ同じなので、人間でも同じような効果があるはずだと解説されています。

  日本の「自閉症」被害者も、製薬会社や国も、問題の解決にむけ一日も早く奮起することを願うばかりです。(「自閉症」と括弧をつけて表記しているのは青春期の閉じこもりと誤解される心配があるからです。「自閉症」は幼児期に発生し、言語の遅れ、対人関係の困難などを特徴としています)

▼カルガリー大学のビデオ

  http://movies.commons.ucalgary.ca/mercury/

  (真ん中のボタンが早くて見やすいです)

 

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