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 4.  私とブートレッグの出会い

 私とブートレッグの出会いについて、少し書いてみます。

 私が音楽(特に洋楽)を聞くようになったのは、中学2年生の頃にThe Beatlesにはまったのがきっかけでした。しかし、中学生の私には、LP1枚2,500円は、とても高価でした。でもお小遣いをためて、The BeatlesのLP(英国オリジナル)をせっせと買い集めていました。

 あるとき、海老名市にあるニチイ(現在は、サティになっていますけど)で中古レコードまつりがあるという新聞広告が目にとまりました。その広告には、今、買い集めているThe BeatlesのLPが、1,000円や1,200と出ていました。1,200円なら手持ちのお金で無理すれば、4枚ぐらいはGET出来ると、いさんでニチイに出かけました。

 そこで、欲しかったThe BeatlesのRevolverやHelp!のLPに混じって、おかしな見たことのないLPが、売っていました。ジャケットは、白黒でLPのHeyJudeのジャケットになった写真と同じ時に撮られたもののようだけど、見たことがない写真で、その2枚組のLPに入っている曲目は、Let It BeやAcross The Universe等のLP Let It Beに収録されていた曲を中心に、Norwegian Wood等の曲や見たことも聞いたこともない曲もあって、買おうとしていたLPをそっちのけで、見入ってしまいました。でも、買ってよいものか悪いものか15分か30分ぐらい迷って、結局有り金全部はたいて、4,800円で買っちゃいました。ニチイをあとにするときに手元に残ったのは、怪しいLP1枚と缶ジュース2本分のお金でした。

 家に帰って、わくわくしながら、レコードに針をおとすといきなりLet It Beのリハーサルセッションが、始まりました。ポールがジョンとジョージにLet It Beを教えている場面で、言葉にならない程のショックを受けました。でもその後にも、ジョンの歌うShe Came In Through The Bathroom WindowやジョージのI Me Mineなど、音質もよく、そのLPに入っていた曲は、全部聞いたことのないテイクでした。

 そう私の買ったものは、The Beatlesのブートレッグの名作『Sweet Apple Tracks Vol.2』でした。

 それからというものニチイの中古レコードまつりに協賛していたお店(神奈川県を中心に)を回って、そのうちに、原宿・澁谷や西新宿に足をのばして、いろんなものを買い、今では、LPやCDのブートレッグが、300〜400枚ぐらいになってしました。

 『Sweet Apple Tracks Vol.2』に出会ってから15年以上が立ち、メディアもレコードからCDに変わり、又、デジタル技術の向上で、ブートレッグの質も当時からは想像もつかない程に向上しました。これからも、すてきな音楽に出会えるように、胸をふくらませ、西新宿や横浜辺りをうろついて行こうと思います。

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