■Nゲージ しいのみ鉄道建設記 

更新:2012年05月23日

 20087月末、36年間勤めた会社を定年退職しました。
2009年には孫も2人誕生しましたので、筆者のボケ防止と孫たちを理科好き人間に育てるため、「しいのみ鉄道」の経営を再々開しました。
鉄道経営といってもNゲージの模型鉄道の話です。
小学生時代のOゲージに始まり、中学、高校時代及び結婚して子供が出来てからのHONゲージなど、筆者はいくつになっても鉄道好きな団塊世代の一人です。
ロコは以下の写真のように、社名にしたがい原則C型のみです。
筆者の好みで、C51、C55、C62も走れば、ネルソン6250、ダブスB6、ボールドウィン8105も走り、つい最近まで西美濃路を疾駆した名鉄のオールドタイマー・モ510もジョイント音を響かせ、さらには昭和40年代に次々廃線になってしまった軽便鉄道のガソリン気動車もノロノロと走り回るという
の鉄道の世界を堪能しています。
キットを組み立てる以外に入手不可能な蒸気機関車もあるので、進む老眼もものかは、真鍮製バラキット組み立ての世界にも足を踏み入れましたので、逐次進捗状況をアップしていきたいと思っています。
筆者の目論見どおり(?)孫たちも汽車ポッポ大好き幼児に育っているようです。
長期休暇毎に、二人の息子がそれぞれ孫達を連れて帰省しますが、何か食べている時以外は、じいじポッポと言って筆者に2階のレイアウトルームへ連れて行けとせがみます。
左の写真、一見仲良く運転しているようですが、実はじいじから許されているのは、今のところまだ汽笛を鳴らすだけなので、そのボタンの奪い合いです。
来年の正月はマスコンとブレーキの操作を教えようかと思っています。
畳1枚(900×1800mm)のスペースに夢一杯のしいのみ鉄道ですが、今年は町並みの充実化、背景のグレードアップなどに注力してまいりますので ご期待ください。 車両の方はBタンク、単端などNナローのつぶら線への増強が続きそうです。

 

ワールド工芸の汽車会社製 1C1タンクキット を組み上げました。

 目次
1.レイアウトについて
. 車両について
3.各種ミニレイアウトについて
4.その他の記事
1.レイアウトについて

子供が3人独立したとはいえ、1部屋レイアウト専用ルームにするわけにもいかないので、遊休のベッド上に900×1800mmのスペースを確保し、下図「レイアウトの構造」のように容易に分解、移設もできるように、ホームセンターで購入した900×600×12mm厚のベニア板3枚の連結式としました。
架台は写真のように、ホームセンターのDIYコーナーで売られている矢崎化工のイレクターで、こちらも分割して移動できるように組み上げ、その上にベニア板を敷き、若草色のフロアマットを張りR365の小判型エンドレスに待避線とヤード、ターンテーブルを設けました。
8本の支柱は接着せず、もっと長いものと交換可能になっています。

現在の高さはベッドに乗せた場合、椅子に座って運転すると丁度目線が車両と同じような位置で、中々良い感じになります。
列車制御電源、ポイント、ターンテーブル制御電源は右側のコントロール盤からアンフェノール50PINケーブル1本で供給され、3つのユニット間は下図「ユニット間の導通の仕組み」のように、ケーブル数だけ並べたリン青銅0.1t4mm幅の帯板を経由して通電されるように工夫しました。
接触不良が懸念されますが今のところ良好です。 時が経つと定期的な酸化膜除去作業が必要となるかもしれません。
下の写真はアンフェノール・フルピッチ50PINケーブルのレイアウト側の接続部の写真です。
電気的な接続はこのケーブル1本です。
CDドライブやMOドライブなど初期のSCSI機器の接続に使われていたもので、我が家では既に処分してしまいましたが、名古屋大須のジャンク屋さんで偶々
新品を見つけ、当時の1/3程度の価格で入手することが出来ました。
現在のところ50PINのうち使用しているのは半分くらいです。

SCSI機器自体現在も売られているのでしょうか?それにしても旧規格のケーブルも変なところで役に立つものですね。

ベッドを使う時は、レイアウトはベッド下に格納します。そのため高さが制限され、基本的に背の
高いストラクチャーは設けられません。
後述のPWMパワーパックによる加速、楕行、減速をパラメータを変えて楽しんだり、自動運転を行うのを主目的としました。
レール敷設直後は、
分岐器でのSLの先輪の脱線に悩まされましたが、先輪に荷重をかける工夫をしたり、尖端軌条の修正などを行った結果、現在では皆無になりました。
分解、車による移動、組み立て、運転も実際に1回行いましたが、細かい問題点も出てきましたので少しずつ改善を進めています。
同じ大きさでも定尺物のベニア板1枚で作成すれば電気的な工事の工数は格段に減ったのでしょうが、3分割して軽自動車でも運べる、というのが元々の筆者のスペックでした。
2010年2月下の写真のようにSANYO DENKI製の1パルス0.9度の2相ユニポーラのステッピングモータ(TYPE 103-4902-0653)を動力源としたターン
テーブルが稼働を開始しました。
ターンテーブルはTOMIXから発売されていますが、隠居の身なので自作しました。
使用したステッピングモータの
径5mmの軸が非常に硬く、5mmほど切り落とすのに金工用鋸刃を2本も折ってしまいました。
PICマイコンを使用したドライバ基板は、後述するように秋月電子通商のキットを組んだもので、TOP写真の右側の制御盤に格納してあります。
そのままでは
ターンテーブルとしては回転数が早過ぎました。
説明書によると
回転数を下げるには、キットの回路図の電解コンデンサC5を10uFから470uFに、固定抵抗R1の値を上げるように書いてありましたが、PICマイコン得意のダミーのループによる遅延サブルーチンで周速度を制御しています。
ステッピングモータは停止時にも電力を消費するので、駆動スイッチは押しボタン式とし、3接点のロータリースイッチで、CW(clockwise)、STOP、CCW(counterclockwise)を選択し移動時のみ通電するようにしました。
1パルス0.75度のステッピングモータが欲しかったのですが入手できたステッピングモータは
1パルス0.9度なので扇形のレールは20パルス、18度刻みで10線配置しました。
さすがに停止位置の再現性は抜群で、ステッピングモータのメリットを活かして、押しボタンひと押しごとに20パルス(
18度)送るようにプログラムしました。
本体を構成する材料はホームセンターで求めた発泡塩ビや田宮のプラ板で軽量化を図ってあります。
右の写真は各レールへの給電のための0.1tリン青銅板製の接点を埋め込んだところですが、
モータが非力なので、接点群の圧の調整には苦労しました。
少々大げさですが、筆者の50数年にわたる鉄道模型人生でターンテーブルの自作は初めての経験だったので、楽しみながら工作出来ました。
将来、京都の梅小路機関区のような扇形機関庫を作ってみようと思っています。
2010年1月、マグネ・マティックカプラーの電磁石による遠隔開放システムを導入しましたので、ターンテーブルとのコンビで牽引機の付け換え作業が楽しくなりました。
しいのみ鉄道の経営規模からすると随分規模の大きなターンテーブルを作ってしまったものですが、いつのまにか一杯になりあふれた
蒸機は展示ケースに移動してもらいました。
明治30(1898)年製のBauldwin8105から昭和23(1948)年製のC62まで、約50年間にわたり欧米及び日本で製造された蒸機を日替わりで運転出来る模型鉄道の楽しさを満喫しています。

 
2.パワーパックについて

単なる電圧制御のパワーパックでは面白くないので、PICマイコンと東芝のDCモータ用のドライバーICを利用したPWM(Pulse Width Modulation)方式自作しました
PWMとは、周期、加える電圧を一定にして、通電する「1」、しない「0」の割合を可変してモータの回転数等を制御する方法です。
ブラシ式DCモータのようにイナーシャの小さいものを動力源とする模型を実感的に制御するにはまさにピッタリの方法です。
時間はたっぷりあるのでPICアセンブラを勉強し、ブレッドボードで回路を確認しながら最終的に写真のような外観としました。
ツマミがずらりと並んでいますが、ほとんどPICのポートにつながったロータリースイッチです。
日本のPICマイコン界の草分け的存在である名古屋出身の後閑哲也先生の書籍が
ソフト、ハード両方の製作に非常に参考になりました。メールで も筆者の素朴な質問に懇切な回答をいただき、あまり回り道せずに完成させることが出来ました。
筐体内部写真の右上の基板がPICマイコンと東芝TA7291P(左の写真の中央のIC)による本パワーパックの心臓部です。
使用したPICマイコンはPIC16F873Aという28PINのもの(左の写真の左端のチップ)で、PWM機能が2セット準備されており、入出力ポートも20個あり何とか間に合いました。
実験の結果からPICのクロックは20MHzとし、PWMの周期は4.88kHz、デューティの分解能は255(0FFH)に設定しました。
ドライバーICは東芝のDCモータ用フルブリッジドライバTA7291Pというもので、発熱が懸念されましたが、Nゲージのモータ1個駆動分の電流は0.15A程度で全然心配ありませんでした。

PIC
マイコンが400円、東芝のTA7291P2個で300円、こんな優秀なデバイスがこのような価格で売られているのは隠居の身としては本当に助かります。

筆者が高校生の頃、機芸出版社の「鉄道模型趣味」誌にトランジスタコントローラなるものがが発表されました。新しい物好きの筆者は、小遣いをためて秋葉原で部品を買い集め、徹夜で作り上げました。モータをつないでボリュームを回 し、回転数がゆっくりと上がっていったときの感動は今なお鮮明です。
当時苦労したハードウェアもこの基板1枚に集約されていると思うと感慨ひとしおです。
中央のトランスは1A、左奥のユニバーサル基板がDC12V整流部で、ブリッジダイオードと後述のスイッチングレギュレータが中枢部品です。
左手前は、スイッチング電源で、ポイントマシンと
PICマイコン のDC5Vを発生する中央の小さな基板にDC12Vを供給しています。
ノイズを拾って誤動作しないように、
PICの入力端子の近傍に1uFのパスコンを付けてあります。
右下の黒い基板は、秋月電子通商のキットのサウンド記録再生ボードです。
基板中央のAPR9600という台湾のAPLUS社のIC(上の右側のIC)は8種類まで音源を選択できるモードも設定可能なので、改造して4種類の汽笛サウンドを記録し、ロータリースイッチで選択できるようにしました。

PWM
とはいえ、電圧計には積分された電圧が表示されます。右側にもバランスを取って電流計を配しました。電流計の下に汽笛の押しボタンを設けました。
TOP写真の手前左の大きなツマミが主幹制御器で0から6までの7ノッチ、右はブレーキで3段階、
直径50mmの黒仕上げの大きなアルミムクのツマミは名古屋大須アメ横のジャンクショップで偶然見つけたもので気に入っています。
ブレーキを掛けたまま、主幹制御器を回すと警報ブザーが鳴ります。

左はマスコン位置「1」(デューティ約51%)、右は「 6」(デューティ約80%)の時の波形を知人にデジタルオシロスコープで記録してもらったものです。12Vの通電時間(波形のhighの部分)が変化しているのが良く分かります。
コントローラの真ん中にあるのは正転・停止・逆転スイッチで、ソフト制御も可能だったのですが2
3接点のロータリーSWを使用しました。
中段の左手が、初速デューティ値の設定
ロータリースイッチです。車両や牽引荷重によって実際にモータが回り出すデューティ値が異なるので31.4%43.1%47.1%、51.4%の4段階用意しました。
中段の右手のツマミは
4段階の加速度設定のロータリースイッチで、動力車は後述するように原則C型のSLなのですが、単行、軽列車、重量貨物、重連などのケースを想定して加速度を4段階設け、主幹制御器で設定した目標
デューティ値までを一つずつ上げていくときの遅延パラメータを設定してあります。これらのパラメータが何回でも書き換えられるのがPICマイコンの強みです。
2つのメータの間にあるのは秋月通商の通販で購入しHRD12003Eという12V3Aチョッパー方式の可変型スイッチングレギュレータこれも300円!)の電圧微調整用 の抵抗値を変えるロータリースイッチです。
左の写真はポイントとターンテーブルのコントロール盤です。
ケースは、並べて使用しても見栄えが良いようにパワーパックと同じ
タカチ製を使いました。
ポイント切り替え用のトグルスイッチと通電表示のBLUEのLED、ターンテーブルの回転方向スイッチ、ステッピングモータの電源押しボタンスイッチを配置しました。
右下は内部の
写真で、左側端の3本の黒いケーブルはパワーパックから供給されている電源です。奥から運転用のPWM電源、PIC制御用のDC5V、ポイントマシン用のDC12Vです。
誤接続しないよう右下の写真のようにEIAJ#2、#3、#4の3つの径の異なるコネクタを使い分けました。

配線が下手くそで恥ずかしいのですが、基板が4枚収められており、右奥の2段がポイント制御用で、PIC16F873Aでそれぞれ7個の東芝TA7291Pをコントロールします。
TA7291Pの
ソケットは 2枚の基板で全部で16個分ありますが、写真でもお分かりのように使用するのはそれぞれ7個です。
ポイントの切り替えは制御盤の線路図上のトグルスイッチで行います。KATOのポイント用のスイッチは非常に良くできていて、切り替える瞬間にコンマ何秒か通電して、切り替えたあとは遮断される機構になっていますが、筆者はこれをPICマイコンとTA7291Aのコンビで行っています。
トグルスイッチの切り替えにより、上の写真のようにコントロール盤の通電されている区間のLEDが点灯します。線路パターンは0.5mm厚プラ板から一体で切り抜き、 半光沢のグリーンを吹き付けました。
トグルスイッチは小型の6P型で、LED点灯制御とPICへのポイント切替信号と2つの役目を果たしています。
トグルスイッチを操作すると、
ポイントを切り替える方向に応じて+−を切り替えたDC12Vを0.3秒間(もっと短縮できそうです。)だけ通電するようなプログラムを書き込みました。
ポイントが全部で14個あるので、#1から#7までと#8から#14まで、2枚の基板に搭載されたPICでトグルSWが切り替わったか1サイクルサーチし終えると0.6秒間待機した後、また元に戻ってサーチし続けます。
このあたりはリレーとタイマーで回路を組むと大変だったと思いますが、PICとTA7291Pを組み合わせると容易です。
つぶら線の6.5mmゲージのポイントは、説明書に切替後1秒間は待機するように書かれていましたので、プログラムもそのように修整しました。通電時間も0.2secにしました。
新線のつぶら線は5月には敷設は終わっていたのですが、夏の間は暑くてハンダゴテをにぎる気にもならず、配線してポイントの遠隔操作が出来るようになったのは 秋の声を聞く10月になってからでした。
600V電化区間の「ひこばえ線」、Nナロー(6.5mm)の「つぶら線」の速度制御機構は、写真の左側の縦長の基板に納められており、PICによるPWM制御ではなく、上述のHRD12003Eを2個使ってボリュームで電圧を可変しています。
内部写真の手前中央の緑色の基板が先述した秋月電子通商のステッピングモータ駆動用のドライブ基板です。
そのままでは
ターンテーブルの動力としては回転数が高く、キットではコンデンサと抵抗の値を変えて、微調整できるようになっているのですが、筆者は回路はそのままでPICマイコンをキット同梱のPIC16F54からPIC16F84Aに交換し、パルスの発生間隔をPIC常套の遅延サブルーチンで調整するようにしました。

レイアウト点描

1.航空写真
航空写真撮影業者に航空写真の撮影を依頼しました。
晴天の某月某日、ヘリコプターが低空を何回か旋回して去っていきました。その時撮影してもらった中の1枚が左の写真です。
本線をC53が慣らし運転しています。ひこばえ線は名鉄のモ510の2両編成が走っています。6.5mmのつぶら線はガソリンカーとコッペルの牽く貨車がホームで停車しています。
機関区がほぼ満車状態なのが良く分かります。
建築物もあと数軒で飽和状態です。木は1本も生えていませんので、これから植林事業にも精を出さなくてはなりません。 人間も見当たりません。
それでは、もう少し高度を下げて詳細に見て行きましょう。

2.給炭台、給水塔
9月にトミーテックのジオコレ情景シリーズに、好ましい給水塔、給炭台が加わりましたので早速組み立てて設置してみました。
給炭台の増量用の石炭も付いていましたので、それらしく増量して木工用ボンド及び半光沢の黒ラッカーで固着してあります。
給水塔、ポンプ小屋は適度にウェザリングがされており、写真のようにそのままでしいのみ鉄道の機関区になじみました。
石炭積み込みの作業員も配置したいところです。
ポンプ小屋の窓や戸に桟の表現が無かったのでプラカラーで追加しました。
トミーテックのジオコレ情景シリーズには、今後日本酒醸造所なども加わるようなので楽しみにしています。
しいのみ鉄道も路線が飽和状態なので、今後はストラクチャーの整備にも力を入れていく予定です。




3.機関区遠望
給炭台、給水塔に続いて、トミーテックの単線電車庫というのを蒸気機関車整備工場として設置しましたが、 程よくウェザリングされており、中々周囲の雰囲気に溶け込んでいると思いますがいかがでしょうか?
添付されていた安全標語も適当に選択して貼り付けてあります。
屋根に排煙装置を付ければさらに良い感じになるでしょう。
C53の入線により、やっと勤務から開放されたC51が整備場に入線することになりました。

 

 

4.椎之木駅点描
某月某日の昼下がり、 昼食時で人通りもまばらになった椎之木駅の構内です。
プロトタイプとは違ったツートンカラーに仕上げられ、配属されたばかりの九十九里鉄道の単端がトコトコと貨車を牽いたコッペルが憩うホームに入ってきました。
ひこばえ線にも丁度名鉄モ510の2両編成が停車中です。
右手から折りしも本線勤務に就くワールド工芸のキットを組み上げたC53が、3気筒の重々しいドラフト音を響かせながら機関区から出てきました。
まさに「昭和初期」を切り取ったような風景で す。

 


5.「椎之木宿」遠望

明治初年まで栄えた(?)椎之木宿の復元が急ピッチで進んでいます。
駅横には旅館寺田屋(右手の2階建て)が開業し、街道には、ゆるやかなカーブに沿って、うなぎや、醸造所、酒屋、和菓子屋、飲み屋、手打ち蕎麦屋、茶舗、雑貨屋、米穀商が開業しました。
折りしも昔懐かしいボンネットバスが、椎之木駅前を出発するところです。
右手奥の2階建ての旅館寺田屋の2階からは、しいのみ鉄道のヤード、機関庫、つぶら線のヤードを眼下に俯瞰でき、鉄道ファンにとって垂涎の場所となっています。


6.「椎之木酒造」操業開始

昔の宿場には必ずといって良いくらい 造り酒屋があったそうで、旅人達も高い煙突が目に入ればもうすぐ宿場だと安心したようです。
2011年末、椎之木宿にも椎之木酒造が開業しました。
トミーテックが2011年12月、ジオコレのラインナップとして、建物、備品一式をタイミング良く発売してくれたものを設置しました。
情緒のある塀や仕込み樽、大八車なども付いています。
左の写真のように、しいのみ街道に面して店を構え、後方に醸造工場、ひこばえ線をはさんで倉庫を配しました。
左手前のむしこ窓の店はうなぎや「宮川」で、椎之木酒造の「兆寿」(銘酒萬寿の上を行きマシタ。)を出してくれます。
ここの白焼きを肴に、地酒「兆寿」を味わう客でにぎわっています。


7.ひこばえ線

2009年9月、Nゲージのレイアウトの空きスペースにR216mmの小判型エンドレスの「ひこばえ線」を敷設して運行することにしました。
左写真の名鉄
モ750の他、主に単行の似合う、名鉄モ510、東急たま電デハ80など筆者好みの旧型電車 を交代で運行しています。
左側は、Nナロー(6.5mm)
つぶら線のエンドレスとヤードす。
田植えが済んだばかりの水面を、薫風が吹き抜けて行きました。
MODEMOさんが「ひこばえ線」にマッチする、個性的なオールドタイマーのボギー電車を製品化してくれるので、同社のホームページを時々覗いています。
京阪電鉄60型「びわこ号」を準備中とのことなので期待しています。
 

 

8.Nナローの「しいのみ鉄道つぶら線」

2011年5月、若葉の季節にしいのみ鉄道の600V電化区間の 「ひこばえ線」のエンドレスのさらに内側に、Zゲージのレールを利用したNナロー(6.5mm)の「つぶら線」が開通しました。
路線は待避線つきの190Rの小判型エンドレス、車両は開通当初はトーマモデルワークスのキットを組んだB型ディーゼル機関車と2軸の貨車2両とワールド工芸のキットを組み上げた尾小屋鉄道のキハ2、西大寺鉄道キハ5で 、細々と営業を開始しました。
2011年11月、気動車ばかりだった「つぶら線」にも、やっと待ちに待った蒸気機関車がやってきました。
トーマモデルワークスが満を持して発売したキットを組み上げた、井笠鉄道のコッペル製Bタンクです。
サイドロッドこそ省略されていますが、2軸駆動で超スロー運転もきく優れモノです。
コッペルはもう1台組み上げ、こげ茶色に塗装してみました。続いて2011年末に発売された井笠鉄道の5号機ポーターのBタンクも組み上げ、こちらはもっと明るい茶色(英空軍迷彩色)に仕上げました。
小さな機関車なので艶消しの黒では可哀そうなので、写真のように色々変えています。
つぶら線の車両はワールド工芸、トーマモデルワークス
両社のキットを組み立てたものばかりですが、写真のように、いつの間にか大所帯になってしまいました。
既に廃線になってしまった各地の軽便鉄道の名物車両が時空を超えて再会し、同じ鉄路を走ることが出来るのも模型鉄道の楽しみです。
単端はワールド工芸のキットですが、つぶら線にはターンテーブルが無いので、背中合わせに連結して逆行運転も可能にしています。
両社共に今後もNナローの好ましい車両のキットを出してくれそうなので、これからも楽しみにしています。

2011年10月2日に東京目黒のさつき会館で行われた軽便祭の素晴らしいレイアウトを見学して、これからはしいのみ鉄道もシーナリィにも力を入れていこうと思い、
筆者は古街道を歩きも趣味としているので、つぶら線の内側にキットや既製品を利用して宿場町を再現してみました。
当時の藩主が
防御上(?)の理由で湾曲させた街道に、明治まで栄えた宿場町という 設定で町割りをしました。昔懐かしいボンネットバスが狭い街道を、ゆっくりとしたスピードですれ違って行きます。
2012年春つぶら線に5両目の機関車が入線してきました。井笠鉄道の3号機タイプのポーター製Bタンクです。
左の写真はコッペル兄弟とポーター姉妹の入線記念写真です。先に入線した順番に並んでもらいました。
1号機がディーゼル機関車で、後はすべて蒸気機関車というのもおかしいですが、機関車
が6両在籍し、牽かせる車両が貨車2両では赤字転落も時間の問題です。
社長としては、早く客車を導入し、地元住民の足としての信頼感を勝ち取らなくては、つぶら線の将来は無いと思っているのですが。
 

 

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