逮捕に関する手引き

オリジナル
http://www.faslane365.org/en/the_arrest_experience

逮捕されたらどうなるのか

警察官に近くに止めてある警察車両に連れて行かれます。おとなしく一緒に歩いて行ってもいいし、逮捕を拒んで連行されるという選択肢もあります。しかしその場合は逮捕に抵抗した罪で新たな罪状が加えられるかもしれません(通常、起訴された場合はこの罪状は取り下げられます)。車の中では、名前、住所、生年月日を聴取され(ポラロイド写真を撮られることもあります)、容疑が告げられます。あなたには答える権利があり、答えはすべて記録されます。それ以外の質問もされるかもしれませんが、それに答える必要はありません。

どこに連れて行かれるのか

国防省警察に逮捕された場合は、基地に連れて行かれた後、釈放されるか、文民の警察署に送られます。ストラスクライド警察に逮捕されたら、通常、グラスゴーの警察に連行されます。多くの場合、男性と女性は別々の場所に移送されます。

警察での取調べ

所持品検査をされ、所持品を没収されます。封鎖行動に参加する前に、警官に見られたくないものや小型ナイフなどがポケットに入っていないことを必ず確認してください。ベルトなども取り上げられるので、ベルトなしでもズボンがずり落ちないようにしておくこと!

警官に検査のために裸になるように言われたら(めったにないことですが)、理由を尋ね、以前、裸にしての所持品検査に不服申し立てをして認められたケースがあると反論してください。それでも強要されたら、従うかどうかはあなた次第です。いずれにしても、警察官の名前を覚えておき、釈放されたらすぐに不服申し立てを行い、法的支援グループに知らせてください。

警察は再び詳細な聴取を行い、留置されていることを知らせてほしい人がいるか、また事務弁護士に連絡をとってほしいか尋ねます。あなたの法的支援チームに知らせてくれるよう頼むこと。事務弁護士が本当に必要なのは、裁判のために留置された場合のみですが、その他のいろいろな問題の解決にも手助けしてくれるでしょう。あなたには逮捕後、弁護士に接見する権利があります。行動の前にあなたの法的支援チームから弁護士(法的支援専門グループが手配します)の名前/電話番号が知らされます――たぶん名前と電話番号が併記されたバストカードの形で渡されるでしょう。

バストカード:法的支援チーム、事務弁護士の電話番号や逮捕に際しての注意などが書いてあるカード

警察では、名前、住所、生年月日を聞かれます。その他多くの質問をされるでしょうが、それ以上の質問に答える必要はありません。あなたが絶対菜食主義者または菜食主義者であるとか、治療用の薬を服用している場合は警官にその旨伝えること。

病気になったり怪我をした場合、あなたには医療を受ける権利があるので、すぐに医師の診察を要求しましょう。

それから監房に入れられます――独房の場合もあるし、2人かそれ以上一緒の場合もあります。監房には普通、体育館にあるようなマットレスがありますが、必要なら毛布も貰えるはずです(頼まないとくれないかもしれません)。水も要求すればもらえるでしょう。各監房にはコールボタンがありますが、呼んでもなかなか来てくれないので、彼らが通りかかったら機会を逃さず必要なものを頼むといいでしょう。食事は一日に3度与えられますが、食事の時間は今終わったところだからと、2度にされてしまうこともこともあります――それは送り込まれる時間次第です。彼らは定期的に様子を見るために見回り、指紋を取ったり、罪状を告げるなどのために呼び出します。

警察は必要があれば、顔写真を撮ったり指紋を採取することができますが、起訴されなかったり、無罪になった場合、その記録は破棄されます。ストラスクライド警察は、国のコンピュータにつながった新しい電子指紋採取器を使用しています。また、DNA鑑定のために、頬の内側の組織を採取されます。警察はこれを「正当な」行為として行うことができます。

警察があなたの名前と住所を確認できれば、たぶん釈放されるでしょう。警察はあなたの告げた住所に地元の警察官を派遣して、実際に住んでいることを確認するか、選挙人名簿を照合して確かめます。しかし、警察は、ファスレーンの一定区域に近づかないという条件を課す目的で、全員に対し保釈の形をとるかもしれません。あるいは、指定した日に裁判所に出頭するという確約書(undertaking)にサインするよう言う場合もあります。当日出頭しなければ、さらに罪が追加されることになりますが、あなたが出頭しなければほかにどんな条件も課すことはできません。必ず確約書にサインしなければならないことはありませんが、しなければ裁判のために留置される可能性がさらに高まります。

裁判のために留置されることになれば、警察の留置場で一晩過ごすことになります。裁判所には翌就業日に移送されるので、金曜日に逮捕された場合は、翌週の月曜日まで留置されることになります。彼らは定期的に(1、2時間おきに)巡回し、ドアにはめこまれた小窓を開けて様子をみますが、できるだけ眠るように心がけましょう。抗議のブーイングをして問題ないことを示すのもいいでしょうが、完全に起きてしまうことのないように。翌日は早朝に起こされ、朝食をとり、廊下にある流し台で顔を洗い、警察車両で裁判所に移送されます。裁判所では、法廷に出るまで、大きな待機監房に入れられます。保釈されることになれば、警察に連れ戻されることなくそこで釈放されるでしょう。

事情聴取を受けるのか

多分受けるでしょう。逮捕されたら、あなたには最初に事務弁護士に話をする権利があります。前もって、尋問を受けたらどう対応するのかをよく考え、グループの人たちと話し合っておきましょう。どんな質問にも答える義務はありません。黙秘しようと決めたのなら、どんな質問にも――すでに告げてある名前と住所であっても――「ノーコメント」で通すのが最善です。あるいは、前もってあなたの活動理由を述べた供述書を準備し、それを繰り返し読むか、「この供述書につけ加えることはなにもありません」と言う以外は何も答えない、というやり方もあります。尋問に答えるなら、次のことに留意してください。

・ あなたが何をしたか、ではなく、なぜしたのか、という点を強調すること。その時点でも、まだ、あなたにはどんな質問にも答える必要はないことを忘れないように。

・ 他の人のことや、他の人がしたことについては、たとえ無実であると思っていても言及しないこと。あなたが何を言うかはあなたの決断ですが、彼らが何を言うかは彼らの決断です。したがって、答えると決めたなら、自分のことについてのみ答えること。

釈放されたら

あなたは監房から出され――確約書にサインするよう言われる場合もあります――所持品を返還されます。すべてが返還されたという書類にサインし(まずは確認すること!)、その後釈放されます。あなたのグループのメンバーが迎えに来ているはずです。あなたの法的支援チームに釈放されたことを伝えてください。

居住地がイギリス以外の場合

あなたが外国に住んでいる場合、警察官があなたの身元を確認するのは容易ではありません。パスポートなどのIDの提示を求められるかもしれません。裁判のために留置される可能性も高くなります。詳しい情報は「外国人活動家のための法的説明」を参照してください。

(訳:東京YWCAいるぶ・T)