(暫定版)

よくある質問

以下は私たちがファスレーン365への参加を呼びかける際によく受ける質問と回答です。


Q. 他にも重要な問題が数多くある中、なぜ核兵器問題に力を注ぐのですか。

私たちは今日、債務救済問題、気候変動、イラク戦争、健康・教育基盤の崩壊、テロリズムなど深刻な問題を抱えています。核兵器のような時代遅れで冷戦時代の問題になぜ関心を注ぐのですか。


確かに核兵器は時代遅れだと言えるでしょう。しかし、核兵器を取りまく問題に関しては決して時代遅れなどとは言えません。現在の核兵器開発状況を見れば、一刻の猶予もなく本気で核政策に立ち向かわなくてはならないことは明白です。トニー・ブレア政権は、トライデント核システムの更新に400億ポンド以上をかけようとしています。現在のトライデントは2024年に寿命を迎え、更新すればイギリスは少なくとも2055年まで核兵器(とアメリカ)に依存することになります。これは、ここ数年間で決定することになっていますが、もし私たちが最大の努力をすればこの犯罪とも言うべき資源の無駄遣いを止めることができます。これは可能なことなのです。成功すれば核に関連する多くの重要な問題に多大な影響を与えることができるのです。


しかし資源の無駄遣い以上に重要なのは、― 誰でも400億ポンドのもっと有効な使いみちを考えられます― 大量破壊能力に固執する政府のこの決定は、私たちの社会の根底を蝕むものだということです。防衛政策として最も凶悪な大量破壊兵器を配備し、使用をちらつかせることは国際法や人道の基本原則に違反するものであり、全ての法律やモラルをあざ笑うものです。核兵器完全撤廃をめざす国際法の実現に着手しているにもかかわらず、自国の核兵器放棄にさえ取り組むことができないイギリスに対して世界の人々はなんと言うでしょうか。


核兵器は複雑に絡み合った脅威や難題に対する暴力的で手っ取り早い「解決策」の代表であり、権力の乱用と歪んだ価値観を典型的に示すものです。それは家庭や町での暴力を増長しテロを煽る考え方に他なりません。トライデントはこのように経済、人道そして司法の問題と深く関連し切り離せないものとなっています。


私たちが、核兵器とイギリスをつなぐコードを切断することに成功すれば、軍事的な発想や軍事関連企業の支配を断ち切らないまでも、緩和する方向に大きく前進し、貧困や人権問題、気候変動などの重要な問題を解決に導くような状況に変えることになるでしょう。私たちは何も「今していることをやめて、トライデント阻止活動に参加して下さい」と言っているのではありません。二者択一をせまっているわけではないのです。なぜならば、この問題はみなさんが取り組んでいる様々な問題と深く関連しているからです。48時間あなたの時間を私たちに提供してください。48時間ファスレーン核基地を封鎖して、ファスレーンでの活動とみなさんが関心を持っている問題をマスコミに宣伝して下さい。


Q. どうしてファスレーンに行くのですか。

なぜトライデント潜水艦が再装備のために向かうデボンポートや、核弾頭を修理したり新しい核弾頭を開発、製造するオルダーマストンではないのですか。ファスレーンでこんなに長い封鎖活動をすることで、他の場所での活動エネルギーが削られてしまうことになりませんか。


A. ファスレーンは、わが国の核兵器システムを機能させている中心基地で、トライデントの母港です。このようにファスレーンは非常に重要な場所なのです。同時に、私たちはトライデントの臨戦態勢を維持している複雑な軍事ネットワークも忘れてはなりません。イギリスには、デモや市民レベルの抵抗運動を推進していかなければならない軍事基地が数多くあります。ファスレーン365は、これらの基地に対する抗議や市民抵抗運動に取って代わるものではありません。過去の経験から考えると、それはむしろ活動にエネルギーを与え、これらの基地の存在を世間に知らせ、全ての核基地に対する抗議や反対があることを政府に認識させる結果になっています。


Q. このような長い封鎖は、活動家たちのエネルギーを消耗し、更には使い果たしてしまうことになるのでは?結局は活動が下火になるのではありませんか。活動できる人やグループは減っていき、上手くいかないことが増え、やるべきことは益々多くなる・・・


A. 成功が成功を生みます。もしこの活動を成功させれば、エネルギーは多方面に広がります。活動全体における封鎖は一年続きますが、活動家やグループは成功に導くために48時間のコミットを要請されるだけです。48時間とは一年のうち、たった一回の週末ということですし、核兵器を排除できる可能性が極めて高ことを考えれば決して長い時間ではありません。もっと長く参加したいと思う活動家やグループも勿論いるでしょう。それは大歓迎ではありますが、この封鎖活動がさらに多くの参加者をこの運動に導くのだと考え、お互いの支援には慎重に、また参加者の休息についても十分配慮しなければなりません。


Q. このような直接行動や市民抵抗運動は平和運動を分裂させることになるかもしれません・・

すでにグループ間対立や考え方の相違など、問題が存在していますが、この活動がそのような問題を悪化させないでしょうか。


A. 武装解除や平和、そして持続可能で健全な国際社会を目指す方法には色々あり、私たちは全ての人からの協力を尊重し、支援しなくてはなりません。対立、内紛、他の人たちの活動を弱体化する動きなどは無益なことです。全ての人に活動の場があります。会議、平和教育、学問的な研究、ロビー活動、手紙書き運動、市民抵抗運動などは全て重要です。このような様々な活動における新しい動きは有益です。私たちは、多様な方法を積極的に受け入れ、様々な運動を共有し、関わっていかなくてはなりません。

Q. 弾圧が激しくなるだけではないでしょうか。平和運動や活動家グループに対する締付けが厳しくなるかもしれません。(例えば、環境保護運動や連帯運動での封鎖活動に対しては反テロ法が適用されています)あるいはファスレーンピースキャンプは、再び閉鎖の危機にさらされることになるやもしれません。

A. 私たちの国はますます弾圧的になってきており、「テロの脅威」という名のもとに警察や「当局」は弾圧手段を正当化しています。私たちが効果的な活動をすればするほど、弾圧度が強化される可能性があります。しかし私たちは、これに屈服せず事態を悪化させないようにチャレンジしなければなりません。もし私たちが恐怖のためにあきらめてしまえば、権力の乱用や弾圧行動は増幅するでしょう。特に社会的弱者はその影響を受けるでしょう。私たちは自己規制すべきではありません。そんなことをすれば弾圧に屈することになり社会や人権に悲惨な結果をもたらすことになるでしょう。それよりもむしろ、緊密に情報交換し、連帯して弾圧行動に立ち向かい、ターゲットにされているグループを支援し、弾圧的な法律に挑戦する方策を見つける必要があります。このような弾圧的な法律や手法に挑戦し、それらを変えるために、私たちを支援してくれる弁護士は大勢います。


Q. 警察は抗議団体や支援者たちがファスレーンに行くのを阻止するのではないですか。

イラク戦争反対運動のさなか、フェアフォードに近づけないよう抗議団体が乗ったバスを止めたときや、抗議する人たちをゲートから遠ざけ封鎖できないように封じこめたときのように。


A. このようなことが起こるかもしれません。ですから緊急時対策を考えておかなければなりません。ある意味では、どこで私たちが行く手を阻まれるかは問題ではありません。重要なのは私たちが本気でファスレーンに行こうとし、48時間封鎖をしようとし続けることなのです。もし目的地に着く前に警察に阻止されたら、その場所で封鎖行動をとらなければなりません。たとえ、それが道路のまん中であったとしても。この想定外の封鎖行動もまた、警察側の責任となり、彼らはこのような戦術が自分たちにとって面倒なことになるだけだと、すぐに悟ることでしょう。もし阻止されたら、私たちの目的は国際法を守り、ファスレーンで継続されている大量殺戮の準備を防ぐことだと説明し、私たちを釈放し、活動に参加するように誘ってみましょう。ファスレーンのゲートからどんなに離れていても、注目を集めるような封鎖や抵抗運動を実施し、可能な限りファスレーンに到達する試みを続けなければなりません。


警察のこうした妨害を利用して、私たちがファスレーン365という封鎖運動の一員であることを世の中に示し、このような警察のやり方を弱体化することができます。ですから、どこで阻止されたとしても、私たちのメッセージを伝えてください。後に彼らの時間や様々な資源を費やすことになる裁判を通して、警察によるこうした妨害に抗議するチャンスもあります。


また私たちは、強い意志と創造力でファスレーンに到着する方法を考え出さなくてはなりません。小グループに分かれて、徒歩やバス、タクシー、電車、自転車またはボートを利用して行くのも一つの方法です。重要なことは、少なくとも毎日新たに100人が参加するということです。いずれにせよ、ファスレーンを封鎖して基地の作業を妨害するという私たちの活動が注目を集めることで、共に活動することで大きな力が生まれるというメッセージが伝わり、スコットランドとイギリス議会に対して国際法の遵守とトライデントの排除を迫る大きな圧力となるでしょう。

Q. 私の懸念は、警察の高圧的な姿勢がグループや個人の気持ちを変え、担当当番に穴をあけることになりはしないかということです。

A. これは、私たち皆がどれだけ決意が固いか、準備ができているかにかかっています。過去、警察の戦術は特に高圧的というわけではありませんでした。(ウェブサイトで封鎖に関する情報を見てください) しかし、もし彼らが高圧的になっても、私たちは全力を挙げて担当責任を果たし、連帯して行動しなければなりません。そして必要な訓練や準備を十分おこない、様々なシナリオを想定しておかなくてはなりません。最も重要なことは、私たちの行動をやり抜くことです。あるグループが警察に目を付けられたら、私たちはそのグループを支援すると同時に封鎖も最後まで続けなければなりません。


Q. 警察が私たちの封鎖しているゲートを無視して、他のゲートを開けたり、他のルートを使って、いつもどおり運搬や作業を実行したらどうするのですか。


A. 基地がこのように他の手段を使うようなことがあるとしたら、私たちは通常の業務を妨害するのに成功したと言えます。さらに、軍にとってどんなゲートもそうですが、特にメインゲートを抗議団体によってたとえ僅かの間でも封鎖されるのは、心理的にかなり痛手を被ることでしょう。もし警察が基地の別のルートを使ったら、ただちにそちらに合流することになるでしょう。各グループは、自分たちの経験をウェブサイトに掲載して、後続の人たちに以前何が起きたかわかるようにしてください。そうすれば様々なアドバイスやアイデアを交換することもできます。


Q. 私たちの行動はファスレーン基地の人たちを単に追いつめるだけではないでしょうか。たとえ非暴力の闘いであれ、常に平行して打開策を探るべきではないでしょうか。


A. 打開策はあります。私たちはファスレーン基地、および基地に関する全面的な決定権を持つスコットランドやイギリスの政治家といつでも対話し、討論できる態勢をとっています。経験を積んだ対話・交渉チームを結成して、政治家と対話し、国際法を遵守するよう要求しています。スコットランド議会はトライデントを非合法であるとして拒否することができます。私たちが圧力かけることで、議会が長年望んでいること――大量破壊兵器を廃絶し、人類の安全ために真の防衛方法を創り出す――を行う手助けができるのです。


Q. 一年間の封鎖を終えても、トライデントが撤去されることなく、更新計画も進行していたらどうなるのでしょうか。


A. それは私たちがどのようにキャンペーンを展開するかにかかっています。私たちが積極的かつ誠実に、敬意をもって行動すれば、それは価値ある行動となるのです。成功は一挙に達成できるものではありません。一年にわたる封鎖は国民の関心を高め、政治的意思決定に多大な影響を及ぼします。そしてその過程で次にとるべき戦略や考えが明確な形をとっていくのです。


核兵器廃絶は一歩一歩と進展が測れるような段階的な過程をとるものではありません。産軍複合体に深く根づき、政、官、民の既得権益の「触手」ががっちり絡まった「巨岩」を取り除くようなものです。その岩をすこしでも動かそうとするには、「触手」を断ち切り、力いっぱい押すと同時に周りを深く掘らなくてはなりません。トライデント・プラウシェアズ、オルダーマストン女性キャンペーン、CND(反核運動)グループ、ピースキャンプなど反核運動はこの岩を動かすために数十年にわたって地盤を掘り、岩を削ってきました。今では地盤がゆるみ少々バランスも崩れています。なぜなら政府は更に50年、システムを持続させるために岩の上にもう一つ岩を載せようとしているからです。彼らは気づかれ、反対される前に急いで実行しようとしています!いまこそチャンスです!方向転換させるために、大規模で強力な圧力を持続的にかけなくてはなりません。これがファスレーン365の目指すことなのです。トライデントという巨岩を動かせたら、軍備縮小にもはずみがつき、その他の問題も解決に向けて進展するでしょう。


Q. 道路封鎖、車の渋滞、警察の監視強化などにより現地の人々のこうむる影響が気がかりです。

A. 私たちがなぜこのようなことを行うのかを認識してもらうために現地の人々の話を聞き、対話する必要があります。ファスレーンのピースキャンプとトライデント・プラウシェアズは長年の活動を通じて、現地の人たちとも交流をもち、それは今後もさらに深まっていくと思われます。それでも、私たちの行動の目的はあくまでトライデントであり、一般の人々に迷惑をかけるものではないことをきちんと説明しておかなければなりません。トライデント核兵器とファスレーン海軍基地の基幹施設と演習が現地の人々の生活に及ぼす影響は甚大であり、多くの人は周囲の山々や湖の環境破壊を不満に思っています。彼らと協力して取り組む必要があります。トライデントと核兵器基地が及ぼす影響について説明したビラを定期的に配り、住民集会を開かなくてはなりません。彼らの協力を得て、この憎い悪魔を取り除き、基地閉鎖後の経済的損失を埋める代替案を考え、その実現に向けて協力を申し出る必要があります。


加えて、地方裁判所を停滞させていること、警備の増強による公費の支出とそれに伴う公共サービスの削減など、他にも考慮しなくてはならないことがあります。私たちの行動とこれらの問題との関連を説明する必要があります。核兵器によるホロコーストを阻止し、違法な大量破壊兵器に税金を投入するのを止めさせなければならない、と説明する必要があります。資源のあるスコットランドのグループはグラスゴーやヘレンズバラで住民集会を開き、なぜファスレーン365に参加するのか、なぜ現地の人々にも参加して貰らいたいのかを説明するといいでしょう。戦争犯罪と人道に対する罪に加担する軍事基地を無分別に警備するために地方政府は公費を使うべきではない、と指摘することにも意味があります。


Q. 雨、風、冬の寒い夜、夏の蚊やブヨなどにどう対処したらよいでしょう?


A. 十分に準備し、覚悟を決めて対処することです。予告も所持品もほとんどないまま難民となった人たちでもなんとか切り抜けているのです。少なくとも私たちには準備ができるのですから。ピース・キャンプに参加している人々は何週間、何ヶ月間、さらには何年間もそのような状況を耐え忍んでいます。それに対して私たちはたった48時間耐えるだけでよいのです。季節と行動にふさわしい服装を身につけ、夏には虫除けローションや虫よけネットを準備してください。ビニール合羽や防水シートも役に立ちます。椅子、折りたたみベッド、空気入りマットを持ち込むこともできます。食料、飲料、できれば魔法瓶も用意するといいでしょう(たとえそれらすべてが準備できなかったとしても、ゲート前で燃やす焚き火はとても効果的な封鎖の方法であり、私たちの体を温め、やかんで湯を沸かすこともできるのです!)。重要なのは必要なものや起こりうる問題を予想し、切り抜けるためだけでなく楽しむために、さまざまな工夫をすることです。


Q. 封鎖に必要な人数をどのようにして集めるのですか?最初の100日間のための人数を十分に集めることができなければどうなりますか?進んで参加し、逮捕もいとわない多くの人がいてこそ、このような長期の封鎖計画が可能なのではないでしょうか。警察はたとえわずかな間でも封鎖を許さず、私たちの行為が合法的だという主張を認めていないのですから。行動を始めることさえできないというのでは、落胆のあまり希望も持てなくなってしまいます。


A. たとえ失敗しても何もしないよりはましです。次期核兵器の更新を緊急に中止させるために、私たちは全力でことにあたらなくてはなりません。各グループには核戦争による犯罪や人権侵害を阻むために逮捕をいとわない人々が必要ですが、逮捕される恐れのない役割を担う人々――注目度を増すためのPR、法的援助、運転、音楽、食料や演劇などでサポートするためにファスレーンに来てくれる人々も必要です。挑戦すること自体が実現を可能にし、効果的な考えや行動を生み出すのです。私たちの考え方を調整する必要がある場合は、計画を柔軟に適応させる必要があるかもしれません。希望を持って挑戦し、真の目的を持って行動することです。このことを忘れてはなりません。平和への道は開けています。行き止まりではありません。


恐れの問題にも対処しなくてはなりません。逮捕されると、雇用主に有罪判決を受けたことを知らされたり、休職記録に記載されるのではないかと、逮捕を恐れる人たちがいます――特に仕事についたばかりの人はそうでしょう。しかし、反核活動をして逮捕された人たちのなかには国会議員、牧師、医師、看護師、ソーシャルワーカー、教職員などがいるのです(ウエスト・ウイング(West Wing)というテレビ番組で大統領を演じたマーチン・シーンなどはネバダ核実験場へ非暴力で不法侵入したかどで三回逮捕されている)。説明冊子にはどんな事態が起こるかが書かれており、また非暴力トレーニングではこのような恐怖に対処する方法と、それぞれのとるべき最善の方法を指導します。


Q. 封鎖が始まるころには政治的状況が大きく変わっているということはないのでしょうか?

例えば、イランの核開発計画を阻止しようとして国内のテロリストや外国のテロリストによってイギリス国内の核発電所が爆破されたらどうなるでしょう?その他、社会を混乱に陥れるような事件が起こったら?


A. それでもイギリスは核兵器を廃絶する必要があります。私たちはテロリストではありません。ですからこの封鎖に参加する全てのグループの行動が、非暴力で公明正大かつ正当な主張に基づいていることを徹底させなければなりません。そうすれば私たちがテロリストでないことを誰に対しても明白に示すことができるのです。


Q. 警察やメディアが私たちを国家の安全を脅かすテロリストだと中傷したら?


A. このような中傷は過去にも反対者に向けられてきました。例えば冷戦下では私たちは共産党員(commies)と呼ばれていました。このような中傷は反対者の信用を落とすために常に行われてきたことを過去からも、外国の例からも学ばなくてはなりません。様々な分野の人たちを仲間に入れ、信じることのために堂々と立ち上がり、誰に対しても礼儀正しく接することが、中傷から身を守る最善の策です。家族、社会、職場でファスレーン365に関わっている人のことを多くの人が知れば知るほど、中傷を退けやすいのです。


Q. 警察がアジア人やイスラム教徒のグループを集中的に取り締まったら?


A. ファスレーン365には様々な宗教団体が参加しています。人種差別は、ある人たちにとって比較的大きな危険をもたらすことを知っておかなければなりません。最近制定されたテロ対策法はテロリストの可能性があるという口実で、この運動に関わっているアジア人やイスラム教徒を特に厳しく取り締まる結果を引き起こしています。しかし、私たちの非暴力の基本原則はゆるぎません。警察には私たちがテロリストだと思わせる論理的根拠はないのです。ファスレーン365は、法の下で平等な扱いを受けることを要求し、マイノリティの人々が嫌がらせのためのターゲットにされることのないよう特に注意を払うことを明確にしています。


私たちはこのような嫌がらせや人種差別が実際に起きたときに支援態勢がとれるよう、絶えず気を配る必要があります。また、何ヶ月にもわたる封鎖行動や警察の動きを監視してくれる弁護士やジャーナリストのグループも探しています。そうすれば、嫌がらせがあった時、封鎖の参加者はこれらの専門家に助けを求めることができるでしょう。グループの人たちにも独自にサポーターやオブザーバーを用意しておくように強く勧めます。例えば、宗教指導者、地域の議員、弁護士、町や地域で尊敬されている住民などをオブザーバーとして現場にいてもらうのです(逮捕のリスクを望まない彼らにとってふさわしい役割です。)彼らは証人として、封鎖の参加者が礼儀正しくふるまったことを証言し、警察や裁判所に対してはその行動が監視されていることを知らせる役目を果たしてくれます。


Q. 予測できない事態が起きたらどうしますか?


A. 予測できない事態は常に起きるものです。私たちのできることは、あらゆる可能性を想定することです。しかしそのすべてを推測することはできません。私たちがとれる唯一の方法は、正しい目的のために、思慮深く、慎重に行動することです。


恐怖は私たちを萎縮させます。しかしより前向きに考えれば、恐怖心が障害や予測せぬ展開を乗り越えるための創造力を生み出してくれるともいえます。起こりうる事態は数多くあります。その可能性と対処について常に考え、どのようなことが起ころうとも前向きに対応できるよう準備しておかなくてはなりません。


Q. トライデントをスコットランドから退去させることができても、デボンポートに移動するだけの結果に終わったら?


A. そのような事態になることはまずないでしょう。政府と海軍にとって莫大な経費がかかり、非情に不都合なことになるからです。しかし、そうなれば、勿論私たちにとって大きな勝利と言えるでしょう。トライデントが移動したら、私たちはすみやかにデボンポートに結集し、トライデントの停泊を阻止しなくてはなりません。長い間堅固に守られていたファスレーンから退去させることに成功すれば、次の運動はさらに容易になるでしょう!


Q. さまざまな形態のグループがそれぞれの創意工夫にまかされた形で参加している中でどのように非暴力を徹底させるのですか?


A. 生活信条としてであれ、行動の戦術としてであれ、非暴力はファスレーン365計画に参加するすべての人が守るべき大原則です。とりわけ、警察やその他の暴力に直面した場合、非暴力であることが私たちを守る重要な力となるのです。参加しているすべてのグループはこの非暴力と相互尊重のガイドラインに同意しなければなりません。封鎖を行っている間は、一人ひとりが、そしてすべてのグループが責任をもって完全な非暴力を徹底してください。非暴力について事前に共通認識を持つためにワークショップに出席するよう参加グループに呼びかけています。問題となることはすべての非暴力行動にとって共通のものです。ルールを決め、自分自身とグループの行動に責任を持ち、そして他の人たちも同様に行動してくれることを信じて参加してください。時には、暴力的な状況に陥ったり、一時的に自制心を失う人が出ることもあるかもしれません。その場合は、グループの他のメンバーが事態を収拾し、非暴力の状態に戻すよう努める必要があります。


Q. 48時間封鎖に固執すると高齢者や障がい者の参加を締め出すことになりませんか。


A. 決してそのようなことはありません!それぞれのグループは48時間の封鎖行動を求められてはいますが、1時間か2時間交代というような形でそれぞれのニーズと能力に合わせて各個人が実践できる方法を選べるようになっています。また別の可能性としては、48時間を分担して行う比較的大きなグループもあるかもしれません。たとえば、200人のグループがそれぞれ24時間ずつ封鎖を行うなど。自分たちのグループがどれだけ行動できるかを考慮し、行動計画を組み立てて下さい。計画によっては、ベッドやシェルターなどの準備が必要になるかもしれません。


しかしながら、どんな活動にも言えることですが、封鎖行動に参加できない人もいます。障がいのある人を含め、すべての人にはそれぞれ異なった能力、個人的な事情、そしてできる範囲があります。逮捕される危険を考えると、この長期にわたる封鎖活動は、誰にでも同じように参加できるものではないかもしれません。扶養家族のいる人もいれば、体調の悪い人、難民としての庇護を求める人、「不法」移民、あるいは学習障害のある人もいるでしょう。ストレス、閉所恐怖症などの弱い部分を持つ人たちが逮捕を恐れる理由はさまざまです。基地の前で逮捕の危険をおかして長時間座り込みをする意志があろうとなかろうと、重要なのはこの活動に参加を望むすべての人が、自分たちの貢献が等しく価値があると感じられることなのです。自分ができる支援方法を選べばいいのです。法的支援、法廷の傍聴、調査、情報伝達、指導、横断幕を持つ、料理、整理整頓、運転、どれも重要で必要な役割ばかりです。私たちは、一人ひとりが全く同じ役割は担えない,また担うべきではない多様性のある共同体なのです。


Q. 私たちはスコットランドの人たちに多くを求めすぎてはいないでしょうか。


A. トライデントは、スコットランドの人たちの同意を得ることなく押しつけられたものであり、多くの人はその退去を望んでいます。これは単にスコットランドだけの問題ではありません、私たちすべてに関わる問題です。トライデントは世界の平和にとって脅威であり、私たちはイギリス全土から、さらには他の国々からも参加を呼びかけています。しかし、誰よりも重い負担を負っているのはトライデントの基地があるスコットランドなのです。


市民の抵抗運動は、その影響下にある地域住民の支援があるとき、最も効果が上がります。ですから私たちがスコットランドの人たちに「ファスレーン365」への支援を求め、さらに参加を呼びかけるのは重要なことなのです。スコットランドの人たちの支援と封鎖への参加が多ければ多いほど、他の国の人たちからより多くの支援を得ることができるのです。


Q. スコットランド議会はトライデント対策にあまりにも弱腰ではないでしょうか。やり方が少し稚拙に思われます。


A. スコットランド議会は自らも認めるように弱腰です。自分たちの土地に不法な大量破壊兵器を受け入れる必要などないのです。いくら防衛問題が英国議会に委ねられ、それが国の防衛戦略に関わることだとしても、英国議会はスコットランドに違法行為に加担するよう強制することはできません。しかし英国議会に立ち向かうには強靭な精神力と決断力が必要です。私たちの長期に及ぶ封鎖は、スコットランドの議員にスコットランドの権利を求めて立ち上がり、英国政府から押しつけられた核兵器の違法配備への協力を拒否する勇気を与えることになるでしょう。


モラルや生活権に関する問題はすべて考えが甘いと軽くあしらわれてはいないでしょうか。スーフィー教徒(イスラム神秘主義)は政治的に未熟だと軽蔑されていますが、彼らは女性の選挙権を勝ち取りました。人びとがモラルや法律の問題を政治的な要求にすると往々にして考えが甘いと退けられてしまいます。しかし、英国が核兵器にしがみついていれば、核拡散防止に影響力を行使できると考えていることの方がはるかに考えが甘いのではないでしょうか。世界規模で核軍縮が大きく進展しない限り、核の抑止力が働いて近い将来核兵器が使われることはないだろうなどと考えるのは甘いを通り越して浅はかだとしかいいようがありません。


私たちは既にスコットランドの3つの政党と討議を行いました。彼らは私たちの活動を支持し、48時間封鎖に喜んで参加すると言っています。ある政党は、スコットランドの総選挙に向けた選挙戦の中で3箇所の封鎖に参加する可能性を示唆しました。


Q. このプロジェクトは延々と続く活動家たちの社会フォーラムのような感じがします。

それぞれのグループは自分たちの活動を誰に、そしてどこに向けて伝えるつもりなのでしょう?ヨーロッパ社会フォーラムは通常一箇所で行われ、数日で終わりますが。


A. 封鎖の仕方は、どのようなものであれ、参加している人とグループが考えるものです。中には、独自のやり方で、自分たちの問題とこの無意味な核保有の罪悪とコストを関連づけ、自分たちの封鎖を政治的な知名度を上げるために利用するグループもあります。また、継続して行われる市民抵抗運動の公開討論会だと考えるグループもあります。これは48時間の封鎖がオーバーラップして行われるために起こりうることなのです。日々新しいグループが到着するので、各グループは前後のグループとオーバーラップすることになります(最初と最後の日を除いては)。それぞれのグループが封鎖第1日目をどのように始めるかについて考えることは意義のあることです。エネルギーにあふれ、周囲の注目を集めて、自分たちのメッセージを公に伝える大事な日となるからです。2日目は、昂揚感も徐々に静まり、場合によっては、逮捕された仲間を支援するためにグループのエネルギーを割く必要が出てくるかもしれません。また、新たに加わったグループのメッセージや問題を聞いたり、他のゲートを見学に行くこともできます。オーバーラップして封鎖しているグループがネットワーク作りを始め、一緒に活動するようになることもあります。勿論、参加者すべてがそうしなければならないというものではありません。

私たちは、封鎖が始まる1ヶ月ほど前に公開討論会(グラスゴーかエディンバラで)を開く予定です。討論会では、希望するグループは皆自分たちのグループや活動内容を紹介し、イギリス政府によりスコットランドに配備された大量破壊兵器とグループ独自の問題との関連性について考えを述べることができます。さらに、お互いの問題を持ち寄った公開討論会、記者会見などの機会や、グループが自分たちの情報や出版物を公表展示できるブースも用意されます。報道関係、スコットランド議会、そしてさまざまな地元の自治体、警察、軍関係者などを一般の人びとと共にこの討論会に招待する予定です。

また、グループが共同でそれぞれのプログラムをウェブサイトにより公表するという方法もあります。各参加グループが専用のページを持ち、そこで自分たちの活動を説明し、彼らのウェブサイトへリンクさせて、封鎖に参加している理由などを説明するというものです。


Q. そのようなプロジェクトを実施する資金をどのようにして調達するのですか。参加を呼びかけられた組織の多くは、自分たちの本来の活動資金を調達するのにも大変な苦労をしています。


A. これは困難なことではありますが、私たちはさまざまな方面から資金を集めており、相互的な援助と敬意、ネットワーク作りによりコア・グループの結集、研修、資材調達に充分な資金が集められると確信しています。そしてグループもそれぞれ48時間封鎖を行えるだけの資金を必ず調達できるものと考えています。私たちが物心両面からの支援をお願いするときと同じように、真摯に寄付をお願いすることが重要です。皆が少しずつ寄付をしてくれれば、それで私たちは充分に賄っていけるのです。難問は克服できるはずです。そして克服したそのことが力となっていくのです。

寄付金寄贈品は下記までお願いします。

“Faslane 365

Faslane 365, Valley Farmhouse, East Runton, Cromer, Norfolk NR27 9PN, UK.


Q. 「新反テロ法」はファスレーンでの活動にどのような影響を及ぼしますか? ファスレーンでも「反テロ法」の下に逮捕されることがあると聞いていますが、本当ですか。


A. イギリスの国内でいくつか対象になっている地域がありますが、ファスレーンもそのひとつです。それらの地域は重大組織犯罪および警察法2005(テロリズム法2006で修正された)で新たに定められた「指定地域」です。従って、正式な許可証を持たずにファスレーン内に立ち入ることは法律違反になります。


しかしながら、これはフェンスを越えて中に入った場合にのみ適用されるものです。フェンスの外側にとどまる限り-たとえイギリス国防省の敷地内でゲートを封鎖していても―この法律は適用されません。


この件に関しての詳しい情報は以下のサイトをご覧ください。

http://www.tridentploughshares.org./article1405

(訳:東京YWCAいるぶ・A,I,I)